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ベトナム・ホーチミン市への旅行を終えて、やはりホーチミン市の魅力は買い物と食事!<br />正直、私からすれば観光という意味でぜひおススメできるスポットや建築物はありません。。<br /><br />ベトナム戦争や歴史を知りたい方には「戦争証跡博物館」などもありますが、多くの方はベトナム戦争に興味を持ってホーチミン市に行かれる訳ではありませんし、ホーチミン市に行ったからといって、一度は見てみるべきものでもありません。<br /><br />フランス統治時代の名残で、西洋建築の郵便局やその他建築物もありますが、ヨーロッパに行ったことのある方なら明らかに見劣りします。そして日本にも存在する程度のものです。<br /><br />そして景色もベトナム北部や中部であればハロン湾、サパ、ダラットなど綺麗なところも多い国ですが、南部には綺麗という意味ではおススメスポットもありません。<br />ホーチミン市よりも南部のカントーなどに行けばメコンデルタの景色を見ることが出来ますが、好みが分かれる景観です。<br />アジアの生活観あふれる風景が見たい人には最適ですが、「天空の城」「果てしなく広がる草原」「教科書に出てくるような絶景」の様な綺麗な景色を求めている人にはただの濁った川くらいにしか見えないでしょう。<br />私は生活観あるアジアの雰囲気が好きですので、別途、ベトナム南部の観光についても書きます。<br /><br />さて、ホーチミン市の魅力は「買い物」というテーマですのでここからお買い物について書いていきます!<br /><br />まず買い物について必要になるのはお金です。<br />カードは中級以上のレストランやホテルなどでは利用できますが、市場・ナイトマーケット・安価なレストラン等では全く使えませんし、使えるとしても私は安心できる場所でなければカードは使いません。<br />VISA、Masterは普通に使えます。JCBも増えてきたように思います。<br />AMEX、Diners、Discoverは使えるところが非常に少なく、ファミリーマートも使えませんでした。<br />私は日本ではAMEXをメインに利用していますが、海外での使用はVISAが多いです。AMEXはキャッシング機能がないため、海外キャッシングも出来ません。<br /><br />ベトナムでは「ドン(VND)」が通貨となっていますが、一般的な観光客が買い物をする大部分の場所では「ドル(USD)」が使えますし、ベンタイン市場など一部の観光スポットでは「円(JPY)」も使用可能です。<br />ただし、VND以外での支払いはレートが悪いため、VNDに両替して買い物されることを強くおススメします。<br /><br />両替する場所のおススメは市内にも両替屋が多くあり、良いレートのところがありますが、インフレが激しく紙幣枚数も多くなるため、数をごまかされたりする可能性も有りますので慣れるまではおススメしません。<br />私が両替をおススメするのは空港です。それほどレートも悪くありませんし、空港の税関通過後に左右にいくつも両替屋が並んでいますので、一番レートのいいところで換えればOK!<br />街中で行う場合はあまりレートは良くないですが、貴金属店がおススメです。<br />日本でも貴金属を扱う店舗では信用が大切ですが、ベトナムでも高価な品を扱う貴金属店は信用が大事。<br />あそこの貴金属店でお金をごまかされた!なんて話が広まると大変です。<br />レートを確認すると電卓で額を見せてくれます。納得できれば両替をするのですが、一枚一枚しっかりと数えて渡してくれます。道端の両替所であればカウンターでお金を受取ると道でお金を数えることになりますが、店舗内なのでお財布を出してお金を出し入れしても安心です。<br />一番おススメな現金の入手方法はクレジットカードの海外キャッシングです。<br />日本に帰ってすぐにキャッシング分を支払えば利息はほとんどなく海外通過を手に入れることが出来ます。<br />ホーチミン市内には至る所にATMがあります。但し操作は英語ですので、その程度は覚えていく必要があります。<br /><br />前置きが長くなりましたが、ここからが体験談!<br />①市場のショッピング<br /> ベトナムというとカラフルな刺繍やアジアンテイストデザインの小物など可愛らしいものが非常にたくさんあります。<br /> またコピー商品も多くあります。<br /> まずはそんな物を買おうと思って大部分の方はベンタイン市場に行くのですが、ここはかなりの曲者ぞろい(笑)<br /> 「サー、ミテイッテー、ヤスイー」と流暢な日本語で半ば強引に客引きしてきます。いちいち相手にしていると前に進めません。