2016/08/02 - 2016/08/07
85位(同エリア528件中)
ねこ太さん
イスラエルへのハネムーン。テルアビブからエルサレムへ。
旧市街はあまりに美しく、古い物語の一場面を切り取ったかのような街並みが広がる異世界。さまざまな宗教を信仰する人たちの日常が入り組んでいて、どこを歩いても見応えがある光景ばかりだった。滞在中には死海にも足を運び、初めてのぷかぷか体験。ああ、いい旅だった。
HOTEL:THE SEPHARDIC HOUSE HOTEL
8/6 Turkish Airline TK789 TLV→IST
8/7 Turkish Airline TK52 IST→NRT
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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テルアビブの宿をチェックアウトして、バスでエルサレム行きの電車が出るハガナー駅へ。しかし、時刻表を見てみると本数は少なく、1時間以上待たなければならないことが判明。時間がもったいないのでバスに変更。
ところで、駅までの道中でまた人の優しさに触れることがあった。バスの中で私が地図を見ていると、後ろの男性が「どこへ行くの?」と。エルサレムと答えると「このままバスに乗っていれば駅につくからそこから電車がでているよ」と…。いろいろな場所を旅しているが、これほど旅人に親切なところってあまり思い浮かばない気がする。 -
バスターミナルはハガナー駅から数百メートルのところにあるので歩いて移動。ターミナルに入る際はもちろん荷物チェックあり。
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かなり広いターミナルなので道行く人にたずねながら、5Fの乗り場へ。およそ1時間10分ほどでエルサレム着。
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エルサレムのセントラルバスステーションは旧市街から離れているので、
さらにエゲットバス3番に乗り換える(運賃は一律5.9NIS、乗り込む際に支払い)。
実は某旅行本がこのあたりの移動を詳しく書いてなく、旧市街までおよそ15分ほどかと理解していたら、なんのなんの…30分もかかり途中かなり不安に…。山を登って住宅街のようなところも経由していたので、もしかしたら直線距離だとそこまで離れていないのかもしれないが、旧市街の城壁が見えたときは心底ほっとした。 -
バスは新門のあたりから時計回りに城壁に沿って移動し、糞門で下車。「岩のドーム」が突然現れたので感動よりも驚きが先…!
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宿を目指して旧市街の坂を登る。ものすごい絶景。
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宿はこちら、旧市街のユダヤ人地区にあるTHE SEPHARDIC HOUSE HOTEL。新市街にあるいわゆる五つ星ホテルも視野には入れたものの、過去にエルサレムに来たことのある相方が「宿は旧市街がいい!」と言うのでこちらに。
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立地と内装が気に入ったのがチョイスの理由。旧市街はゲストハウスが多いんだけど、さすがにハネムーンでゲストハウスというのもね…。
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パティオもあり。朝はここで朝食が食べられる。
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早速町歩き開始。ユダヤ人地区なので、子供も大人もみーんなユダヤ教徒な装い。
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と思ったらムスリム地区に入ったようでスークが広がる。
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適当に歩いていたら聖墳墓教会にたどり着いていた。いきなりかの有名な「香油を注がれた石」を見てしまったのでなんだか拍子抜け…。
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名所の観光は後にして、まずはダマスカス門を目指す。旧市街はやはりものすごい喧騒。
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こちらがそのダマスカス門。
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ここでようやくランチ。シュワルマ!言うまでもなくおいしい!!
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腹ごしらえしたらLRTという路面電車で新市街へ。
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マハネー・イェフダー市場。やっぱ市場は見ないと!
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食べ物のほかに雑貨とか服とか…キッパなんかも売ってる。
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飲食店もあって、しかもなんだかおしゃれ。エルサレムっていうと旧市街のあのイメージしかなかったから結構びっくり。
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お惣菜屋さんもあり。ここで今日の夕飯をお買い上げ。
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帰りは旧市街まで歩いて帰る。新市街は広々としていて、商業施設に集合住宅にとエルサレムの日常が広がりおもしろい。この日は疲れていたのでこれで終了。
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翌朝。パティオからの日差しがきれい。
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ここでは朝ごはんつき。宿はユダヤスタイルなので、食事ももちろんユダヤ式(コーシェル)。
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魚はエビ、タコ、貝系はNGだし、お肉も血抜きされていることが必須とか、豚はNGとかいろいろな規定があるみたい。
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さて、本格的に観光開始。まずは嘆きの壁へ。ゲートは男女異なり、荷物チェックあり。
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周囲はこんな感じ。高台から眺めても良さそう。
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左側が男性ゾーン、右側が女性ゾーン。
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いざ近づいてみるとただただ圧倒されるばかり。そして「ようやくここに来られた」という感慨と、この地の過去の歴史への思いと、周囲の敬虔な祈りとで、心の中は崩壊寸前!
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やっぱり明るく能天気な気分になれる場所ではない。(そもそもハネムーンな場所ではないよね…)
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本棚にあった聖書。当たり前だけど見事なヘブライ語である…。
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男性の方はこんな感じ。男性は頭を隠さなければいけない。
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嘆きの壁から岩のドームへ。この橋のようなところを通るのだけど、ここではさらに厳重なセキュリティーチェックあり。パスポートも確認された。
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橋を渡ればそこは「神殿の丘(ハラム・シェリーフ)」。岩のドームの美しいことよ。
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たった数分で今度はムスリムの世界。
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めまいがするほど美しい。中に入れないのが残念でならない。
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アル・アクサー寺院。こちらも中には入れず。
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神殿の丘を出て、シオン門の近くにあるダビデ王の墓へ。墓の前はお祈りする人でいっぱいだった。
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途中で見かけたイスラエルの兵士たち?校外学習だろうか。
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歩いて新市街へ。お天気最高。この日もよく歩く!
