2016/12/23 - 2016/12/25
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クルミ2012さん
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去年のソウル一人旅の反省(内外の気温差についていけず帰国後体調不良に…)を盛り込み、ミュージカルの日程とにらめっこで計画を立てるも、三度も計画中止に。四度目にエイヤッとクリスマスシーズンの旅を決めたところ、政局やデモなど揺れ動くソウル。心配と警戒をしながら、情報をチェックし混雑を避けつつ、徹底的に計画を練ったつもりが、現実は迷うこと数度のドタバタ旅に。
また、1人ごはんのハードルの高い雰囲気でも美味しいものを少しは食べたい&仕事用の靴などの買い物もしたいという詰め込んだ日程は、やっぱり予定の半分位しか達成できなかったものの、またも人々の優しさを感じ、今の自分を見つめ直す師走の旅になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ジンエアー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回は早く着く便にしたので、LCCでやってきました。皆さんが荷物棚を取り合うのに驚き。食事がないから現地で食べられるのでこれもよし。職員の方がフレンドリーで心地よく過ごせました。
仁川空港からソウル駅まで空港鉄道で行こうかとも思ったのですが、お土産を考えて大きなスーツケースにしたため、やはりリムジンバスに(15000W)。
クールなチケット売り場のお姉様に意を汲んでもらい、なんとか「会賢駅」までの切符を買い、6001番の乗り場に並ぼうとしていたら、バスに荷物を積まれたりする職員のおじ様が近づいて来られて
職「そっちじゃないよ」
私「え?6001番バスの掲示板の前に並んでいるつもりなんですが」
こっちだよ、と手招きして下さって、数人が並んでいる少し離れた点線のラインに気づく。
ありがとうございます!とお礼を言って、10分後に到着したバスに乗りました。
職「この人は、会賢駅だよ」
とバスの運転手さんに念押ししてくれつつ、豪快にスーツケースを積みながらニヒルな微笑み。
空気はマイナスで冷たいのに、こういうやり取りが仕事上とは分かっていますが、温かくて、心配性なので警戒しながら旅をする自分には、ソウルに来たなとホッとする瞬間です。
一方、バスの運転手さんは、ずっとイヤホンを通じて知人?とおしゃべりをされながら(・・・)。乗客は、韓国語と中国語で、知り合いとの電話をずーっと大音量でされており、これも旅だなぁ。 -
ホテルは南大門市場最寄りの会賢駅そばの「ティーマークグランドホテル明洞」。ホテル前は渋滞のため、近くに無理やり停めて、運転手さんが「会賢駅!南大門市場!」と降りる人を確認。「はい!!」と手を挙げます。
チェックイン前の時間なので、フロントで荷物を預かってほしいと、たどたどしい韓国語と、(中学生レベルの)英語を駆使して、気合で通じました。日によっては日本語の分かる方もおられましたが、ある程度の会話は、準備をしておいた方が安心だと思います。
身軽になって、お昼ご飯にGO!移動時は、マスクを装着。警戒しすぎですが、話しかけないでくださいオーラを出して、早歩きで行きます。
地下鉄4(号線)会賢駅→忠武路→3狎鴎亭 -
3番出口から徒歩10分程度で、「トゥレグッス」へ。
途中、大きな高級車が渋滞していて、この細い道でどうやって行き交うんだろう・・・と心配になるけんか腰な雰囲気でした。狎鴎亭はセレブなイメージ。昼食を、高級車で庶民的な店に乗り付けているのが興味深いです。
お店に着くと、13時過ぎなのに行列です。せっかくだから、と初めて行列に並んでみました。
前の男性二人連れは、
「今度、デスノートのミュージカル再演するんだろ?」
「日本の漫画だよな」
ということを話しておられて、ミュージカル仲間かな、と思いつつ、周りはオール韓国語。後から来た方に
「これって並んでるんですか?待たなきゃ仕方ないですよねぇ」
等バーッと聞かれて、「(はい)」と答えたのですが、お店のお姉さんがこの人は一人でお昼ご飯を食べに来た外国人なんだな、とすごく心配してくれて、ヤクルトをくれたり、ねぎの入った美味しいいりこ出汁?(うどんのスープ?)を途中で温かいものに変えてくれたり面倒をみてくれました。
野菜たっぷりの「ビビンパ」です。コチュジャンは別容器だったので、少しかけて、スッカラで何度も混ぜる。野菜が多くて、食べごたえがあります。
