2013/05/04 - 2013/05/04
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bunbunさん
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美しい城です。シェール川をまたいだルネッサンス様式の気品あるこの城は、その建物や内部、庭園を見るだけでも十分その美しさを堪能できますが、城にまつわる歴史を知っているともっと楽しめます。この城の歴史は古く、11世紀にまでさかのぼりますが、現在の城に近い形になったのは16世紀であり、その後歴代の城主が6人の女性であったことから「6人の奥方(貴婦人)の城」とも呼ばれています。このうちアンリ2世(1519-1559)の教育係で後に彼の愛妾となった彼より20歳年上の第2代(初代という捉え方もある)城主ディアーヌ・ド・ポアチエ(1499-1566)と、彼と同い年で14歳にして彼の正妻となった、第3代城主カトリーヌ・ド・メディシス(1519-1589)の愛憎劇はこの城を理解するうえで欠かせません。さらにアンリ2世の父であるフランソワ1世(1492-1547)がイタリア・ルネッサンスに深い興味を抱き、レオナルド・ダ・ビンチを招いたことや、カトリーヌがイタリア・メディチ家(メディシスはメディチの仏語)の出身であったこと、イタリアから多くの芸術家や職人がロアール渓谷に移り住んだことをも忘れてはなりません。
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城に通じる爽やかなプラタナスの緑のトンネルの並木道
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城を囲んで流れる小川。右手が駐車場。
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並木道をぬけると見えてきた城と広大な庭
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右に目を向けると蝋人形館の一部が見える。
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さらに進んで城が近づく。
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城の入り口手前から見たマルク塔とカトリーヌのフランス式庭園
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花が咲きみだれるカトリーヌの庭園
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カトリーヌの庭園からマルク塔と城を望む。
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少し角度を変えて、カトリーヌの庭園からマルク塔と城を望む。
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カトリーヌ庭園とその中心にある池、マルク塔と城を望む。
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少し引いて、カトリーヌの庭園からマルク塔と城を望む。
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近づいて、カトリーヌの庭園から城を望む。
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カトリーヌの庭園からマルク塔を望む。
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シェール川上流から城を望む。
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中央通路とカトリーヌの庭園の間から城を望む。
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シェール川下流から城を望む。
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シェール川下流から城とマルク塔を望む。
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カトリーヌの庭園から管理人の家を望む。
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シェール川側からカトリーヌの庭園を望む。
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シェール川側からカトリーヌの庭園とその池を望む。
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カトリーヌの庭園
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カトリーヌの庭園とマルク塔
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管理人の家
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管理人の家
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管理人の家
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ディアーヌのフランス式庭園。アンリ2世の寵愛を受けていたこの庭園はカトリーヌの庭園の倍以上の広さがある。
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ディアーヌの庭園と管理人の家
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城側から見たディアーヌの庭園
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ディアーヌの庭園と噴水
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ディアーヌの庭園、マルク塔、管理人の家
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ディアーヌの庭園と噴水
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城の前から望むカフェテリア(左半分)と蝋人形館(右半分)(左側建物)
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城内のギャラリー。カトリーヌがアンリ2世の死後ディアーヌを追放してで、1576年に作らせたもので、長さ60メートル、幅6メートル、18もの窓があり、数々の華麗な舞踏会の舞台となった。
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フランソワ1世のサロン。きらびやかな装飾が施された物入れ。
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三美神(ルイ15世の竉妃ネールの三姉妹であるシャトール夫人、ヴァンティミリア夫人、マイイー夫人がモデル)。Jean Baptiste van Loo(ジャン・バティスト ヴァン・ロー)、1684-1745、フランス
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フランソワ1世のサロン。狩りの女神ディアナに扮するディアーヌ・ド・ポワチエ。Francesco Primaticcio(フランチェスコ・プリマティッチオ)、1504-1570、イタリア マニエリスム
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フランソワ1世のサロン。ディアナに扮したガブリエル・デストレ。Francesco Primaticcio(フランチェスコ・プリマティッチオ)、1504-1570、イタリア マニエリスム
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フランソワ1世のサロン。暖炉。
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ルイ14世のサロン。ルイ14世の肖像。Van Loo(ファン・ロー)、1705-1765 フランス
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ルイ14世のサロン。幼子イエスとバプテスマのヨハネ。Peter Paul Rubens(ピーター・ポール・ルーベンス)、1577-1640、 フランドル バロック画家。
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ルイ14世のサロン。スペイン王・フェリペ5世の肖像。Jean Ranc Montpellier(ジャン・ラン・モンペリエ)、1674-1735、スペイン
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ルイ14世のサロン。ルイ15世の肖像。Van Loo(ファン・ロー)、1705-1765、 フランス
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セザール・ド・ヴァンドーム(ルイ14世の叔父)の部屋。
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セザール・ド・ヴァンドームの部屋。フランドルのタペストリー。
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ガブリエル・デストレ(アンリ4世の寵姫でありセザールの母)の部屋。
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ガブリエル・デストレの部屋。
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5人の王妃の部屋。カトリーヌの2人の娘と、3人の義理の娘を記念して名づけられた。
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5人の王妃の部屋。
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5人の王妃の部屋。Apollon chez Admète l’Argonaute(アルゴー号のアポロンとアドメテ)。題材はギリシャ神話。
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カトリーヌ・ド・メディシスの部屋