そこで対策として私はミラー加工してあるサングラスをかけていきます。<br /> これで相手にこちらの表情や目線を見られることがないので。<br /> <br /> 本当に欲しいデザインの商品を見つけたらサングラスを外して色や質感を確認し、値段交渉といきます。<br /> 色んなガイドブックに「かなり値切れる」と書いてありますが、実際に適正価格まで値切るのは簡単ではありません。<br /> <br /> ※値段交渉(VNDを持って買い物に行っていることが前提)<br /> まずは商品を物色!「ナニホシイー?」などと色々話しかけてきますが「見てるだけ!」とか無視でOK!<br /> 買いたい商品が無ければ引き止められても店を去る!手をつかまれても「いらない!」とキッパリ断って移動しましょう。<br /> 日本人は強く言われると「じゃあ一つだけ買ってあげようかな」と思ってしまいますがダメ!<br /> いざ欲しい商品が見つかった場合、「いくら?」と聞くと日本円で提示してくる方もいますが多くはUSDかVNDか聞いてきます。どんな場合でも電卓で見せてもらいましょう。ジェスチャーで通じます。<br /> これは0の多いベトナムのお金は慣れるまで分かりにくく計算がしにくいですが、電卓に出してもらうことで分かりやすくなります。<br /> 大雑把に考えると「ゼロを2つ取って半分にする」<br /> 例えばブランドバッグのコピーなどを買おうとすると3,200,000などを見せられます。言葉で「サンビャクニジューマンドン」といわれても頭で理解できませんよね?だって日本では320万など車を買うくらいの金額です。<br /> さて、話が飛びましたが、電卓で金額を見せてもらってもこの金額は無視してください。<br /><br /> 刺繍がしてある化粧ポーチを買おうとしたとします。<br /> おそらく1つ25万~30万ドンが最初の言い値でしょう。日本円換算で1,250円~1,500円程度です。<br /> 到底買う気はしませんよね?<br /> すると相手は「アナタダケ、スペシャル、ヤスクスルー」などといって「1ツ20マンドン、3ツ50マンドン、アナタダケ、サービス!」などといって値引いてきます。1つ1,000円、3つで2,500円!<br /> まだ買う気はしませんね?<br /> 「高い!」というと「ナンデー?ホンモノノシシュー、コレタカイ、アナタダケスペシャルー」などといいますが、初対面の貴方のためだけに安くするはずはありません。<br /> なのでこれも断る。すると電卓を出してきて「イクラナラホシイー?」といってきます。<br /> ここまでの数字は全て忘れてください。ここからが交渉です。<br /> 日本円換算した場合に自分がいくらなら欲しいかということが大事!<br /> 最初1つ30万だったのに20万まで値下がりしたからもうちょっといけるかな。。1つ15万ドン!<br /> などと考えると相手の思う壺。<br /> <br /> 刺繍の化粧ポーチ。日本なら1つ1000円くらいかな。という考えがベース。<br /> そしてそれを三分の一か四分の一にした額を提示してください。<br /> 三分の一なら約330円≒70,000VND<br /> 四分の一なら約250円≒50,000VND。<br /> これくらいには安くなります。複数買うなどの交渉でもっと値切れますが技量が必要です。<br /> <br /> 刺繍のポーチが一つ333円!日本なら安いな!と思える金額ですね。<br /> もっと値切れば1つ3万ドン、4か5つで10万ドン程度まで下げれれますが、微々たる額のために交渉する方がダルイですが。。<br /> そして相手の電卓に70,000と打ち込んで見せます。<br /> <br /> 相手は呆れた顔をしながら「ナンデー?ホンモノー!シシュー!モットタカイヨー」といってきますが「これじゃないと買わない」といいましょう。<br /> 他の商品でもそうですが、相手が全く相手にしない金額であった場合、例えば仕入額が10万ドンの商品をこちらが8万ドンじゃなければ買わないといった場合は、店員は全く相手にしません。呆れた顔でシッシッと追い払われます(笑)<br /><br /> <br /> 自分が売り手の気持ちになってみましょう。<br /> 1つ100円で仕入れたリンゴを350円で売っていたとしましょう。<br /> 1つ300円、2コで500円!にはあまり抵抗無く値引きできますよね?<br /> ですから相手が自分で値引いて提示した額には、まだ十分な利益が乗っている訳です。<br /> これに対して客が「130円なら買う」と言ってきたらどうでしょう。<br /> 「130円は無理だよ~。普通もっと高いよ?200円でどう?」と思うでしょう。<br /> それでも客が「いや130円しか出さない」というと、「分かった!じゃあ180円でどうだ?」