2017/01/23 - 2017/02/01
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かっちゃんさん
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満天の星を映す鏡のような湖面、そんな写真を目にした時からいつかは訪れたいと思っていた『ウユニ塩湖』。
ウユニに行くなら、同じく一度は訪れたいと思っていた『マチュピチュ』にも行ってみよう!
というわけで、今回の旅が決定しました。
経由地の観光はナシ。 ウユニ&マチュピチュも駆け足。 かなりタイトなスケジュールになった上にハプニングだらけでしたが、憧れていた光景をこの目で見られた旅は色んな意味で記憶に残る旅となりました。
≪スケジュール≫
1/23(月) 北京→日本(成田)
1/24(火) 日本→ヒューストン→リマ
1/25(水) リマ→クスコ
1/26(木) マチュピチュ日帰り観光
1/27(金) クスコ→ラパス→ウユニ ←旅行記はココ
1/28(土) ウユニ
1/29(日) ウユニ→ラパス
1/30(月) ラパス→クスコ→リマ
1/31(火) リマ→ヒューストン→
2/1(水) →日本(成田)
この旅行記では、ペルーからボリビアへの移動、ラパス空港で遭遇したハプニングを記します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 飛行機
- 航空会社
- ラタム航空 ANA ユナイテッド航空 アマゾナス航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日はペルーのクスコからボリビアのラパス空港を経由してウユニまで移動する予定。
朝5:00にホテルを出発し5:30にはクスコ空港着。
朝の空港。まだ人もまばらです。 -
今日の最大の関門は、ラパス空港での乗り継ぎ。
予定では、7:40 クスコ → 9:40 ラパス
12:15 ラパス → ウユニ
一見余裕のある乗り継ぎに見えますが、高地に位置するクスコは、特に雨季は雨が降ればほぼフライトが遅れるという話。1時間2時間の遅れは当たり前。
せっかくゲットした12:15ラパス発のフライト。(詳しくは「旅行記4」「旅行記9」を)
絶対乗りたい!!!
一応チェックインカウンターで乗り継ぎがタイトである旨を伝えると、わかりやすくタグをつけておいてくれるとのこと。 頼むぞ~! -
・・・で、この行列は?
このクスコ空港。 国内線は早くからオープンしているのに、国際線のセキュリティチェックは7:00にようやくオープンするとのこと。
・・・え??
私たち7:40のフライトなんですけど、7:00にようやくセキュリティチェックをオープンして、その後に出国審査とかもあって、さらに別途空港職員による質問スペースがあって、それで間に合うんか?
っていうか、なんでもっと早く始めないんだ! 7:40定刻で飛ばす気、最初からさらさらないやろ。 -
先ほど降っていた小雨が止んだとは言え、外は曇り。
空港スタッフを見つけるたびに「このフライトは定刻に飛ぶ? 今のところ遅れの情報はない?」と聞きまくり、そのたびににっこり「大丈夫!」の返事をいただく私たち。
7:30過ぎ。 スタッフがそわそわし始めた!
CAさんが飛行機に乗り込んだ!
これは、これは、超超ラッキーな私たちでは? 定刻で飛ぶのでは!? -
7:40。
乗客が飛行機の中へ。
そして8:00。 無事離陸~!!!
やりました!!! 無事、クスコをほぼ定刻で出発しました! -
1時間後。(ペルーとボリビアの間には1時間の時差があります)
無事、ボリビア ラパス空港に到着。
現地時刻10:00。
次のフライトまで余裕、よゆう~!!!
わ~い、よかったよかった! -
入国手続きもスムーズ。
荷物も割と早く出てきました。 -
こちらは国内線のチェックインカウンター。
国際線から通路ですぐにつながっています。
アマゾナス航空のチェックインも済ませ、あとは12:15のフライトを待つのみ。
いやぁ。余裕ですわ。 わっはっは。 -
空港内を見て回る余裕も。
ついでに、ボリビア通貨 ボリビアーノへ両替も済ませましょう。 -
こじんまりとした空港。
小さなお店が並んでいます。 -
実は朝からほとんど食べていなかったので、こちらでランチ。
-
サンドイッチ。
見た目は普通のサンドイッチですが、ほんのりスパイスが。
クミンかな? -
早めにゲートまで移動しておきましょう。
セキュリティチェックを済ませ、ゲート前へ移動。 -
おっ!?
