ハンガリー・ウクライナ・スロバキアの旅１　～ブダペスト洒落とる～

2016/09/16 - 2016/09/17

2011年に行ったウクライナ。（当時の旅行記参照）５年が経ち、クリミアを盗られ、東部は内戦に突入し先行き不安、通貨も半分くらいの価値に下落。そんな中、リヴィヴ（リヴォフ）は、行ってみたい都市。今しかないでしょ！
ただ、キエフ経由だと前回とかぶるので、常々気になっていたハンガリー、スロバキア、ポーランドなどの国境地帯を巻き込み旅をしようと計画。その近辺で航空券を探すと一番安かったのが、中華航空のブダペスト行き往復およそ７万５千円。

そこを起点に、ハンガリー、ウクライナ、スロバキアの三つの国を巡りました。旅慣れていない友人との旅行だったので、バスをなるべく省き、微妙なときは、タクシーやレンタカーを使ったゆったりしたルートで旅をしています。

ブダペスト初日と２日目では、温泉の中でクラブを楽しめるスパーティーや中心部の夜の街が楽しかった。お約束のニューヨークカフェやお城なども巡っています。洒落た町やった。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 航空会社: 中国国際航空

基本、初めての国（特に夜）でバスとかって苦手。なので、初日は、空港から宿（アパート）まで宿が進めるトランスファーを頼む。２５ユーロなり。（ちょい高い）のちにホテルでタクシーの値段を聞くと６０００から７０００フォリント（２０ユーロ前後）と言われた。

宿は、エリジュベート橋近所。空港から空いてて３０分くらいかな。ものすごい町の中心ですごく便利。二人でリビングとキッチン、ベッドルーム３部屋つきで、２泊で７８ユーロ！ブッキングで見て結構いいディールだった。ただ、ホテルじゃないので、サービスとか皆無ですけど、このロケーションと広さで、この値段は大満足。これが初日９時頃の部屋のバルコニー（付き）からの眺め。でもタックスなど含めると９８ユーロになりました。ちょっとヘコー！（Solyanka Apartment）

真下は、こんな感じ。

金曜の夜です！ブダペストの町へ！ドナウ川まで歩いて２分くらい。で、お城も見えます。

立派なたてもの。

その前の広場で、ラジカセから音楽が流れている。そこで踊る中高年のカップルたち。なんとも良い雰囲気です。

ヴィガドー広場 広場・公園

Gozsdu Courtyard にやってきました。
http://visitbudapest.travel/local-secrets/gozsdu-courtyard/

通りの路地の両側が、こんな感じで金曜の夜とあって、すごい賑わいです。ハンガリーのビールを片手に適当にレストランを探します。

なんか、どこもテーマが違っていて、洒落てます。どこもすごく楽しそう。でも、観光客もかなりいる感じではあります。

このエリアは、もともと廃墟が多い地域で、もともとユダヤ人街だったようです。その空いた土地などをこんな感じで屋台村のオシャレバージョンのように装飾しているのです。

こういう場所がいくつもあった。こんなにたくさんあっても、人だかりがすごいなと思いました。

翌日、どうしても行ってみたいハンガリーユダヤ料理のお店があったので、そこまで歩いていく。その近辺の店を眺めつつ、最終的に手間似合ったこちらのMacesz Bistroというお店へ。

いきなりマッツァ登場。ハンガリー料理と思ったら、ここもユダヤハンガリー料理のようです。

私は、鴨のリゾットをいただきます。料理は、なかなか高級感ある店ということもあり、味はしっかりしています。ちょっと食べたことのない珍しい料理で、異国感があって楽しめます。ワインは、そこそこのを頼んでも、微妙やった。ハンガリーの赤は、総じて軽くて独特の風味があって、そこまで好きになれませんでした。これは、のちにウクライナのワインにも言えます。まあ、好みの問題ですが。

夜１２時すぎ。二人でちょっと小雨のある町をぶらつく。人がどこにでもいて、町も明るくて、安全そうです。夜遊びには、最高の町だなと思った。ただ８地区の夜は、危ないということをアパートの管理人が言っていたので、そのエリアは、立ち入りませんでした。

