スペイン旅行14　[カルモナ→コルドバの移動と、コルドバ散策]

2014/08/14 - 2014/08/14

2014年8月　ハネムーンでスペイン周遊をしてきました。
航空機・ホテル・観光地・電車などなどを個人予約し、好きなように旅程を組んで旅行しました。

今回の記録は【カルモナ→コルドバへの移動とコルドバ散策】です。
コルドバへは路線バスで行きました。
日本から席が予約できました。
乗り場が普通のバルだったので、合っているのかドキドキしました。
あと、コルドバでコインロッカーが空いているかもドキドキしました。

無事バスにも乗れ、荷物も預けることができ、心置きなくコルドバ観光です。
メスキータは本当にここでしか見られない光景！！
行くかどうか最後まで悩んでいたコルドバですが、行ってよかった～！！


０日目　日本発・カタール着
１日目　バルセロナ着・観光　　
２日目　バルセロナ観光　　　
３日目　バルセロナ観光　
４日目　ブエリング航空で移動
　　　　グラナダ観光　　
５日目　グラナダ観光　
６日目　RENFEで移動　　　
　　　　セビーリャ観光　　
７日目　セビーリャ観光　
　　　　バスで移動　　　　
　　　　カルモナ観光　　　
８日目　バスで移動　　　　←
　　　　コルドバ観光　　　←今ここ
　　　　RENFEで移動
　　　　トレド観光
９日目　RENFEで移動
　　　　マドリード観光
10日目　マドリード観光後
　　　　スペイン出国・カタール着
11日目　日本着

○メスキータ
○カサ アンダルシ
○ローマ橋
○カラオラの塔
○ピサロ
○コルドバ中央駅

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日は７：００に起きました。
スペインの８月の日の出は７：３０頃。

カルモナパラドールの部屋から日の出が見えます。

パラドール デ カルモナ ホテル

近くに山脈が見えての日の出や
海からの日の出は
見たことあるのですが…

こんな地平線からの日の出って見たことないかもー！！

パラドール デ カルモナ ホテル

昨日訪れた展望台に行ってみました。

パラドール and 日の出。
だいぶ日が昇っています。

パラドール デ カルモナ ホテル

逆サイドはカルモナの白い街並みが見えます。

平原からは動物の鳴き声がたくさん聞こえます。
にわとりにヤギ、犬、馬…。
ずーっと鳴いていました。

8:55　部屋を出てチェックアウト。

事前に
「9:00にタクシーが来るようにしてください。コルドバ行きのバス停まで。」
とフロントに伝えてあったので、すでにタクシーも待っていました。

コルドバ行きバス停は２か所あるそうです。
タクシーの運転手さんはもう１か所の方に行こうとしていましたが
地図を見せ、そこではないといいました。

私たちが持っていたバス停の地図には、写真のバルがあっただけでした。
バルの前にタクシーを停めて、運転手さんがバルの人に本当にバス停なのか聞きに行ってくれました。

バス停の表示も何もないですが、バルのドアには
バスの時刻表が貼ってあり、確かにここがコルドバ行きバスのバス停なんだそうです。

バスは日本から予約してあり、こんなチケットを持っています。
確かに乗り場は「BAR　EL　PASEO」となっています。
バルが乗り場で正解なのね…。

ここがバス停らしいということはわかったものの
地元のタクシーの運転手さんも知らず、バス停表示もないので不安～！！

しばらく待っていると小さなミニバスが来たので
コルドバ行きか聞いてみましたが答えは「No」。

となりのベンチに座っていたおじいさんがそのやりとりを見て
「ここで待っていれば停まるよ」
と言ってくれました。
少し安心です！

コルドバ行きの大きなバスが停まりました！
ベンチにいたおじいさんに手を振って乗り込みました。
アニメが流れていてwi-fiもついてて快適そう！
シートも予約していたのですが、すでに別人が座っていたので
チケットを見せてどいてもらいました。
一番前の席をゲット！！

泊まっていたカルモナのパラドールにさよならです。

11時過ぎにはコルドバのバスストップに着きました！
まずはバスの待合所に行き、インフォメーションでコインロッカーの場所を尋ねます。

コルドバでコインロッカーを見つけられるか…？
見つけても空いているのか…？

これはすごく心配でした。
なかったらスーツケースをひっぱってコルドバ観光することになります。

バス待合所で聞くと「まっすぐ行って左」と言われました。
そのあたりでもう１人に聞くと無事見つけることができました。

けっこう数が少ないです。
壊れているのもあります。
２つ空きがあり、無事入れられました。

コインを４ユーロで購入し、そのコインを入れて鍵をまわすタイプです。

これで荷物問題解決！

駅からメスキータまではバスも出ていますが、我々は数時間の滞在だったので
時間を無駄にできず、タクシーを使いました。
タクシー代は4.75ユーロ！
安くて、バス停と行先を探してうろうろしなくてすみ
11:30にはメスキータに着いていました！

