2016/03/09 - 2016/03/10
122位(同エリア2327件中)
shiqueさん
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フエがとても気に入った私たちは
この地に滞在延長する事にしました。
バイクであちこち行ってみる予定です。
フエの郊外はバイクがとても気持ちの良い場所ですから。
更にダナンには美味しい食べ物がいっぱいあります。
短い滞在時間で果たしてどれだけ堪能できるか。
しかし、計画無しの行き当たりばったり、出たとこ勝負。
今回も役に立たない旅行記フエ・ダナン編ですが
最後までお付き合い下されば幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
11日目、フエ3日目。
今朝は朝食を求め、Quan Nhoまで1kmの散歩から始まります。
お目当ての朝食はシジミ粥のコム・ヘン (10,000VND)。
店はシジミ粥屋が数件並ぶ通りの中程にあり
見た目には綺麗とは言えない年季の入った店です。
外の明るさとは対照的に店の中はやけに薄暗く
地元の人達は座りにくい低い椅子に座り
注文した朝食を黙々と駆け込んでいます。
これが昔からのベトナムのスタイルなのでしょう。
コム・ヘンはお粥と言うよりも
大量の野菜が乗せられた薄味の雑炊です。
シジミは大きさが5mmもなく探すのも大変です。
最大の問題は私の舌がシジミの味を覚えていないので
スープの味の有り難さが全く解らなかった事です、残念。 -
時間は8時半少し前、シジミ粥からの帰り道
大学前のバインミー屋台にやって来ました。
授業がもう始まっているのか学生の姿は全く無く
昨日人気のあった、門を挟んで右側にある屋台は
この時間には既に完売で、閉店準備をしています。
選択の余地はなく左の店で今朝は注文。
結論、美味い方から売れる!玉子を入れると高くなる! -
朝食後のおやつはバインミーと宿のベトナムコーヒー。
宿のコーヒーと言えどドリップ式で美味しい。
今朝はアイスコーヒーを注文しましたが
氷を切らしているのでアイスは出来ないとの事。
残念ですが、ホットを注文しました。
しばらくすると宿の息子さんがやって来て
「隣りから氷もらってきたからアイス出来ますよ。」
「あ、ありがとう、じゃ、アイスでお願いします。」
しかし、目の前ではもうドリップしたコーヒーが溜まっています。
何の事はない、アイスコーヒーはドリップしたホットに
氷を入れて冷たくして飲むだけのようでした。
元々濃厚なベトナムコーヒーですから、このやり方でも十分に美味しい。
ベトナム人の正直であり、親切であり
また、一生懸命である彼らの姿勢は実に面白い。 -
本日もバイクを借りて一日バイク散策です。
昨日借りたバイクはエンジン音がうるさく
速度が出ると結構な振動で危なかったので
本日はバイクを替えてもらい、走りは快適です。
さて、本日一発目の観光地はフォーン川沿いの寺。
寺近くの駐車場の呼び込みを笑顔でやり過ごし
地元の人たちが駐輪している川沿いに私たちも路駐敢行。
まだ少し眠そうにゆったり流れるフォーン川沿いを
私たちもその流れに合わせ、ゆっくり寺に歩いて向かいます。 -
フォーン川沿いの道が川に沿って大きく右に曲がる一角に
色とりどりの観光船が停泊する船着場があります。
それを背に振り返ると、ガイドブックでお馴染みの
この塔が雲一つない青い空に向かって立っていました。
ここは、ティエンムー寺。
有名観光地と言う事で観光客がたくさん居ます。
日本人ツアー客も結構いらっしゃって
同伴の日本語現地ガイドさんの説明が
あちらこちらから聞こえてきます。
「この木はプルメリアと言って聖なる木で・・・」
なるほど、気になる場所で待っていると
そのうちに無料音声ガイダンスが聞ける訳で
個人旅行者には便利な場所のようです。 -
境内の中央にある本堂前には黄金に輝く布袋様が
寛いだ姿で笑顔を振りまいていらっしゃいました。
布袋様を囲むガラス板は見事に光を全反射し
まるでプロジェクションマッピングのように
行き交う人々の姿を映し出しています。
布袋様の前には線香用の大きな高楼があり
そこでは茶色の背の高い線香を供え
相棒が神妙に両手を合わせ祈っています。
どうやら西洋人を案内していた現地ガイドさんから
余った分の線香をもらったようです。
これは人徳か?
