2016/11/22 - 2016/11/22
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どこさへきさえんさん
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秋晴の1日、西武鉄道に揺られてのんびりと、東郷公園に紅葉見物へ出かけました。東郷公園は、秩父御嶽神社の神域内にあり、まあ実質的には同じ場所をさします。何年か前に2度程行ったことがありますが、少し間があいたのでまた行きたくなったのでした。
当日、思いのほかよい天気になったため、下車した「吾野」駅から、反対方向の「関八州見晴し台」に登ろうか、ちょっと迷いました。こちらも高山不動の大イチョウや、見晴し台直下のモミジ林が美しく、なお且つ天気が良いと周囲に大展望が開ける所なので、行きたい気持ちに...でも「山」は熊出没が怖かったのと(単独だったし)、今日の体調から「登山」ちょっとキツイかなと思い、当初の計画どおり東郷公園へと足をはこびました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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西武秩父線の吾野で下車します。この駅からは「高山不動」「顔振峠」などハイキングコースが何ルートかあります。どのルートも小学生時代に遠足で来ました...
今日は駅を出て左へ歩きはじめます。「もみじまつり」の赤いノボリが手招きしています。早速木々が紅葉してますね。気分もコウヨウ(高揚)... -
すぐに、線路脇へ上る短い石段が左側に現れます。車道経由でも歩けますが、コチラの方が近道だし危なくないです。
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法光寺というお寺を右下に見ながら進みます。
切妻屋根が立派です。
この後、左側に踏切が現れますが、渡らないで直進します。 -
さらに直進すると道が2手に分かれます。左は「吾野採石場」、中央にある道標をご確認の上、右の「ハイキングコース」方向へお進みください。大きなダンプやトラックがよく通りますのでご注意を。なおこの辺、赤いのぼりが無いですが、先の方へ行くとまた出てきます。ご安心を。
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道端には真っ赤なマンリョウ(センリョウかも?)が目をひきます。
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このりっぱなカエデの木が目印。この脇を入って行くと、舗装から土道になります。のぼりも見えますよね。
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こんなかんじの道です。右側には西武秩父線の線路が見下ろせます。
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のぼりも点々とつづきます...
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ここで左に曲がります。
うっそうとした杉林に突入、ハイキングっぽくなってきます。 -
山道(?)の出口です。出口にもキレイなもみじの木があります。
この先はアスファルト道になります。 -
しばらく行くと赤い鳥居が見えてきます。
しかしこれが目的地の神社ではありません。「諏訪神社」と書いてあります。地元感たっぷりの素朴な神さまというかんじです。 -
秩父御嶽神社の入口に到着!石の立派な鳥居です。
もみじまつりの横断幕がまだ掲げてありますが、2日前に終わっています。実は前回このお祭り当日に来たのですが、賑やかすぎて、神域で静かに自然と対峙したかった自分としては、賑々しい雰囲気(スピーカーから音楽や声も聞こえた)がどうにも嫌で、今回は当日をはずして来ました。 -
いきなり、いい感じの紅葉ですね!
気分もコウヨウ(高揚)...←くどい! -
イチオシ
石灯籠とモミジ...日本的美景...
ところで、このあたり右にある建物内で「紅葉写真展」が展示されています。これを見てから山内をめぐると、撮影のベスポジや撮り方のコツがわかって、撮影目当ての方はよいと思います。 -
神社へは、右の階段を上るコースと左の坂道を上るコースがあります。急な坂道を下るのは滑りそうで怖いので、自分は坂道を上り、階段を下りて帰ることとし、左の道を行きます。
少し息が上がるのですが、実はまだまだ序の口、この後の「登山?」にそなえての準備運動と思っていてくださいよ~ -
いいかんじの紅葉。
空が青空でよかった。 -
ハイ、そしてこちらがこの公園の主、東郷元帥です。
ちなみに東郷元帥とは明治時代に生きた東郷平八郎という方です。若い頃より海軍の軍人として活躍し特に日露戦争の日本海海戦でロシア艦隊を壊滅させるという手柄をたてました。軍人として活躍した一方、英国留学歴があり国際法の勉強などもなさっていて、英語も堪能とあり、海外でも結構知られているお方なのです。また戦争が一段落し大正時代になると、東宮御学問所の総裁に任命され、当時皇太子だった昭和天皇の教育に尽力されるなど、まさに文武両道に秀でた人物で、亡くなった後は神格化されてこのような神社が建てられました。
この像の周辺は特にモミジがキレイなのですが、正面から撮るよりも、この斜め後ろアングルからだと、逆光に透けるかんじの葉っぱがいい感じに写るのですよ。 -
その同じ場所で上を見上げてみました。
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赤・黄・緑...。
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常緑樹の密集してる所は薄暗いので、光のしぼり加減が難しい...