うどんも美味しそう。鉄板で何か(プルコギ?)を食べているグループが多かったです。
席からは厨房が見えて、元気に調理をしているお姉さんたち。話からご家族かな?14時ごろからは、隣のテーブルでまかないを召し上がるのか、おばあ様が若いお孫さんに
「何を食べるかね?」と聞かれていたりして、自分が日常風景にいるのが不思議。トゥレグクス 新沙店 韓国料理
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狎鴎亭駅の方に戻って、お餅屋さん「タンジ」へ向かいます。NHKの「二度目のソウル」で見て、行って見たかったのです。
途中、カラフルな車を発見。縦列駐車がすごい。高級車がまたもやギリギリに通過していくのでヒヤヒヤ。
お店では、日本語がお分かりになる方(店長さん?)がお忙しい作業中に出て来て下さり恐縮でした。お餅は、ヨモギの餡子入りのものを後で食べましたが、ごま油の風味とナッツの食感にびっくりしましたが、美味しかったです。ほかのお餅は帰ってすぐに冷凍して大事にいただきます。 -
バスで少しだけ乗って、行ってみたかった清潭洞のバッグのお店に行きましたが、少々残念な思いでお店を出、狎鴎亭ロデオ駅へ徒歩で向かいます。
寒いから、写真を撮っている人は私一人で気楽です。ケー スターロード 散歩・街歩き
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K―POPは詳しくないのですが、スターの皆様のアートトイがそれぞれとても可愛いです。
意外に大きいのに驚きつつ。 -
ちょっと取っつきにくいハイソな街のイメージだけれど、親しみが出てきます。
狎鴎亭ロデオ駅の改札で、T-moneyカードがなぜかエラー。どうしたらいいんだろう(チャージしたはずだけど)と焦っていると、
「どうしましたか?」
と英語で、職員の方が声をかけてくださって、それこそ、アイドル並みに凛々しいお方でそちらにびっくり。
機械で処理をして下さり、さぁ行かれてください、と案内してくださいました。
少しへこんでいたけれど、やっぱり救ってくれるのも人なのだ、と思った瞬間でした。T-moneyカードのエラーは、なぜかその後も、混雑の明洞駅でもあったりして、その時はあまりにも人が多くてなかなか職員さんと話せず、ミュージカルの開演時間も近づいて大ピンチになったりしました。なぜだろう?その時も、必死に職員さんをつかまえて、機械で処理をしてもらいました。狎鴎亭洞・清潭洞 散歩・街歩き
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盆唐線「狎鴎亭ロデオ」→7江南区庁→2建大入口→聖水
と乗り換えを繰り返して、聖水駅で降ります。
最近、聖水洞カフェ通りも有名だそうですが、靴の街として知られているようです。
ここで、目指していたお店は、ちょうどお客様対応中で、私までは無理そうです。またもや・・・と思いつつ、他の店を見て回ることにしました。
その中で、お客さんが入っていて割と大き目なところに勇気を出して入ってみました。
ここももちろん日本語は通じず、お互いたどたどしい英語で必死にやり取り。しかも、ネットで調べた時は日本への配送OKと表記されていたお店のはずが、やってませんとの返答。
お店のお姉さん「そこの郵便局で送れますよ!」
私「・・・持ち帰ります」
こういうトホホなやり取りも、旅の醍醐味です。
靴は荷物になるだろうなぁと思いつつ、お手頃で仕事で履けそうで、私の足の形にも合うパンプスを2足購入。その後も案の定、お土産などで荷物は膨れ上がり、カバンに入らないので、翌日、明洞からEMSで送りました。聖水駅 駅
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4会賢→東大門歴史文化公園→2新堂
忠武アートホール・大劇場
「モンテ・クリスト」20時公演
この前に会賢駅まで戻る時、聖水から乙支路入口駅で降りて、ロッテ百貨店に寄り、歩いてホテルまで戻ろうとしました。
地図上では、簡単に一駅分くらい歩いていけそうでした。しかし、デパートの中はそこまで道案内表示がなく、方向は分からなくなり、外に出ても高層の建物の中、方角を見失ってしまいました。
店員さんに聞いても、他の人に聞いて、とつれない。
荷物は両手に一杯で、公演に間に合うだろうか・・・。誰に聞いても分からない完全な迷子になってしまいました。
外のクリスマスイルミネーションを楽しめない気持ち。地図やネットではあんなに調べたのに、見知らぬ土地ではやっぱり分からなくなってしまいがちです。
その時、夜空に、ホテルのイルミネーションが!
