2017/02/21 - 2017/02/28
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j-ryuさん
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☆2/16にタイから帰国したのち
春まだ遠い明神滝と春はもうすぐ東野の清流を訪れました。
リペ島旅行記のPart4を草稿途中ですが、
常夏のリペ島と比べると四季のある日本の旅行記は
投稿の旬を逃すと興醒めしかねないので
リペ島旅行記を一時中断して雪中滝と氷結の渓流を先に紹介します。
暦の上では既に春ですが、
当町の西にあたる奥羽山脈や東の阿武隈高地はまだまだ冬景色。
奥羽山系はまだまだ残雪が多く春の兆しは感じませんでしたが
東の阿武隈高地の雪はほとんど消え、春を待つばかりです。
♪春は名のみの 風の寒さや
氷融け去り 葦はつのぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空 ♪
さすがに雪空ではありませんが
まさに今が♪『早春賦』の季節です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆福島県天栄村 明神滝へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2876207,140.1168405,8778m/data=!3m1!1e3
明神滝へは国道118号線沿いの大平集落で猪苗代湖方面に向う県道235号羽鳥・福良線( 馬入峠)に入ります。
道なりに2kmほど進むと明神滝の案内板があるので左折します。
道なりに1kmほど行くと橋があり、その橋の右下に明神滝が見えます。
橋手前の路側帯に車3台ぶんくらいの駐車スペースがあります。 -
☆春まだ遠き雪の明神滝
2/21(火)に雪の鳳坂峠を越え羽鳥湖高原の明神滝へ行ってきました。
当町の雪はとうに消えていますが隣り村とは言えさすが羽鳥湖高原は標高700~800m。
まだまだ雪景色でした。
念のため峠を登る前にチェーンも装着し準備万端のはずでしたが
それでもスピードを緩めないと下り坂はスリップするので
雪の峠道はやはり苦手です(ーー;)。
明神滝までの国道、県道、村道はキレイに除雪してあるので難なく行けましたが
橋から滝へと降りる獣道には新雪が積もっていてラッセルしながら進みました。
冬ならではの雪中滝は撮れましたが雪山は苦労が多いですね(^_^;)。 -
☆春まだ遠き雪の明神滝
明神滝は橋の上から見下ろすことが出来るお手軽滝です。
積雪期はスタッドレスタイヤかチェーンが必要ですが
老人や幼児でも簡単に見学できます。
この写真と上記写真の上からの撮影です。 -
☆春まだ遠き雪の黒沢
明神滝は橋から見下ろすようにも撮れますが、
間近に撮るには川底まで降りたほうがいいので
新雪をラッセルしながら進みました。
写真は帰りがけラッセル後の撮影です。 -
☆春まだ遠き雪の黒沢
明神滝下流の黒沢の雪景色です。
積雪は100cmほど、この時期としてはやたら多いわけではありません。
黒沢は会津布引山(1081m)周辺を源流とし、
赤石川、鶴沼川、大川(阿賀野川)と合流し新潟県で日本海に注ぎます。 -
☆春まだ遠き雪の黒沢
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☆春まだ遠き雪の黒沢
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☆春まだ遠き雪の黒沢
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☆春まだ遠き雪の明神滝
谷底からは渡渉しない限り基本的には川(黒沢)の左岸から見学します。 -
☆春まだ遠き雪の明神滝
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☆春まだ遠き雪の明神滝
谷底では黒沢の左岸(見た目の右側)から見学しますが
私は様々な角度から撮れるようにいつも胴長(ウェーダー)を着用します。
黒沢の水量は知れたものですが長靴での渡渉は厳しいと思います。 -
☆春まだ遠き雪の明神滝
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☆春まだ遠き雪の明神滝
明神滝の名前の由来は滝の左岸頂上にある直立した大きな一枚岩の傍らには、
宗像三神の一つ田心姫命が祭られています。その御神体は蛇体であるとされ、
日照りの時でもこの社に祈ると、必ず雨が降ると言い伝えられ、
いつしか明神滝と呼ばれるようになったそうです。
田心姫命が明神と言うより、中世頃から神が本来の名前で呼ばれることは少なり、
神様の名前を省略し通称で「明神」や「権現」などと大まかに言うそになったそうで、
天栄村の明神滝も神のご利益がある滝という意味で『明神滝』と呼ばれたと思われます。 -
☆春まだ遠き雪の明神滝
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☆春まだ遠き雪の明神滝
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☆春まだ遠き雪の明神滝
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☆春まだ遠き雪の明神滝
