2016/09/17 - 2016/09/19
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Galsysさん
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旧ユーゴ諸国を巡った3年前の旅、今年GWのスロベニア・クロアチア訪問に続いて、その中で行きそびれていた・もう一度行きたい、国々・地域を巡る旅。
ノヴィサドへの小旅行をした後、ベオグラードから帰国の途へ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エールフランス エア・セルビア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ベオグラード駅には券売機等というものは無さそうだったので、大人しくチケット売り場に並んで簡単な英会話でノヴィサドまでの切符をお買い上げ。388ディナール。
ベオグラード中央駅 駅
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こちらがノヴィサド行きの電車。
ドイツの近郊鉄道と見間違うほどの綺麗さ。8:35にノヴィサドに向けて出発。ベオグラード中央駅 駅
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殆ど遅れも無く10:10前頃にノヴィサド駅に到着。
駅から旧市街方面に向かって散策開始。 -
駅からのんびりと20分ほど歩いて、まずはSaint George's Cathedral(Saborni hram svetog velikomučenika Georgija)へ。
こちらは20世紀初頭に作られたセルビア正教の教会。中に入って少し見学...。サヴォルナ ツルクヴァ教会 寺院・教会
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正教の教会から南にちょっと歩くと見つかるのは、Name of Mary Church(Crkva imena Marijinog)。
こちらはカトリックの教会。ノヴィサドは現在もセルビア人以外の民族も多く暮らしており、カトリックの信者も多いらしい。
こちらも中に入って少し見学...。聖処女マリア教会 寺院・教会
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こちらはカトリック教会の向かいにある市庁舎。こちらは中には入れないので外観のみ。
やはり元はオーストリア・ハンガリー帝国だった地域だからか、ここら辺の街並みは中欧のそれと大差無い感じ。 -
旧市街の散策の後は、ペトロヴァラディン要塞へ行くべくドナウ川を渡る橋へ。
橋のたもとには記念碑が。コソボ紛争の際にNATO軍によって橋が破壊され、市民の死者が出た事が記されている。 -
そして、橋を渡っていると歩道にはなかなか過激な落書きが...。
ヴァラディン橋 建造物
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こちらが橋から眺めたペトロヴァラディン要塞。
トルコに代わって支配を開始させたオーストリアによって17世紀頃に建設された要塞。ヴァラディン橋 建造物
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橋を渡った後、右前方の要塞方面に歩を進めると、こちらの階段が。
ここを登って行くと、要塞の上部に出る事が出来る。 -
で、要塞の上に上り、時計塔近くからのノヴィサド市街の眺め。
良い天気の中、写真撮影したり土産物屋冷やかしたり、ベンチで休憩したり...時計塔 建造物
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ちょっと早いけどここでランチを取る事に。
という事で要塞を下りてドナウ川沿いにあるレストランAqua Doriaへ。 -
まだ12時になる前だったからか、飛び込みだったがドナウ川に突き出したテラス席をアサインして貰えた。
このテラス席の区画は人気があるのか、ほぼ座席が埋まっていた。 -
注文したのは、この店の名物料理らしいフィッシュスープ。
パプリカをふんだんに使っており、少しピリ辛。この辺はハンガリー料理の影響が強いのだろう。
魚は淡水魚を使っているが、パプリカのおかげか臭みも無く美味しく頂いた。ただ、魚のアラの部分はちょっと苦手なのでパスさせて頂いたが...。 -
ランチを頂いているうちに若干雲行きが怪しくなって来たのと、腹一杯で駅まで歩いて戻るのも面倒になってきたので、お会計のついでに店員さんにタクシーを呼んで貰い、さくっとノヴィサド駅に帰還。
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ベオグラードへの帰還も電車で。ただ、帰りの電車はぼろい車両に空調も無し。
