2016/10/07 - 2016/10/07
189位(同エリア1777件中)
玄白さん
栃木県内ではいち早く紅葉が見頃となる茶臼岳姥ケ平。自宅から高速道を使わなくとも2時間弱で行けるので、ここ3年ほど毎年撮影に出掛けている。紅葉シーズンになると、ロープウェイ駅や峠の茶屋駐車場も姥ケ平への登山ルートも大混雑するので、昨年同様、前日夕方に駐車場に入り、車中泊。晴れていれば、夜中に星景写真も撮影するつもり。
白馬方面(栂池、八方尾根)への紅葉撮影旅行記作成中だが、4traのフォロワーの方2名が姥ケ平の紅葉旅行記をアップされたので、タイミングを合わせて、今年の姥ケ平紅葉旅行記を先にアップすることにした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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前日(10月6日)午後6時半に峠の茶屋駐車場へ。すでに車中泊の車十数台がある。
冷蔵庫から昨日の残り物で作った弁当で夕食を摂り、暗くなってから星の写真を撮るつもりだったが、雲が多く断念。早めに就寝。
夜中の1時に起きてみると青空が出ていたが、猛烈な風が吹きまくっている。一枚だけ、那須町の夜景と東の空に昇ってきた星座を撮影したが、三脚が風で倒されそうになり、カメラを破損するリスクがあったので、星景写真撮影は断念して明け方まで就寝。峠の茶屋 グルメ・レストラン
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日の出15分前の5時半に起きると朝焼けが始まっている。寝坊した!
急いで撮影準備してしばし朝焼け、日の出の撮影。 -
イチオシ
赤面山にかかる朝焼けの雲。良い焼け具合だ。
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5時42分、地平線から昇る朝日。
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朝日岳が朝日で赤く染まった。
朝日岳 自然・景勝地
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ロープウェイ頂上駅の駅舎も朝日に染まっている。
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身支度を整え、6時10分に姥ケ平を目指して歩き出す。今回は、姥ケ平の紅葉撮影だけが目的なので、茶臼岳や朝日岳の頂上には登らない。
連れ合いは気分が乗らない、疲れているというので車中泊を継続、一人で登る。 -
6時40分に峰の茶屋跡に到着。この付近は風の通り道で、強風が吹くことで有名。今朝も駐車場でけっこう強い風が吹いていたので、いささか心配だったが、危険を感じるほどではないので、牛ケ首方面に進む。茶臼岳山腹をトラバースしていく平坦で楽チンな道だ。
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硫黄鉱山跡標識付近から姥ケ平を見下ろす。ウ~ン、予想していた通り、今年の紅葉はちょっと鮮やかさに欠ける。やはり8,9月の日照不足が影響しているようだ。
画像処理で彩度を目いっぱい上げれば、鮮やかさを演出することもできるが、見た目はこんな感じである。 -
ちょうど、姥ケ平に茶臼岳の影がかかっている。時刻は7時10分。この時刻に姥ケ平に居れば、ダイヤモンド茶臼岳(?)が見られるということだ。逆光の紅葉と組み合わせたフォトジェニックな写真が撮れるかもしれない。来年トライしてみるかな。
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茶臼岳北側に火山性蒸気を噴き上げている噴気孔、無間地獄がある。茶臼岳は、気象庁が常時火山活動監視体制を敷いている47火山の一つで、最も活動が活発な23火山の一つ。
そのため、登山とは言えないルートを歩くだけだが、万一に備えてキチンと登山カードを提出しておいた。 -
牛が首から眺める茶臼岳。頂上直下にかかっているのは、雲ではなく、無間地獄から吹きでている水蒸気である。
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南月山方向の山腹の紅葉
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姥ケ平側の紅葉。ひょうたん池が小さく見えている。
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イチオシ
ところどころで撮影しながら姥ケ平に下っていく。
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紅葉を近くでみると、こんな具合。葉に黒ずんだ斑点があり、半ば病葉である。明らかに日照不足による栄養不良だ。
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上空には秋の筋雲。紅葉だけでなく、空からも秋の気配を感じる。
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何の植物か名前は分からないが、綿毛が逆光でキラキラ輝いている。
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ナナカマドの実。ナナカマドも鮮やかな紅葉をするのだが、今年は枯れて葉が落ちている木が多い。
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8時。姥ケ平到着。
イマイチの紅葉とはいえ、こんな鮮やかな紅葉も散見される。 -
ここで、コンビニで買ったサンドイッチの朝食。すでに20人以上のハイカーが姥ケ平で休んでいる。地元に近い大田原市から来たという中年女性ハイカーと世間話をしながらの朝食だ。デザートの梨をご馳走になった。
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ひょうたん池に行ってみる。姥ケ平から300mほど行ったところで、木道が整備されている。
池の畔は狭く、3~4人しか池の畔に行けない。交代で撮影だ。
いつぞや、撮影場所にいつまでも居座っている身勝手なカメラマンが居て、他の人と言い争いをしている見苦しい場面に遭遇したことがある。 -
ここは盆地で風がないので水鏡になっていることが多い。だが今日はあいにくの強風で、ここでも少し風があるため、完全な水鏡になっていない。
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イチオシ
それでも、一応逆さ茶臼が見られた。撮影待ちの人がすでに列を成しているので、早々に場所を明け渡す。
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太陽の位置が変わったので、もう一度姥ケ平で紅葉撮影続行。
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イチオシ
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のんびりした。9時を過ぎたので、そろそろ撤収だ。連れ合いが駐車場で待っている。さすがにもう目覚めて、暇を持て余しているだろう。
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しつこく撮影しながら、牛ヶ首へ登り返す。
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イチオシ
立ち枯れた木の幹が火山の荒涼感を醸している。
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秋の雲
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小さくてわかりにくいが、大勢のハイカーが姥ケ平に列をなして下っていく。昼頃には、姥ケ平は大混雑になるだろう。
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再び、無間地獄の噴煙をパチリ。地球の鼓動が聞こえるようだ。
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峰の茶屋付近で茶臼岳を見上げる。
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峰の茶屋と朝日岳
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10時45分、駐車場に戻る。すでに駐車場待ちの車が道路にあふれている。ロープウェイ乗り場前では警備員の指示で交互通行になっていて大渋滞。
今日は日帰り温泉には立ち寄らず、自宅に直帰だ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2016/11/03 21:45:21
- 強風の茶臼岳でした...
- 玄白さん、11月3日文化の日に、茶臼岳に初めて行ってきました。玄白さんの晴天の紅葉の写真を見て、良いなぁ、と思っていくことにしましたが、数日前から天候を見ると、どうも曇りで風が強いということでした。
東京は朝早く雨が上がり、那須の辺りまでは、晴天でしたが、茶臼岳のロープウェイ山麓駅辺りに来ると、曇って来て、霙まじりの雨模様でした。この時点で風速20m位でした。帰りは、歩いて峠の茶屋まで下山する予定でした。山頂を目指して歩き出すと、次第に風が強くて、体が持っていかれそうでした。山頂まで登りましたが、途中で風に煽られて転び、岩に頭をぶつけて額を切った人がいたり、転んで頭に少し切った人がいました。私は初めてだったので、低姿勢にして、岩の陰で強風を凌ぎ、ちょっと緩んだ頃合いを見て、ささっと登るという具合で何とか山頂へ辿り着きました。そこから1周しようと少し歩き始めたのですが、依然として風は強く、恐らくロープウェイ山頂駅でのアナウンスの風速より強い30m近いものだったと思われます。これは、危険だと思い、1周を諦めて、元来た道を引き返しました。峯の茶屋へ行きたかったのですが、道を間違えてロープウェイ山頂駅へ下りてしまいました。風が強くて、最終と思われる便で下山しました。この後は中止となりました。
今まで、ノールウェイのフィヨルドで雨の日にトレッキングしたハードなものより今日の茶臼岳は凄かったです。途中で一緒に出会ったイギリス人はこれから三斗小屋から秘湯温泉で1泊すると言っていました。いつか行ってみたい秘湯ですね。
ちょっと長くなってしまいましたが、今日の貴著な体験でした。下山してから、温泉でゆっくり温まって帰りました。おやすみなさい。
- 玄白さん からの返信 2016/11/04 08:58:14
- RE: 強風の茶臼岳でした...
- belleduneさん、
書き込みありがとうございました。
茶臼岳は、風が強い山として有名です。先月出掛けたときも、峠の茶屋駐車場でトレッキングシューズに履き替えようとしたとき、サンダルが風で飛ばされてしまいました。幸い、登りはじめた頃は少し弱まりました・・・・
去年、姥が平から三斗小屋温泉に行った翌日、峰の小屋跡付近で風速28mの強風に会い、身の危険を感じたほどでした。
belleduneさんの那須岳旅行記たのしみにしています。もしかしたら、写真撮影どころではなかった??
玄白
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