2011/03/24 - 2011/08/31
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エスペラさん
大きな災害が起こったとき、様々な人が「英雄」として立ち現れ、賞賛される。
しかし、その活躍の裏側には無数のうたわれない英雄たちが活躍している。
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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災害時の縁の下の力持ちの存在を強く感じたのは、仙台近くで見たバキュームカーの車列だった。
何台あるのかも分からなかったが、岐阜ナンバーのバキュームカーが延々と走っていた。おそらく、他県からも応援があったのだろうと思う。
こうした人たちがいなければ、被災地の安全は保てなかったはずだ。 -
最初に仙台に行ったのは、3月24日だった。
水不足と水を保存するためのポリタンクが不足しているとのことでそれを運んだ。
東京ではすでに買い占めが進んでいてポリタンクはほとんど手に入らず、名古屋で手配してもらい2トントラックに積み、さらに水もその中に入れた。
トラックはレンタカーで、当初はまったく車がなかったが、救援物資を運びたいと窓口の人に言うと、全国に問い合わせて、鹿児島にあったものを東京まで手配してもらった。
また、この後だが、ガソリンタンクが不足していたためホームセンターで購入しようとしたが、これも個数制限があった。事情を告げると、現場の責任者が出てきて、他の階は私の担当ではないので、そちらのレジに行ってみてはどうですかといわれ、すっと消えた。そのおかげで、必要な数量を購入することができた。
自動車の燃料に関しては、警察が発行する災害支援の証書を持っていると優先的に給油を受けられ、非常に助かった。給油の時には必ず、大変だけど頑張ってくださいといった声をかけられた。 -
初めて見た被災地では声を失った。
はたしてこれを復旧できるのだろうかと本当に感じた。 -
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現地では少ない食料で作業に当たっていた。
カップラーメンなどの物資が多く送られていたが、水がなく、湯を沸かしても赤ん坊などが優先になるため、ほとんど役に立っていなかった。そのまま麺をかじっていたという人もいた。 -
最初にボランティア作業に行ったのは仙台市宮城野区の岡田地区だった。
仙台東部道路より海側が大きな被害を受けていた。
この近くに南蒲生浄化センター(下水処理場)があるが、臨時にもうけられたサテライトの付近は家はくみ取り式だった。
災害と格差は決して独立した事象ではない。 -
2度目の仙台臨海付近。
写真に写っている機関車SD55は、津波のため動かなくなっていたが、仙台臨海社員たちの手で復活した。 -
岡田地区にありながらも、幸いにも建物に大きな被害がなかったことから、いち早く復旧した食堂「チエ」。現在は「やま」という名前になっているが、やっている人は同じそうだ。
当時はまだメニューは少ないものの、温かいものが食べられるということで、復旧作業に当たる人たちに人気があった。
私たちは弁当持参だったので、一度も入ることはできなかったが、ぜひ一度行ってみたい。 -
復旧のために、皆がさまざまな努力をしていた。
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私たちのような素人ボランティアは、危険を伴う作業などはできない。
仙台での作業は、もっぱら、側溝の掃除だった。
道路は自治体ですぐに作業が始まったが、側溝については手つかずだった。このため、雨が降るとすぐに水があふれてしまう状態にあり、さらに、流れずにたまった水は腐敗して悪臭を放っていた。
地味だが、大事な仕事だった。 -
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気仙沼では、宿泊可能な安全な場所がないため、千厩の武道場に寝泊まりした。
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気仙沼鹿折地区。長い間海が燃えている画像がいまも生々しいが、まさにその火の海に飲まれた倉庫。
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ここを一日できれいにした。
きれいにするのはまた使うためではなく、解体するためだ。 -
誰が置いたのか、石像がぽつんとあった。
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車中泊でボランティア作業に当たる人も多かった。
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私が参加したのは、労働組合・連合のボランティアだった。
連合についてはいろいろと思うところはあるが、こと東日本大震災支援に関しては、労働組合の最も得意とする集団行動が大きな力を発揮していたと思う。また、民間では最大の人数を派遣している。 -
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復活のための線見も行われていた。
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気仙沼、陸前高田に入ったのは8月で、その頃になると個人宅での作業が多かった。
お昼になると必ずといっていいほど、食事が出る。
最初は申し訳ないと思ったが、食事を作ることも、ちょっとした気紛らわしになっているようだった。 -
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おやつを出してくれることも多い。
また、作業中休憩していると、全然知らない人が来て、ジュースなどを差し入れてくれることもあった。 -
復旧と言える状況はまだ遠く、復興はさらにその先だ。
当時様々な形で支援に取り組んだ人たちが、今も心にかけ、支援しているのだろうと思う。
せめてその気持ちを忘れないように、3.11を前に、記録を置いておく。 -
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