秋の英国旅行（１）－出発＆マンチェスター－

2016/09/29 - 2016/10/06

今年３度目の海外旅行は、秋のイギリスを選んだ。その理由は、以下の通り。

①いつかは、もう一度イギリスに遊びに行きたいと思っていた。これまでイギリスには、３８年前のヨーロッパ周遊旅行の際に１日だけロンドンに行ったものの十分に観光していないこと、その１０年ほど後に仕事でロンドンに行ったものの訪問先の会社とホテルとカジノの記憶しかないこと、何より世界遺産はビッグベン（ウェストミンスター宮殿）をテムズ川沿いに見ただけであることがその理由となっている。
②これまでに５回連続で参加したフレンドツアーのパンフレットに、ビジネスクラスの比較的お得なプランがあったこと（総費用－現地参加費用＝ビジネスフライト料金＝２５万円）。春～夏のシーズンでは、ビジネス旅行料金はエコノミー旅行料金（フライト代は１０万円程度）＋４０万円というのが多いことを考えると、半分程度になってお得に見えた。
③７月のスイス旅行に行った時のメンバーから、昨年秋のフレンドツアーのイギリス旅行は良かったと聞いていたこと。
④出発確定日が、月末木曜日だったこと。事情があって、我が家にとってこの日程は好都合なのだ。客の集まり具合で催行中止になったり、日程変更になるのが嫌なので、これまでも確定日以外に申し込んだことはない。理由は、仕事の段取りが行いやすことや、申込み直後からフリーの日の観光等の予約を行ったりするから。

ツアー８日間の全行程は次のようなものだった。

１日目：羽田～ロンドン（ＡＮＡビジネスクラス）～マンチェスター（泊）
２日目：湖水地方観光（グラスミア、ウィンダミア）、マンチェスター（泊）
３日目：チェスター観光、ストラドフォード・アポン・エイボン（シェイクスピアの故郷）観光、マナーハウス（泊）
４日目：【世】ブレナム宮殿観光、コッツウォルズ観光（バイブリー、ポートン・オン・ザ・ウォーター）、コッツウォルズ（泊）
５日目：ロンドン市内観光（バッキンガム宮殿、大英博物館他）、ロンドン（泊）
６日目：ロンドンフリータイム（【世】ロンドン塔、【世】旧グリニッジ天文台、ナショナルギャラリー、ミュージカル「オペラ座の怪人」）、ロンドン（泊）
７日目：１５時までロンドンフリータイム（【世】キューガーデン、【世】ウェストミンスター寺院）、ロンドン～羽田（ＡＮＡビジネスクラス）
８日目：羽田着１５時

期待した湖水地方やコッツウォルズの紅葉（黄葉）にはまだ早かったが、３日目を除いては暖かくて好天に恵まれた旅行だった。また、ロンドンでのフリータイムも４個所の世界遺産巡りを行うことが出来た（全行程では、ブレナム宮殿を加えて５個所）。ただ、最近は毎回発生するトラブルもなく、無事羽田到着と思っていたら税関を出てから帰宅までに思わぬハプニングが相次いで２つも発生して、最後までハラハラの旅行となってしまったが・・・。

第１回目は、出発・機内の様子、マンチェスターまでの移動、マンチェスターでのホテル周辺の様子の紹介となる。

エリア マンチェスター(イギリス)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

今回はＡＮＡのビジネスクラス。久し振りのＡＮＡラウンジの利用となる。５年前まではプラチナメンバーだったのでいつでも利用できたが、現在はマイレージの無料航空券利用だけになっており、当然ながらメンバー外で普段は使えない。

午前の羽田のＡＮＡラウンジ。それほど混んではいない。

窓からは、ＡＮＡとルフトハンザの飛行機が見えている。

お腹も結構空いていたが、ビジネスクラスの機内食に期待して、コーヒーとちょっとしたスナックだけにしておく。４トラベルの旅日記を見ていると、搭乗前にラウンジで食べ過ぎて、美味しそうな機内食が食べれなかったという記事を沢山見ている（笑）。

離陸後ほどなく、ドリンクタイムとなり、シャンパンを所望。スパークリングワインでないのは、さすがにビジネスクラスだ。

ＣＡさんにお願いして、ラベルが見えるようにして注いでもらう。シャンパングラスにして欲しかったが・・・。

オードブル。

昼食は和食を頼んだ。

お替りを頼んだのは、やはりシャンパン。

メインディッシュは、カレイの煮つけ。先程の前菜も、この主菜も美味かった。

デザートは、フルーツ。

女房は、スイーツを頼んでいた。

完食したが、搭乗前のラウンジでぐっと我慢した甲斐があった（笑）。欧州線の前のビジネスクラス搭乗は確か十数年前だったが、食事のレベルが向上している。ご馳走様でした。

食堂でもレストランでも、美味しい料理を食べた後は、レジでお金を払ってから「ご馳走様でした」という言葉が自然と出てくるから不思議なものだ。

到着前に、もう一度食事が出た。今度も和食を頼んだが、今度は簡単なワンプレートだった。

昼間のフライトなので、折角のフルフラットシートを利用しないままに到着し、ちょっと残念。

映画は、「モンスター・マネー」とトム・ハンクスのサウジアラビアでのコメディを観たが面白くなかった。その後、今回の旅行でアン・ハサウェイの家に行く予定があるから思いついたわけでもないが、以前映画館で観た「レ・ミゼラブル」をもう一度観た。これは２度目ではあったが、良かった。