アマゾナスの飛行機だ。
いよいよウユニへ行くんだな~。
・・・・・などと余裕ぶっこいていたのはこの時まででした。 -
ウユニ行きのフライトは『GATE8』から乗り込みます。
なので、セキュリティチェックを済ませ、GATE8の前で待機する私たち。
搭乗が開始したので、パスポートとチケットを係員1に提示して、いよいよ飛行機へ!!! -
・・・と思ったら、乗客のみなさま階段を下りて、一階へ降りていくではないですか。
ほぉ。 GATE8は1階にあるのですね。
と、私たちも続いて階段を下ります。 -
階段を下りてそのまま進む私たち。
が、そこは、国内線到着の人々と合流するエリアのようで、結構な人だかり。
しかも、階段からまっすぐ進むとそこはなぜか到着した乗客たちの荷物がぐるぐる回ってるターンテーブル。
あれ? GATE8は?
下りてきた階段の周辺を見ると、GATE7a、7b、7cの表示だけ。
・・・GATE8はどこ? -
流れに沿ってやってきたけど、ターンテーブルを超えて進むのは何だか変と思った私たち。
そこで、図の係員3にチケットを見せて「GATE8はどこ?」と聞くと。
「あっち」
指さしたのは図の下部分。 つまり“出口”方向。 -
係員3の指示通りてくてく出口方向へ進み、はっと気づいたら。
出口から出てるやんっ! 私たち!!!
さすがにこれはおかしいと思い、引き返してはいけないエリアとわかっていながら再度来た道を戻り、係員4にチケットを見せて「GATE8はどこ?」と聞くと。
「あっち」
やっぱり指さした方向は、出口。
いやいや、おかしい! 出口に出ちゃうでしょ?
改めてGATE8へ行くには?と聞くと。 -
「出口からでて、すぐ左のエレベーターから2階に上がれ」
という。
え???
2階って・・・。 2階って・・・・・。 -
最初の最初、一番最初! セキュリティチェックの入り口やん~!!!!!
つまり私たち。
離陸10数分前に、すごろくでいえば「ふりだしに戻る」状態になってしまったのです!!!
やばいっ!とスイッチが入った私たち。
ここからはもう、ダッシュ! ダッシュ!
「時間がないんです! すみません~!」と叫びながら列に割り込み、セキュリティチェックの機械に荷物を放り込むっ! タブレットとかスマホとか入ってるリュックをそのまま放り込むっ!!!
夫は走りながらベルトをはずしセキュリティチェックを受け、そのまま走りながら再びベルトをしめるっ!!!
バタバタしながらもこういう時に物をなくしがちという危険信号が頭に働き(まぁ、前日スリに遭ってますので余計にね)、お互い貴重品の声掛け確認! チェック! チェック!
再びGATE8の搭乗口に到着。 係員1はもういない。
おっちゃん係員2だけがぬぼ~っと座っている。
もうパスポートも何も提示せず、さきほど通り抜けたばかりのGATE8搭乗口を再び走り抜けるっ!!! -
搭乗口を抜け、先ほどと同じく階段を下りて1階へ。
GATE8はどこ? どこからウユニ行きの飛行機に乗れるんだっ!?
が、しかし。
1階のどこを見渡してもやはりGATE8はない。
もしかしたら1階ではなく、2階だったのかも。
と、またまた階段を駆け上がる。
すでにバッテン、立ち入り禁止となっている通路があるが、もしかしたらこの奥がGATE8なのかも。
突入だ~!
・・・という私たちを全力で引き留める係員2のおっちゃん。
そうか。やはりこちらではないのか。
ならば、ならば、いったいGATE8はどこにあるんだ~!?
教えて! おじちゃん!!! -
「ノーイングリッシュ! すぱにっしゅネ!」
お・・・、おっちゃん・・・。
GATE8搭乗口にどっかと座っておきながら、あんた、何のためにそこにいるんじゃっ!!!
もういいわっ!
と、再び1階へ。 -
GATE7a、7b、7cとあるなら、もしかしたらその先がGATE8かも!
賭けのような気持ちで長い廊下を走る! 走る! 走る~!!!