朝！雨！

雨なので、中央市場など雨でも大丈夫なエリアを巡ろうと。中央市場へ。

中央市場 市場

観光がっつりな施設ではありますが、それなりに食材も地元チックで、楽しめる。地下には、普通のスーパーもあって、バラエティに富んでます。

２階の南側は、食堂街。

観光客にわかりやすくなっております。そしてかなり美味しそうです！

ハンガリー料理は、なんか見た目がすごく良い！

こういうバーガー系も美味しそう。でも、二人ともあまり炭水化物を食べない人なので、スルー。

これ、見た目が美味しそうだったけど、結構普通な味。チキンとポテトのパイのような感じ。

定番、ロールキャベツはうまいね！

定番グーヤーシュ。まあまあかな。まあ、総じて美味しいのですが、これだって感じではないです。でも、この手に施設にしては上々の味。

朝からさっそくユニクムなどをショットでいただきます。連れは、強すぎて口にあわなかったみたいです。私は、東京の田中屋でたまに買って飲みます。

地下は、こんな感じで趣があります。主にピクルスや魚のお店がありました。

この手の職人技ピクルス。観光地ならではです。別の市場では、売ってなかった。

にゃーん。

ハンガリーといえば。。。

結構、この手の自販機があちこちに。エスプレッソ好きのようです。

さて、雨もそれなりに止んだので、外へでます。向かうのは、工芸博物館。

なんか知らないけど、歯医者がやたら目立つ町でした。これは、まだ優しいけど、歯をやたらアピールする絵があちこちに。虫歯が嫌いな国民？

なんか、いろいろなオブジェがあった。

マンガボーイという日本料理店。ここも日本のアニメやマンガがお盛んなんだなあと実感。

「歯ごたえマンガうどん」が気になるところですw

工芸博物館！この建物めちゃかっこいいっす。

工芸美術館 博物館・美術館・ギャラリー

かっこいいす！

中への入り口も！

なんかハンガリーならではの建築様式だったかな？

中もしゃれおつなので、こんな写真撮影が行われていました。

このあと、教会とかでも見ますが、ステンドグラスが素敵な国です。

でも、なんか展示は、パッとしませんでした。

老夫婦がまったり。以外と入場料とる割には、むうううって感じでした。もっと色々なハンガリーの伝統工芸品が見られると思ってたんだけど、結構、世界のものだったり、近代なものだったり、期待と違うものでした。

さて、ひと段落したのと地下鉄の駅が近かったので、駅に明日乗車するチケットを買いに、Budapest Nyugati （西駅）へ行くため、地下鉄LINE３に乗ります。

旧ソ連っぽい地下鉄のエスカレーター。

車両もレトロでいい感じです。

で、移動したは、いいけど、この時期、地下鉄の工事をしていて、Budapest Nyugati の2駅手前のDeák Ferenc térまでしかいかず、バス乗り換え。一番交通の便の良い区間を工事で乗れないって、ちょっとやばいんでないと思う。

なので、こっから２駅歩きます。途中こんなんとか。

こんなんがありました。これは、アメリカのテキサスバーベキューの装置で、テキサス料理を屋台で作っていました。本格派で、美味しそうなのですが（ちょうど映画「シェフ」を日本で見たばかりだった！）ハンガリーでわざわざ食べるのもなあと。。。後ろ髪ひかれました。

ヴァーん！せっかくなので、イシュトヴァーンの教会を見学してから駅へ行くことに。

聖イシュトヴァーン大聖堂 寺院・教会

大通りより、裏からの方が正面なんですね。

正面入り口。

正面入り口から見た広場。なんか９月の週末ということもあり、どこも大通りや広場に屋台や企業のブースなどがたくさんでていました。でも、そのブースが邪魔で良い写真が撮れないという弊害も。。。