そうこうするうちに、現地時間午後４時にロンドン着。

空港からバスでマンチェスターまで移動。

窓から見えるイギリスの午後６時半頃の夕焼け。

マンチェスターのホテルに到着したのは、午後１１時前。空港で迎えのバスが来るのが遅れたので、到着もかなり遅くなってしまった。

ホテルのフロント前で、チェックイン待ち。

部屋はかなり広く、快適な空間だ。

ここに２泊することになっている。問題は、朝の散歩が楽しめるかどうかのロケーションだ。

翌朝の朝食。特別豪華ではないが、ひと通りのものは揃っていた。

レストラン横のロビー（リンビング）。

それなりに重厚感はある。

７時半に朝食を終えて、朝の散歩に出掛ける。ホテルのエントランス前の噴水。

マリオットホテルなので、レベルは悪くないはずだ。

街角にある案内板。フロントで地図ももらっていたが、近くに公園や教会等見るべきところは何もないようだ。

橋の袂に、面白い絵が・・・。

橋の向こうには、運河とホテルのレストランの出窓が見えている。

「INTEGRITY AND INDUSTRY」と書いてある。絵よりも先に文字の方が気になって、どういう意味だろうか。

マンチェスターは工業都市というけれど、何か関係があるのだろうか。

運河と反対側に進むと、大きな劇場が見えてきた。オペラハウスと書いてある。

「ALL OR NOTHING」というミュージカルを上演しているようだ。

更に進むと大きな交差点に出る。ただし、何の変哲もない都会の街角だ。

「GREAT NORTHERN RAILWAY COMPANY'S GOODS WAREHOUSE」と大書された、歴史のありそうな建物。

鉄道会社の什器の倉庫だった建物で、今は博物館にでもなっているのだろうか。

ちょっとしたパブ又はカフェの入口。まだ朝早いので、開店していない。

先程の大きな交差点は、良く見るとスクランブル交差点になっていた。イギリスにもあるのだ。

３０分ほど散策したが、旅行気分が味わえなく物足りない気分の散歩だった。

２泊したので、翌朝の朝食時に見たアパート群と電車。変哲もない風景だ。

地図を見ると、科学産業博物館が近くにある。朝早いのでもちろんオープンしていないが、チェックアウト前に入口付近まで行ってみた。

門の間から見る光景は、味わいのあるひなびた倉庫群通りの雰囲気だったが、これはこれで絵（写真）になる。

現代風になっているイギリスの地方都市の街角らしい光景が、やっと出現。

このマンチェスター宿泊は、物足りなかった。もう５０ｋｍ行くと、世界遺産の海商都市でありビートルで有名な街リバプールがある。

旅行会社ももう少し配慮してくれれば良かったのだが・・・。

（続く）

この旅行記へのコメント （4）

• arfaさん 2017/07/27 16:23:19

  イギリス旅行ですか

  こんにちわ、arfaと申します。
  私もそのうちにスコットランド・アイルランドは旅したいと考えていますので参考になります。またイタリアは大好きな国なんですが西欧諸国は行きやすい国という感覚なので歳をとってからでも行けると考えて、ついつい他の国を優先して回ってしまうのでなかなか進みません。
  世界遺産を回られるのが目標のようですが、インドがやはり世界遺産も多く歴史的にも日本とは比べられない歴史があって面白いと思います。また文化的にも日本や欧州あたりとは全く違う慣習や思考回路でまさに異国という感覚ですね。
  このGWはイランに行きましたが遺跡は素晴らしいのですが仏像などがないのでもう一つ有り難みに欠けましたし、食事も私にはインドや東南アジアの方が種類もあり少々不自由しました。またホテルも集まっていないので宿探しにもかなり歩いて探さなければならず体調も壊したまま辛かったですね。
  また、参考にさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

  ダイスケitさん からの返信 2017/07/30 21:53:34

  RE: イギリス旅行ですか

  arfaさん
  
  イギリスはまだのようですが、多くの世界各国を旅しているようで素晴らしいですね。インドもお気に入りのようです。私も3年前にインドのゴールデンルートの世界遺産だけ行きましたが、もっとディープなインドも見てみたいですね。
  
  6/22-7/3のイタリア旅行の旅日記もスタートさせましたので、ご興味あればまたお立ち寄りください。
  

• わんぱく大将さん 2017/01/16 09:14:57

  MAN泊？

  ダイスケitさん
  
  再び大将です。英国旅行の旅行記拝見させていただきました。実はロンドン時代は現地手配会社にいて、ＵＫを担当していました。日本でも旅行業界の人間だったのですが、実は、マンチェスターに行ったことはありません。しかしながら　英国周遊なら、どれ位扱ったか？
  でも、マンチェスター泊りなんてあったかな？　って。　もう、10年以上も前に退いたので勘も鈍る、モノ忘れもひどくなる、ですからね。コースは殆ど変わりませんがね。
  続けて旅行記拝見させていただくために、フォロ―させていただきます。
  
  　大将

  ダイスケitさん からの返信 2017/01/18 07:31:32

  RE: MAN泊？

  わんぱく大将さん
  
  そうですか、マンチェスター泊はお聞きになったことがないんですか。この宿泊は、ツアー全体の低評価のかなりの部分を占めていました。ツアーの選択も、宿泊都市まで良くチェックしないとダメですね。同行者もリバプールに泊まりたかったという人が多かったですね。
  
  湖水地方も新緑や黄葉の季節から外れていたせいか、余り楽しめませんでした。ワーズワースやビアトリクス・ポターに馴染みがないこともあるのでしょうが。
  
  １月末からメキシコツアーに行くので、それまでに何とか英国の旅日記を終わらせたいと、やっと最終回までいきました。海外・国内に限らず、またお立ち寄りください。