それを目印に帰ることが出来ました(前回の旅の鐘路タワーのようです)。
そして、出かけた新堂駅でも、9番出口まではかなり歩きますが、ミュージカルに行くのだろうという服装の方々(何となく)に着いていけば大丈夫でした。
劇場ビルの入口のこの大看板を見た時、ようやく辿り着いた・・・と泣きそうになりました。
オム・ギジュンさんがモンテ・クリストの回で観ましたが、予想以上にとっても面白い物語!去年の「ウェルテル」で拝見したオム・ギジュンさんとはまた違った、かっこいい頼れる船長であり喜びも悲しみも演技が凄まじくお上手。場を締める主役です。3悪人の中でも、モンデゴ役のイ・サンヒョンさんが最高でした。
開演のだいぶ前から練習されていたオーケストラもすごく上手く、衣装も照明も演出も素晴らしい。クリスマスのカードとチョコのプレゼントが制作のEMKからありました。慣例なのだろうか?太っ腹です。忠武アートホール 劇場・ホール・ショー
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2日目
朝ごはんは、南大門市場の「ソウル参鶏湯」で、半分サイズのパンゲタンをいただきました。
薄味で、塩でお味をつけてね、とお店のおばあ様の優しさが染みる。お店に恐る恐る入った時、先客のおじ様が一人で飲んでおられて、私は場違いという感じながら、ストーブの前の席を案内してくれ、帰りはおこげ飴を下さいました。
太刀魚横丁の一角にあるお店で、その後も常連さん(皆さんは先払い)ばかりでした。
じんわり、優しいお味です。帰りにおばあ様に「また来ます」と言おうとして、「また来てくださいね」と言ってしまったのですが、伝わりました。にっこり笑顔。太刀魚横丁の他のお店の方々も、協力されながら、早朝から熱心にお仕事をされているご様子。自分の仕事の取り組み方を省みました。
帰り道に、「素栄食品」でキムチを三種購入しました(白菜・エゴマ・イカ)ソウルサムゲタン (ソウル参鶏湯) 韓国料理
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今日のミュージカルにこの旅の総力をかけているので、ゆっくりしてから歩いて隣駅の明洞に寄って、向かいます。
4明洞→→三角地→6梨泰院
三角地の乗り換えは、動く歩道もあり、かなり長い距離です。もくもくと歩く。地下鉄内では暑い、外は極寒。もちろんダウンコートですが、マフラーで調整しながらです。梨泰院駅 駅
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梨泰院は皮製品が有名で、大使館等も多く、国際色豊かな街。
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目的地はカフェ「the flying pan blue」
2番出口から坂道を少し上がるとすぐです。ザ フライパンブルー カフェ
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またも混雑していて少し待ちましたが、クッション席でした。
パンケーキ「梨泰院の朝」(だったかな?)