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☆福島県天栄村 涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3 -
☆春待ち涌井の清水
明神滝を撮影した後は再び鳳坂峠を越え、峠を降り切った麓にある
“涌井の清水”に立ち寄りました。
標高は400mほどなので積雪は5cmほど、清水は沼底かわ湧出する清水と
山奥で湧出した清水が小川となって流れ込み一つの沼状の清水を形成しています。
清水は水温が年中安定しているので厳寒期でも完全凍結することはありません。
沼の周囲はまだ冬景色ですが清水では既に緑が芽生え一足早い春の息吹が感じられました。 -
☆春待ち涌井の清水
清水は年中水温が一定しているので
厳寒期でも涌井の清水が完全凍結するこはありません。
清水の周辺はまだまだ雪景色ですが
清水の中では湿地植物が芽吹き始めています。 -
☆春待ち涌井の清水
水芭蕉も芽吹いてきました。 -
☆涌井の清水の湧水
波紋は沼の底から湧水している清水が
気泡も一緒に湧出するので波紋になります。 -
☆春待ち涌井の清水
-
☆春待ち涌井の清水
リュウキンカも芽吹き始めました。
早い株だと3月中旬くらいから咲き始めます。 -
☆福島県鏡石町&天栄村 釈迦堂川ハクチョウの飛来地Map
※google mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.25759,140.29852,4444m/data=!3m1!1e3
奥羽山地はまだまだ雪に閉ざされ、
春はまだ遠い感じでしたが
平地では白鳥の北帰行が始まりました。 -
☆白鳥の北帰行
今年も釈迦堂川の白鳥(コハクチョウ)の北帰行が始まりました(たぶん)。
白鳥は出入りがあるし、追尾調査をしているわけでは無いので
これらの白鳥の離水が間違いなく北帰行だとは言いきれませんが
例年この時期に始まります。 -
☆白鳥の北帰行
まず飛び立つのはより北極圏に近いツンドラ地帯に生息するコハクチョウたち。
ツンドラ地帯はオオハクチョウの生息するタイガ地帯より寒いので
気温の上昇には敏感なのかも。
直接故郷のツンドラ地帯に向かうと言うよりは
北東北や北海道で一次休息しながら渡るようです。
当地のオオハクチョウはコハクチョウより1,2週間遅れて北帰行を始めます。 -
☆白鳥の北帰行
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☆白鳥の北帰行
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☆白鳥の北帰行
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☆白鳥の北帰行
白鳥の北帰行が始まったということは
北国の春ももう直ぐやって来るということです。
我が家の庭のセリバオウレンやユキワリソウも咲き出し
確かに春はすぐそばです。
白鳥の旅立ちは寂しくもあり、春の喜びでもあります。
来年も元気に帰っておいで! -
☆白鳥の北帰行
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☆白鳥の北帰行
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☆白鳥の北帰行
この冬を過ごした釈迦堂川の上空を
名残惜しそうに旋回しながら北の大空へ飛び立って行きました。 -
☆福島県玉川村 東野の清流へのルートマップ。
※Google Earthに加筆
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
あぶくま高原道路、石川母畑ICからは県道40号線に入り(三春方面)、
四辻新田集落手前を右折し、そこから8分ほど。
各分岐点には小さな案内板がありますが、分かりづらいかも。
なお、あぶくま高原道路は高速道路ですが、
玉川IC⇔小野新町IC間は無料で利用できます。
なぜか東北道とジョイントする矢吹IC⇔玉川ICのみ有料です。
あぶくま高原道の利用を促進しているんだか、
無料走行を制限したいのか主旨がよう分かりません(-"-)。 -
☆福島県玉川村 東野の清流へのルートマップ拡大版。
※Google Earthに加筆
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
東野の清流に行く場合
とりあえず玉川村の四辻新田をめざし
四辻新田から東野集落を目指すのが一番わかりやすいです。
東野集落手前にある案内板に従い林道(ダート)を左折し、
道なりに進ん突き当たりに車5、6台分の駐車場と簡易トイレがあります。
昨年、駐車場付近のダート道だけ舗装されました。
大雨が降るたび雨溝ができていたのでこれで安心です。
駐車場から清流にそって遊歩道がありますが
渓流や滝を間近に見たり、写真を撮る場合は長靴がお勧めです。
この地域は標高が高くかなり寒くなりますが雪はそう多くはありません。
滑り止めがあればベストですが重装備なしでも氷結した渓流を撮影することができます。 -
☆東野の清流(ひがしののせいりゅう)・早春賦
2/28(火)早朝5:30頃、Netで天気予報と予想気温を確認したら
当町は氷点下7度でした。
ちょうどネタ切れだったし、春の花はまだ咲かないし、