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ランチは私たちの旅にはめずらしくイタリアンなものを!
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途中でLRTに乗って、市街地からちょっと離れたところにあるヘルツルの丘へ。イスラエル建国の父、テオドール・ヘルツルのお墓である。大きな公園になっていて歴代大統領の墓地もあり。併設された博物館は閉館していて見られず。
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続いてヤド・ヴァシェムへ。この先が入り口。ユダヤ人虐殺の歴史がわかるホロコースト記念館で、ヘルツルの丘から歩ける距離にある。入場は無料。決して明るい気持ちになれるところでないけど、エルサレムに行く機会があったら絶対行くべきだと思う。ものすごい資料と展示の数。順路の最後にある「名前の広間」に胸を打たれた。
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ヤド・ヴァシェムをあとにして再びLRTで中心部へ。
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また来てしまった、マハネー・イェフダー市場。ものすごい日差しの中歩きまくり、ヤド・ヴァシェムで勉強もして体も頭もクタクタだったため、今夜もテイクアウトに決まり。ガイドブックにも載っていたミフモレットというお店のテイクアウト専用店でお買い上げ。
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メインはフィッシュ&チップスで部屋飲み!イスラエルはどこでもアルコールが購入できるので、大変ありがたいかぎり。イスラエルワインは最高だしね。
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翌日は死海を目指してエン・ゲティへ。セントラルバスステーションからエン・ゲティ行きのバスあり。
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出発して1時間半ほど。ようやく死海が見えてきた!!!
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スパっぽい建物が見えてきたのでそこで下車。バスタオルとロッカー付きで、二人で5,000円くらい。水着に着替えたら早速外へ。この先が死海。スパにはプールも併設されている。
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まずは泥パックをしないとね。正直見た目も塗った感覚も泥遊び…。
でも大人たちがきゃっきゃしながら塗りたくっているのは、見ていて楽しい。まあ自分もしかりだが…。 -
いよいよ待ちに待った死海!先ほどの泥のところから、トラックみたいな輸送車が往復しているので、それで移動。
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死海の先にはヨルダン!
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それにしてもすごいぞ死海!本当にぷかぷか浮いてしまう。そして水温が高いから温泉みたい。
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あたりまえだけど本当に「塩」なので、このあたりは素足だと痛いほど…。ビーサン履いたままがおすすめ。
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ずっと入ってはいられないので、出たり入ったりしながら死海を堪能!あ、やっとハネムーンらしいことしたかも。
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十分楽しんだので再び泥パックして、死海終了!
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再びバスでエルサレム市内にもどると、新市街にナイトマーケットができていた。
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マックもユダヤ式(コーシェル)。
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この日は外でディナーを。ファラフェルにケバブ!おいしい!!
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新市街を散歩しながら旧市街へもどる。エルサレムは穏やかで、子供がいっぱいで本当にいいところ(に見える)。
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旧市街が見えてきた!
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夕闇の中の正統派の親子。ここはエルサレムなんだな。
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翌日、金曜日。シャバットのため、至るところにパンがずらり。
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今日のTO DOは「ヴィア・ドロローサを歩く」!
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スパイスなんかも購入しながら。
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途中アラビックコーヒーもいただく。暑いところで甘い飲み物ってどうしてこんなにおいしいんだろう。
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金曜日はイスラム教徒にとっても大事な日。とにかく旧市街のどこを歩いてもものすごい喧騒。
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ヴィア・ドロローサのスタート地点。
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キリストが十字架を背負って歩いた道をひたすら巡礼していく。キリスト教徒にとってみたら本当の意味の聖地巡礼である。
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そしてたどり着くのが聖墳墓教会(ゴルゴダの丘)。
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中にはイエスの墓も。
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例の香油を注がれた石。ものすごい見応え。
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この日の昼食はダマスカス門近くのファラフェル屋さん。宿に戻っていただく。やっぱりファラフェルはおいしい。
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夕方に再び嘆きの壁へ。シャバットのためか、正装のような格好をした人がちらほら。
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こんな感じで。そしてシナゴーグにはどんどんユダヤ教徒の人たちが集まってきていた。
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旧市街にはお昼までの喧騒はない…。
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新市街も前日の賑わいがうそのようゴーストタウン化…。夜、宿にもどるとシャバットだからか、中庭でユダヤ教徒の一家が夜遅くまでテーブルを囲んで食事をしていた。本当に一族とか家族のつながりが強いんだな、と実感。さて、明日はいよいと帰国だ。
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まずは見納め、と嘆きの壁へ。シャバットで電子機器類は使えないので、写真は一切撮っていない。その後神殿の丘へ行こうとしたら、土曜日は7:00~11:00までしか入れないとのことで断念。遠くからあの黄金に輝く円形を眺めて涙をのむ。
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で、ようやくたどり着いたのがここ、ゼデキアの洞窟。旧市街を出てすぐのところにあって、本当に驚くほどの洞窟が広がっている。
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かなり見応えあり。おもしろいからおすすめ。
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最後にもう一度シュワルマ! その後宿に戻ってシャワーを浴びてタクシーでテルアビブの空港へ。レイトチェックアウトができたのでよかった。
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再び戻って来たベン・グリオン国際空港。あっという間の8日間だった。いわゆるリゾートのようなところで気を休めてのんびりと…というわけにはいかなかったし、やり残したこともたくさんあるけど、自分たちらしい形で充実した旅ができたと思う。何よりずっと行きたかったエルサレムを訪れることができたのは本当にうれしかった。近いうちにまた行きたい。
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