2006/03/04 - 2006/03/05
197位(同エリア595件中)
Dwind_999さん
- Dwind_999さんTOP
- 旅行記258冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 410,177アクセス
- フォロワー67人
台湾東部の花蓮から鉄道とバスを乗り継いで九分に来ました。
かつて金鉱の町として一時代を築いた日本統治時代の面影を色濃く残す山あいの町、九分。
台北からも近い人気の観光スポットだけに訪れる人も多く、レトロな風情を静かに味わうというわけにはいきませんが、山の斜面にへばりつくような家並みと時代が置き忘れてしまったような路地裏の光景に郷愁の香りを感じつつ、町歩きを楽しみました。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月4日(土)、花蓮の宿を7時前にチェックアウト。
宿近くの花蓮客運総站バスターミナルから、花蓮新站(花蓮駅)へ移動します。花蓮総站 駅
-
自動券売機で買った花蓮駅行きバスの切符。
乗るときに運転手に渡すと、右端をちぎって返してくれました。
まさに切符を切るとはこのこと。
ちなみに台湾では中華民国歴がよく使われていて、これは中華民国が成立した1912年を紀元(元年)とする紀年法で、西暦2006年は中華民国95年となります。 -
花蓮駅から8時12分発の自強號1064次(368元=\1362)に乗って、瑞芳駅へ向かいます。
檳榔(ビンロウ)椰子の木が並ぶ沿線風景。 -
流れる車窓の景色に見入る、前の座席の子ども。
子どもの瞳に映る、車窓に消えては現れる胸躍らせるローカルなワンダーランド。 -
新城の少し先あたりだろうか、太平洋の海岸線を走る自強號。
もう少し進むと、数百メートルの高さの断崖がそのまま海に落ち込んでいる「清水断崖」があるけど、連続したトンネルを通過する列車からは見ることが出来ない。 -
線路脇に広がる田園風景。
台湾南部では三毛作が可能で、北部でも二毛作が行われているそうです。 -
花蓮駅から約2時間、10時20分に瑞芳駅に到着。
瑞芳駅 駅
-
瑞芳駅を出て九分行きのバス乗り場へ向かいます。
-
瑞芳駅前の道路右手から、基隆客運のバス(金爪石行き)に乗りました。
瑞芳駅の売店で「黄金博物園区」に入園できる「金爪石一日券」(100元)を買っていたので、運転手にその券を見せて乗車。
当日に限り4回乗れるのでバス代が浮きます。
日本人女性も何人か乗っていたバスは満席で、後ろの方に立った状態のままカーブの多い山道を揺られていきました。 -
瑞芳駅から20分弱で九分の舊道バス停で下車。
-
舊道バス停横にある展望台「観海亭」から基隆の海岸線を一望する気持ちの良い眺め。
かつてこの辺りは9戸だけの小さな集落で、交通の便も悪く、いつも9戸分まとめて買い出しをしていたことから、九分と名付けられたそうです。
ということは近くにある十分(シーフェン)は10軒の家だったのかな。 -
セブンイレブンの横から基山街に入っていきます。
狭い通りにお土産屋、食べ物屋などが軒を連ねる九分のメインストリート。 -
11時、基山街にある「観海楼」に宿を取りました。
コテージ風の小さな部屋で1泊800元(\2960)。九分觀海樓 ホテル
-
部屋の窓からの眺め。
-
宿を出て、基山街を歩いてみる。
小物民芸品などがびっしりと置かれた店。 -
台湾でよく見かける、挽面(ワァンメン)と呼ばれる糸によるうぶ毛取り。
熟練の技ですね。 -
基山街から北へ下る狭い階段の豎崎路。
1989年度ベネチア映画祭グランプリを取った、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督の映画「悲情城市」の看板が掲げられています。豎崎路 散歩・街歩き
-
かつては金鉱の町として栄えたそうですが、鉱脈が尽きてからは衰退の一途を辿り、映画「悲情城市」の登場によって再び脚光を浴び、観光地として賑わうようになったといわれています。
-
九分名物の芋圓。
タロイモと小麦粉を練り合わせた団子と小豆などが入った甘い汁のスイーツ。
冷たいのと熱いのがあり、私は熱いのをいただきました。
35元(\130)。
