◆２０１６年・師走の白鳥三昧

2016/12/25 - 2016/12/25

☆２０１６年、師走も大詰めいよいよカウントダウンの時期になりましたね。
冬になれば例年ネタは少なくなりますが、
今年の師走はまだ雪らしい雪も氷らしい氷もなく、
生活するには楽で過ごしやすいですが4travel的には物足りない状況です。
私の場合、自然ネタがメインなので地元で雪も氷も無ければ残るのは白鳥くらい。
な、わけで閑を見つけては飛来地通いをしています。
通うといっても主な飛来地２ヶ所は我が家から車で５，６分なので
１時間もあればカメラ片手に暇つぶしができます。
動物ネタは忍耐と運が必要なのでその１時間がとても貴重なんです。
見栄えする写真的には空振りすることがほとんどですが、
足しげく通えばたまにはご褒美もあります。
白鳥だけなので似た写真ばかりですがお付き合い頂ければ幸いです。

エリア 西白河・岩瀬(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

☆福島県鏡石町＆天栄村　釈迦堂川ハクチョウの飛来地Map

※google mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.25759,140.29852,4444m/data=!3m1!1e3

☆釈迦堂川と那須連峰の夕焼け

この写真を撮影した場所は鏡石町の借宿橋（かりやどばし）。
白鳥の飛来地はこの橋から１ｋｍほど上流なので
残念ながら橋上から白鳥は見られません。
那須連峰の夕焼けを背景に白鳥が撮れれば最高ですが
飛来ポイントは土手が邪魔で那須連峰は見えないんです(ーー゛)。

☆青空舞う釈迦堂川の白鳥

釈迦堂川にはオオハクチョウもコハクチョウも飛来しますが
下からではオオハクチョウかコハクチョウか見分けるのは
極めて困難です。

☆青空舞う釈迦堂川の白鳥

☆青空舞う釈迦堂川の白鳥

☆青空舞う釈迦堂川の白鳥

☆残月の青空舞う釈迦堂川の白鳥

ずっと撮りたかった月と白鳥がようやく撮ることができました(^^♪。
腕が良かろうと、機材が良かろうと幸運が幾つも重らないと
まず撮ることができない私的には会心のショットです。
理想的には２羽以上と月が絡めば最高でしたが
撮れただけでも良しとしましょう(^^ゞ。

☆青空舞う釈迦堂川の白鳥

☆高野池（こうやいけ）のオオハクチョウ

釈迦堂川はオオハクチョウとコハクチョウが見られますが
高野池はほぼオオハクチョウです。
鳥インフルエンザ騒動前は池のそばのW氏が餌付けをしていたので
多い時は１０００羽を超える白鳥が飛来越冬していましたが
鳥インフルエンザ騒動以来餌付けは中止され飛来数も年々減ってきました。
この２、３年は多くても２００羽程度、今年は１２月の段階では１２０羽ほどです。

ふだん白鳥は飛来地で家族や仲間ごとに小さくまとまり行動していますが
飛び立つ前はリーダーが鳴き声に合わせ仲間も次第に鳴き声をシンクロさせ
ほぼ同じ方向を向き始めます。
それが飛び立つ前の兆候です。

☆高野池のオオハクチョウ

たぶん飛び立つだろうなと思ったら
案の定５羽が助走し始めました。

☆高野池のオオハクチョウ

５羽以外の白鳥も同じ方向を向いていたので
後を追って飛び立つのかと思いましたが、他の白鳥はそのままでした。
完全に予想するのはやはり難しいです(^_^;)。

☆高野池のオオハクチョウ

白鳥は基本的には飛行機と同じように
風上に向かって飛び立ったり、着水します。
風が弱いときは風下に飛び立つ場合もあります。

川なら川上か川下の２方向しかありませんが
池や沼は障害物が無いかぎり３６０度可能性があるので
飛び立つ方向を予想するのが難しいです。

☆高野池のオオハクチョウ

☆高野池のオオハクチョウ

写真には２羽しか写っていませんが４羽の白鳥が高野池上空に姿を見せました。
まもなく着水する様子です。

☆高野池のオオハクチョウの着水

高野池は周囲に民家や工場がパラパラとあるので
それらが構図に入らないように撮るのは容易ではありません。
それらが写っても構わないならもっと連続した写真をUPできるのですが
やはり民家が構図内に入ると自然の風景の写真としては興醒めします。
結局いい写真があっても人工物があればボツにするので
着水間際の写真からの連続写真になってしまいます。

☆高野池のオオハクチョウの着水

☆高野池のオオハクチョウの着水

☆高野池のオオハクチョウの着水

☆夜明けの高野池の白鳥

高野池は池の向こうから朝日が昇ってくるので朝焼けはとてもキレイなのですが、
陽が昇ってくる方向に民家があるので日の出と白鳥のコラボは
民家とのコラボにもなってしまうので、朝焼けのシーンは対岸の民家が写り込まないような構図にしなくてはなりません。