それが理由か不明だが、帰りの電車の方が運賃が100ディナール安かった。
そして、同じ電車の別車両にはノヴィサド駅から雄叫びを上げていたフーリガン(?)の集団が、警官隊に取り囲まれて押し込められていた。
ちなみにこの日はベオグラードでパルチザン対レッドスターのダービーマッチだった模様。ベオグラード中央駅 駅
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ベオグラードに戻って来て、買物などした後は晩御飯。
ベオグラードの超有名店の「?」で、大聖堂を眺めながら。 -
大聖堂の鐘の音を聞きながらの晩御飯は良かったが、注文したピエスカビツァというバルカン半島ではメジャーなハンバーグはまぁまぁ、と言う程度。
もうちょっとおすすめ料理をリサーチしてから行くべきだったか。 -
翌朝は滞在最終日。
少しゆっくり目に起きて、最後の散策に出るべくホテルを出たら警官がテラジエ広場に繋がる道路を封鎖している。
外務省の「たびレジ」に登録していたので、数日前に大使館からメールが届いていたが、この日はベオグラード中心部でゲイパレードが行われ、それに反対する過激派との衝突に注意、という内容だった。
まさか封鎖までして衝突に備えているとは思わなかったが、こういう市民運動も平和裏に終わらせる事が出来てこそ、国際社会の信用を得る事なのかなと思ったり。Terazije Fountain モニュメント・記念碑
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と、いう訳で封鎖区域内のホテルモスクワからクネズ ミハイロバ通りを散歩。
日曜のお昼前の目抜き通りなのに殆ど人がいない。たまに見かけるのは自分の様に封鎖区域内のホテルに泊まっているであろう旅行者らしき人。 -
封鎖区域から出る時はどうなのかな、とおそるおそる警官に尋ねたらあっさり通過OK。
こちらは同じクネズ ミハイロバ通りの封鎖区域外。こちらは人通りも増えてきた。 -
その近くにあるManufakturaでランチ。
赤いパラソルで作った日よけがお洒落なカフェレストラン。 -
頂いたのは、英語メニューで「Gourmet Burger」と書かれたもの。
注文した後で良く考えたら、昨晩のピエスカビツァと被っている事を思い出したが、こちらの方が付け合せも含めて美味。
お洒落なジャーボトルに入ったアイスティーも美味しく、最後の食事をゆったりと楽しめた。 -
その後、3年前も訪れたカレメグダン公園を散策し、土産物屋などを冷やかした後は、封鎖区域内に戻ってホテルモスクワから荷物をピックアップして、本駅のエアポートバス乗り場へ。
ちなみに封鎖区域内に戻る際には「14時まで立ち入り禁止だ」的な事を言われたが、ホテルモスクワの予約文書とパスポートを見せて、荷物をピックアップする必要がある事を伝えたら、問題無く入場OKに。
ここまで一般市民排除したパレードに意味があるのかは疑問だが...。 -
エアポートバスに乗ってベオグラード・ニコラ・テスラ空港へ行く途中、こんな看板が。
右はセルビアの国旗、左はロシアの国旗。上に書かれた文字は「未来へのパートナーシップ」みたいな感じ。
この広告を出しているのはロシア半国営天然ガス企業のガスプロムとセルビアの石油メーカーのNIS。EUとロシアの狭間で生きるセルビアの安定を願いながら帰国の途へ。 -
ベオグラードからパリ・シャルルドゴール空港へのチケットは、エールフランスから購入したが、こちらも運航はエア・セルビア。
夕飯時の2時間半ほどのフライトだったので、軽めの機内食が。セルビアンチーズをメインにしたプレートだったが、チーズのリゾットが結構旨かった。 -
その後、パリ・シャルルドゴール空港で羽田行の便に乗継。
免税店でトリュフ塩だのお菓子だの買ったりしてから搭乗。
帰国便はビジネスへの安価なオファーは無し。写真は1回目の機内食。フォアグラの前菜にカレーライスと味噌汁というなかなか無茶な取り合わせだが、和食に飢えているとこんなのでも美味しく頂いて就寝。 -
2回目の機内食はオムレツ一択という普通な感じだったが、フランスらしくフロマージュ・フレがなかなか良かった。
機内食は日系の航空会社に勝てるキャリアは無いかなと思ってたが、エールフランスは美食の国のキャリアだけあって結構良い感じかも。
次回があったら、有料のアラカルトミールも試してみたいもの。 -
羽田には19時前には無事到着。
預け入れ荷物を2つに分散してスーツケースに空きを作って運搬した、コソボ・マケドニア・セルビアのワインも無事。
という訳で、バルカン半島の旅行もこれにて終了。
今回旅行したバルカン諸国は全てEU圏外で、程度の差はあれEUに加盟したいという意思を表明しているが、様々な問題が山積している国々。
そもそもEUに入る事がどれだけの効果があるのか今となっては怪しいご時世だが、これらの国々に未だ残っている争いの火種が無くなって行く事を祈るばかり...。
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