これ幸いと標高600mほどの“東野の清流”なら
今季最後の氷結が見られるかもと、
慌てて準備をし車を走らせました。
しかし、自宅の外に出た時、いくらなんでも氷点下7度はないなと感じたものの
阿武隈山中はきっと冷え込んでいるだろうと甘い期待をしたのですが
道中、池や田んぼは全然凍っていません(ーー;)。
あちゃ~
今朝の気温予想は大ハズレだったみたい。
でも今更引き返すのも癪だし、とりあえず行くだけ行ってみようと
渓流に陽射しが射し込む前の7時に到着。
渓流よ、凍ってておくれと願いながら確認してみたら
『良かった!』わずかですが氷結しています。
厳寒期のようなカッチンカッチンの凍結ではありませんが
名残り雪ならぬ、名残りの氷と今朝凍ったばかりの透明な氷が張っています。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
東野の清流(ひがしのせいりゅう)は当町の東隣り
玉川村の阿武隈山地の標高は600mほどの所にあり、
通常でも水量の少ない小さな沢の渓流なので呼び名が
“渓流”ではなく“清流”というのが何とも慎ましく好感がもてる呼び名です。
ガイドブックに載るような観光名所ではないので、平日ならほぼ貸し切り状態。
冬場なら凛とした氷結の清流、
春から秋は静かに水音や小鳥のさえずり、
滴る緑に癒されたい方にぴったしの穴場的癒しの清流です。 -
☆東野の清流・早春賦
知らない人が見れば厳寒期の氷も
早春間近の氷も同じように見えるかも知れませんが
この写真で言えば、
左側の白く濁った氷は厳寒期に雪が積もったり
凍ったり、解けたりして白濁した氷です。
正面の透明感ある氷はできたての透明な氷です。
この透明な氷は日中気温が上がると解けて無くなる
儚い早春の氷なんです。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
東野の清流のある玉川村と言っても県外の方はほとんど知らないと思いますが、
『福島空港』のある村です。(須賀川市との境界)
他には松尾芭蕉が訪れ『奥の細道』にも載っている『乙字ヶ滝』などがあります。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
駐車場からは遊歩道の終点までは約500m、標高差100mほど、その間に小さな滝が数え切れないくらい連なっています。
終点と言っても看板があるわけではなく、小さな橋があるだけです。
その上流にも清流は続きますが、これと言った滝はないので橋から引き返したほうが無難です。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
東野の清流は小さな滝ばかりですが
かつては主な滝には最寄の玉川村立須釜小学校 四辻分校の児童が愛称を付けた看板がありましたが、分校は平成19年3月31日をもって閉校になってしまい、それに呼応すかのように看板も朽ちて一部が残るのみです。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
このポイントは積雪と凍結と融氷を何度も繰り返し
何層にも重なった大きな氷の塊が残っていました。
氷に雪が付着し再び凍結すると氷の透明感が無くなります。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
氷や雪が凍っては解け、凍っては解けを繰り返すので
年輪のような層ができています。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
一つ一つの小滝の落差はせいぜい1m~2mですが
その小滝が幾つも連続して連なるのが“東野の清流”の特徴です。
見た目の迫力には欠けますが、日本庭園や箱庭を流れ落ちる小滝のようで
苔むした岩の間を優しく流れ落ちる様は癒し系の渓流です。
普段でも水量の多い渓流ではありませんが
逆にその方がスローシャッターで撮るシルキーな滝の表現にはぴったしですし
凍結しやすいメリットもあります。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
豪快さはありませんが幻術的な氷結が多いので
撮影にはもってこいです。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
東野の清流のある阿武隈山地は寒さこそ厳しいですが
雪はさほど多い地域ではないのでアイゼンなどの重装備なしでも
氷雪の清流を楽しむことができます。 -
☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
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☆東野の清流・早春賦
毎度のことながら似たような写真ばかりで、
説明やコメントがほとんど無く
写真羅列の旅行記になってしまい恐縮です(^_^;)。
いつも最後までご覧くださりありがとうございます。
次回は一時中断した★極楽タイ・最後の楽園リペ島・2017・Part4で
お会いしましょう。
いつも投票『ありがとない』←福島弁(^^ゞ。
会津弁では綾瀬はるかさんが“八重の桜”で使っていた『あがとなっし』です。
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