すると、前を走っていた夫の声が。
「飛行機、あった~!!!」
よっ、よかった~~~~~。
と、ほっとしたのもつかの間、再び夫の声。
「違う飛行機や~!!!!!」
「・・・・・」(←声にならない)
違うゲートに向かって走っていたらしい。
今走ったばかりの廊下をひたすら戻る!
海抜4000m。 息が切れるというより、息をしても空気が入ってこない感覚。
でも! でも! 絶対に乗ってやる!
クスコでもぎとった12:15のウユニ行きのフライト、絶対に絶対に絶対に乗ってやる!!!
と頭の中で繰り返し、そして口からは。
「頑張ろう! 頑張ろう!!!」
と自分たちを励ましながら、走る! 走る!!!
1階から2階へ。 再び戻ってGATE8を探す。
が、見つからない。
係員のおっちゃんは相変わらず「すぱにっしゅ、すぱにっしゅ」と繰り返すのみ。
もう、最後は悲鳴にも近い声で
「GATE8はどこ~!!!!! 誰か~!!! GATE8~!!!!!」
と叫びながら走っていたその時!!! -
「うゆに~???」
え・・・?
何? 空耳?
そしてもう一度。
「ウユニ~???」
階段の下から、オレンジ色のベストを着た空港スタッフが私たちに向かって・・・
「ウユニ~?」
イエ~ス! イエス!イエス!イエス!!!
ウユニ! ウユニ!!! ウユニ~!!!!!
空港スタッフが天使に見えた瞬間でした。 -
で、結局GATE8はどこだったかといいますと。
GATE7aからシャトルバスで離れた場所の飛行機まで移動しての搭乗だったのでした。
私たちの天使、つまり先ほどのスタッフに先導され、てくてく、てくてく。 屋外を歩き、ようやくウユニ行きのアマゾナスにたどり着いたのは離陸5分前。
無事、アマゾナスの飛行機はウユニへと定刻で離陸したのでした。 -
ウユニに近づくと、飛行機の窓からは白い塩湖が見えてきて、乗客もなんだかウキウキ、そわそわ。
いっぽう、私たちはといいますと。
ひたすら咳き込んでおりました。
海抜4000mで猛ダッシュすると、人ってしばらく咳が止まらないんですね。 -
ちなみにこちら。
アマゾナスの機内にあった、高山病についての注意書き。
・・・ですが。 -
あれだけダッシュできた私たちには、もはや不要でありましょう。
-
あっという間にウユニ空港に到着です。
-
そうそう、この12:15のアマゾナスフライト。
クスコでアマゾナスとやり取りしていた時は、残数1席しかないだの言っていたのに、実際は半数くらいが空席でした。
しかも、クスコから私たちと一緒にラパスに移動した日本人団体ツアー客は、どうやら添乗員さんがカウンターで交渉して、午後の便からこの12:15の便に変更したらしい。
団体客ごそっと受け入れられる上に半数くらい空席ってどういうことやねん?
たまたまなのか??? -
ウユニの海抜は3660m。
やはり空が近い! -
ほんとに小さい空港。
(これなら迷わないぞ!) -
スーツケースも空港スタッフが手作業で運んでくれます。
-
タクシーでまずはホテルへ。
あぁ・・・。
ようやく無事にウユニに到着した・・・。
と、時計を見たら。
止まっとる。 電池切れとる。
ラパス空港でのダッシュで時計も力尽きたか。
(がしかし、なんでよりによって旅行中に電池切れ!?)
それにしても。
落ち着いて考えてみると、なぜ同じ飛行機の乗客についていかなかったのか?
日本人、外国人含め団体ツアー客だらけだったのに、なぜ彼らについていかなかったのか?
ターンテーブルから出口に向かう時におかしいと思ったのに、なぜ引き返して同じフライトの乗客を探してついていかなかったのか?
(現地係員に聞いている場合ではなかった)
反省点はいろいろありますが、今回の教訓。
『移動の際は、団体客についていけ! 飛行機乗るまで浮かれるな!』
わっちゃわちゃだったボリビア ラパス空港。
実は数日後ふたたびここを利用するのですが、またまたハプニングが・・・。
ラパス空港。 なぜだっ!?
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