2016/08/25 - 2016/08/25
47位(同エリア160件中)
みーみさん
東京・荻窪は今も大きなマンションなどもあまりない、静かな住宅街で、
良好な古い住宅地・別荘地を偲ばせる住宅も残っています。
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JRも東京メトロも荻窪駅は同じところにあります。
その荻窪駅から歩いて数分、いきなり、武家屋敷よろしく長屋門が現れます。 -
この長屋門は当地の庄屋の家のものだったそうですが、武家でもないのにどうして長屋門があるかといえば、江戸時代、第11代将軍徳川家斉が鷹狩で名主の家で休憩することになった、ところが名主といえども農民なので、将軍が農民の家に行くのはいかがなものかと、長屋門を造らせたという話です。
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ところで、長屋門の横には「明治天皇荻窪御小休所」と刻んだ石碑が立っています。明治天皇もこちらの家で休憩をされたんですね。
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で、実際に休憩された建物というのは長屋門の横にあるこの建物らしい。でも、柵で囲われて入ることはできません。
門をくぐると、ある会社のビルになっていて、その敷地と長屋門が続いているので、この会社が管理しているのかと思えば、そうでもないらしいです。
実際、ちょうど年配の方が掃除をされていましたが、その会社の方なのか、区の職員なのか、ボランティアなのか・・。
でも、とにかく綺麗に管理はされていました。 -
荻窪、安佐ヶ谷、高円寺といったあたりは戦前下宿も多かったようで、
この西郊ロッヂングも1938年建築の高級下宿で、登録有形文化財に指定されています。 -
新しい郵便受けが設置され、今は賃貸住宅になってるみたいです。
賃貸で貸しているなら内部はだいぶ改装されているのでしょうね。 -
この屋根の丸いのはなんでしょう?
デザイン的にはインパクトがありますが。 -
本館は旅館として営業しています。
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次にやってきたのは杉並区立大田黒公園です。
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イチオシ
門を入るといきなりこの並木道!
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大田黒というのは大田黒元雄さんという方で、こんな大きな庭園を個人で所有していたなんて、どんな人なのか・・と思って調べところ、日本の音楽評論の先駆者だそうです。
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お父さんが水力発電や東芝の経営再建(関係ないですが、東芝は今も建て直し中ですが、昔もおんなじようなことがあったんですね。それを乗り越えて今まできたということですね。)に手腕を発揮してとてもお金持ちだったみたいです。ここ以外にも家がいくつもあって、ここは別荘の一つだったみたいです。
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御本人も会社の役員などにつきながら、評論や翻訳、NHKラジオ「話の泉」に出演など、マルチに活躍された方です。
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お庭は池のある日本庭園ですが、敷地内にある自邸はピンク色の壁のかわいらしいお家でした。
なぜか、そのお家の写真は撮り忘れたみたいで・・。 -
池で泳ぐ鯉は新潟県小千谷市から寄贈されたものです。
なお、この公園は入場無料です。 -
大田黒公園を後にして、次は角川庭園を訪れました。
角川書店の創始者・角川源義氏の邸宅を整備・一般解放したものです。 -
入り口を入って坂を上ります。
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石畳がさらに庭まで続きます。
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庭にはつくばいと水琴窟がありました。
しかし、つくばいに水はながれておらず、水琴窟の音も聞くことはできませんでした。 -
つくばいから茶室へ。
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二畳半の水屋
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邸宅は数寄屋造りで豪邸と言う感じではありませんでしたが、
高台に建っていて、建築当時は眺めがよかったろうなあと想像できます。 -
広い玄関
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現在は庭も邸宅も自由に見ることができます。
茶室をはじめ各部屋は貸し出されています。 -
角川氏は茶の湯や俳句など、趣味人だったんですね。
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最後に訪れたのは荻外荘です。
近衛文麿の邸宅で、建物のない部分は芝生になって荻外荘公園として解放されています。 -
屋敷のほうは、現在杉並区が整備・一般解放へと準備を進めているというのを新聞で読んだことがありますが、自分が訪れた時は金網に囲われ、木々の陰になって建物はよく見えませんでした。
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家は高台にあり、家からの眺めを気にいって近衛文麿が手に入れたそうです。本邸は別にあって、荻外荘は別荘だったのが、こちらの家が気に入って、本邸には住まなくなったという話です。
見学できるようになったら、また訪れたいものです。
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