甘党の私ですが、タロイモが多すぎて持て余し気味。 -
びっしりと人で埋まった基山街の狭い通り。
土曜日とあって普段よりも人出が多いようで、日本人観光客もちらほら見られました。 -
九分からバスに乗って5、6分、金鉱の街として栄えた金爪石に来ました。
金爪石一日券を使って「黄金博物園区」に入る。黄金博物園区 (新北市立黄金博物館) 博物館・美術館・ギャラリー
-
1922年(大正11年)、昭和天皇が皇太子の頃に訪れる予定があり、その接待のために建てられた「太子賓館」。
皇太子の台湾行啓は1923年(大正12年)4月に10日間ほど行われ、台北、台中、台南、高雄を訪問されたが、結局、金爪石を訪れることはなかったそうです。太子賓館 建造物
-
黄金博物館へと続く、櫻花道。
-
「本山五坑」坑道見学に参加しました。
入場料50元(\185)。
坑道入場前に説明を受けますが、台湾の言葉(公用語は北京語)なのでまったくわからないけど、一応聞いているふりをして頷いたり。 -
金瓜石が採鉱をしていた全盛期には全部で9本の金、銅を採鉱する坑道が切り開かれていて、その中で比較的保存状態がいい「本山五坑」を再整備して見学コースとしたそうです。
ヘルメットを被り、本山五坑へと入っていきます。本山五坑 史跡・遺跡
-
蝋人形によって当時の様子が再現されています。
-
暗くてかなりの湿気がある坑道内。
-
当時の採掘を再現した人形。
落盤の恐怖が常につきまとう危険で過酷な労働。 -
櫻花道から山の方へ登っていくと、石灯籠と鳥居が建ち、「黄金神社」へと道が続きます。
-
小高い山の上には、日本統治時代に建てられた「黄金神社」跡があり、本殿石柱と石灯籠が残っています。
-
黄金神社の方から見る、金爪石の町。
-
何層もの坑道の中で穴倉作業する様子を再現した、黄金博物館にある金採掘のジオラマ。
-
黄金博物館に展示されている重さ220.3kgの金塊。
世界で2番目に大きな金塊だそうで、1番は日本の土肥金山の250kg。 -
黄金博物館を出てから、北の方へずっと歩いていき、小高い丘にある「報時山観景台」へやってきました。
-
この日は風が強かったけど、眼下に陰陽海を見渡すなかなかの景観。
-
15時半、金爪石を後にして帰りは歩いて九分に戻りました。
バスの向こうの斜面には、小さな家のような形をしたお墓がたくさんあり、何だか不思議な光景。 -
旅情をかきたてる、薄暮の青い帳に包まれ始めた山あいの九分。
18時も過ぎるとだいぶ肌寒くなります。 -
九分らしい風情を見せ始めた、宵闇の豎崎路。
電気代節約なのか、一部提灯が灯ってないところもあったけど。豎崎路 散歩・街歩き
-
やっぱり九分は夜がいい。
提灯の灯りがないと雰囲気が出ない。 -
「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせる、豎崎路の階段と提灯。
-
基山街をそぞろ歩き。
-
基山街。
-
けっこう好き嫌いのある私には、これといった食べ物が見あたらず、結局草餅5個(50元)とセブンイレブンでパン2個、缶ビールやピーナツを買って帰り、部屋で食べることにしました。
-
このあと宿に戻って、ビールを飲みながら窓越しに眼下の夜景を眺め、ノスタルジック九分の夜のひと時に浸りました。
-
3月5日(日)、7時半起床。
肌寒い朝。 -
左手のドアの所が泊まった部屋。
-
9時に宿をチェックアウトして、豎崎路の階段を汽車路の方へ下りていく。
豎崎路の途中にある昔の映画館跡(昇平戯院)。
味わいのある、侯孝賢監督の「恋恋風塵」のレトロな看板にお別れ。
※この映画はのちにDVDで観ました。 -
9時15分、汽車路の九分バス停から基隆行きのバスに乗車。
運賃は44元(\163)だけど50元を運賃箱に入れる。
もちろんお釣りはくれません。
年のいった運転手だったけど、バスの中にはポップな音楽が流れていました。 -
バスの車窓から見た、瑞芳火車站(瑞芳駅)前。
-
九分を出て45分、10時頃基隆駅に到着。
明日の台北行きの切符(復興號133次=43元)を購入したあと、駅前の旅遊服務中心(観光案内所)に寄って観光マップなどをもらい、この地図に書かれている旅社やホテルを参考に、まずは宿探し。 -
だいたい安宿は駅近くに集中しているのでその辺りを歩き回って、「協和旅社」というところに決めました。
