2016/08/25 - 2016/08/25
7位(同エリア74件中)
かっちんさん
明治元年(1868)幌内(ほろない)地区で石炭が発見され、幌内炭鉱から石炭を輸送する北海道初の「幌内鉄道」(幌内~小樽手宮)が敷設されました。
幌内炭鉱は平成元年(1989)に閉山され、その直前の昭和62年(1987)に幌内線は国鉄分割民営化に伴い廃線となりました。
三笠鉄道村は、北海道ではじめて鉄道が開通した場所として、鉄道の歴史的遺産、文化を保存することなどを目的に設置されました。
国鉄の昭和40~50年代は全道に鉄道路線が張り巡らせられた時期、鉄道村ではその当時に旅をした思い出が蘇ってきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
三笠見どころマップ
三笠鉄道村は、三笠ゾーンと幌内ゾーンに分かれています。
三笠市民会館の近くに旧三笠駅(以前は幌内太駅)を中心に鉄道車両を展示している三笠ゾーンのクロフォード公園、旧幌内駅に幌内ゾーンの三笠鉄道記念館、その先に旧幌内変電所があります。
公共交通でのアクセスは、岩見沢バスターミナルから中央バス幾春別行きに乗り、途中の三笠市民会館から市営バスに乗り換え三笠鉄道記念館で降ります。 -
旧三笠駅舎(三笠ゾーン)
明治15年(1882)官営幌内鉄道が札幌~幌内間に開業し、幌内の手前に幌内太(ほろないぶと)駅ができました。
昭和19年(1944)に幌内太が三笠駅に改称され、昭和62年(1987)幌内全線廃止にともない廃駅になりました。
そして、平成2年に当時の面影を再現した幌内太駅舎がつくられました。 -
跨線橋(当時の再現)
今でも石炭輸送列車が走っているかのように錯覚します。
三笠ゾーンには国鉄で活躍した車両が展示されています。 -
砂利散布用ホッパ車
ホキ700形です。 -
車掌車
昭和49年(1974)製造のヨ8000形は、従来の車掌車と比べ乗務環境を向上させトイレが付いています。 -
イチオシ
特急「おおぞら」
昭和36年に登場した北海道初の特急「おおぞら」です。
先頭車両は昭和40年製造のディーゼルカー「キハ82」です。 -
イチオシ
青空に映える紫のアザミ
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アザミにとまるトンボ
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ナナカマドが色づいてきています
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山あいを走るディーゼル特急・・・
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クロフォード公園バス停
北海道開拓使顧問として鉄道技術を伝えたアメリカ人、ジョセフ・ユリー・クロフォード。
幌内鉄道建設の指導を行った彼の名にちなみ、三笠ゾーンはクロフォード公園と名付けられました。
ここから市営バスに乗り、三笠鉄道村の幌内ゾーンへ向かいます。 -
幌内の旧炭鉱住宅(バス車窓)
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三笠鉄道村 幌内ゾーンに到着
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三笠鉄道村案内図
鉄道記念館、屋外には車両が展示されています。 -
トロッコ車両
小型SLのS-304のひくトロッコ車両が、構内で往復運転しています。
乗車料金は1回300円。土日・祝日に運行。 -
三笠鉄道記念館
北海道の鉄道の歴史を、貴重な資料や、実際に使用された駅の施設、SL部品、信号機などともに解説されています。
小泉寶氏の寄贈による鉄道関係のコレクションも展示されています。
入館料金は530円、休館日は毎週月曜日と冬期間(10/16~4/15)です。 -
乗車券箱
出札窓口で発売するきっぷ(硬券)を収納しています。 -
乗車券日付器
菅沼タイプライターと天虎工業の日付器です。
日付器の隙間に横から硬券を通すと、内蔵されたスタンプがガチャンと接触し、日付が印字されます。 -
鉄道で使ういろいろな電灯
昭和初期から現在までの、携帯電灯や合図灯が並んでいます。 -
ダルマストーブ
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昭和初期のやかん
工部省のマークがふたに入ってます。
鯉の絵柄も素敵ですね。 -
昭和初期の金庫
岩見沢駅で金銭や重要書類を保管していました。 -
イチオシ
いろはダイヤル(昭和初期の金庫)
数字ではなく、いろは です。 -
昭和初期の荷役用台車
三笠駅で小荷物などの運搬・積み下ろしに使用されていました。 -
昭和初期の器材運搬用ソリ
岩見沢機関区で器材や荷物などの運搬・積み下ろしに使用されていました。 -
SL部品の圧力計
後ろには、タコメーター、速度計が展示されています。 -
昭和58年の鉄道路線図
北海道の国鉄が鉄道王国だった頃の懐かしい路線図です。
昭和30年代に、羽幌線(築別~遠別間)延伸、富内線(富内~日高町間)延伸、美幸線・白糠線などが新設されましたが、赤字となり廃止されました。