中に入ります。正直、私は、そこまでこの手の教会に興味はないので、ざっくり見学。

これが有名なやつのようです。ざっくり。

ステンドグラスは、どれも素敵です。

見ました！さあ、駅へ向かいます。ちなみに、イシュトヴァーンは、ハンガリーのいっちゃん初めの王様。神武天皇でおます！ですからここは、橿原神宮みたいなもんですね。肖像画コレクターとしましては、イシュトヴァーンのアイコンはマストバイ！２枚ほど購入しました。

裏道っぽいとこ歩く。するとまた降り出してきたので。。。

途中にあった小さなマーケットに入りました。あんまりお店がない感じ。土曜だから？

わかりにくいかもですが、これ、回転寿司です。いままで見た中で一番おしゃれな回転寿しでした。

駅へ向かうけど、小雨がぱらつく。

ついた！まずは、駅に隣接する世界で一番美しいとされるマクドナルド！！

マクドナルド（ブダペスト西駅店） ファーストフード

世界一というからもっとすごいと思ってたけど。。。まあ、マックにしては充分美しいとは思いますが。

この国は、アイスコーヒーブラックの概念がないので、ホットコーヒーに氷を入れられたw

無事に明日の切符も手に入れました。

ブダペスト西駅 (ニュガティ パーイアウドゥヴァル) 駅

続いて昼食を食いにお目当てのレストランへ。

Kádár Étkezdeというユダヤ系ハンガリー料理のお店。評判が高く、多くの観光客が来ていた模様。ニューヨークのカッツのような店の立ち位置なのかも。店の雰囲気や、店員のおいちゃんおばちゃんがいかにもな感じで、いい感じです。

ユダヤのお約束マッツァのスープ。

メインの量が何気に少ないのが特徴的でした。味は、悪くないのですが。ま、値段もお手ごろなので、こういうものかと思いました。ローストポークとサワークラウトっぽいキャベツです。

こちらは、なんかソースの方が多かった。なんとも不思議。味も良く、珍しい料理を食べたなという印象なんだけど、なんか「う～ん？」って感じな料理でした。でも、昔のユダヤ人街の食堂は、こういうもんだったのかなあと、想像を膨らませてくれるレストランです。みんなチキンのご飯のせみたいなものを頼んでたので、それにすべきだったか？

さて、腹ごしらえも済ませたところで、ブダペストのお約束ニューヨークカフェです。ホテルの１Fにあります。建物からして豪華。

ニューヨーク カフェ カフェ

装飾も。

そして、中に入ると本当に圧倒されます。入ってくるお客さんが皆「うわあ、すごい！」という顔をして入ってきます。ここほど、期待を裏切らないお店も珍しい。

いやあ、想像していた以上の装飾と華麗な雰囲気です。完全な観光地でありながらも、それを払拭させるだけのものがここにはあります。

常に、どこかで、生演奏が行われている。入ってきたときは、奥でパーティやっていたかのようだった。のちほど、奥は、解散されて、サイドに何気なくあるピアノの演奏が繰り広げられていました。

うちらは、半地下っぽい席へ。

注文したのは、カプチーノとこちらのイチゴとシャンパンのアイス。これ、お酒感もあってすごく美味しかった！お昼のあとすぐだったので、ケーキ系は重いのでさっぱりしたものが食べたかったのです。

午後３時くらいだったので、並びますが、ブダペストにきたらまずは訪れたいスポットだと思いました。

ニューヨークカフェの前には、地下鉄もあるので、ここで一気に場所を変えようと、川向こうのブダ側へ渡ります。Blaha Lujza térから終点のDéli pályaudvarまで行ってみた。駅前は、ペスト側に比べると住宅街という感じで、落ち着いた雰囲気。ここから城までは、距離的に近いけど結構な坂を登らないといけません。でも、途中こんな景色が見えてちょっとした山登り気分。

登った！城壁の中に入って初めに目にする塔。

マーリア マグドルナ塔 寺院・教会

ま、城に来て何がみたいということもないので、ぶらぶら。銅像は、好きなので写真とります。

城の一番北側は、結構静かで閑散としています。

おお、マルタ騎士団！

この綺麗な教会あたりが中心のようで、こっから観光ゾーンという感じです。

そうするとスタバが現れます。

観光ちっくな写真をぱしゃり。

漁夫の砦 建造物

観光とはいえ、やはりここからの眺めは良いですね。もっと眺めの良い漁夫の
砦は、入場券のようなものが必要なので、入りませんでした。２５年前に印象に残っているこの場所は、お金払わずに入れたと思う。