しかし、貰い物ではご利益無いかもしれませんね。 -
この寺には観光客がたくさん居ますがそれ以上に
この寺で修行をされているベトナムの方々がたくさん居ます。
午前11時、僧坊の一角では
みなさん揃って食事の最中でした。
仏門など叩いた事の無い私には
この食事が修行の後の遅い朝食なのか
少し早い昼なのかは解るすべもありませんが
テーブルの上には思った以上に沢山のオカズが並べられ
このベトナムの豊かさの一面を垣間見る事が出来ました。 -
境内の奥には芝生の綺麗な広場があり
その奥には葉を落とした二本のプルメリアの老木が
その枝を高い空に向けて伸ばしています。
ここがティエンムー寺境内の一番奥で
そこには六重の屋根を持つ仏塔が建っています。
しかし、私の心を引き付けたのはこの仏塔では無く
プルメリアの老木が描き出していた柔らかい影です。
影は本来見えないものを私たちに見せてくれる不思議なツール。 -
境内の鐘撞き堂から、鐘の甲高い音色が響いてきました。
「もぅお昼なの?」
「いや、まだ11時過ぎたところだよ。」
「どうしたのかしら?」
「何かあるのかなぁ?行ってみよう。」
あちこちから観光客が鐘撞き堂の周りに集まりだしました。
この黄色い鐘つき堂では
袈裟を着た僧侶が経を唱えながら何度も鐘を突いています。
沢山のギャラリー越しによく見てみると
鐘の真下には一人の女性が赤ん坊を抱いて蹲っています。
赤ん坊の初参式の様な宗教的儀式が行われているようです。
当然ですが赤ん坊は大泣きしています。
大人でもこの強烈な鐘の音を
繰り返し何度も鐘の真下で聴き続ける事は
想像を越えた苦行である事は間違いありません。
共振のエネルギーが精神世界の浄化に役立つと信じましょう。 -
数え切れない夜を
幾重にも積み上げ出来た
高く重く深い時間の砂漏
その最後の一粒が流れ落ちる朝
肩を組み笑顔で映るその写真は
甘く切ない香りを運んで来る
その時まで思い出は一枚の写真の中で静かな眠りにつく -
本日遅めの昼食は、Ba Doiでバイン・カイン (20,000VND)です。
うどんのような太めの米粉麺(写真左上)で
見た目にパンチが欲しい観光客にとって
そのシンプルさには本当に驚きを隠せません。
スープは淡い優しい味と言うよりもはっきり言って薄い!
トッピングの香菜と辛味を加え、味と見栄えを整えて
美味しく頂きましたが、もう一度食べたいかと問われると・・・・・。 -
フエにも教会があります。
と言っても、うどん屋さんを探している途中
二股に分かれた三叉路で偶然見つけたのですが・・・。
うどん屋の帰り道、バイクで裏口から敷地内に進入すると
そこには人影が全く無く、ガランとした空間には
立派な聖堂が空に向かってそびえる立っていました。
異教徒にとってこの空間の静寂はかなりの緊張感となります。
ゆっくりと聖堂の周りを歩き回っていると
たまたま聖堂から顔をのぞかせた人が私達に声を掛けました。
「中へどうぞ。」
「は、はい、ありがとうございます。」
勝手に入ってしまって追い出されるかと思いきや
笑顔で歓迎していただいた様です、寛容さに感謝!
