2016/12/03 - 2016/12/03
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monk2macさん
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毎年12月3日(大祭)に行われる「秩父夜祭り」。今年は3日が土曜日だったので久々に秩父夜祭りに行きました。
私が秩父夜祭りを好きな理由は、生まれ育った場所と言う事と、その祭り囃子(秩父屋台囃子)です。
腹に響く大太鼓。これを聴く(体感する)度に秩父夜祭りを実感します。
「日本三大美祭」で秩父の夜祭りと同様に有名なのが京都の祇園祭です。京都祇園祭も見ましたが、私には上品過ぎて馴染めませんでした(^^;)
やはり、私には秩父の百姓の祭りの方が好きです!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- その他
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夜祭りというくらいなのでメインは夜ですが、昼間もいろいろと祭事をしているので私はお昼に西武秩父駅に着くように出発しました。
西武秩父駅は来年の春に向けて改装工事中です。
また、ユネスコの無形文化遺産に決定した横断幕が懸かっていました。
個人的には、決定しようがしまいが関係ありません。秩父夜祭りは私にとって最高のお祭りです!西武秩父駅 駅
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西武秩父駅周辺には食事できる所が少ない(ファミレスがあるがお昼時は混んでいる)のでコンビニでおにぎりを買って乗車。しかし、西武秩父駅に着いたら駅前のロータリーを進入禁止にして出店ができていました…
春の芝桜時期ではロータリーを進入禁止にしての出店はありませんので、これからも夜祭りの規模がわかります。
でも、美味しそうなメニューはなかったのでコンビニのおにぎりを買っておいて正解です。西武秩父駅 駅
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秩父公園。団子坂を登った笠鉾、屋台はここに集合します。
奥に見えるのが有料観覧席です。今は、有料観覧席以外の場所から団子坂を駆け上がる笠鉾、屋台を見る事はできなくなりました。御花畑駅 駅
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団子坂。数十トンの笠鉾、屋台がこの急坂を昇る。
秩父夜祭りのメイン! -
団子坂を下から見上げる。より急斜面がわかる!
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御花畑駅から本町通りに出ました。
すると、秩父神社とは反対の矢尾百貨店方向に1台の屋台が曳き廻ししていました。
本町屋台(もとまちやたい)です。
ちなみに、秩父夜祭りの笠鉾、屋台は3日の夜だけでなく2日と3日の日中も市内を曳き廻ししています。
メインの3日夜は大幅な交通規制と多くの観光客がいるため自由に移動できません。また、見学できる場所が限られます(多くは歩道部分)。
このため、笠鉾、屋台の細かい所を見るため近くに行きたいのでしたら2日か3日日中に行くことをお薦めします。 -
本町屋台の特長は裏幕中央の達磨です。
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本町屋台の曳き廻しが矢尾百貨店前で終わったので、秩父神社方面に進むと別の屋台が見えました。近づいてみると上町屋台(かみまちやたい)でした。
上町屋台は秩父神社方面に進んでいましたので、上町屋台と並走しながら秩父神社へ向いました。 -
上町屋台。こんなに近くに近づけるのも昼間の曳き廻しだからこそ。
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裏幕の鯉の滝昇りが特長の上町屋台。
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勾欄(こうらん)の丸彫金箔押の龍。
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中近笠鉾は本町交差点を直進したので、私はそこで外れました。
本町通りに出てすぐに屋台を2台追っかけたので出店を覗いていないことに気が付きました。やはり、出店で何かを食べないとお祭り気分にはなりません。そこで、ブラブラと出店を覗いて歩くことにしました。
何故だか、私が子供の頃から秩父夜祭りの定番だったのが「焼きまんじゅう」です。
「焼きまんじゅう」って秩父の名産ではなく前橋の名産です。でも、当時秩父では夜祭りでの出店でしか食べられませんでした。
なので、私の中では秩父夜祭りと言えば焼きまんじゅうになってしまいました(^^;) -
「懐かしの学校給食」のキャッチコピーがあったので、ついつい買ってしまった揚げパン。
注文してから揚げるので熱々でした。砂糖の他にきな粉など5~6種類から選べます。 -
出店を見ながら歩いていたらベスト電器ヤオ秩父店に中町屋台(なかまちやたい)が留まっているのを見つけました。
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裏幕の金魚の刺繍。
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屋根の彫刻は、天の岩戸開きやスサノヲノミコトの大蛇退治など日本神話を題材にしている。
