2014/03/08 - 2014/03/10
108位(同エリア260件中)
かいさん
期間限定とはいえアメリカに住むことになるなんて思ってもいなかったずっと前から、アメリカでいちばん行ってみたかった、憧れを抱いていた街がニューオーリンズでした。
ジャズが鳴り響くバーボンストリート、瀟洒な建物が並ぶフレンチクオーター、大農園地主の豪邸が残るプランテーション、スパイシーなアメリカ南部料理・・・。
ニューヨークから約3時間のフライトで行けちゃいます。
2泊3日では時間が足りなくて(いや普通の人なら足りるかもしれないけど)駆け足の旅でしたが、憧れの地はやっぱり素敵で心躍る楽しい街でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
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まずは観光客なら誰もが訪れる旧市街、フレンチクオーター。
中心にあるのはジャクソン広場。セント・ルイス大聖堂とアンドリュー・ジャクソンの銅像が建っています。 -
オレンジ色のレンガが美しいポンタルバ・アパートは男爵夫人が設計・監督までつとめたとか。
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ジャクソン広場のまわりにはたくさんの観光馬車や絵画の露店商がいて賑やかです。
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そしてフレンチクオーターの街並み。
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バルコニーやフェンスにキャストアイアン(鋳鉄)の優雅な細工を施した瀟洒な建物が並んでいます。
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馬車も通りを闊歩しています。
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パラソルに映る影もロマンチックですね。
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古い市電に乗ってガーデンディストリクトにも行きました。
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こちらは高級住宅街で、やはりキャストアイアンが映える美しい家が並んでいますが、フレンチクオーターよりも新しくて大きな建物が多いです。
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あとはニューオーリンズ観光の定番、ミシシッピ川を遊覧する蒸気船ナッチェス号にも乗りました。
絶景というわけではないけど、大河に揺られてのんびりした時間を過ごせました。 -
ニューオーリンズからバトンルージュに向かう途中のミシシッピ川沿いには、広大な敷地を持つプランテーションが点在しています。南北戦争前に大勢の奴隷を使って農業を営んでいた大地主の農園です。
「風とともに去りぬ」の舞台はアトランタ郊外で綿花のプランテーションでしたが、ニューオーリンズ近郊では砂糖プランテーションが主流でした。
現実にはさまざまな光と影があるわけですが、現代においてはこれらのプランテーションは一大観光スポットとなっていて、さまざまな会社が日帰りツアーを催行しています。
そのうちの1つ、オークアレイとローラという2つのプランテーションを巡るツアーに参加しました。
1軒めのオークアレイ。映画の舞台にもよく使われる一番人気のプランテーションです。
まっすぐのびるアプローチの両側に植えられたオークの木々がアーチ状になっており、その向こう側に白亜の邸宅が見えます。 -
邸宅内はガイドツアーで見学。1階のパーラーはお客様をもてなす部屋。ミシシッピ川の泥を塗り固めて壁をつくり、サイプレスなどの木をマホガニーやオークのように塗って柱や家具をつくるというように、この家はほとんど奴隷たちの手づくりだというのだからすごいことです。
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2階に上がると主寝室や子供部屋などがあり、ベランダに出ると広大な敷地が見渡せます。
邸宅の裏側には狭くて簡素なつくりの奴隷小屋が並んでいて、その対比が何とも言えませんでした。 -
次のローラはクレオールプランテーション。
クレオールというのは厳密な定義はないものの植民地生まれのフランス語を話す人々を指します。
ローラというのはこの家の娘の名前で、彼女はファミリービジネスとしてのプランテーションやクレオールの伝統に縛られない自由で近代的な生活を選び、このプランテーションについて著書を記しました。
カラフルな外壁の建物、ビジネスの事務所としての性格が強いインテリアなど、先ほどのオークアレイとはまったくタイプが異なり、このプランテーションにまつわる人々の物語も壮絶でした。 -
広々とした敷地です。
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こちらは奴隷小屋。たしかに簡素だけど壁のペンキがいい味を出していました。
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3月のニューオーリンズといえば、ド派手でカオスなカーニバルとして知られるマルディグラが有名ですが、訪れたのはその直後の週末。
街はまだマルディグラの余韻が残っていて、パープルとイエローとグリーンの3色に彩られていました。 -
仮面もよくつかわれるモチーフ。
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瀟洒な建物に3色のデコレーションの組合せはとても素敵です。
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お店のディスプレイも賑やかで楽しげ。
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まるでまだお祭りが続いているかのように浮かれている人たちも。
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圧巻だったのは、Maison BourbonからSt Peter Stを北上した界隈。
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家自体もメルヘンチックだったし、マルディグラのデコレーションが凝っている家が多かったです。
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リースも完成度高いです。
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そして木々にはビーズのネックレス。
せっかくならお祭りを見たかったという気持ちもなくはありませんが、、、デコレーションも楽しめて落ち着いて観光できたので、祭りの後のニューオーリンズもいいものです。
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