私たちが一歩踏み入れたその空間は
時間が止まったような穏やかな世界で
ステンドガラスから差し込む柔らかな光が
静けさの中に緩やかな胎動を作り出しています。
心落ち着く母体のような空間に
偶然にも私たちがこの地フエで出会えた幸運は
やはり運命の成せる技なのでしょう。 -
午後3時半頃、ゴイ・タントアン橋に到着。
新市街から7km程東に離れた水田地帯にあります。
西欧人を中心とした観光客の間では
ジャパニーズ・ブリッジとして有名なようです。
期待どおり、適度に寂れた長閑さが嬉しい
ベトナムの風土を感じられる趣のある木製の橋です。 -
瓦張りの屋根正面には二羽の鳳凰と二匹の龍が鎮座し
「壽」「福」と描かれた入口の門には
色とりどりの陶器の欠片が美しい曲線を描いている。
それはまるで魔法陣のように周りのエネルギーを吸い寄せ
大気の流れは柔らかい風となり橋の日陰を流れている。
この日本橋が、ベトナムと言う異国の地に
私たちを呼び寄せたのではないかと言う私の妄想は
この橋を見たその瞬間から確信へと変わったのでした。 -
橋から西側に伸びてゆく水路。
奥に見える橋はコンクリート製で
時折車やバイクが走り抜けて行く村一番の大通り。
その通りを越えて水路沿いに更に進むと
木々の生い茂った川辺に迫り出すように民家が立ち並び
そこでは男たちが上半身裸でぼんやり寛いでいます。
「ジャパニーズブリッジはどこですか?」
「あっちだよ、日本人かい?」
「はい、そうです。 ありがとう。」
この橋から運河沿いにどんどん細くなる道を
迷いながら進んで行ったその先には
水の豊かなベトナムの長閑な生活がある事を
この橋が今日、私たちに教えてくれた。 -
午後4時少し前、橋の東側には絵に描いたような
穏やかな淡い緑の水田風景が広がっていました。
西に傾き始めた柔らかな日差しは
恵みの大地と草を喰みながらゆっくり家路に向かう水牛親子の
艶やかな毛並みをくっきりと照らし出しています。
水牛もヤシの木も中華風の建物も
古い私の記憶のどこにも全く無い筈なのに
この風景が私に郷愁を呼び起こすのは何故だろう? -
特等席の乗客は
時代を支える欄干にもたれ
紫色の微笑みを浮かべている
明るく弾け、深く輝く黒い瞳には
明日の幸せを呼び込む力が溢れている
天に巣くう龍がばら撒いた希望の欠片は
川となり緑となりそして人となり
古の都フエの地に芽吹いていた -
私たちはいつも異邦人。
それ故発せられる雰囲気をまとい
今日もこの街を気分に任せ歩き廻っている。
私たちがこんな旅行の途中で出会った
古都フエの田舎に掛かる日本橋には
静かで穏やかな空気が漂っていました。
そしてこの空間には、日本での長い年月の間に
しっかり張り付いてしまった仮面をそっと外し
小学生の頃の素直な自分の素顔を取り戻す
そんな貴重な時間を与えてくれる力が有るようです。
私たちはこの橋のベンチで道草をする事にします。
現地の人々と共に川面を渡る風に身を任せながら
幼い頃のあの日のように。 -
橋を渡った反対側にある開店休業中の市場を
ぐるっと一回りして再び橋のたもとに戻ってきました。
日が西に傾き、光が当たらないこちら側の屋根瓦は
熱帯の海を泳ぎ回る魚の鱗の様な青緑の光沢を帯びています。
見る角度、時間によって様々な顔を持つこの橋は面白い。
あの女の子達はまだあの席で足ぶらぶらしてますね。
いつの日かまたこの地に来る事があったなら
今度はあの特等席で足をぶらぶらさせながら
じっくりと時間をかけてお喋りがしたい。