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出店回りが終わったので再び秩父神社へ戻ったら、中町屋台が秩父神社へ入る所でした。
奥に見えるのが秩父神社。秩父神社 寺・神社・教会
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秩父は盆地なので冬は底冷えがします。12月3日の夜祭りの時期もかなり寒い記憶があります。
しかし、最近は温暖化の影響なのでしょうか昔ほど底冷えする寒さにあったことはありません。
今回も防寒対策を万全にしてベンチコートを持っていきましたが、昼間はシャツだけでも十分なほど暖かかったです。日が陰った夕方以降もベンチコートを着れば十分。我慢できないほどの寒さではありませでした。
秩父で育った人間からすると、底冷えするよどの寒さでないと「秩父夜祭りらしくない」との感じてしまいます。
笠鉾、屋台のメインのひとつが秩父神社を出てすぐの本町交差点での「ギリ廻し」です。
秩父夜祭りのチラシの説明を参照すると、
屋台や笠鉾の方向転換は、てこの応用で持ち上げて回転させる「ギリ廻し」と呼ばれる場面です。重さ数十トンの屋台・笠鉾が大きく傾き、「玉入れ」と呼ばれる小太鼓のリズムに合わせ方向転換します。
とのことです。
昼間の曳き廻しを見学し、出店も見終わったのが16時近く。本町交差点を通るとギリ廻し見学のため観光客数人が場所取りをし始めた所でした。同時期に、警察官が交通規制場所を設定し始めました。
目の前の交差点を通る観光客、凄い観光客の数だ! ←自分もそのひとりだが(^^;) -
一通り用事も済み他に用事もないので私も並ぶことにしました。
まだ数人だったので本町交差点内側の最前列のベストな場所を確保できました。
ただ、ギリ廻しは19時前後からなので、それまで3時間ひたすら立って待たなくてはいけません…
幸い、寒さは感じないのでその点では良かったです。
しかし、膝が悪い私は立ち続けると膝が固まって痛くなるので辛いのです。むしろ歩いている方が楽なくらいです。
でも我慢して待ち続けました。まぁ、今はiPhoneでtwitterを見たりして時間潰しには不自由しません。
そうこうしている内に、日が落ちて夕暮れになってきました。
左手から秩父神社へ向う屋台が1台通過しました。既に、提灯が点灯しています。 -
18時半過ぎ、いよいよ夜祭りが始まりました。
まずは、「御神幸行列」です。神社行列が秩父神社から御旅所に向って出発しました。 -
各町内の提灯が続きます。
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神輿1基が続きます。
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19時から各町内の笠鉾、屋台6台が、ここ本町交差点でギリ廻しして御旅所に向います。
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最初は本町屋台。ギリ廻しをして御旅所に向います。
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2台目は、もっとも大きい下郷笠鉾です。白木で作られもっとも見栄えがする笠鉾です。
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ギリ廻しの樹を差し込む所。
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ギリ廻しで重量20トンの笠鉾が大きく傾く。
見所のひとつです。 -
小太鼓の「玉入れ」のリズムに合わせて方向転換をします。
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下郷笠鉾も出発です。
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順調に6台の笠鉾、屋台がギリ廻しを終え御旅所へ向ったのが20時。
本町交差点の交通規制も解除され見学者が移動し始めました。私も西武秩父駅に向けて歩き始めましたが、予想通り膝がガチガチに固まり、少し屈伸をしなければ歩けない状態でした(^^;)
西武秩父駅までの道は予想していたほどは混雑していませんでした。
西武秩父駅前を通ると羊山から打ち上げている花火がよく見えたので少々花火見物をしました。 -
21時近くになったので、そろそろ帰ろうと改札へ向うと改札方面が大混雑。単なる祭りの混雑ではないと感じたので駅のアナウンスを聞いたら、21時前に所沢駅付近で人身事故との事。
秩父夜祭りで帰る人が増える時間帯なのに…
ここで1時間近くも電車が止まったら混雑はどうなるのだろうと心配になりました。
すると、通常よりも早く30分ほどで運行し始めますとのアナウンス。
幸い、運転再開の電車に乗ることができました。でも、ダイヤが乱れているので下り方面の電車の通過待ち合わせに時間がかかり(西武秩父線は単線)所沢に着くまでにかなり時間が経っていました。
結局、自宅に帰って来たのは23時50分…
本町交差点で場所取りをしたのが16時。自宅に着いたのが0時。その間、約8時間ほとんど立ちっ放し…
さすがに疲れました…
でも、ギリ廻しも花火も見れたので満足で充実した秩父夜祭りでした!
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