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今回ジョグジャカルタから3ヶ所の世界遺産を訪れた。いずれも世界有数の見応えのあるスポットであった。そしてその間にインドネシア国鉄に乗車、ジョグジャカルタからソロ間を往復、鉄道ファンとしては不可欠の義務を果たした。また列車の中や駅などで海外からの観光客や市民と接する機会があったので、備忘録代わりに書き留めておこうと思う。<br /><br />インドネシアへの入国は今回が3回目、最初はビンタン島、次に首都ジャカルタ、今回はジョグジャカルタである。そもそもインドネシアという国は、東西に長く(5,110km)、また世界最多の島(13,466)からなる。人口は2億3000万人を超え世界第4位、また世界最大のイスラム人口国でもある。インドネシア国鉄はオランダによりジャワ島で1864年に建設を開始、1867年に運行を開始した。これは日本の新橋-横浜間の開通より早い。当初は標準軌で敷設を行ったが、建設費が膨大になるため、日本と同じ狭軌(1,067mm)に変更され、全国に建設された。現在は日本の中古車両が多数走っているという。日本でも在来線の最高速度は120km/時が限度であり、インドネシアはそれ以下である。なおジョグジャカルタ周辺は非電化で、ディーゼルカー、またはディーゼル機関車が列車を牽引する。ちなみにマレーシア、タイは狭軌でも1mの軌道を使用しており、見るからに狭い。<br /><br />ジャワ島は日本並みの人口密度で、道路の渋滞は限界を超えており、当然高速鉄道導入が検討されている。2015年8月末、ジャカルタ-スラバヤ間に計画された高速鉄道の第1区間ジャカルタ-バンドン間の120km建設は日本と中国が売り込みを競ったが、9月末圧倒的に安い中国案を採用することが決まった。例によって、中国の高速鉄道案は「ルート・駅の位置まで日本が先に提出した新幹線計画案のコピー」、我々をがっかりさせたことは記憶に新しい。<br /><br />ジョグジャカルタの中心駅はTugu駅で、ソロへは午前中はほぼ毎時、15時を過ぎると18時と20:15の2本のみ。ジャカルタ、バンドン、スラバヤなどへの長距離列車は日に数本発着している。ソロ行きは前日まではほとんど完売状態であったが、日曜朝にやっと購入できた。それも目的の列車は購入直前に完売、1時間後の列車となった。列車は比較的新しいディーゼルカーであったが、プラスティック製のロングシートで、車内は通勤列車並みに混んでいて旅情とは程遠かった。車窓からは富士山に似たコニーデ式火山のムラビ山(2,911m)が見えるはずであったが、雲のためその美しい全容を眺めることはできなかった。帰途は古い車両であったが、クロスシートでゆったりと70分ほどを過ごせた。この間に地元の若い女性から話しかけられ、近くに座っていたドイツ人女性2人組と会話が弾んで、あっという間に時間が過ぎた。正直もっと列車がゆっくり走ってくれたら、、、と思ってしまった。<br /><br />ジョグジャカルタ市の人口は約40万人。クラトン(王宮)を中心に発展した古都であり、周囲にある白壁に挟まれた小路を歩いていると京都を思い出させる。北部にはオランダ植民地時代建物が残り、ヨーロッパの小都市の風情が感じられる。クラトンの周囲は、スルタンの宮殿の敷地内であったところで、1758年に造られた古い壁やタマン・サリ離宮(水の宮殿)などが残されている。2006年の大地震で被害を受けたが、現在は修復され公開されている。

インドネシア鉄道の旅 : ジョグジャカルタ - ソロ間を往復し車内で乗客と交流する

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2017/01/30 - 2017/01/30

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ハンク

ハンクさん

今回ジョグジャカルタから3ヶ所の世界遺産を訪れた。いずれも世界有数の見応えのあるスポットであった。そしてその間にインドネシア国鉄に乗車、ジョグジャカルタからソロ間を往復、鉄道ファンとしては不可欠の義務を果たした。また列車の中や駅などで海外からの観光客や市民と接する機会があったので、備忘録代わりに書き留めておこうと思う。

インドネシアへの入国は今回が3回目、最初はビンタン島、次に首都ジャカルタ、今回はジョグジャカルタである。そもそもインドネシアという国は、東西に長く(5,110km)、また世界最多の島(13,466)からなる。人口は2億3000万人を超え世界第4位、また世界最大のイスラム人口国でもある。インドネシア国鉄はオランダによりジャワ島で1864年に建設を開始、1867年に運行を開始した。これは日本の新橋-横浜間の開通より早い。当初は標準軌で敷設を行ったが、建設費が膨大になるため、日本と同じ狭軌(1,067mm)に変更され、全国に建設された。現在は日本の中古車両が多数走っているという。日本でも在来線の最高速度は120km/時が限度であり、インドネシアはそれ以下である。なおジョグジャカルタ周辺は非電化で、ディーゼルカー、またはディーゼル機関車が列車を牽引する。ちなみにマレーシア、タイは狭軌でも1mの軌道を使用しており、見るからに狭い。