「お元気ですか?・・・・」 -
夕方のおやつはチェーです。
フエでは有名なHEMと言う店です。
スイーツ系は相棒の担当でガイドブックで調査済み。
地図を頼りにバイクでやってきました。
バイクが並んだ細い路地の奥にこの店はあって
怪しげな感じがして、初めてだと少し怖いです。
チェーと言う飲み物(スイーツ?)は
甘い液体に果物類とクラッシュアイスの入った物で
この国の気候に合っていて美味しく頂けます。
しかも一杯10,000VNDとリーゾナブル。
店内は満員、ほとんどが女性。
学生さんもいれば、年配の方もいらっしゃる
ベトナムの女性皆から愛されるおやつ、それがチェーです。
しかし、私は異国ベトナムと言う将にアウェーなる地で
甘味と言う更なるアウエー感に飲み込まれています。
周りの誰もが手を出さないピッチャーに入ったお茶に
恐る恐る手を伸ばし、私は小さく呟きました
「少し、あま~い!!!」 -
宿の周辺は観光地で観光客を相手にしたレストランがたくさんあります。
私たちはフエ最後の夕食を探してこの界隈を歩いてみましたが
照明が綺麗なレストランには二の足を踏んでしまいます。
結局、今夜は初日と同じタニシ屋台となりました。
本日は屋台に客は疎らで前回ほどの活気はありません。
前の通りを走るバイクの数も少なく街が静かです。
私たちは静かにタニシを口に運びながら
フエでの日々をあれこれ話しました。
「日本橋からの帰り、実はガス欠寸前だったんだ・・・・。」
「ビックCでニベアをお土産に買おうかなぁ・・・・。」
「最初に飲んだコーヒー美味しかったよね・・・・。」
静かな屋台も情緒があります。
タニシ2皿、ビール3缶で110,000VND也。 -
夕食後、私たちはフォーン川沿いに繰り出しました。
川にはイルミネーションで輝くレストランが浮かび
その光に吸い寄せられるように人の流れが出来ていました。
観光客よりも地元の若者が多いようです。
平日でもカップルや友達同士が夕涼みがてら
ブラブラと川沿いを散歩するのがフエ流の様です。 -
フォーン川沿いには、人出を見越して色々な屋台が並びます。
果物か芋か良く分からないものに
辛そうなふりかけを掛けたファストフード屋台。
沢山の地元の方が買っています。
店員さんの服装も食材も共に黄色。
この色はベトナムの夜に何故か良く映えます。 -
チュオンティエン橋のたもとに本格的なチェー屋台を発見。
20個以上の大鍋がテーブルの上に整然と並び
中には色とりどりの具材が明るい照明を浴び
妖艶な輝きを発しながら出番を待っています。
観客は息を潜め薄暗い客席で背の低い椅子に腰掛け
ひたすら自分の好きな甘味を口へと運んでいます。
時間とともに闇に飲み込まれて行く川沿いの公園には
数本のスポットライトに照らし出された鍋の舞台がある。
ここで繰り広げられている静かで熱いパフォーマンスこそが
きっとこの街に住む人々の偽りのない素顔なのだと
真っ暗な川面から吹いてくる僅かな風を頬に感じながら
私は思った。 -
午後8時半近く、川沿いを少し離れると
大通りの行き来も思いのほか少なく寂しささえ感じます。
そんな通りには一定の間隔で屋台が並びます。
自前のライトで照らし出された背の低いテーブルには、
焼きトウモロコシ、焼き芋、スルメが並んでいます。
しかもどの店もほとんど同じ物しか売っていません。
あっという間に深い闇に包まれるフエの夜。
思った以上に静かな夜の通りに点った電灯は
漆黒の深海に巣食うアンコウの灯りのように浮かび上がり