<br /> そして客が「いや130円だ」、「150!これ以上は下げれない!」<br /> この辺が落としどころです。130円まで値下げしても相手に利益がありますので下げれないことは無いですが交渉も疲れますし(笑)<br /> これが、最初に客に「そのリンゴ80円にしてくれ」といわれると交渉する気にもなりませんよね?<br /> 「は?帰れ!」となります。<br /><br /> 以上のように考えると相手が交渉を続けるということは提示した額で売っても利益はあるけど、儲けが少ないからもうちょっと高く買ってくれよという交渉になります。<br /> <br /> さてここからは少し難易度の高いブランドバッグのコピーの値切り方と相場についてです。<br /> 興味のある方も居ますよね★<br /> ベトナムはコピーという意味では無法地帯です。大きな観光市場でもナイトマーケットでも至る所でコピー商品が売られています。もちろん日本に持ち帰ることは法律上は違法行為です。でもそのことを分かってても「1つくらい・・・」という方もいるでしょう。<br /> まー税関検査でスーツケースをあけられることはほぼ無いですし、実際は国内に持ち込むことは簡単です。<br /> もし税関で見つかっても転売用に大量に購入しているなら別ですが、2つ3つ持っていたところで、「コピーだとは知らなかった。」といって所有権を放棄すれば罪には問われないでしょう。今後マークされるという情報もありますが、おそらくそんなことも無いでしょう。決して違法行為を助長しているわけではありません。現実的にどのような状況かを書いているだけです。<br /><br /> さてコピーバッグについてですが、シャネル・エルメス・ヴィトン・プラダなどの高級ブランドからディオール、マイケルコース・トリーバーチなどまで様々なコピー商品があります。<br /> ここで考えるべきことの第一はコピー商品である以上、ブランド名は関係ないということです。<br /> シャネルのバッグとマイケルコースのバッグ<br /> 普通に考えればシャネルのほうが高いですが、コピー商品の時点でブランド名による価値の差はありません。<br /> 何が基準かというと、使用している皮の量、ジッパーや縫い目等の加工の多さなどで価格が決まります。<br /> 例えばのっぺりとした一枚皮を使用しているシャネルのコピーバッグより、外ポケットや上部ジッパーなどの加工がしてあるマイケルコースのバッグの方が使用している皮が多く加工も多いので高くなります。<br /> <br /> 「コレ、プラダー、モットタカイー」などといわれてもウソです。そもそもプラダではないのですから(笑)<br /><br /> ブランドバッグの相場としては一般的な手提げバッグは45万ドン~60万ドンまでは下げることができます。<br /> 日本円換算で2300円~3000円程度です。<br /> 相手の言い値は200万~250万、シャネルなどでは300万といってくることもあります。<br /> 日本円換算で1万円~1万5千円くらいです。<br /> 当然、こんな金額では誰も買わないのですが、それが160~180万ドンに落としてきます。<br /> 感覚的には30万ドン値引かれると安くなった感じがしますが、ここで妥協はダメ!<br /> 60万まで以下に下げるのは技術と粘りが必要なので自分が納得できる金額で60~70万くらいまで下げましょう。<br /> 財布は30万、ベルトは10万以下にでも下げることができますが、落としどころは財布40万、ベルト15万くらいでしょうか。<br /> ライターでバッグをあぶって本物アピール、これ新作!などといってきますが全て無視。<br /> 電卓でこれ以上なら買わないアピールをしましょう。<br /> 同じような店は他にも多くあるので他の店で買う気で最後は立ち去ってください。<br /> すると相手が売れる金額であれば引き止めてきます。<br /> 60万といって引き止められても、やっぱり70とか65と言ってきます。<br /> まー適度なところで買いましょう。5万増えたところで250円。<br /><br />色々と書きましたが、私はベンタイン市場は結構好きです。相場が分かって値切れるようになるとそれほど高くも無いですし。時々、店員に「バカー、アホー!」と罵られることもありますが(笑)<br />おススメはアンドン市場です。チョロン地区の近くの大きな市場で売り場面積はベンタイン市場よりも圧倒的に広く地下1階、地上3階あります。それより上の階は使われていません。<br />地下は主に食品、1階は貴金属と衣類、2階は衣類、3階は雑貨が主に売られています。他にも色々売られていますが。<br />多少ふっかけてきますが、ベンタインよりは交渉も楽で、客が少ないので買い物もしやすいです。<br /><br />以上、ご参考になれば幸いです。

