2016/09/28 - 2016/10/14
293位(同エリア514件中)
けりいさん
ガンジス川の源流、聖地ゴームクまで行ってきました。
まさに苦行となりました(^_^;)
リシケシとウッタルカシに滞在しましたが、ゴームクの部分だけアップします。
ゴームクへは、10/2~10/5の3日間かけて行きました。
個人旅行ではなく、グループの旅行なので車の手配等は分かりません。
景色などを参考にしていただければと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
-
10月2日
ウッタルカシから中継地のガンゴトリへ向かう。
インド軍のベースキャンプで昼休憩。ここにはトイレがあり、比較的キレイだった。
山向こうは中国。 -
食事はグループで雇ったシェフが作ってくれる。
雇った理由は現地の食事が辛すぎることがあるので、日本人向けにスパイス少なめに作ってもらうため。長期滞在なのでこれはありがたい。
お昼はビリヤニ、サブジ、サンバル、チャパティー。美味しかった。 -
ウッタルカシから4時間ほどでガンゴトリに到着。
以前は道が悪かったそうだが、ほとんどの道が舗装されてだいぶスムーズにここまで来られるようになったらしい。
昔はガタガタ道で8時間ぐらいかかったそうな。
ガンゴトリはゴームクへ向かう巡礼者の入口の町。
ガンゴトリも聖地なので、ここに来るだけでも十分。
この道の奥のお寺まで仲見世通りのようになっている。 -
仲見世通りを通ったほうが早いが、少し遠回りしてガンジス川の滝を見ながら宿へ向かう。
昔はここまで氷河があったそうだ。 -
ガンゴトリからウッタルカシ方面(下流)の景色。
宿はガンジス川沿いにあり、心地よい。
それにしてもすごい勢いで流れている。 -
ガンゴトリの仲見世通り
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ガンゴトリの仲見世通り
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マー・ガンガ・テンプル
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マー・ガンガ・テンプル
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ゴームクへはここから上がっていきますが、今日はガンゴトリで高度順応のため一泊します。
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Gangotri-Gaumukh Pedestrian Way
ゴームクへ続く道 -
30分ほど歩くと国立公園入口に着く。
ここでパスポートチェックと入園申請、料金を払う。
この時点で身体に異変が。
全身に痛みがあり、馬を借りればよかったと後悔。。。
今思えば我慢をせずに、あとからでも馬を借りればよかった。
ガンゴトリは標高3000mくらい。
今振り返れば、高山病予防の薬を飲んでいたが、寝ている間に酸素不足になり、酸素不足になると脳を守るためにその他の機能が下がるという。
そのためにおそらく鼻風邪が悪化したのではないかと思う。 -
国立公園入口にあるお寺。
コスモスがキレイ。 -
-
ここからはひたすら歩くだけ。
なだらかな道が続き、健康ならまったく問題がないのだろうけど、全身が痛むのでただただ辛い。 -
ガンジス川を右手に見ながらひたすら歩く。
写真はガンゴトリ方面の景色。
所々にゴミ箱があるので、道はキレイ。 -
しばらく歩くとヒマラヤにいると実感できる山が見えてきた。
身体は辛かったがテンションが上がる。
途中、チールバーシャでお弁当を食べ、一時間休憩。
チールバーシャで川を渡るのだが、そこのアップダウンが一番キツかった。
チールバーシャでも食事を食べられるのだが、こんなに山奥でもお店があることにビックリした。 -
途中、ゴートがいた。
-
中継地、ボージバーシャに到着。標高約3800m。
ガンゴトリを7時に出て、15:30に着いた。
私は調子が悪かったので7時間半かかったが、普通の人なら6時間~6時間半ぐらいだと思う。ガンゴトリから14km。
高度順応のため、ここのアシュラムで一泊する。
歩くのがやっとで、ベッドに倒れ込んだら起き上がれなくなってしまった。 -
ボージバーシャからバギラーティ連山を眺める。
夕食前にプージャ(儀式)に出て、ゴームクへ無事たどり着けることを祈る。
何度も書くが、こんなに山奥なのに食事を出してもらえることにビックリと共に感謝。
かなり具合が悪かったので、明日のゴームク行きをこの時点では断念しようと思っていたので、泣きながらご飯を食べていた。
他のメンバーも2人、高山病が出て苦しんでいたので、明日の朝の体調を見て進むかどうか決めることになった。 -
翌朝、相変わらず全身が痛む。
リーダーから、頭痛が出ていなかったらゴームクまでチャレンジした方がいいと言われ、身体に鞭打ってゆっくり進むことにした。
ボージバーシャからゴームクは3km。
ここから先は馬に乗って行けないので必ず徒歩で行かないといけないらしい。
みんなよりペースが遅いため、ガイドさんが付きっきりでお世話してくれた。ガイドさんがいなかったら歩けなかったかもしれない。 -
ガイドさんから、この山はシヴァリンガムだと教えてもらった。
祈る姿がステキだった。 -
ゴームクに到着。
みんなより1時間ほど遅れて到着した。
ガイドさんと固い握手をし、感謝を述べ、みんなと合流した時にまた号泣してしまった。道自体は険しくは無いのだけど、とにかく具合が悪かったので、ここまで来られるとは思わなかったから嬉しいというより、辛すぎてみんなと会えてホッとして泣いてしまった。
川の奥に見える壁なようなものが氷河。
そこからガンジス川が吹き出ている。
源流は透明かと思っていたけど、ガンジス川は源流自体すでに濁っている。理由はカイラス山から氷河を通り、すごい勢いで吹き出ているので砂などを巻き上げるために濁っているのだとか。
体調が良かったら沐浴をしたかったが、顔と頭に水をかけるだけにした。
とても冷たく、濁っているけどキレイだった。 -
ボージバーシャまでなんとか戻り、仲間が往路で乗っていた馬を貸してもらい、帰りは馬でガンゴトリまで戻った。
馬は楽かと思いきや、ロデオマシーンに乗っているような感じで、どっちにしろ辛かった。でも歩いて帰るのは無理だったし、とにかく我慢して乗るしかないという感じ。
途中、雨が降り、熱も出始め寒気がしたが、なんとかゴームクまで戻った。 -
ゴームクですれ違う人たちから、どこに行ってたの?と聞かれて「ゴームクまで行ってきた」と言うと、「ストロング!」って言われた。
いや、本当、ストロングだったわ。。。
具合が良かったらなぁ、、、。
その後、宿に着いてから寝込み、翌朝のプージャにも出られず。
ゴームクでガンジス川の水を持ち帰らなかったので(極力荷物を少なくしたため、予備のペットボトルを持って行けなかった)、せめてと思い、身体に鞭打ってなんとかガンゴトリで水を汲み持ち帰った。 -
10月5日。
ウッタルカシへ戻る途中、ガングナニで温泉に入る。
日本と違い、インドの温泉は服を着たまま入るのだが、なんだか入った気がしない(泣)
とはいえ、久しぶりのお風呂は気持ちよかった。
以上、ガンガ・ヒマラヤ巡礼のレポートでした。
ご参考まで。
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