どこか寂しげなフエの夜を演出しています。 -
12日目、フエ4日目。
今日はバスでダナンまでの移動が午前のイベントです。
移動が問題無く進んでくれる事を祈りましょう。
“ KIET 66 ”日本語に訳すと66番横丁ですかね。
私たちのフエ滞在はこの横丁にあるゲストハウスから始まり
旅立ちもこの路地の入口にある旅行代理店からです。
チケットは昨日買ってあります(90,000VND)。
しかし、既に出発予定時間を1時間過ぎていますが
ダナン行きのバスはまだ来ません、やはり前途は多難ですか。 -
バスは予定時刻を1時間30分遅れで出発。
フエからダナンまではたかだか100Km程で
ローカルバスでもそれ程時間は掛からないようです。
しかし、パクセ-フエ間で乗れなかった
憧れのビックバスが運行していると知れば
そのスリーピングバスに乗ってみたいとなるのは人の常。
実はこのバス、ハノイ-ホイアン便で
フエに着くまでに12時間以上走っているようです。
ベトナムの交通事情では遅れるのも無理はありません。
選択ミスです(あまり気にしていませんが・・・)。
フエから乗り込んだのは8名。
最後に乗り込んだ私たちに残っていた席は上段。
しかし、登って横になってしまうと思いの外快適です。
周りの乗客は一夜を明かしたばかりで当然疲れていて静かです。
特に眠くはありませんが到着まで一眠りしましょう。
なんと言っても、Sleeping Busですから。 -
バスは一気にダナンまで行かずに途中で休憩です。
ハノイ組及びスタッフの遅目の朝食タイムらしい。
ここで同じバスに乗り合わせていた日本人カップルに出会いました。
彼らは中国雲南省からバスでここまで1000キロ以上
ひたすら暖かさを求めて南下して来たと言う。
彼は小豆島でオリーブ園を経営していて
奥様のお腹には彼らの赤ん坊が居るとのことでした。
やはり世の中にはパワーのある面白い人がたくさん居る。
そんな日本人に出会えるのも旅行の楽しみです。
ホイアン行きのツーリストバスでダナンに降りる人は当然少ない。
結果、ダナンを走り去るバスを見送るのは
先ほど出会った夫婦と私たち、計4人。
「ここはどの辺りでしょうね?」
「wifi継れば場所わかるんですけどねぇ。」
「多分街の北の外れだろうから南に向かいますか・・・・。」
ダナンの街外れで降ろされた日本人4人は
旅行代理店を探し、南に向かって歩く事になりました。
暫く歩いて見つけた旅行代理店で話を聞くと
私たちの現在位置は街の中心からかなり離れているとのこと。
親切な店員さんにタクシーを呼んでもらい
途中まで彼らとシェアーする事にしました。
龍が舞う大きな橋の所でタクシーを先に降りた彼らが
無事にダナンで南国リゾートと言う目的を果たせる事を祈ります。 -
フエからの移動に思いのほか時間が掛かってしまいました。
ダナン滞在の時間はあまり残っていません。
本来、初めての街は散歩から始めるのが私たちの流儀なのですが
今回は宿からタクシーで繁華街まで出てきました。
時刻は3時半、思い出してみれば、
朝に昨夜の残りのバケットを齧っただけで
まともな食事はまだ取っていません。
先ずは腹ごしらえとやって来たのは、Mi Quang 1A。
私たちが注文したのは、ミークアンのエビ入り(25,000VND)。
食べ始めは、麺もスープも生温く違和感を感じますが
次の瞬間、噛み締めた麺の弾力、
口の中に広がるターメリックの香り
エビとピーナッツの異なった味わいと食感
口の中でいくつもの味が踊り始め美味い!