ホーチミン市の魅力は買い物!値切りの極意!

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2017/01/05 - 2017/01/10

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Yukibee

Yukibeeさん

ベトナム・ホーチミン市への旅行を終えて、やはりホーチミン市の魅力は買い物と食事!
正直、私からすれば観光という意味でぜひおススメできるスポットや建築物はありません。。

ベトナム戦争や歴史を知りたい方には「戦争証跡博物館」などもありますが、多くの方はベトナム戦争に興味を持ってホーチミン市に行かれる訳ではありませんし、ホーチミン市に行ったからといって、一度は見てみるべきものでもありません。

フランス統治時代の名残で、西洋建築の郵便局やその他建築物もありますが、ヨーロッパに行ったことのある方なら明らかに見劣りします。そして日本にも存在する程度のものです。

そして景色もベトナム北部や中部であればハロン湾、サパ、ダラットなど綺麗なところも多い国ですが、南部には綺麗という意味ではおススメスポットもありません。
ホーチミン市よりも南部のカントーなどに行けばメコンデルタの景色を見ることが出来ますが、好みが分かれる景観です。
アジアの生活観あふれる風景が見たい人には最適ですが、「天空の城」「果てしなく広がる草原」「教科書に出てくるような絶景」の様な綺麗な景色を求めている人にはただの濁った川くらいにしか見えないでしょう。
私は生活観あるアジアの雰囲気が好きですので、別途、ベトナム南部の観光についても書きます。

さて、ホーチミン市の魅力は「買い物」というテーマですのでここからお買い物について書いていきます!

まず買い物について必要になるのはお金です。
カードは中級以上のレストランやホテルなどでは利用できますが、市場・ナイトマーケット・安価なレストラン等では全く使えませんし、使えるとしても私は安心できる場所でなければカードは使いません。
VISA、Masterは普通に使えます。JCBも増えてきたように思います。
AMEX、Diners、Discoverは使えるところが非常に少なく、ファミリーマートも使えませんでした。
私は日本ではAMEXをメインに利用していますが、海外での使用はVISAが多いです。AMEXはキャッシング機能がないため、海外キャッシングも出来ません。

ベトナムでは「ドン(VND)」が通貨となっていますが、一般的な観光客が買い物をする大部分の場所では「ドル(USD)」が使えますし、ベンタイン市場など一部の観光スポットでは「円(JPY)」も使用可能です。
ただし、VND以外での支払いはレートが悪いため、VNDに両替して買い物されることを強くおススメします。

両替する場所のおススメは市内にも両替屋が多くあり、良いレートのところがありますが、インフレが激しく紙幣枚数も多くなるため、数をごまかされたりする可能性も有りますので慣れるまではおススメしません。
私が両替をおススメするのは空港です。それほどレートも悪くありませんし、空港の税関通過後に左右にいくつも両替屋が並んでいますので、一番レートのいいところで換えればOK!
街中で行う場合はあまりレートは良くないですが、貴金属店がおススメです。
日本でも貴金属を扱う店舗では信用が大切ですが、ベトナムでも高価な品を扱う貴金属店は信用が大事。
あそこの貴金属店でお金をごまかされた!なんて話が広まると大変です。
レートを確認すると電卓で額を見せてくれます。納得できれば両替をするのですが、一枚一枚しっかりと数えて渡してくれます。道端の両替所であればカウンターでお金を受取ると道でお金を数えることになりますが、店舗内なのでお財布を出してお金を出し入れしても安心です。
一番おススメな現金の入手方法はクレジットカードの海外キャッシングです。
日本に帰ってすぐにキャッシング分を支払えば利息はほとんどなく海外通過を手に入れることが出来ます。
ホーチミン市内には至る所にATMがあります。但し操作は英語ですので、その程度は覚えていく必要があります。

前置きが長くなりましたが、ここからが体験談!
①市場のショッピング
 ベトナムというとカラフルな刺繍やアジアンテイストデザインの小物など可愛らしいものが非常にたくさんあります。
 またコピー商品も多くあります。
 まずはそんな物を買おうと思って大部分の方はベンタイン市場に行くのですが、ここはかなりの曲者ぞろい(笑)
 「サー、ミテイッテー、ヤスイー」と流暢な日本語で半ば強引に客引きしてきます。いちいち相手にしていると前に進めません。そこで対策として私はミラー加工してあるサングラスをかけていきます。
 これで相手にこちらの表情や目線を見られることがないので。
 