ジャワ島は日本並みの人口密度で、道路の渋滞は限界を超えており、当然高速鉄道導入が検討されている。2015年8月末、ジャカルタ-スラバヤ間に計画された高速鉄道の第1区間ジャカルタ-バンドン間の120km建設は日本と中国が売り込みを競ったが、9月末圧倒的に安い中国案を採用することが決まった。例によって、中国の高速鉄道案は「ルート・駅の位置まで日本が先に提出した新幹線計画案のコピー」、我々をがっかりさせたことは記憶に新しい。

ジョグジャカルタの中心駅はTugu駅で、ソロへは午前中はほぼ毎時、15時を過ぎると18時と20:15の2本のみ。ジャカルタ、バンドン、スラバヤなどへの長距離列車は日に数本発着している。ソロ行きは前日まではほとんど完売状態であったが、日曜朝にやっと購入できた。それも目的の列車は購入直前に完売、1時間後の列車となった。列車は比較的新しいディーゼルカーであったが、プラスティック製のロングシートで、車内は通勤列車並みに混んでいて旅情とは程遠かった。車窓からは富士山に似たコニーデ式火山のムラビ山(2,911m)が見えるはずであったが、雲のためその美しい全容を眺めることはできなかった。帰途は古い車両であったが、クロスシートでゆったりと70分ほどを過ごせた。この間に地元の若い女性から話しかけられ、近くに座っていたドイツ人女性2人組と会話が弾んで、あっという間に時間が過ぎた。正直もっと列車がゆっくり走ってくれたら、、、と思ってしまった。

ジョグジャカルタ市の人口は約40万人。クラトン(王宮)を中心に発展した古都であり、周囲にある白壁に挟まれた小路を歩いていると京都を思い出させる。北部にはオランダ植民地時代建物が残り、ヨーロッパの小都市の風情が感じられる。クラトンの周囲は、スルタンの宮殿の敷地内であったところで、1758年に造られた古い壁やタマン・サリ離宮(水の宮殿)などが残されている。2006年の大地震で被害を受けたが、現在は修復され公開されている。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
航空会社
エアアジア
旅行の手配内容
個別手配
  • ジョグジャカルタ駅のファサード、線路に挟まれて不便なところにある

    ジョグジャカルタ駅のファサード、線路に挟まれて不便なところにある

  • 人気のない駅の内部、実用上の出入り口は別にある

    人気のない駅の内部、実用上の出入り口は別にある

  • 入線する新しいディーゼルカー

    入線する新しいディーゼルカー

  • 車両の内部は通勤列車並みの混み方

    車両の内部は通勤列車並みの混み方

  • 途中に蒸気機関車が見える、D52とあるが日本製か?

    途中に蒸気機関車が見える、D52とあるが日本製か?

  • 車窓から見える蒸気機関車

    車窓から見える蒸気機関車

  • ソロ駅に到着したディーゼルカー

    ソロ駅に到着したディーゼルカー

  • ソロ駅のファサード

    ソロ駅のファサード

  • 別型のディーゼルカー

    別型のディーゼルカー

  • ド派手な外装

    ド派手な外装

  • 車内はクロスシートで落ち着ける

    車内はクロスシートで落ち着ける

  • 途中ディーゼル機関車が牽引する列車とすれ違い

    途中ディーゼル機関車が牽引する列車とすれ違い

  • 反対のホームからディーゼルカーが発車

    反対のホームからディーゼルカーが発車

  • ジョグジャカルタ~ソロの時刻表、ご参考になれば

    ジョグジャカルタ~ソロの時刻表、ご参考になれば

  • ヨーロッパの古都の風情のある街並み

    ヨーロッパの古都の風情のある街並み

  • クラトン「王宮」の入り口

    クラトン「王宮」の入り口

  • クラトンの内部

    クラトンの内部

  • 王宮馬車博物館のファサード

    王宮馬車博物館のファサード

  • 王宮馬車博物館の内部

    王宮馬車博物館の内部

  • 王宮馬車博物館の展示

    王宮馬車博物館の展示

  • 白壁に挟まれた道路

    白壁に挟まれた道路

  • 水の離宮「タマン・サリ」の入り口

    水の離宮「タマン・サリ」の入り口

  • 水の離宮「タマン・サリ」の内部、アルハンブラ宮殿を思い出させる

    水の離宮「タマン・サリ」の内部、アルハンブラ宮殿を思い出させる

  • 水の離宮「タマン・サリ」の内部、アルハンブラ宮殿を思い出させる

    水の離宮「タマン・サリ」の内部、アルハンブラ宮殿を思い出させる

  • 水の離宮「タマン・サリ」の内部、アルハンブラ宮殿を思い出させる

    水の離宮「タマン・サリ」の内部、アルハンブラ宮殿を思い出させる

  • 古都の風情を漂わせる小路

    古都の風情を漂わせる小路

  • トゥグ駅に近いグラーゲホテル、お勧めできる

    トゥグ駅に近いグラーゲホテル、お勧めできる

  • ホテルの窓からかろうじてムラピ山を眺める

    ホテルの窓からかろうじてムラピ山を眺める

  • ホテルのロビー

    ホテルのロビー

  • ホテルの室内、コスパは高い

    ホテルの室内、コスパは高い

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