入口もそれほど行列になっているわけではなく、チケットを買ってすぐ中に入れました。

メスキータ 寺院・教会

メスキータとは、「ひざまずく地」という意味らしいです。
785年、イスラム教の寺院としてアブデラマン1世時代に建設されたとても古いモスク。
コルドバでは1236年にレコンキスタが行われ、カトリック勢により内部に礼拝堂やカテドラルが新設されました。

現在では、イスラムとカトリックが同居するような、不思議な空間となっています。

メスキータ内は赤と白の森。
かくれんぼしたくなります。
これに似た空間は確かにどこにもないー！
コルドバはちょっと無理して来たけど、来てよかったー！

1523年時のカルロス1世は、メスキータを見ずに改装許可を出したものの
出来上がったものを見て
「どこにでもあるような建物のために、この世で唯一のものを壊してしまった」
と後悔したそうな。

メスキータ 寺院・教会

イスラム教徒が祈りを捧げるメッカの方向を示すくぼみ「ミフラーブ」。
彫刻が美しい。

メスキータ 寺院・教会

メスキータの中心部分にはキリスト教の建築物があります。
こちらはマヨール礼拝堂。
あの円柱の森の中にあるとは思えない別世界です。

本当に不思議な空間となっています。

天井も含め、こちらはこちらで絢爛豪華ですごい！

メスキータ 寺院・教会

聖歌隊席も入れて写してみました。

メスキータ 寺院・教会

聖歌隊席の天井です。
こちらもやはり彫刻がすごい！

メスキータ 寺院・教会

宝物も金ぴかでした。
キリスト教は金ぴかが好きですねぇ…。

日本語訳のパンフレットが置かれていたので読みましたが
日本語訳が少し残念。
そして、「コルドバ大聖堂」として完全にキリスト教側から書かれたパンフレットでした。

メスキータ 寺院・教会

メスキータを出て「オレンジの中庭」へ。
緑のオレンジの木がたくさんありました。
礼拝者が体を清めるための場所だったそうです。

塔は礼拝を呼びかけるミナレットとして建てられたものですが
キリスト教になり鐘がつけられて鐘楼となっています。

オレンジの木の中庭 散歩・街歩き

ユダヤ人街をぶらぶらしました。

ユダヤ人街 散歩・街歩き

街の敗色がかわいいです！
青のふちどりの窓、黄色、お花、緑…
ほぼお土産物屋さんか食べ物やさんでした。
街歩きが楽しいです。

ユダヤ人街 散歩・街歩き

物価はセビーリャやグラナダより高いです！
スペイン中央により近いからか…？
グラナダで7.5ユーロで買った陶器が14ユーロだったり
5ユーロで買った調味料入れが6.5ユーロだったり
グラナダで2ユーロで買ったタイルマグネットは
セビーリャで3ユーロ、コルドバで4ユーロ…

グラナダの倍の値段するものもあるので、買い物はグラナダで！笑

ユダヤ人街 散歩・街歩き

グラナダとセビーリャでお土産は割と買っていたので
コルドバではあまり買い物しませんでした。

ユダヤ人街 散歩・街歩き

コルドバで買ったお土産はこれです！
ポストカード４枚！

「花の小路」という観光スポットにも来てみましたが…
人がわんさか…

「人の小路」と旦那がつぶやいていました(笑)

花の小径 建造物

渾身の１枚！
遠くにミナレットを入れての花の小路！

空の青と白い壁と青の鉢とピンクのお花と緑のはっぱが
とてもきれい♪

花の小径 建造物

さて、コルドバはちょっと寄り道感覚だったので
メスキータと花の小路とユダヤ人街を少し歩ければ大満足だったのですが、
もう少し時間がありそうです。
ユダヤ人街の奥、シナゴーグに行ってみよう！

ユダヤ人街 旧市街・古い町並み

シナゴーグに行く道はわかりづらいですが、表示が出ています。
表示に沿って歩けばつきますが、少し歩くので表示を疑ってしまいます(笑)
着いたものの閉まっていました…残念！

残念なので近くの「カサアンダルシ」に入ってみました。
12世紀のイスラム様式の建物で当時の雰囲気を再現しています。
中庭(パティオ)を囲むイスラムっぽい雰囲気で、かわいい家でした。

カサ アンダルシ 建造物

入場料は１人2.5ユーロ。
花を浮かべた泉、草花が茂る中庭、タペストリーなどすべてがかわいい！

カサ アンダルシ 建造物

中庭も緑があふれてとても素敵でした。

壁にも緑がいっぱい敷き詰められています。

ちょっとした博物館のようになっています。
奥のタイルの部屋では食事中の人がいました(笑)