 本当に欲しいデザインの商品を見つけたらサングラスを外して色や質感を確認し、値段交渉といきます。
 色んなガイドブックに「かなり値切れる」と書いてありますが、実際に適正価格まで値切るのは簡単ではありません。
 
 ※値段交渉(VNDを持って買い物に行っていることが前提)
 まずは商品を物色!「ナニホシイー?」などと色々話しかけてきますが「見てるだけ!」とか無視でOK!
 買いたい商品が無ければ引き止められても店を去る!手をつかまれても「いらない!」とキッパリ断って移動しましょう。
 日本人は強く言われると「じゃあ一つだけ買ってあげようかな」と思ってしまいますがダメ!
 いざ欲しい商品が見つかった場合、「いくら?」と聞くと日本円で提示してくる方もいますが多くはUSDかVNDか聞いてきます。どんな場合でも電卓で見せてもらいましょう。ジェスチャーで通じます。
 これは0の多いベトナムのお金は慣れるまで分かりにくく計算がしにくいですが、電卓に出してもらうことで分かりやすくなります。
 大雑把に考えると「ゼロを2つ取って半分にする」
 例えばブランドバッグのコピーなどを買おうとすると3,200,000などを見せられます。言葉で「サンビャクニジューマンドン」といわれても頭で理解できませんよね?だって日本では320万など車を買うくらいの金額です。
 さて、話が飛びましたが、電卓で金額を見せてもらってもこの金額は無視してください。

 刺繍がしてある化粧ポーチを買おうとしたとします。
 おそらく1つ25万~30万ドンが最初の言い値でしょう。日本円換算で1,250円~1,500円程度です。
 到底買う気はしませんよね?
 すると相手は「アナタダケ、スペシャル、ヤスクスルー」などといって「1ツ20マンドン、3ツ50マンドン、アナタダケ、サービス!」などといって値引いてきます。1つ1,000円、3つで2,500円!
 まだ買う気はしませんね?
 「高い!」というと「ナンデー?ホンモノノシシュー、コレタカイ、アナタダケスペシャルー」などといいますが、初対面の貴方のためだけに安くするはずはありません。
 なのでこれも断る。すると電卓を出してきて「イクラナラホシイー?」といってきます。
 ここまでの数字は全て忘れてください。ここからが交渉です。
 日本円換算した場合に自分がいくらなら欲しいかということが大事!
 最初1つ30万だったのに20万まで値下がりしたからもうちょっといけるかな。。1つ15万ドン!
 などと考えると相手の思う壺。
 
 刺繍の化粧ポーチ。日本なら1つ1000円くらいかな。という考えがベース。
 そしてそれを三分の一か四分の一にした額を提示してください。
 三分の一なら約330円≒70,000VND
 四分の一なら約250円≒50,000VND。
 これくらいには安くなります。複数買うなどの交渉でもっと値切れますが技量が必要です。
 
 刺繍のポーチが一つ333円!日本なら安いな!と思える金額ですね。
 もっと値切れば1つ3万ドン、4か5つで10万ドン程度まで下げれれますが、微々たる額のために交渉する方がダルイですが。。
 そして相手の電卓に70,000と打ち込んで見せます。
 
 相手は呆れた顔をしながら「ナンデー?ホンモノー!シシュー!モットタカイヨー」といってきますが「これじゃないと買わない」といいましょう。
 他の商品でもそうですが、相手が全く相手にしない金額であった場合、例えば仕入額が10万ドンの商品をこちらが8万ドンじゃなければ買わないといった場合は、店員は全く相手にしません。呆れた顔でシッシッと追い払われます(笑)

 
 自分が売り手の気持ちになってみましょう。
 1つ100円で仕入れたリンゴを350円で売っていたとしましょう。
 1つ300円、2コで500円!にはあまり抵抗無く値引きできますよね?
 ですから相手が自分で値引いて提示した額には、まだ十分な利益が乗っている訳です。
 これに対して客が「130円なら買う」と言ってきたらどうでしょう。
 「130円は無理だよ~。普通もっと高いよ?200円でどう?」と思うでしょう。
 それでも客が「いや130円しか出さない」というと、「分かった!じゃあ180円でどうだ?」
 そして客が「いや130円だ」、「150!これ以上は下げれない!」
 この辺が落としどころです。130円まで値下げしても相手に利益がありますので下げれないことは無いですが交渉も疲れますし(笑)
 これが、最初に客に「そのリンゴ80円にしてくれ」といわれると交渉する気にもなりませんよね?
 「は?帰れ!」となります。