香味野菜をトッピングすると今度はサラダ感覚の
冷やし中華もしくは冷製パスタに変身。
なかなかの麺料理、好きになりました。 -
さて次はどこに行きましょうか。
ダナンの予習を殆どしていない私たちは
いつもの様に感に任せて適当に歩くだけです。
午後4時と言う時間帯のせいでしょうか
街角の屋台は何処も繁盛しています。
若い女性たちで満員の屋台に出くわすと
気になってキョロキョロ見てしまう
不審な日本人二人組の散歩はまだまだ続いて行きます。
ほんの少し前にミークアンを食べたので
お腹が減っている事はまったくありませんが
この地ダナンで地元の人達と一緒に
地元の物を食べたい気分は俄然盛り上がって来ました。 -
ダナン2食目はブン・チャー・カーです。
店の名前はBUN CHA CA 109
ブンチャーカーの小を注文、20,000VND也。
麺は素麺のような細い米麺で
スープは魚介系スッキリさっぱりです。
具はカニのすり身の様な物、練り物、筍、トマト。
あっさりしているのでどんどんお腹に入っていきます。
さらに山盛りの野菜がとても嬉しい。
チリと野菜を入れるととても豪華でヘルシー。
お腹ペコペコでは無い私たち二人には
小一杯で十分に満足できる量と味でした。 -
時刻は4時30分。
リュックを背負った可愛い子供たちの
下校時間にどうやらかち合ったようです。
道路では思い思いに走り出す子供たち
我が子を迎えに来た親たちの車とバイク
その人出を見越して集まった移動式屋台
笑顔と大声とクラクションと大渋滞。
50年前の日本と同じように子供が多い街には
心配事よりも先に活気と明るさが満ちている。 -
往き交う子供たちの右手に結び付けられた
私たち大人には見えない輝く細い糸は
途中で切れてしまったり絡み合ったりせずに
上手く次の時代の幸せを紡ぎ上げる事は出来るだろうか・・・。
私の感傷をよそに相棒は子供達と親善中。
相棒には相棒のやり方があるようですが
子供たちが笑顔であることはとても嬉しい事です。
彼らの視線と笑顔が私たちの脳裏に
ベトナムの明日への希望として刻まれたように
彼らの今日の絵日記や明方に見る夢の中に
ほんの少しでも私たちの影が姿を現し
彼らの視線でどんな形であれ日本を感じてもらえれば
私たちの存在もそんなに悪いものじゃ無いかもしれない。 -
ダナン大聖堂。
フエの聖堂で教会に好感を持った私たちは
ダナンのガイドブックに教会を見つけ向う事に。
教会は外観も中の様子も教会によって結構違います。
ここの教会は縦に長く、奥行をより感じられる構造となっています。
間口が狭く縦に長い造りと黄色をベースとした色調の
将にベトナムらしい教会だなと思いました。 -
午後五時を過ぎて教会内ではミサが始まる
敬虔な信者の方々の祈りの時間に
物見遊山の私たちはそぐわない、退散しましょう。
大きな教会の長い通路を正面入口に向かって歩いて行くと
開け放たれた小さな扉から柔らかい光が差し込んでいます。
いつの間にか太陽は西の空に傾き
ダナンの街に建ち並ぶ大小のビルを
明るいオレンジ色に染め上げています。
十字架を背負ったここの神様は多くの信者越しに
ずっとこの風景を静かに眺めて来たのですね。
この風景、悪く無い・・・、いや好きです。 -
教会を照らす太陽光の眩い反射に
家路を急がせるオレンジ色を見つけた私たちは
時間を節約するため以降の移動をタクシーにしました。
教会からビックCまで約1km、タクシー代は22,000VND。
大都会ではバスかバイクを使う私たちもこの安さにはビックリ。
ダナンではちょい乗りにタクシーはアリですね。
「あれがビックCです。右手がコン市場ですよ。」
タクシーの運転手が親切にも教えてくれました。
確かに右側の建物の周辺は人々が集まり熱気が渦巻いています。
ビックCで夕食を買ってさっさと宿に帰ろうと言う予定を
私たちは勿論急遽変更してザワザワ感が漂うコン市場に潜入しました。 -
コン市場内は生地屋などがたくさんありますが
品物の性質上ごった返した喧騒がある訳ではありません。
そこで一度外に出て市場の周囲を攻める事にしました。
建物の南側には屋台が並んでいます。
そして、その中の一つが私の目を釘付けにしました。
ボールいっぱいに積み上げられた物は
直径5ミリ程の色とりどりの、背の低い巻き貝。
幼い頃、南の島に旅行した親戚の叔父さんに
お土産として貝の標本を貰った事がありました。
それは30センチ四方の白い箱に
色とりどりの小さな貝殻が貼り付けてある
今から思えば将に子供だましのお土産だったのですが
当時の私にとっては初めて出逢った異国の宝物。
その貝殻の淡いピンクやブルーの色合いや形が
私にはまだ見ぬ海の向こうの世界のすべてでした。
父親にせがんで買ってもらった海の図鑑で
標本と同じ貝殻を見つける度にどれほど心時めいた事か・・・。
その貝が今、ベトナムの屋台に現れたのです。
ボールの中に無造作にうず高く積み上げられた食材として。 -
コン市場の醍醐味は建物の北側路地です。
幅7メートル程の路地の両側には庇のある店鋪が並び
通路の中央部分にはゴザや低いテーブルを並べ
その上に商品を積み重ねただけの店が奥までずっと並んでいます。
この様子はフリーマーケットに似ていますが商魂は全く違います。
各店舗は道に店を強引に開いている訳ですから
客は当然店の両側を通路として通ります。
店員は並べた商品の真ん中で姿勢を低く構え
両側を通り過ぎる客に対して360度高角砲商売を繰り広げます。
この辺り一帯は服屋が通りを占領しています。
写真の女の娘たち、スパイダーマン買いますね、きっと。 -
路地を更に奥に進むと次に現れたのは食べ物屋台街。
しかしこの状態を屋台と言って言いのだろうか?
