2016/09/25 - 2016/09/26
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funasanさん
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今年の春にオープンした「グランドエクシブ鳥羽別邸」に妻と2人で宿泊してきた。全施設に純和風のテイストが感じられ、今までのエクシブとは全く違うホテルに来たようだ。特に、大きな池を中心にした日本庭園が素晴らしい。その先は鳥羽湾の青い海につながる。お見事!久しぶりに感動したエクシブ体験であった。
写真:ロビー・ラウンジのテラス席から見た庭園・浮殿(うきどの)
私の新著出ました。
『ホテル上級会員の世界ーマリオットのプラチナに憧れ、ヒルトンのダイヤに目がくらんだ、シニア男性の夢物語』
私のホームページに上記書籍の紹介あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm
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エクシブ鳥羽の敷地内への入口(写真)が完璧にリニューアルされ、以前より高級感が出てきている。期待感が湧く演出でなかなかよい。
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鳥羽本館前を左折し別邸(写真)方向に入ると、そこは純和風旅館の趣である。周囲を眺めながら車を玄関に寄せる。
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高級車(写真)で乗りつければ格好がつくが…、我々はファミリー愛用のワゴン車「ボクシー」で到着。若いスタッフが満面の笑顔を作って迎えてくれる。
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高級和風旅館(写真)にお殿様のおなり〜、てな雰囲気がただよう。この玄関をくぐると…、
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純和風のお庭(写真)になる。今は9月下旬、木々は少しづつ色を増してきている。暑かった夏から秋への季節の移ろいが感じられる。
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2つ目の玄関をくぐっても、また日本旅館(写真)の風情が続く。池に差し込んだ太陽光線が水面で反射して廊下の天井に光の波紋を作っている。細かい演出!なかなかやるね。
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そして3つ目の玄関をくぐると、やっとレセプション・エリアに来る。左が一般ゲスト用、右がエクシブ・オーナー専用レセプションである。
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たった1つしかないオーナー用レセプション(写真)。ここに座って本日のチェックインをする。担当は若くて綺麗な女性スタッフで和服を着ている。
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オーナーレセプションの反対側にライブラリー(写真)or 飾り戸棚?がある。次回宿泊する時、ここに私の著書『夢の豪華客船クルーズの旅ー大衆レジャーとなった世界の船旅ー』を寄贈しよう。(宣伝で申し訳ありません)
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オーナーレセプションの隣の部屋(写真)に入って驚いた。ここはチェックインの単なる待合室なのか、又は混雑した時にオーナーレセプションになるのか、いずれにしても日本庭園を眺める特等席である。
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ここに案内されたお客はこの眺め(写真)に感動する。一般ゲストがここに座って、隣でチェックインをしているエクシブオーナーを眺めてどう思うだろうか?「私もオーナーになって…」これがエクシブマジックであろう。
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廊下の反対側にもオーナーレセプション(写真)が1つある。しかし、ここはほとんど廊下に設置した感じで、ツアーデスクかコンシェルジュ・デスクの雰囲気である。
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その奥に一般レセプション(写真)がある。
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事前に「高層階の眺めのよい部屋」をリクエストしておいたのだが、入ってみるまで分からない。少々ドキドキしながら3階の廊下を急ぐ。
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そして、部屋(写真)に入った瞬間、「これは凄い…」と、夫婦共に声を上げる。純和風ながら近代的なセンスもありVery Good である。この部屋はCBタイプ(Aグレード)の「1ベッド座敷ルーム」である。定員2名でルームチャージは12000円(税込12960円)
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奥の座敷は畳みの上にツインベッド(写真)が置かれ、和洋折衷になっている。我々にとってはベッドは必須なので全く問題ない。枕元の時計に室内の温度・湿度も表示されている。これは室内の最適温を調整するのに役立つ。
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畳敷きの広々リビング(写真)であるが、ソファーの背もたれが低く何となく居住性が悪い。畳みに寝転がった方が気持ちがいいかもしれない。
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ホテルからのウェルカム・ドリンク(写真)が冷蔵庫の中に冷やしてあった。
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リビングから続く眺めのよい場所に小さな椅子と申し訳程度のテーブル(写真)が置いてある。なぜか椅子は一脚のみ。
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そして、その先に広めのバルコニー(写真)がある。
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ここからの眺め(写真)は特筆ものであろう。大きな池の周囲に日本庭園が造られており和風の美を感じる。
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そして、池の先に鳥羽湾の青い海(写真)が広がる。残念ながら、この写真は望遠なのでここまでの臨場感はない。実際には海は遠い。
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日本庭園を囲むようにコの字型に宿泊棟が配置されている。全て4階建になっており、写真左側の宿泊棟の上層階の部屋からは海が見える。よって庭園側は廊下(の壁)なのである。
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お次は、部屋のお風呂。ここにも趣向が凝らしてある。ピカピカのドレッシングルーム(写真)の右にトイレ、左にバスタブがある。
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そして、バスタブ(写真)からは美しい日本庭園が眺められる、という設計である。このバスタブ、実はジャグジー付き。泡風呂に浸かりながら日本庭園を眺めるという贅沢が味わえる。
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さて、私の最も気に入った場所にご案内しよう。それはレセプションの隣にある「ロビーラウンジ」(写真)である。席に着くと若い女性スタッフが黄金色のドレスをまとって「何かお飲み物は如何ですか?」と聞いてくる。
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カプチィーノ(写真)を注文し、午後の一時をここで過ごす。女性スタッフの服装は午前中は「和服」で午後は「ドレス」である。鳥羽別邸オープン1年目、相当気合が入っている印象を受ける。Very Good!
