布引観音～北国街道～懐古園 日帰りで小諸旅情を満喫する

2016/11/14 - 2016/11/14

故郷の小諸は、軽井沢、新幹線停車駅の佐久平に挟まれ少し寂しい観光地と目されています。そんな小諸の隠れた魅力？ を知ってほしくて友人・知人を東京から案内すること5回目。高校時代バレー部のマネージャーだったMを誘って新宿バスタからJR関東・高速バスで出発。日帰りで“秋の小諸”を楽しみました。

エリア 小諸・御代田(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

初・バスタです。新宿駅南口を出て、甲州街道(横断歩道)を渡った正面にエスカレーター、その右手にはエレベーター。

方向音痴でも迷うことなく4F乗り場へ。小諸1号 7時45分新宿発、トイレ付きのバスは寄居パーキングにて休憩、約3時間で小諸駅到着。しなの鉄道 小諸駅待合室では地産野菜などの販売が大人気。白菜、人参、ブロッコリー、大根、りんご、豆 etc.。しこたま買い込みコインロッカーに入れて、タクシーで布引観音に向かいました。

今回、小諸での滞在時間は約6時間。寺務所裏の駐車場までタクシーで行きました。「12月に入る頃には落葉が道を覆いスリップするのでタクシーでは登れなくなります」と運転手さん。小諸駅より、片道2200円ほど。

寺務所に御朱印帳をお預けし、ゆっくりお参りします。

天台宗布引山釈尊寺。信濃三十三観音霊場第二十九番札所。
神亀元年(724年)、行基により創建と伝えられています。

冠雪した浅間山が遠くに見えます。

洞窟をくぐり…

観音堂宮殿は重要文化財。
伝説の観音様にお参りします。
おびんずる様のような木像の仏様にも。

観音堂の天井絵は、地元企業や篤志家が奉納されたもののようです。昔、“アカカンバン”ってデパートがあった。アクセサリーとか小物の売り場が子ども心にワクワクする場所でした。

高い所が苦手な人にはキツいかも…

歩いて登ったら1時間くらい。登り口には太めの木の枝が杖代わりに置いてある。数年前の秋には野生のカモシカに遭遇。下りは滑って転がり落ちそうでハラハラ。途中に善光寺穴(善光寺まで続いていると伝わる風穴)、仁王門、金剛力士像、お地蔵様…見所あります。

“牛に引かれて善光寺参り” 伝説発祥の地と言われています。

タクシーで市内に戻り北国街道。本町は、まちづくりに力を入れて取組み風情ある町並みです。残念ながら月曜休館だったけれど、“ほんまち町屋館”では見晴台や、展示が楽しめ入館無料です！

大和屋紙店で見事な水引を見て、小物をお土産に。

萬屋骨董店。登録有形文化財に指定された、明治14年創業の小諸銀行の建物をそのまま使っています。袖うだつが建つ、黒漆喰造り。

萬屋さんの二階より。

祇園祭の写真を見せてもらいました。

向かいの “そば七” 。築150年以上と歴史を感じる店内でそばおかき、焼き味噌、舞茸肉そば、熱燗をちょこっと。

本町から相生町へ。途中に島崎藤村ゆかりの井戸や…

小道を入ると…

大塚酒造

日本100名城、懐古園。三の門横に、“憩石”があります。関ヶ原の合戦、碓氷峠を越えて中山道を進んだ徳川秀忠が、大手門より小諸城入城、腰掛けたとされる石です。

懐古園入園料は、園内散策・動物園 300円、プラス 藤村記念館・徴古館・小諸義塾記念館・小山敬三美術館 と、全部見学できて500円。

小諸市動物園は県内最古。懐かしい昭和にタイムスリップ！ちょうど【ペンギン もぐもぐぺたぺたタイム】が始まるところで…

ペンギン達はすでにスタンバイ

近くのライオン檻にいたナナちゃん。スマホで撮った写真では伝わらない迫力！ウォーウォー吠えながら睨んでくる。

ヤギのメイちゃん

左下は遊園地。広々していて見通しもよく、幼い子ども連れの家族がのんびり楽しんでいました。

白鶴橋を渡って懐古園の紅葉を見に行った。

小諸義塾記念館2階教室の窓～。明治20年代当時の建物。アメリカ帰りの木村熊二が開設した私塾、その教え子の島崎藤村も教鞭をとりました(国語と英語)。鮫島晋(理科)、三宅克己、丸山晩霞(美術)ら、後世に名を残した教師達が、個性的で自由な教育で人物養成を目指した資料が残されている。

小諸駅から懐古園へは “東西自由道路” ですぐ。もう帰りの時間だ～…14号 17時10分、朝買った野菜とともに小諸→新宿へ。雨が降り始めた。あっという間の半日観光、友人も満足してくれたようです♪