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カトリーヌ・ド・メディシスの部屋L’Education de l’Amour(愛の教育)。Antonio Allegri da Correggio(アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ)、1489-1534、イタリア ルネッサンス期。ロンドン・ナショナルギャラリーにも同じ画家の殆ど同じ絵があった。タイトル:「Mercury instructing before Venus」。「ウェヌス(ローマ神話、英語:Venusヴィーナス)の前で教育するメルクリウス(ギリシャ神話ではエルメス)」とでも訳したらいいのだろうか。
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カトリーヌ・ド・メディシスの部屋の奥の版画展示室。シュノンソー城の銅版画。この時代の銅版画は実に精巧にできていてすばらしい。本物を何枚か持っているが、高くてそうそう手をだせるものではない。コピーが売られているから注意。
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カトリーヌ・ド・メディシスの部屋の奥の版画展示室
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カトリーヌ・ド・メディシスの部屋の奥の版画展示室。カラーバージョンもある。
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カトリーヌ・ド・メディシスの部屋の奥の版画展示室
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城内からマルク塔を望む。
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城内から城前広場と管理人の家を望む。
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ルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモン(アンリ3世の王妃)の部屋
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地下の食肉解体処理場。獲物を吊り下げるフックと切り分け作業台。
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地下厨房のフライパン類。
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地下厨房。
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地下厨房の食器棚
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城の職員用ダイニング・ルーム
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地下厨房
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地下厨房
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地下厨房
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地下厨房
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地下厨房。料理用暖炉。
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ディアーヌ・ド・ポワティエの部屋。季節の花。
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城内のあちこちに飾られている季節の花
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城内のあちこちに飾られている季節の花
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城内のあちこちに飾られている季節の花
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城の窓から管理人の家とディアーヌの庭園を望む。
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城の窓からカトリーヌの庭園を望む。
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城の窓からカトリーヌの庭園とマルク塔を望む。
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礼拝堂のステンドグラス。オリジナルが1944年に爆破で破壊されたため、1954年マックス・アングランによって作られたものだそうな。
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Saint Antoine de Padoue(パドヴァの聖アントニウス(仏語:パドアの聖アントワーヌ)。Bartolome Esteban Murillo(バルトロメ・エステバン・ムリーリョ)、1618-1682、スペイン、バロック
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La mise au tombeau (埋葬)。Sebastiano del Piombo (セバスティアーノ・デル・ビオンボ)、1385-1547、イタリア・ヴェネツィア派
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Jesus prechant devant Ferdinand et Isabelle(フェルディナンドとイザベラの前で説教するイエス、Alonso Cano 1601-1667、 スペイン
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Assomption (聖母被昇天)。Jean Jouvenet(ジャン・ジュブネ)。1647-1717、 フランス古典主義
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ディアーヌ・ド・ポワチエの部屋。肖像画は、カトリーヌ・ド・メディシス。下にあるアルファベットは、アンリ(Henri)2世のHとカトリーヌ(Catherine )のCの組み合わせ。
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ディアーヌ・ド・ポワチエの部屋。ドアの上の紋章。アンリ2世H、ディアーヌのD、カトリーヌCの組み合わせと言われている。
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ディアーヌ・ド・ポワチエの部屋。脱衣するキリスト。Francisco Ribalta(リバルタ)、1565-1628、 スペインバロック・カラヴァジスム
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La Reine de Saba(シバの女王。)Tintoretto(ティントレット)、1518-1594、イタリア ヴェネツィア派
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Samson et le Lion(サムソンとライオン)。ゴルシウス。
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Scène Allégorique (「寓話シーン」とでも訳すんですかねえ)。バーソロミュー・スプランガー・アンベル。
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Une Martyre(殉教者)。Antonio Allegri da Correggio(アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ)、1489-1534、イタリア ルネッサンス期。
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La Sainte Famille (聖家族)。アンドレア・デル・サルト。
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ルイーズ・ド・ロレーヌ=ヴォーデモンの部屋
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この旅行記へのコメント (2)
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- みかちゃんっすさん 2019/09/01 19:36:48
- いいね!ありがとうございます!
- bunbunさん、私の拙い旅行記見ていただきありがとうございます!
フォローまでして頂きありがとうございます!
ヨーロッパは行ってみたい国の一つです!
色々な所に行かれていていいですね~!羨ましいです!
海外旅行にはまっていますが、お金と時間の自由が無いので、今は近場で短期間に行ける場所しか行けないのが現状です・・・。
また訪問させていただきますね~!
- bunbunさん からの返信 2019/09/03 22:20:32
- RE: いいね!ありがとうございます!
- みかちゃんっすさん、こんばんは。
ご訪問、フォロー、私の拙い旅行記にたくさんの投票ありがとうございます。
プロフィールのところにこれまでの海外の旅行先をめいっぱい書いていますが、実は返信に困るコメントを頂いたことがありまして、こんなことは本来書くべきではないと思いますが、やむを得ず記載しております。
東西冷戦時代にドイツに住んでいたことがありまして、車で西欧を回りました。西欧と言ってもそれほど広くないので、国内旅行という感じで訪問観光地の数だけはそこそこあります。
シンガポール旅行のお写真から察しますに、みかちゃんっすさんはまだお若いご様子ですので、ヨーロッパなんかこれからいくらでも行けると思います。
私の故郷は信州の山の中で、冬はスキー、夏は山歩きによく行っていました。冬の八方や岩岳には行ったことがありますが、夏もいいですね。
東南アジアはこれからの楽しみにとってありますが、アンコールワットは絶対行きたいと思っております。
素敵な旅行記をありがとうございました。
これからもみかちゃんっすさんの旅行記を楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
bunbun
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