「船と鉄道でソウルへ」こんな旅もいいんじゃない?

2017/02/19 - 2017/02/22

ちょっとアップの時期がおくれましたが、お隣りへの旅。
「食べる時だけは一緒にしよう」と中津市の居酒屋（たっとり屋）に集う皆さんと一緒に久しぶりにソウルへ行った。
私とＦ君親子は同じ飛行機が取れずに一日早く博多港から釜山に上陸、一泊してＫＴＸでソウルへいった。釜山も含めて３泊４日の旅日記。
写真は相棒のＦ君

エリア ソウル(韓国)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

２月19日（日）11時過ぎ、博多港国際ターミナルは、お土産をいっぱい抱えたあふれんばかりの人人人。
写真は免税店。

なんで釜山まで高速船もあるのにフェリー？
カメリアラインのwebを見たら、２等が9,000円がネット限定で2,000円で売り出していた。
のんびり海外へ船旅、クルーズ気分がこの値段で味わえる♪

航空機のように手荷物検査もなくて出国まではいたって簡単。

10数人収容できる２等船室は全て満室のようだ。
我々の部屋も韓国の若者に２名の欧米人。
12時半定刻通り出航、天気も良くいい船旅になりそうだ。

写真・データはホームページより
ニューカメリア、10,862t：23.5ノット（約40/ｈ）

食事は乗船１時間後にバイキング形式で1000円で提供、韓国風。
自販機で買った200円のスーパードライと一緒にいただく。

右手に世界遺産候補の沖ノ島の島影（船の向こう）。
屋上デッキ、眺めはいいが風は冷たい。２月である。
昔は大陸へ行く一大ルート、多くの人たちが行き来した。戦前のそんな時代に思いをはせる。

対馬沖を通り、午後5時30分釜山の湾内に入った。
釜山港のコンテナ取扱量は世界６位（2015）巨大なコンテナターミナルが見える。
参考までに日本のNo1の東京が30位。

午後６時釜山港大橋の下をくぐり釜山港国際旅客ターミナルに到着。
イミグレに並んだ人で驚いた。300人ぐらい下船しただろうか、95％以上は韓国の人だ。
訪韓日本人より、訪日韓国人が上回っていると実感。

釜山駅まで歩いて行き、ネットで予約したKTXの乗車券を受け取る。駅横の東横インチェックイン。

ホテル近くの中華街の中で両替、レート10,000円→10,100W（銀行9,500w）
夕食はトンネにあるお気に入りの焼き肉屋「セヨンジョン」に誘った。
焼肉に〆の冷麺、ん～満足。日本語は通じない。

店を出てちょっとロッテＨのカジノで遊んでホテルに戻った。

翌朝、ホテル近くにある日本総領事館近くまで歩いていった。
駐韓大使、釜山の総領事のを引き上げるきっかけになった「慰安婦像」、韓国の調査機関によると韓国民の約78％が「そのまま置いておくべき」と回答しているそうだ。
この慰安婦像どうみても10代前半の女性である。旧日本軍がこんな少女を慰安婦にしたとは思えない、当時は「日本」として扱った地である。

2002年米軍の装甲車にひき殺された中学生を悼んでつくったが、米軍施設前に置けずに、「慰安婦像」として日本大使館前に置いたと「BLOGOS」に書いた人がいる。

朝食はこれもお気に入り、釜山駅横のこの店「ポンジョンデジクッパ」でデジクッパをいただく。あっさり味のスープ、薬味にアミを入れ・・美味い！

泊まった東横インと釜山駅。
９時35分発のKTXに乗るためにホテルを出た。

釜山駅。
電光掲示板が点滅しはじめたらＯＫ。ヨーロッパの鉄道と一緒、改札はない。

ゆったりしたKTXファーストクラスの車内。
ソウルまで約90,000Ｗ、韓国国鉄のホームページからカードで予約。予約票プリントアウトして窓口にパスポートと一緒に出せば乗車券に交換してくれる。

釜山から大邱までトンネルが多い。
２時間半の旅、博多駅で買ったワインで楽しむ。車内はKTXのフリーWi-Fiが通じている。

12時前予定通りソウル駅に到着。

ソウル駅前、釜山は雨・曇の天気だったが、ソウルは快晴だ。
レンガの建物は旧ソウル駅で文化駅ソウル284として保存されている。

取りあえず地下鉄でホテルに向かい荷物だけお願いした。

地下鉄安国駅へ向かいＦ君の韓国の知人リン君と合流し昼食。
安国駅横のキンパッ天国に入る。

Ｆ君の息子が韓国初めてなので、歩いて李王朝時代の宮殿、景福宮へ。

風は肌を刺すほどに冷たい。

以前に比べて王朝時代の衣装をまとった人が多いのに驚いた。
観光スポットの仁寺洞や北村なども同様だった。

慶会楼（キョンフェル）
端正な建物だ。

余りの寒さで隣の国立古宮博物館へ（無料）

ここは李王朝時代の衣装、調度品などを陳列しており、入り口の日本語の解説に目が留まった。
日本の統治下にあった35年に対する韓国の思いが「強制的に占領された」の言葉に表されている。この乖離が日韓の大きな壁となっている。