雑居ビルの狭い階段を上がった所にフロントがある、1泊500元(\1850)の2階の狭い部屋。
丸めて置かれた掛け布団、台湾ではこんな形にするのが流行っているのだろうか。
狭くて清潔な部屋とはとてもいえないが、安さ重視の今回の旅、文句は言えない。 -
11時過ぎに宿を出で、旅社前の歩道でごま餅を3個(30元)買って食べ、小腹を満たしてから街歩きの始まり。
台北の東30㎞に位置する基隆は、古くから港町として発展してきた所。
忠一路の横は、入江になった基隆港が広がる。 -
基隆港横の忠一路バス停付近に来たところでこの屋台を見つけたので、小さめの回転焼き2個(15元)を買って食べました。
なんだかこんなB級スイーツばかり口にしてるけど、路上で甘いものを見るとなかなか素通りできない。 -
忠一路から見る基隆港の波止場。
観光船などがここから発着するそうです。
左手向こうには基隆駅がある。 -
義一路から信二路を通り、中正公園へと向かいます。
-
昼頃、基隆港が一望できる中正公園にやってきました。
-
左手の朱色と白の建物は「主普壇」と呼ばれる「民族文物館」ですが、、この時は工事中のため入ることはできませんでした。
-
中正公園にある高さ22.5mの観音像。
日曜日なので家族連れが多く、広場では子供たちがオモチャの車でぐるぐる回っていました。
私は缶ビール(35元)を買って、香腸2本(50元)をつまみに一息入れました。中正公園 広場・公園
-
長さ2000m、幅400mの細長い水道を形成して内陸へ入り込んでいる基隆港は、貨物船や豪華客船など商船の利用とともに、多くの軍艦も停泊する軍港としての一面をもつ活気ある港。
この後、中正公園内をぶらつきながら下へ降りていくと、集会所ではカラオケに昂じる年配の方たちがいたり、どこからともなく台湾語の「どんぐりころころ」の歌が聞こえてきたりして、異国にいることを忘れそう。 -
中正公園の南西側にある「忠烈祠」への登り階段。
忠烈祠(基隆市) 史跡・遺跡
-
14時半、仁三路と愛四路辺りにある廟口夜市(基隆夜市)にやってきました。
夜が本番なのだろうが、日曜日のこの日は昼間からかなりの賑わい。
道の両側と真ん中にずらりと食べ物の店が並んでいます。基隆夜市 (廟口夜市) 市場
-
飴の照りがひときわ鮮やかな、糖葫蘆(タンフールゥ)と呼ばれる、フルーツの飴がけ。
-
おこわ味ご飯の油飯(25元)とエノキの入ったとろみのあるスープ(50元)で、軽く腹ごしらえ。
-
忠二路にある「慶安宮」。
道教の女神「媽祖」を祀り、船舶や漁業の安全を祈願するお寺として信仰を集めているそうです。慶安宮 寺院・教会
-
歩道橋から見た基隆港横の忠一路の通り。
-
夕方、忠一路の波止場近くの店でイチゴ大福(30元)を買って食べ、セブンイレブンで1.5Lのミネラルウォーター(28元)を買って一度宿に戻り、一風呂浴びてさっぱりしてから、19時半過ぎに夜市散策に出かけました。
-
宿からも近い、仁三路の「廟口夜市」にまたやってきました。
基隆夜市 (廟口夜市) 市場
-
大変な賑わいで、歩くのも難儀します。
-
近くのセブンイレブンで缶ビールを買って持ち込み、屋台の椅子に座ってエビと春雨の鍋をいただきました。150元(\555)。
皮をむくのが面倒だったけど、ダシがよくきいて美味しかったです。 -
えび鍋の後、今度は魯肉飯(15元)と豚足(70元)。
-
夜市の入口では尼さんが何か歌いながらの托鉢(布教活動?)をしていました。
こちらのお坊さん、パフォーマンスもけっこう派手目なようで。 -
忠一路の岸壁から見た夜の基隆港。
21時半を過ぎて宿に戻ると、フロントのおばちゃんが基隆のマップをくれました。
安宿で一般の観光客を目にすることは少なく、地元の労務者や地方から出てきた人などが利用している場合が多いようで、隣の部屋には家族で泊まっているのか、子供をしかる母親の声が少々うるさかったです。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
九分觀海樓
3.08
この旅行で行ったスポット
もっと見る
その他の観光地(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
72