2014/01/03 - 2014/01/04
630位(同エリア2017件中)
Matt Yさん
- Matt YさんTOP
- 旅行記267冊
- クチコミ649件
- Q&A回答46件
- 690,581アクセス
- フォロワー139人
カリフォルニアゼファー号を利用して到着したサンフランシスコから帰国便が出るロサンゼルスまでドライブ。
2013/2014の年越し、アムトラックの大陸横断鉄道、カリフォルニアゼファー号ですごすことにした旅、今回はその5、サンフランシスコに到着し、ロスまで車で移動し帰国、編です。途中長年訪れてみたいと思っていたマンザナー収容所跡地を見学しました。
その1 羽田→LAX→シカゴ(科学産業博物館)
http://4travel.jp/travelogue/10985077
その2 シカゴからカリフォルニア・ゼファー号
http://4travel.jp/travelogue/11176059
その3ハイライトのロッキー山脈越え
http://4travel.jp/travelogue/11176060
その4シェラネバダ山脈越えとエミリービル到着
http://4travel.jp/travelogue/11176065
その5 (イマココ)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
大陸横断鉄道が着くのがサンフランシスコ。帰国便はロスから。かつ列車がどれだけ遅れるか見通しがつかないと危惧して色々考えた結果、24時間営業のサンフランシスコ空港でレンタカーを借り、サンフランシスコからロサンゼルスへ移動、途中で泊まるというのが、列車遅延リスクヘッジかつ翌日以降の観光に便利と考えた。
と言うわけで今日泊まるのは、サンフランシスコからロスへ移動するのに、中間地点、と思ったが少しロス寄りに泊まろうと思い、ベーカーフィールドと言うところに泊まることにした。
サンフランシスコ空港からGoogle先生によると4時間強ということで0時過ぎに着く予定だったが、疲れも出て眠くなってしまった。何せこの旅行、まだ家を出てから乗り物の中でしか寝ていない。知らず知らずに寝不足がたまっていたようだ。
30分走っては眠くなって15分仮眠みたいな感じで時間がかかる。一人大声で歌いながら眠気を紛らわし3時頃なんとか到着。 -
正確にはベーカーフィールドというよりは西寄りのバトンウィローというインターステート5沿いのモーテルに到着。やや古いが今時30ドル台で泊まれて満足。
-
さすがに疲れた。9時過ぎ起きて朝食提供時間にギリギリ間に合う。典型的アメリカのモーテルの食事。
-
いかにもInterstate沿いのロードサイド街といった感じのモーテル街。うだうだしていて結局出発がかなり遅れてしまった。
-
モーテル街にタコベルがあったのでつい買ってしまう。
誰がなんと言おうとタコスはこれじゃなくちゃ。 -
車を東に走らせる。平べったい大地。畑が広がる
-
州道58ー州道14を経てローンパインの街を目指します。
-
昨日超えたシェラネバダ山脈ごえのルートとほぼ平行して走っているインターステート80のルートは年間通して走れるルートだが、その一本南というとこの州道58号になってしまう。いうまでもなくシェラネバダ山脈が切り立っているからなのだが。
-
そういうわけでシェラネバダ山脈の南端をなめるように走る州道58号、場所によってはカーブがきつかったり大型トレーラーが沢山走っていたりして結構神経使う道でした。
-
カリフォルニアシティというところで(全然周囲に「シティ」は見えなかったが・・・)州道14号に折れて北へ向かいます。
山崎豊子の「二つの祖国」をドラマ化した大河ドラマ「山河燃ゆ」のテーマ音楽でバックに流れるのはここの区間。左手にシェラネバダ山脈、西側にデスバレーの間を行く。 -
もちろんこのために「山河燃ゆ」のテーマ音楽用意して来ましたよ。好きなんですよね、あのテーマ。youtubeとかで聞けるのでみなさんも聞いてみて。
-
ローンパインの町を過ぎてしばらくいくと左手に見覚えがある(再現されたものですが)監視塔が見えてきてUターン。
-
約3時間のドライブでマンザナー収容所跡地に到着。
ここは戦争中、アメリカ市民権を持つ日系人が収容された収容所の中でも代表的なもの。 -
ビジターセンターには結構充実した展示があって、当時の収容所に部屋が再現されたりしている。
自分は移民して苦労した親戚がいるわけではないのだが、子供の頃親の転勤に着いて行きアメリカで過ごした経験があることもあり、移民が苦労して成功するストーリー大好きなのである。
と言うことは必然的にここの話も知っているわけで、長年訪れたく思っていた。 -
収容所に収容された人たちの名簿。行動の自由を奪われただけでなく、実質的に財産も没収されたも同然だった人達の無念に想いを馳せる。
-
収容所はマンザナー以外にも作られた。その中でもツールレークは有名
-
当時のアメリカの人種差別の状況の資料も展示。今それほど人種差別を感じることがないのは先人たちの努力の賜物と改めて感謝。