同じく景福宮の中に国立民族博物館があり、前回入館した。
驚いたことは、朝鮮半島の歴史年表の1/3が1910～1945で占められており、小学生に前に学芸員らしき人が説明していた。なんて言っているか言葉は分からない。

日本の歴史の教科書では、朝鮮半島が日本だったとの記載は数行程度ではないか。

国立古宮博物館から景福宮をショット。
ここには日本の統治時代朝鮮総督府が置かれていた。そこを解体して現在の景福宮がある。

女性は買い物、男どもは食事の時間まで明洞の小さなカフェで・・。
同級生のＦ君と韓国語堪能なたっとりやのマスター。
ビールを注文したらビンのまま(*^^)v

韓国の方２名も加わり13名で夕食。

２次会は世界のビールが飲める清渓川の横のビールバー「ＴＥＸＡＳ」。

１時間半ほど飲んでしゃべって23時ホテルに戻る。

ホテルは男３人が泊まれるとこを探したら「ベストウェスタン・ドンダムエン・アリランヒル」があった。地下鉄４号線の誠信女子大駅のすく近くで便利が良かった。１泊１室、12,000円ほど。大きなバスタブ、シャワートイレ付。

翌日世界遺産の水原華城へ。
ソウル駅から京釜線の特急で30分で水原駅に到着。
写真は駅から駅前をショット。大きな街だ。

タクシーで水原華城へ行くと、行宮前で11時からのアトラクションに間に合った。弓、刀などの武芸を披露。
刀は日本刀と同じ。

約30分で終わった。
この行宮はチャングムのロケが撮影されたそうだが入らなかった。

ここ水原華城ができたのは1796年というから江戸時代の中頃。
水原にきたのはＦ君親子に千恵ちゃんとオレ。
韓国居住のリン君に記念に写してもらう。

世界遺産の水原の修復前と現在をパネルにして道路沿いに掲示している。

城壁内の街並みは整備されている。

一番規模の大きいい長安門。

どこまでも続く城壁。
5.7kmあり周回するには相当時間を要す。

水原はカルビが有名だ。
昼食に小さな、店数店覗いてみたがダメ。華城近くの店に入った。
これは干しダラのなんとか・・。

韓国小物の大好きな千恵ちゃん要望で、戻ってソウルの仁寺洞に行く。
ぶらぶら歩いていると50代のオヤジから「イルボン」と、何か言いたそうな目つきで声かけられる。無視。

一度着てみた～い。

日本大使館の前。現在大使館は新築中。
慰安婦像の横のテントには外の靴で５～10名程度中にいるようだ。

夜は明洞で、いま流行りという骨付きカルビのチーズフォンデュの店に皆と一緒に。ついて回るだけで楽である。

熱くなるとチーズがとろけ、カルビに巻いて食べる。

お店は「ジェイムズチーズトゥンカルビ明洞店」
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=14663
日本人ばかりで満席。入り口に多くの日本からの観光客が並んでいた。

夜は４人でセブンラックミレニアムヒルトンでカジノを楽しんだ。
午前０時過ぎカジノ入り口でタクシーで帰ろうと、玄関にいた人から案内されて車へ、なんと「ぼったくりタクシー」ホテルまで7000円と吹っかけてきた。
交渉して5000円に、玄関にいた男とグルになっていたんだ。てっきりカジノの従業員と思っていた。カモにされた。

帰国便まで４人で北村韓屋村へ。
チマチョゴリを着て街歩きが流行りなんだ、雨の中でも。

高台に個人宅を改装した展望室（有料）があったのでのぞいた。

展望室からの眺望

ソウルに行ったら必ず立ち寄るファンセンガ（黄生家）カルグクスで昼食。
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=1639

行きは船、帰りは仁川から福岡空港までジンエアに搭乗。
ジンエア、ネットで発券してもらうのに苦労した。
福岡便が２時間近く遅れて、搭乗口は変わるは、空港で待たされるは・・。
ＬＣＣで機材のやりくりが大変なのだろう。

そんなこんなの韓国の旅でした。