ボリュームに驚きました。パンケーキ3枚。ベーコン、ほうれん草、バルサミコ風味のキノコ炒めがたっぷり。全部は食べられなかったけれど、隣のテーブルがドイツの方だったり等、国際的な雰囲気のこじんまりしたお店です。
混んでいるので、食べたらサッと立ちます。 -
一路、漢江鎮駅へ徒歩で。
隣の駅とは言え、下り坂でも遠い・・・。途中にLINEのキャラクターのグッズショップや食べ物屋さんが並び、街歩きも楽しいけれど寒い。
サムスン美術館 Leeumリウムに行こうかなと思っていましたが、時間的にも坂道を登る余裕もなく。まだまだ力を残しておかなければ。 -
Passon5というパティスリー等が入ったお洒落なビルがあったり(クリスマスケーキを買う人で大混雑の中、カヌレとマドレーヌを購入)
ペッションファイブ (パッション5) カフェ
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そして、歩くこと約20分。
ついに来ました、ブルースクエア!!漢江鎮駅に隣接しています。
ミュージカルホールでの「ファントム」を目指して、とりあえず地下のチケットボックスへ。ブルースクエア 劇場・ホール・ショー
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まだ開演まで1時間以上あるのに、写真撮影する人たちが沢山。クリスマスということもあり、カップル率高し。
写真撮ってください、と言われることももちろんです。お任せあれ!と「はい、キムチ」と掛け声も板についてきた程に心広く(はありませんが)。
ミュージカルCDが沢山あると聞いていて、楽しみにしていた併設の「DRESS CIRCLE」というお店がどこにも見当たらず、数人に尋ねても不明。クロークのお姉さんに英語で何とか確認したら、「ごめんなさい。今はないよ(閉店?)」と言われてショック。だけど、めげない。
なぜなら、今から、観るのですから・・・ -
パク・ウンテさんのファントム(エリック)を!!!
チケットを引き換えた時に、昨夜のようにクリスマスカードのサービスなどはなかったので、残念と思ったら、客席に一枚ずつ貼られているウンテさんのファントム写真のクリスマスカード。
混雑のロビーより、そんな貴重な客席の様子や、セットを眺めているのが楽しい。10分前位から、オケの練習が始まります。
観る前から、びっくりとドキドキ感がアップ。 -
ウンテさんのファントム、とても、とても、素敵で悲しくて、そしてカーテンコールは大盛り上がりなのが楽しくて、終わってほしくありませんでした。身体全体を揺さぶるような、すごい歌声。
キム・ソヒョンさんのクリスティーヌ・ダーエも同様に素晴らしくて、大感動。涙と胸を締め付ける切なさと、ミュージカルって言葉を越えてすごいなぁと改めて思わせてくれました。
出来るなら、3人とものファントムを観てみたいなぁ・・・。 -
胸いっぱいで、夕ご飯はテイクアウト。
やっぱりキムパッです。ツナ入り。
「大勢注文が入ってるから、待ってもらうよ」
と大量のキムパッをアルミホイルで巻いていたお店のおば様が仰ったのに、その中から1本私に先に譲ってくれました。
ありがたい。その後、待っていた方におば様が文句を言われていて申し訳なかったけれど、またいつか来ます。ポマト (南大門店) 韓国料理
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チキンも食べてみたいなぁ、とホテル近くのチキン屋さんでテイクアウト。一人前ですが、三人分くらいはあるだろう量に驚き。半分いただきました。
オリジナルとたれ付きのハーフ&ハーフ。出来上がるまでしばらくかかり、たどたどしい言葉とスマホを見せて「ホテルに荷物を置いてきます」と伝えて戻りました。
まだ温かかったけれど、焦らずに出来立てを受け取って戻れば良かった、とせっかく作ってくださったキャベツとカクテキ付きの丁寧な一式を見て反省。
不思議なお味。漢方のような?スパイス風味で、すごく美味しくて、次もまた食べたいです。
いわゆる「チメッ(チキンとビール)」的なものを味わってみたくて、果汁入りの焼酎をコンビニで買いましたが、アルコール度の強さに驚き。チキンとキムパッ、ごぼう茶で旅の締めくくり。ボボチキン 韓国料理
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3日目 帰国日
スーツケースが重すぎて、リムジンバスにしました。
1日目に迷ったおかげで、同じ辺りを、今度は迷わずにバス停までたどり着きました。 -
バスの車窓から、崇礼門を見ながら、ホントは、古宮巡りもしたかったけどなぁ、とふと思いつつ。
時節柄、土曜日は混雑するルートになっている箇所が多いため諦めましたが、またいつか来た時には、古宮巡りもしたいものです。
ソウルが落ち着きを取り戻しておられますように・・・。出会った方々の温かさを思い出しながら。崇礼門 (南大門) 建造物
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また来たいなぁ、と今回も漢江を眺めつつ思いにふけり、空港でマンゴースムージーを飲みながらボーっとしてから、帰途に着きました。
今回、体調は崩しませんでしたが、帰国日に少しけがをしたりして、旅行中は気が張っているからのギャップなのかは分かりませんが、次こそは!とも思うドタバタ道中でした。
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