東南アジア各地の集合屋台街や市場の中の食堂コーナー
ナイトマーケットの出店とも全く異質の営業形態。
人でごった返した道の真ん中でみんなが低い椅子に座り
身動きが出来ない狭い場所で美味しそうに食事をしています。
午後6時少し前、書き入れ時に空席など当然一つも無く
言葉も話せない異邦人が割り込む余地など全くありません。
ここは見学だけで我慢しましょう、残念。 -
路上食堂通りはまだまだ続いて行きます。
-
お持ち帰り食材も沢山販売されています。
-
生春巻きの屋台もあります。
-
私たちはその地に暮らす人々の
生活と言う熱気の狭間を何も解らないまま
ただすり抜けて行く一陣の風に過ぎないと思っています。
それでもその場でしか感じられない熱を肌で感じたい
そんな熱を感じられる風となって流れて行きたいと
一年に一度、私たちはバックの中にせっせと下着を詰め込みます。
学校が並んでいた通りの喧騒も、この市場の混沌とした活気も
両側を茂みで覆われた砂の小道を抜けたその先に突然姿を表す
何処までも続く黒い砂の海岸に白い大きな波を敷き詰め
風の音を巻き込む大きな海鳴りを響かせるインド洋と同じです。
映画の中のワンシーンが目の前で繰り広げられて行く感動を
自分もエキストラの一人となり経験できるこの楽しさは
将に私たち流の旅行の醍醐味です。 -
人でごった返すこの市場にも夕闇が迫ってきました。
次の目的地に向かう中継地としてダナンにやって来て
限られたほんの少しの時間だけ街を散策した訳ですが
街で出会ったもの全てが私たちに期待以上の刺激を与えてくれました。
ベトナム第二の商業都市ダナンには当然
旅行者を強く引き付ける人々の熱気に溢れた生活がありました。
ただ足早に通り過ぎるのは少し残念な気はしますが
私たちは明日ホーチミンに向かう飛行機に乗る予定です。
空港近くの宿周辺にはあまり店がなさそうなので
今からビックCで夕食と明日の移動用のバケットを買い
ダナンの夜は部屋飲みで静かに過ごそうと考えています。
明日(次回)はいよいよホーチミン、最後の訪問都市です。
ベトナム最大の都市は私たちをどんな顔で迎えてくれるのでしょうか?
呆気ない結末とともに、大どんでん返しのホーチミン編。
次回編もご覧頂ければ幸いです。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- pedaruさん 2017/05/03 06:06:20
- ベトナムの素顔
- shiqueさん おはようございます。
素敵な詩を織り交ぜて魅力的な旅行記でした。
どの旅行記もじっくり読む派なのですが、特にshiqueさんの文章は
一字も見逃せない、というか引き込まれてしまいます。
詩以外にもキラリと光る言葉、感心いたしました。
pedaru
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