カサ アンダルシ 建造物

調度品や作り付けの本棚なども一見の価値があると思います。

カサ アンダルシ 建造物

コルドバは城砦都市。
コルドバ城壁は、コルドバの旧市街を囲むようにあります。

城壁の外に出て、広場と小川に沿った道を歩きました。

コルドバ城壁 城・宮殿

城壁外の小路はお花が咲き乱れていて
花の小路よりもきれいだなーなんて思いました。

コルドバ城壁 城・宮殿

城壁と反対側の家にも
お花と緑がいっぱい。

なんかの遺跡…？
鳩のすみかになっていました。

アラブ浴場 史跡・遺跡

植木鉢がたくさん取り付けられたお店も
コルドバっぽいですね。

アルカサルの横を通り、川に出ました。
アルカサルは入る時間がないので素通り。

アルカサル (コルドバ) 城・宮殿

アルカサル前にあった水車跡。
奥にローマ橋が見えます！

ローマ橋を渡ってお昼にしましょう！

かつて街の城壁の一部だった門を1571年にフェリペ2世が造り変え「プエンテ門」となったそうです。
ヨーロッパのあちこちで見る凱旋門を連想してしまいます。

プエンテは「橋」という意味だそうです。
門の前を馬車が通過～！

プエンテ門 建造物

「サン・ラファエルの勝利塔」だそうです。
コルドバの守護聖人はラファエル。

サン ラファエル勝利の像 モニュメント・記念碑

ローマ橋を渡ります。
ローマ橋から見たコルドバの街はとってもきれい！

その名のとおりなんとローマ時代のもので、アウグストゥス帝の時に築かれたんだそうな。
戦争のたびに破壊と修復をくりかえし、現在の橋はイスラム教徒が整備した橋をレコンキスタ後に修復したもの。

ローマ橋 建造物

マンホールがカラオラの塔？？
これからそのカラオラの塔に行きます！

ローマ橋 建造物

カラオラの塔です。
ヤシの木が南国っぽい！

イスラム教時代に要塞として使われていて
歴史博物館になっています。
ここに着いたのは14:00頃だったので、またもや中に入れず外観見学のみ。

カラオーラの塔 建造物

橋からはプエンテ門とメスキータが見えます。
すごい建物群だなぁ…

ローマ橋 建造物

橋の上にはサンラファエルがいました。

カラオラの塔周辺には、今までに行ったどのスペインの都市よりも
オリーブおばさんがいました！
でもパトカーもけっこういるので安心？

ローマ橋 建造物

再びユダヤ人街に戻り、昼食をとることにしました。
店の外でメニューを確認でき、けっこうおいしそうだと思って入ったお店は
「地球の歩き方」にも載っている「ピサロ」というお店でした。

前菜とメインとデザートと飲み物を選ぶことができる
ランチコースが
１人9.5ユーロと良心的なコース！

こちらは前菜のシーフードカクテル。

こちらも前菜のクラブサラダ。

メインのパエリア。

メインのミートボール。

そしてデザートのティラミス！
これで9.5ユーロは安い！
そしておいしくて大満足でした♪

大きなマンションのようにも見えますが…
メスキータの外壁です。
外側はこんなふうになっているのですね…
ガイドブックにはたいてい内部の写真しか載っていないので
おお～！と思いました。

メスキータ 寺院・教会

メスキータのたくさんある門の１つです。
複雑なアーチがたくさん彫刻されています。
扉の上に馬蹄型アーチ、その上に交差型アーチ、左右に多弁型アーチがあります。
美しい…。

メスキータ 寺院・教会

こちらは「栄光の門」かな…？

メスキータ横でタクシーを捕まえ、駅に向かいました。
…が、メスキータをぐるっと回らないと大きな通りに出れないので
行きより３ユーロくらいアップしました(;´･ω･)
タクシーは大通りで捕まえたほうがよいですね。

コルドバ中央駅 駅

コルドバ駅はセビリアやグラナダの駅に比べて大きくて人がたくさんいました。

コルドバ中央駅 駅

電光掲示板で乗り場を確認し、
その番号に並んで荷物検査を受けます。

コルドバ中央駅 駅

コルドバ駅は花が咲き乱れていてコルドバっぽいなーと思いました。

コルドバ中央駅 駅

RENFEのチケットは日本で事前に予約して持っていました。
現地でのめんどくさそうな手続きや
予定変更につながりそうなことは極力避けるため
予約が一番！

コルドバ中央駅 駅

列車は座席が広くテーブルも大きく快適でした。
食堂車もあり、カウンターがあったのにはびっくりです。
マドリードで乗り換え、トレドを目指します。