肉眼で見ると紅葉しているところはキラキラと光が透けて、ほんとうにキレイでした。 -
東郷さんの銅像あたりで折り返してしまう人が5割ほど。でも、その先に分け入って行くと手つかずの林の美しいところがいっぱいあるんです。
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ここが東郷神社のようです。建物の中はがらんとしていて、祭壇以外何も無いです。
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後ろを覗くと、このようになっています。
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神社の建物の先、誰もいない森の中。
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撮影技術が下手ですが、肉眼で見ると、自然が造ったステンドグラスってかんじなのですよ...
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東郷さんがこの公園を来訪された折に滞在したという洋館。
ベランダからの眺めはピカイチと思われる場所に建てられています。残念なのは全く修復されておらずかなり傷んだ建物です。1階部分は格子から覗けるのですが、そこに大砲が置いてありました。日露戦争の戦利品、つまり当時のロシアで使われていたものだそうです。平和な公園にそぐわない品ですが、ま、東郷元帥に関連する品、ということで。 -
その後、さらに山を登って行きます。目ざすは秩父御嶽神社、ほんとうの意味でのこの神域の主です。紅葉はこの先はあまり無い、というかモミジはあっても既に散り始めなのですが、せっかくだから頂上を踏破したいと思います。
ちなみに石段を上るのが正道のようですが(目が眩むような長く急な階段です、あとで写真出します)、左側の山道を登って行きました。 -
まだまだ、まだまだ、登ります。
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ヤッタ~、着いた~!....所はまだ本殿ではありません。このようなお社が山内にいくつか点在しています。
この建物の裏に、千羽鶴がいっぱい下がっていました。とても丁寧に折られ、吊るしてあり、これを折った方の祈る気持ちが伝わるようなものばかりでした。 -
このあと、てっぺんまでの山道はちょっと悪路でもあり、最後はやはり正面からお詣りしましょ、と、合流した石段を上ることに。
ひえ~!て感じの石段でしょ!?
全国各地いろいろ行きましたが、こんなにすごい石段は他に無いですよ!
こわいですよ!しかも一段の幅は狭く、所により斜めってるんですよ!
しかも、コレ3分の1くらいですよ。こっから下側にはこの倍あるんですよ! -
てっぺんの本社に着きました。ふぅ~...
本社前の広場の片隅に山の写真を貼ったパネルがあり、「ここからスカイツリーが見えます」と書いてありました。はたして...
見えました。でも写真ではとらえられないうっすらさでしたし、肉眼でもそのまま(裸眼?)では厳しく、持参のオペラグラスでなんとか見ることができました。なので証拠写真ナシです。あしからず。
この写真は、反対側の片隅にあった「幸福の鐘」なる鐘です。比較するモノが写ってなくて大きさはわかりにくいですが、頭にかぶると少しゆるいくらい(??)な大きさです。ということでさほど大きくはないのですが、「ご~~~ん...」と、とても美しい音がでるので、ぜひ打ってみてください。 -
さて、帰りましょう....
!!! スゴイ階段!!! (下がみえない~ひ~)
上る時は足元だけひたすら見て、あ、落葉キレイ...とか思いながら上るのでこわくないですけど、下る時は足元だけ見ようと思ってもいや応なく下まで全部見えてしまいます。
ひとり途中におばさんがいるの見えますか? この方、上ってくるのではなく、下っていくところです。完全に横歩きです。全くその方が無難です。一度つんのめったら下まで滑落....ぞぞ~...しかも途中に人がいたらその人まで巻き込んで滑落... ぞぞぞ~...
自分はところどころで脇道にそれて小さなお社をお詣りしながらも、また石段に戻って下まで降りましたよ!
こわかった... -
最初に「階段ではなく左側の坂道をのぼりましょう」と言っていた、いちばん麓のあたりです。この辺の階段はゆるやかそのものなので最後にもう1枚撮りました。このあたりですれ違う人々、「結構きついわ~この階段」って言ってました... この先どうなるかも知らずに...
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お天気に恵まれ、人も比較的少なく、気持ちよいもみじ狩りを楽しめました。この公園、毎年もみじ祭りを開催するだけのことはあって、ほんとに見事ですね。モミジの本数も相当な密度であるのですが、種類もいろいろあり、よく見ると葉っぱの形や大きさに何種類かありました。そして不思議なことに吾野駅周辺の街道沿いや里山で色づいている木々よりも、色が鮮やかな気が確かにするんです。不思議ですね。
朝、こちらへ来ようか迷ったけど、来て満足。神社というキレイな「気」の満ちた場所も好きだし、意外と歩きごたえも充分だったのでした。
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