広場になっていて、この日はそこでコンサートが行われるようで、観光客も多く狭い感じでした。とにかくこの時期は、イベントの多い街ですね。

ここにケーブルカーで乗り降りできる場所がある。ブダペストで路地猫探したけど、皆無。今回唯一見つけて、友人と盛り上がったけど、横で日本人のほかの観光客が「あ～猫船長～！かわいい～！」と盛り上がっているのをみて、盛下がった私たち。

ケーブルカー (王宮の丘) 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

このケーブルカー横あたりの眺めが橋の真上ということもあって一番フォトジェニックですね。

宮殿を守る衛士たち。観光向け？それとも、実際に何か政府の施設があるのでしょうか？

だらだら～と歩き続けます。

城をおります。するとこんな共産主義チックな巨大なモニュメント！

ゼンメルヴァイズ医学歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

第一次世界大戦の展示なのかな？

イカす！

エリジューベトの像が、橋のインターチェンジのようなところにある公園に。目立たない場所でかわいそう。

その橋からのブダとペスト。

エルジェーベト橋 建造物

渡るともう宿の直ぐ近く。逆方向に歩くと、比較的観光度が少なそうなお店が並ぶ通りを買い物しながらブラブラと。ハンガリーのファッション系の店や、東急ハンズっぽい店などあって、観光に飽きたらいい感じの通りです。

ヴァーツィ通り 散歩・街歩き

朝昼と肉肉したものが続いたので、野菜中心のものを食べようということに。スーパーで惣菜を探したけど、意外とない。なので、トルコ料理で野菜もの中心に購入し、宿のアパートのキッチンで。電子レンジやお皿も充実しているので。しかし、夜のメインイベントは、これから。。。

今回、一番楽しみだったのが、ここセーチェニ温泉のイベント「スパーティー」！連れの友人がネットで行く直前にネットで見つけて「うわあ、これ絶対行こう！」ということに。ようは、この有名な温泉が夜中にクラブに大変身するというもの。ほぼ毎週末に行われているようです。詳しくは、WEBで！http://www.spartybooking.com/

セーチェニ温泉 温泉

メインの入り口にブースなどができて、かなりしっかりしたイベントっぽい。うちらは、時間もないので並ばずに入れる２人で１２０ユーロというパッケージにしました。入場料とスパーティーバッグにビールが一人６杯付いてきます。一般入場だと、外で並んで３０ユーロです。１０時半スタートですが、その時間に温泉につくともう並んでました。

どーん！音楽ガンガンですごいインパクトです。ここは、温泉です。ちなみに、入って左側の方のお湯がめちゃくちゃぬるいです。右は、かろうじて温まるくらい。なので、９月のこの時期だと、すでにかなり寒いです。右の風呂から左の風呂へ行く途中がかなり寒いです。

お姉ちゃんたちもいましたが、圧倒的にごつい男子が多かったです。女子一人では、ちょっと行きにくい場所かもしれないですね。

酒は、ビール６杯かカクテル３杯。入り口でチケットをくれるので、それと交換です。ちなみに、スパーティーバッグの中に入っており、始めそれに気付かなかったので、ロッカーにとりに帰りました。

左の風呂の真ん中が遅くなると、真ん中の部分の水流がすごい勢いので回り、酒飲んで行くとめちゃくちゃ笑えます。というか、温泉で酒飲んで、ぐるぐる回るって、、、すっげえ身体に悪そうなんだけど。でも、かなり楽しめました！

夜１時過ぎ歩いて英雄広場の大通りに出る。タクシーも人もいない感じ。電車も終電がないので、帰る時は、温泉前のタクシーをお勧めします。なんとかタクシーを捕まえて、宿へ帰りました。

英雄広場 広場・公園

宿近くの銅像。今回の旅で、帰ってきたなというシンボルのようでした。