昭和56年に開業した石勝線だけは最短ルートになり、札幌から道東へのメインルートになりました。 -
北海道鉄道路線の歴史
明治から昭和までの国鉄路線、私設鉄道、私設軌道、簡易軌道(殖民軌道)、森林鉄道など、開拓とともに歩んできた経緯が読み取れます。 -
キハ22形気動車用ディーゼルエンジン
起動ボタンを押すとエンジンが模擬的に動く様子が見られます。 -
車輪に伝達する推進軸
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閉そく装置
線路の一定区間(閉そく区間)内にタブレット(通票)を持った1列車だけが通れるようにする装置です。 -
タブレット
奥にある形の違う金属の玉は、閉そく区間ごとに決められたタブレット(通票)です。
この玉をタブレットケースに入れて列車の運転士に渡します。 -
信号機
赤黄青の信号機がランダムに点灯しており、3色揃う瞬間を待っていました(笑) -
転轍機
線路のポイントを切り替える装置です。 -
幌内線の行先板、駅名板
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SLが走っていた当時の写真
写真のスライドが順番に映し出されていくので、ワクワクしながら鑑賞しました。 -
巨大ジオラマ
HOゲージの車両が運転できます。
ミニシアターでは、ありし日の幌内線や北海道の鉄道の歩みを楽しめます。 -
屋外展示のSL
C12形はローカル線・入換用で活躍。
9600形は国産初の本格的な貨物牽引機で石炭貨物列車を引っ張りました。 -
運転養成用の機器
DD51形ディーゼル機関車の運転訓練装置で、機関車の構造を理解しながら学べます。
函館にあるJR五稜郭機関区より寄贈されたものです。 -
ジョルダン式広巾雪かき車
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救援車
郵便荷物車を改造しているので、その面影があります。
救援車は災害や鉄道事故時に出動します。 -
ディーゼル車両
DD51機関車、キハ22旅客ディーゼルカーは、現在より1世代前に活躍した車両です。 -
幌内線の線路
廃線の線路を利用して三笠トロッコ鉄道がクロフォード公園(旧三笠駅)から三笠鉄道村(旧幌内駅)まで運行されています。 -
郵便荷物車
トラック便、航空便の発達する以前は、鉄道が郵便荷物を運んでいました。 -
客車の発電機
車輪の回転から発電機を回して電気を蓄電池に溜め、車内の電灯に利用されます。 -
青空が似合うDD51形機関車
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黒覆面のラッセル車
石北本線の除雪に活躍していました。 -
DD14形ディーゼル機関車
多雪時にロータリー式雪かき装置を付けて除雪します。
運転台が片側だけにあり、見慣れない形の機関車です。 -
鉱山用トロッコ
住友石炭赤平炭鉱で活躍した蓄電池機関車とトロッコです。
鉄道村の駐車場脇に置かれています。 -
蓄電池機関車の運転台
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イチオシ
背伸びしている可愛らしい機関車
釧路の太平洋炭礦専用線の610mmゲージを走っていた東芝製電気機関車です。 -
イチオシ
丸太の運搬車
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旧幌内炭鉱変電所
鉄道記念館からさらに奥に進むと、旧幌内炭鉱変電所があります。 -
イチオシ
旧幌内炭鉱変電所
大正中期以降に建設された煉瓦張りコンクリート2階建ての変電所です。
夕張の発電所から送られてくる電力を幌内変電所で受け、炭坑の機械化が進みました。
これで、夕張から始まった北海道炭鉱遺産の旅を終わります。
新千歳から羽田への帰りですが、飛行機の空調故障で機材変更となり、羽田に翌日未明に到着。
24時間開いている国際ターミナルで夜を明かす意外な結末になりました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 横浜臨海公園さん 2016/11/13 11:37:13
- 三笠鉄道村
- かっちんさま、こんにちは。
旅行記を拝見させて頂きました。
小生が訪れたのは平成元年(1989年)秋でしたから、あれから28年経過した事になります。
車輌の保持は小樽よりも環境が良い分、状態は良好ですが、80系特急気動車編成の色落ちが気になりました。
ディーゼル機関 DMH17型の展示は全国的に見ても珍しい部類だと思います。
横浜臨海公園
- かっちんさん からの返信 2016/11/13 20:29:00
- RE: 三笠鉄道村
- 横浜臨海公園さま こんばんは。
小樽、三笠ともに保存車両の種類の多さには驚きです。
どちらの博物館とも、炭鉱の開発と石炭輸送が原点となっていました。
ディーゼル機関は原理を理解できる展示でした。
かっちん
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