広州旅行記(ブログ) 一覧に戻る
南越の歴史については、自分は殆ど知らない。揚子江流域、戦国時代の呉越同舟から始まって三国志に至るこの辺りの歴史は、多少なりとも聞き覚えのあるものの、そこから南、福建省を越えて更に南の広東、広西方面の歴史については、全くの無知と言える。鑑真和上が何回かの来日渡航失敗で、遠く海南島まで流され、漸く広州までたどり着き、それでも挫けずに次の6回目の挑戦で漸く来日を果たした。その故事の中で、この町の名前を知った程度で、その当時のイメージでは、広州など江南江北の各都市と比べたら、寒村のような集落ではなかったのか、と想像していた。が、昨日鑑真が一時逗留した光孝寺の境内を散策し、その歴史的、文化的厚みに、それまでの認識を新たにしたのだった。<br /><br />さて、これから博物館に入る。外国人なのか高齢者だからなのか、理由は分からないが入場料が無料なのはうれしい。NY,メトロポリタンと並び称せられる収蔵物の多さを誇る上海博物館も入場料は無料で、過去数回入館しているが、共産国家で、財政の豊かな大都市は、こうした施設を無料にしているのかも知れない。昨日、Takaさんからのコメントもあったが、この博物館の赤い外壁は砂岩ではなくて、レンガではないかと。その指摘を受けて改めて思い起こすと、或いはそうかも知れない。イミテーション技術に長けた中国のことだから、砂岩に似せて、上手にレンガを積み重ねたのかも知れない。さて、中の収容物や如何?いずれにしても、素人の目には本物も偽物も区別が付けられる訳でもなく、初めて見る南方の文化、新鮮な目で眺めていく以外ないだろう。<br /><br />入って直ぐの入り口には、何か金属製の鎧に覆われたミイラの大きなパネルが展示されている。ここの博物館の目玉のようだ。ああ、これが南越王なにか・・。そう言えば、何年か前、この地方で新たに王墓が発見され、発掘した処、全身貴石で覆われたミイラが発掘されたとのニュースを聞いた記憶を思い出した。だとするとこれがそうなのか・・。このミイラを中心として、この博物館が開館されたとすれば、それは丁度ツタンカーメンを展示するためにカイロ博物館がオープンされたようなものだ。何かワクワクするような最初の出会いだが、展示室は2階からで、取り敢えずは順番通り見ていくことにした。<br /><br />

モラエスの故地を訪ねて(74)南越王博物館に入る。

6いいね!

2016/09/29 - 2016/10/06

590位(同エリア1330件中)

0

12

ちゃお

ちゃおさん

南越の歴史については、自分は殆ど知らない。揚子江流域、戦国時代の呉越同舟から始まって三国志に至るこの辺りの歴史は、多少なりとも聞き覚えのあるものの、そこから南、福建省を越えて更に南の広東、広西方面の歴史については、全くの無知と言える。鑑真和上が何回かの来日渡航失敗で、遠く海南島まで流され、漸く広州までたどり着き、それでも挫けずに次の6回目の挑戦で漸く来日を果たした。その故事の中で、この町の名前を知った程度で、その当時のイメージでは、広州など江南江北の各都市と比べたら、寒村のような集落ではなかったのか、と想像していた。が、昨日鑑真が一時逗留した光孝寺の境内を散策し、その歴史的、文化的厚みに、それまでの認識を新たにしたのだった。

さて、これから博物館に入る。外国人なのか高齢者だからなのか、理由は分からないが入場料が無料なのはうれしい。NY,メトロポリタンと並び称せられる収蔵物の多さを誇る上海博物館も入場料は無料で、過去数回入館しているが、共産国家で、財政の豊かな大都市は、こうした施設を無料にしているのかも知れない。昨日、Takaさんからのコメントもあったが、この博物館の赤い外壁は砂岩ではなくて、レンガではないかと。その指摘を受けて改めて思い起こすと、或いはそうかも知れない。イミテーション技術に長けた中国のことだから、砂岩に似せて、上手にレンガを積み重ねたのかも知れない。さて、中の収容物や如何?いずれにしても、素人の目には本物も偽物も区別が付けられる訳でもなく、初めて見る南方の文化、新鮮な目で眺めていく以外ないだろう。

入って直ぐの入り口には、何か金属製の鎧に覆われたミイラの大きなパネルが展示されている。ここの博物館の目玉のようだ。ああ、これが南越王なにか・・。そう言えば、何年か前、この地方で新たに王墓が発見され、発掘した処、全身貴石で覆われたミイラが発掘されたとのニュースを聞いた記憶を思い出した。だとするとこれがそうなのか・・。このミイラを中心として、この博物館が開館されたとすれば、それは丁度ツタンカーメンを展示するためにカイロ博物館がオープンされたようなものだ。何かワクワクするような最初の出会いだが、展示室は2階からで、取り敢えずは順番通り見ていくことにした。

旅行の満足度
4.5
  • 南越王博物館、入館料が無料なのが嬉しい。入って直ぐにミイラの写真パネルが展示されているが、これが南越王か・・

    南越王博物館、入館料が無料なのが嬉しい。入って直ぐにミイラの写真パネルが展示されているが、これが南越王か・・

  • 展示室は2階からで。最初の部屋は漢代中山王家の系図だ。漢代と言ったら、紀元前の話だ。随分古い。中山とは孫中山の中山か?

    展示室は2階からで。最初の部屋は漢代中山王家の系図だ。漢代と言ったら、紀元前の話だ。随分古い。中山とは孫中山の中山か?

  • 最初の展示物は青銅器だ。形も良いし、完品だ。出来が良すぎる。模造か?

    最初の展示物は青銅器だ。形も良いし、完品だ。出来が良すぎる。模造か?

  • 青銅器は時代が古ければ古いほど、形が良いと言われている。見ていると、本物らしく見えてきた。

    青銅器は時代が古ければ古いほど、形が良いと言われている。見ていると、本物らしく見えてきた。

  • ああ、今度は印鑑だ。中国では古くから、権利や契約で印鑑が使用されていた。長い歴史がある。

    ああ、今度は印鑑だ。中国では古くから、権利や契約で印鑑が使用されていた。長い歴史がある。

  • これは玉璽か・・。漢委奴国王の金印を思い出す。

    これは玉璽か・・。漢委奴国王の金印を思い出す。

  • 当時から既に官僚社会。中央に王がいて、地方には又藩王がいて郡王がいる。更にその下の統治機関。印鑑も多種多様にある。<br />そう言えば、自分も以前魯の曲阜へ行った時、孔廟の前で印鑑を2つ彫ってもらい、今でもそれを使っているが・・

    当時から既に官僚社会。中央に王がいて、地方には又藩王がいて郡王がいる。更にその下の統治機関。印鑑も多種多様にある。
    そう言えば、自分も以前魯の曲阜へ行った時、孔廟の前で印鑑を2つ彫ってもらい、今でもそれを使っているが・・

  • これは腕輪か・・。富の象徴だ。

    これは腕輪か・・。富の象徴だ。

  • ああ、これは刀剣だ。青銅製。

    ああ、これは刀剣だ。青銅製。

  • 大分錆が出ている。本物「だろう・・。

    大分錆が出ている。本物「だろう・・。

  • これは武具だ。弓矢のモーター部。

    これは武具だ。弓矢のモーター部。

  • 短弓のバネの部分だ。中国ではこんな古くから飛び道具を使っていたのか・・

    短弓のバネの部分だ。中国ではこんな古くから飛び道具を使っていたのか・・

この旅行記のタグ

6いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
中国最安 273円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

中国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP