佐世保でバスを乗り継いで平戸にやって来ました。健さんの「あなたへ」を見てから、<br />一度来てみたかったのです。<br /><br />12/4　羽田-長崎（長崎泊）<br />☆12/5　長崎-平戸（平戸泊）<br />☆12/6　平戸-佐世保-羽田

長崎で女子会-２、平戸一人旅

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2016/12/04 - 2016/12/06

102位(同エリア347件中)

#街歩き

エリア

平戸・生月島(長崎)

同行者: 一人旅

交通手段: JALグループ

旅行の手配内容: 個別手配

お昼にちゃんぽんを食べました。普通に美味しかったです。
NPO法人平戸観光ウェルカムガイドに申し込んで、2時間1500円で案内をしていただきました。（予約要）

坂があるので結構きつかったです。教科書やガイドブックに載ってないことも教えてくれて、とても良かったです。まずは平戸オランダ商館
オランダ塀
松浦史料博物館
犬箱、お姫様の嫁入り道具の一つで、守り刀を入れて枕元に置いたものです。
床の間の柱は1本の木と枝です
六角井戸、日本人の井戸とは違うので外国人が作ったらしいです。
平戸の観光名所の一つ、大そてつ
寺院と教会の見える風景
教会とは平戸ザビエル記念教会、寺院は光明寺、瑞雲寺の二つのお寺が隣り合っています。
平戸ザビエル記念教会

外にはルルドの泉が再現されています。
ポルトガル船入港碑
ポルトガル船が日本に初めて来たのは種子島で、火縄銃を伝えたのは教科書で習いましたが、あれは船も船員も中国からのチャーターだったそうです。それで航路が分かったので、純ポルトガル船が平戸にやってきて交易が始まるわけですが、商売のいざこざで殺傷事件が起こりポルトガルは去りました。その後にオランダ船がやってきます。
じゃがたら娘像
ここでオランダ人は自由に暮らすことを許されたので、オランダ人と結婚する女性から混血の子供が生まれました。後に彼らはキリスト教禁止令に伴い、ジャガタラ、今のジャカルタに追放されてしまいます。
宿は網元さんが経営する民宿・銀鱗荘、1泊2食で7,000円
民宿の豪華な夕食。刺身3皿、焼き魚、煮魚、天ぷら、茶わん蒸しに小鉢と漬物で4皿です。場所は山の上にあるので、電話をすると迎えに来てくれます。もっとも、殆どのお客はマイカーでいらっしゃるようです。(^^ゞ
宿の朝食も満足でした。

でも平戸で困ったのは格安SIMが繋がらなくて、タブレットでネットができなかったことです。友人は同じIIJのSIMカードで平戸で繋がったと言うので、タイミングが悪かったのでしょうかねぇ。IIJはドコモの電波を借りているので、正規料金を払っているドコモのユーザーが多ければ、格安は後回しにされるという話もあります。ともあれ平戸桟橋にある観光協会には無料Wifiがあり少し助かりました。
本日の案内人は昨日と変わって屈強な男性。平戸の町並みは江戸時代の建物が残っているのではなく、このように建築すると補助が出るのだそうです。
三浦按針が泊まった宿。言ったもん勝ちですって（爆）
丘の上にある平戸城へ上る途中にある亀岡神社の鳥居は縦横にそれぞれ3分割されたのを組み立てていて、とても珍しい構造なんですって。
平戸城地蔵坂櫓

平戸城本丸門
平戸城天守閣

平戸藩のお殿様の名前は松浦（まつら）某で、明治天皇のお祖母さんを輩出しています。明治になって皆に苗字をつけることが許された時、松浦家の分家の人達は「まつうら」と届け出たものの、本家だけは「まつら」のままでした。そのご本家は現在は藤沢市にお住まいのようなので、藤沢あたりで「松浦」と書いて「まつら」という苗字の人がいたら、平戸藩のお殿様の末裔かも知れません。
いわゆる隠れキリシタンは、厳密に言うと潜伏キリシタンとカクレキリシタンの区別があります。潜伏キリシタンとは江戸時代の取り締まりで表向きは仏教徒として振る舞いながら、密かにキリスト教の信仰を捨てずにいた人々です。隠れキリシタンは、禁教令で200年以上もの間自分達だけで信仰を伝えていったために、キリスト教の教義などの理解が失われていき、明治以降に信仰が解禁されてもそれを受け入れず、独自の信仰様式を継承している人達で、元々のキリスト教から程遠いものになった例もあるそうです。
帰りは平戸口から佐世保行きの電車に乗りました。
今は第三セクターになっていますが、私が小学生の時に昭和天皇が汽車でお通りになるというので、日の丸を持って沿線で待機しました。陛下は窓際に立って手を振ってくださいましたが、「ずっと立ってるんじゃ疲れるだろうなぁ」と子供心に思ったものです。
何度か登った愛宕山

松浦線に乗るからには、子供の頃に住んでいた相浦を素通りするわけにはいきません。懐かしい所を歩いて、バスで佐世保駅に行きました。
近道をする際に橋を渡らず、川の中に置かれた石を伝って帰ったものでしたが、中洲が出来ていました。
町を歩いている途中で喫茶店で休憩、私の下の弟と同年輩のマスターと昔話をして楽しいひとときでした。
あまりお腹はすいてなかったけれど、佐世保に来たからには佐世保バーガーよね。
認定を受けている店だそうです。
佐世保から長崎空港へ行くバスは、途中でハウステンボスに停まります。
最終便にて帰京

夜間の離着陸の際には、機内の照明を落とすのですが、最近の飛行機は真っ暗にしなくてもいいのね。暗くするのは何故だかご存知？　万が一、事故が起こった時に外の様子がよく分かるようにです。
今回も有意義な一人旅でした。