ただ我々も結構気安くというか、よく観光地などでは◯◯人ばかりで閉口したとか旅行記で書いてあるのみるけど、これが自分がどこそこ行ったら日本人だらけで嫌だったとか他の国の人に書かれたらどう思うか、とか、気をつけなくてはとは思ってしまう。Racismの芽はちょっとしたところでも出やすいですからね。 -
収容所全景の模型
-
展示の最後は1988年年にレーガン大統領が収容された日系人に謝罪と賠償する法案にサインする儀式のスピーチのビデオで締めくくられる。
-
ビジターセンターで案内を兼ねた地図をもらい、自分で運転して敷地を見て回る。
参観ポイントの一つ、復元された住居バラック -
一棟を数家族で使っていたようだ
-
砂に埋もれてしまっているが日本庭園の跡
-
収容小屋の礎石が残る
-
当時から残る慰霊碑。
アウシュビッツとかとの悲惨さとは比べ物にならない環境だったとはいえ、ここで亡くなった人はどんなに無念だだったかと思いをはせる。 -
これも当時の遺物の入り口のチェックポイント。
ゆっくり見学し、当初はデスバレーを抜ける予定だったがもう日もだいぶ傾いてしまったこともあり、ロス方面へ素直に行くことにする。 -
16時回ったあたりだったが、昼食とっていなかったこともあり、ローンパインの町でダイナーに入る。
-
ハンバーガーを食べる。
列車の食堂車で相席になったアメリカ人がアメリカって食べ物美味しくないって言われていることに信じられない!チェーンじゃなくてファミリー経営のレストラン行ってみて、と言われたが、確かにここのハンバーガーはマクドナルドで出てくるあれと同じ食べ物と定義しては申し訳ないくらい美味しいものだった。ボリュームもあって(これはデフォルトかもしれないが)結局夕食は食べる必要がなかった。 -
日没後しばらくして今宵パームデールの宿に到着。ロスの空港からは山を二つ超えていく感じで、1時間半くらいくらい離れているけど、30ドル台で泊まれるのは魅力。
-
まだ寝るには時間があったので、少し休んだ後、ロス方面へ車を走らせ、グリフィス展望台へ行ってみる。
-
ややガスっていたのと、休日でライトが少なかったこともあり、やや残念な夜景ではあったが、まぁ満足。
-
中心部とは違う方角はこんな感じ。
-
ダウンタウンの高層ビル街アップ。案外距離があるのでこのアングルならドジャースタジアムの駐車場の方が迫力あるかも。
-
いよいよ最終日。宿の朝食
-
カラフルな(体に悪そうともいう)シリアルがいかにもアメリカン。
-
レンタカーは満タン返ししなくても良い契約だったので、給油はギリギリが一番お得なのだけど、そうはいってもガス欠の恐怖からどうしても多めに入れがち。結局かなり余った感じ。
-
LAX方面の案内板。安全に返すまで気を抜いてはいけないのだけど、ホッとしてしまうのは事実。
無事ハーツのオフィスに返しました。 -
無事ハーツの施設にレンタカー返却。
ここはちょうどLAXへ着陸する飛行機の飛行コースの真下なので飛行機好きにとっては興奮してしまう場所。 -
次から次へと着陸機がやってくる。しばらく飛行機を眺めてシャトルバスでターミナルへ。
-
無事チェックイン終了、とおもったら...
-
ターミナルへ向かうシャトルバスの中に忘れ物をしてしまったことが発覚。慌ててシャトルバスでハーツの施設に戻るものの、最初応対した係員は調べもせずに届いていないとか冷たい。色々別の係員とかに掛け合った末、優しい係員にあたり、無線で探してくれて無事探し出すことができた。というわけで無駄にバタバタ。
珍しく?空港に3時間前に到着と余裕を持っていてよかった。 -
帰りは昼間便。バスで沖合のサテライト(というより豪華タラップ)に付いてそこから搭乗というパターン。
-
1回目の機内食はこんな感じ
-
デザートにハーゲンダッツいただくが
-
プレエコゲットしたので、ビジネスクラスのデザートのおこぼれに預かりケーキをば
-
ついでにフライトの真ん中で軽食のそば。
ビジネスで出されるラーメンと違い、インスタント感が半端ない。正直後悔、、、な一品 -
着陸前に2回目の機内食。最近のANAは美味い!っていう機内食に当たる確率減った気がする代わりに、いつ食べてみまぁまぁ、そんな印象。
食っちゃ寝していればあっという間に成田到着。
今回は鉄道で移動がメインという鉄っちゃん的旅行だったが、素直に景色が素晴らしく、乗っている時間はあっという間だった。そしてパイオニア時代とは違うが、東から西へ進み太平洋に達した時の感慨は大きかった。
今回はシカゴからの大陸横断「未遂」だったので、機会があったらシカゴー東海岸も乗って大陸横断を完成させたい。
また北側を走るシカゴーシアトルのエンパイアビルダーとかロスからシアトルと西海岸を縦断する路線、ロスからニューオリンズ、ニューオリンズからワシントンDCなど魅力的な路線はまだまだある。これらにもいつか乗れたらなぁ、と思った。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アメリカ の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
46