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鳥羽別邸の特等席はこのラウンジから続くテラス席(写真)であろう。ここに座って目の前に広がる日本庭園を眺めれば、「日本人でよかったな…」と、つい郷愁じみた感じがでてくる。
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じっくりこの眺めを堪能して頂きたい。まずはテラス席から左側の庭園と宿泊棟(写真)。このお庭は散歩できる。
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お次が、広い日本庭園の中心に広がる青い池(写真)。中心に大きな岩を配置、その周囲にも小さな岩が置かれている。この風景は鳥羽湾の中まで続く。海の中にある自然の岩をそのまま池に配置したかの造りである。お見事!
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そして、池に浮かぶ日本料理レストラン「華暦」の浮殿(写真)。これはもう芸術だ。時は9月下旬、暑くも寒くもない時期、心地よい風に吹かれながらこのテラス席で飲むドリンクは最高にうまい。
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ヨーロッパ好きの妻(写真)も久しぶりの純日本旅館の美しさに満足げである。ただし、この席は2カップル、4席しかない。早いもの勝ちである。また、暑い夏や寒い冬はNo,Thank youとなる。
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日本料理レストラン「華暦」に続く美しい廊下(写真)を行く。床から天井まであるガラス窓は完璧なまでピカピカに磨かれ通り抜けそうなくらいである。
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日本料理「華暦」入口にある石庭。有名作家による造形芸術らしいが、芸術の評価は難かしい。ここの日本料理レストランは千利休考案の茶室「傘亭」をモチーフとして、それを現代風に表現したものという。
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全客席が庭園に面した、個室中心の日本料理レストランで、池に面した席(写真)が素晴らしい。ただし、この席は個室ではなくオープン席である。
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さて、本命「浮殿」(写真)に入る。全部の座席が池に面しており大きな窓こしに日本庭園が見える。ここも全てオープン席で誰でも利用できる。
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浮殿の中でも1番の特等席は大きな池に面したコーナーの席(写真)であろう。浮殿の席は非常に人気があり、早く予約する必要があるとのことである。
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気になる夕食のお値段は、カジュアル会席「手毬(てまり)」8,000円(税込8,640円)からスタートする。オープン席はこの料理からOKなので、興味のある人は取り敢えず予約してみたら。
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そのお次が会席料理「折鶴(おりづる)」11,000円(税込11,880円)
割烹個室利用は13,000円以上のメニューからの注文になる。
◎「彩華(さいか)」13,000円(税込14,040円)
◎推奨料理「神楽(かぐら)」14,000円(税込15,120円)
◎料理長厳選コース「輝珠(こうじゅ)」16,000円(税込17,280円)
と続く。 -
ここにアルコール代金が入り最後にサービス料金10%が加わる。宿泊代金と合わせてトータル「ハウマッチ?」となる。確かにお金はかかるが、この美しい眺め(写真)を独り占めにできるので、一度は宿泊してもいいのでは?という気がする。
注:天気により風景の印象は大いに変化するので、期待しすぎないように。 -
日本庭園が海につながる付近の、まさにその下(階下)に別邸宿泊者専用の大浴場「天海(あまみ)の湯」がある。
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「炭酸水素塩・塩化物温泉」の療養泉に認定された天然温泉で、アルカリ性のぬめりのあるお湯が特徴。エクシブ鳥羽が誇る温泉「テルメゾン」と同じ泉質である。
≪営業時間≫
6:00~11:00(最終受付 10:30)
14:00~24:00(最終受付 23:30) -
テルメゾンの露天風呂が古代ローマの貴族の風呂だとすると、ここは日本風露天風呂(写真)で開放感は抜群である。
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露天風呂の目の前に鳥羽湾の青い海(写真)が広がり、潮騒の音もかすかに聞こえてくる。そして、海の中から顔を出した小岩は何となく見覚えがある。ここで思い出す。そうか、日本庭園の池に配置された小岩と同じだ。
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かくして、池と海が一体化して鳥羽湾の自然に溶け込むように造形されている。これには妻もいたく感心している。そんな感動を受けながら、風呂上がりはバスタオルのまま湯上がりのチェアー(写真)に寝転ぶ。
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仕上げはドレッシングコーナー(写真)で男を磨く。64才の顔をしみじみながめてみる。小じわができ肌がたるんでいる。しかし、まだ黒い髪はあり「それ程悪くないな…」と自己評価して外に出る。
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夕闇迫るロビーラウンジ(写真)もお薦めである。浮殿周辺のレストランの明かりが灯り、池に映る。風のない夜は水面が鏡のようになり幻想的な風景になる。
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日が暮れるまで、ここで「何も考えずにただ座っている」のもいいのでは?忙しい現代、悩み多き時代、ただひたすら自然の美しさのみを感じる。そんな旅もあってもいい。
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我々は倹約家なので夕食はエクシブ鳥羽アネックスのイタリアン料理「アラゴスタ」に行き、今では貴重な最安値コース料理「ナチューラ」(4000円;税込4320円)を楽しむ。
写真:夜の鳥羽別邸 -
そして、定番の扇さんのサックスの生演奏を聞いてから別邸(写真)に帰る。
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そして、最後は夜の「ロビーラウンジ」(写真)である。営業時間は8:00~23:00(L.O.22:30)までなので、アネックスのライブ演奏終了後でも間に合う。
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飲み物を注文しなくてもここに座るだけでも価値がある。誰もいないテラス席(写真)に座って秋の夜長を過ごす。
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夜の闇の中から浮殿(写真)が浮かび上がる。こんなにも心豊かに贅沢に滞在できたエクシブは久しぶりである。
注:土曜を含む繁忙期にはこのような静かな別邸は期待できないかもしれない。
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