☆夜明けの高野池の白鳥

☆夜明けの高野池の白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥と○○○が一羽

釈迦堂川上空に白鳥家族がやってきました。
どうやら着水するようです。

撮影時には気付かなかったのですが
PCに取り込んでから
４羽の中に白鳥じゃない１羽が混じっていました。

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥と○○○が一羽

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥と○○○が一羽

上空を旋回し風の向きを確認しているようです。

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥と○○○が一羽

着水体勢にはいりました。

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥と○○○が一羽

釈迦堂川の場合、目の前を通過していく場合が多いので
近づきすぎるとピンボケ写真ばかりになってしまいます(ーー;)。

☆釈迦堂川の白鳥とマガン

釈迦堂川上空を舞う白鳥と○○○が一羽。
着水して確認したら白鳥家族と一緒に飛んできたのは
マガンでした。

マガンはグリーンランド、カナダ、アラスカ、シベリアなどの北極圏で繁殖し、ヨーロッパ、日本および北アメリカ西部など温帯地方で越冬します。
全長78ｃｍ額が白く、腹に不定形の大黒斑があるが幼鳥にはない。
日本に飛来するマンガのうち約７０％は宮城県伊豆沼周辺に飛来し福島県では稀で白鳥に混じって迷鳥としてやって来る程度です。

☆釈迦堂川のコハクチョウ

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

☆釈迦堂川のコハクチョウの離水

近づきすぎるとやはりピンボケばかり(^_^;)。
このくらい大きく撮れれると嘴の黄色い部分からコハクチョウだと分かります。

☆鏡石町　夜明けの高野池のオオハクチョウ

☆夜明けの高野池のオオハクチョウ

☆夜明けの高野池のオオハクチョウ

☆鏡石町＆天栄村　釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆釈迦堂川を離水するコハクチョウ

☆福島県天栄村沖内　　水田の白鳥たちのディスプレイ

釈迦堂川に飛来したコハクチョウやオオハクチョウは日中は周辺の田んぼへ
採食に出かけます。
降りたつと何故か仲間で誇示行動（ディスプレイ）をよくします。

田んぼでは落穂や稲の根、ひこばえ（糵、孫生え）を採食しています。

☆福島県天栄村沖内　　水田の白鳥たちのディスプレイ

☆福島県天栄村沖内　　水田の白鳥たちのディスプレイ

☆福島県天栄村沖内　　水田の白鳥たちのディスプレイ

☆福島県天栄村沖内　　水田の白鳥たちのディスプレイ

☆福島県天栄村沖内　　水田の白鳥たちのディスプレイ

☆那須連峰と白鳥

当地から那須茶臼岳までは直線距離で３５ｋｍ。
見通しの良い場所ならどこからでも見えるふる里の山々です。
でもその那須連峰を背景に白鳥が飛ぶ写真は撮れそうでけっこう難しいんです。
まずは那須連峰の方向を飛んでいることが第一条件で
第二はその高さす。
那須連峰を背景に飛ぶことはそう珍しくは無いのですが
この方角には民家がたくさんあり
白鳥がもっと低い位置を飛んでいると民家も写ってしまい
写真的には興醒めなんです。
民家が写らず、那須連峰と白鳥が上手くコラボするチャンスはそうないので
この時はとてもラッキーでした(^^♪。

☆那須連峰と白鳥

☆那須連峰と白鳥

☆那須連峰と白鳥

☆那須連峰と白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

朝８時半頃、釈迦堂川で休んでいた白鳥たちが次々に飛び始めました。
周囲の田んぼへ採食へ行くようです。

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

白鳥は飛翔中も常にリーダーが鳴き声をあげ
仲間も呼応するように鳴きます。
家族や仲間がはぐれないよう目視の他、
声でも連携しているのでしょうね。

それでも稀に様々な理由で取り残される個体がいて
はぐれ白鳥になることもあります。
一度はぐれると家族に再会するのは難しいようで
やがてはぐれ白鳥がグループを作り行動を供にするようです。

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

餌場の田んぼは釈迦堂川のすぐそばですが
体が大きく助走や上昇にある程度の長さを必要とする白鳥は
最短距離を右から左へとはいかないので
何処へ向かおうとも風上に助走、上昇し、
風を捉え飛翔が安定してから行きたい方向へ大きく旋回します。

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆釈迦堂川上空を舞う白鳥

☆福島県天栄村沖内　　着陸態勢の白鳥たち

私が釈迦堂川からすぐ隣りの田んぼに移動したら
大きく旋回した白鳥が次々舞い降りてきました。
カメラを構えている私めがけて飛び込んでくるかのような迫力です。

☆福島県天栄村沖内　　着陸態勢の白鳥たち

写真をUPするに際し、私はなるべく民家や電柱など人工物が写っていない写真を選んでいますが、ふつうに撮ればこれらの写真のように
大なり小なり民家などが写ってしまうのが常です。
今回はそれらを含め周囲の臨場感も感じてもらうのに
あえて民家が写っているシーンもUPしてみました。

☆福島県天栄村沖内　　着陸態勢の白鳥たち

☆福島県天栄村沖内　　着陸態勢の白鳥たち

この写真の後も白鳥はもっと近づいて来ているのですが
案の定近づき過ぎてピンボケばかり(ーー;)。
やはり動物系の連写写真は望遠から広角を１本でカバーできるレンズが必要かな。

☆福島県天栄村沖内　

はい、無事着陸。　

☆福島県天栄村沖内　　

着陸すると喜びやご挨拶の雄叫び（ディスプレイ）をあげます。





これで今年の旅行記は打ち止め、お仕舞いです。
この一年拙い旅行記にお付き合いくださった上に
清き１票まで投じてくださりありがとうございました。
また来年も皆様も私も健康で素敵な旅ができるよう願っています。
どうぞ風邪など引かぬよう良い年をお迎えください。

また来年も元気に4travelでお会いしましょう。



j-ryu