 以上のように考えると相手が交渉を続けるということは提示した額で売っても利益はあるけど、儲けが少ないからもうちょっと高く買ってくれよという交渉になります。
 
 さてここからは少し難易度の高いブランドバッグのコピーの値切り方と相場についてです。
 興味のある方も居ますよね★
 ベトナムはコピーという意味では無法地帯です。大きな観光市場でもナイトマーケットでも至る所でコピー商品が売られています。もちろん日本に持ち帰ることは法律上は違法行為です。でもそのことを分かってても「1つくらい・・・」という方もいるでしょう。
 まー税関検査でスーツケースをあけられることはほぼ無いですし、実際は国内に持ち込むことは簡単です。
 もし税関で見つかっても転売用に大量に購入しているなら別ですが、2つ3つ持っていたところで、「コピーだとは知らなかった。」といって所有権を放棄すれば罪には問われないでしょう。今後マークされるという情報もありますが、おそらくそんなことも無いでしょう。決して違法行為を助長しているわけではありません。現実的にどのような状況かを書いているだけです。

 さてコピーバッグについてですが、シャネル・エルメス・ヴィトン・プラダなどの高級ブランドからディオール、マイケルコース・トリーバーチなどまで様々なコピー商品があります。
 ここで考えるべきことの第一はコピー商品である以上、ブランド名は関係ないということです。
 シャネルのバッグとマイケルコースのバッグ
 普通に考えればシャネルのほうが高いですが、コピー商品の時点でブランド名による価値の差はありません。
 何が基準かというと、使用している皮の量、ジッパーや縫い目等の加工の多さなどで価格が決まります。
 例えばのっぺりとした一枚皮を使用しているシャネルのコピーバッグより、外ポケットや上部ジッパーなどの加工がしてあるマイケルコースのバッグの方が使用している皮が多く加工も多いので高くなります。
 
 「コレ、プラダー、モットタカイー」などといわれてもウソです。そもそもプラダではないのですから(笑)

 ブランドバッグの相場としては一般的な手提げバッグは45万ドン~60万ドンまでは下げることができます。
 日本円換算で2300円~3000円程度です。
 相手の言い値は200万~250万、シャネルなどでは300万といってくることもあります。
 日本円換算で1万円~1万5千円くらいです。
 当然、こんな金額では誰も買わないのですが、それが160~180万ドンに落としてきます。
 感覚的には30万ドン値引かれると安くなった感じがしますが、ここで妥協はダメ!
 60万まで以下に下げるのは技術と粘りが必要なので自分が納得できる金額で60~70万くらいまで下げましょう。
 財布は30万、ベルトは10万以下にでも下げることができますが、落としどころは財布40万、ベルト15万くらいでしょうか。
 ライターでバッグをあぶって本物アピール、これ新作!などといってきますが全て無視。
 電卓でこれ以上なら買わないアピールをしましょう。
 同じような店は他にも多くあるので他の店で買う気で最後は立ち去ってください。
 すると相手が売れる金額であれば引き止めてきます。
 60万といって引き止められても、やっぱり70とか65と言ってきます。
 まー適度なところで買いましょう。5万増えたところで250円。

色々と書きましたが、私はベンタイン市場は結構好きです。相場が分かって値切れるようになるとそれほど高くも無いですし。時々、店員に「バカー、アホー!」と罵られることもありますが(笑)
おススメはアンドン市場です。チョロン地区の近くの大きな市場で売り場面積はベンタイン市場よりも圧倒的に広く地下1階、地上3階あります。それより上の階は使われていません。
地下は主に食品、1階は貴金属と衣類、2階は衣類、3階は雑貨が主に売られています。他にも色々売られていますが。
多少ふっかけてきますが、ベンタインよりは交渉も楽で、客が少ないので買い物もしやすいです。

以上、ご参考になれば幸いです。

旅行の満足度
4.5
観光
3.5
ホテル
3.5
グルメ
4.5
ショッピング
4.5
交通
5.0
同行者
友人
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス タクシー 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
旅工房

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