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ちょっとくどいと思うが、ここでも繰り返しておこう。<br /> 僕のように世界百カ国を本当に旅行するのがどんなに大変か、普通の人はわからない。<br /><br /> 僕の最初のベストセラー「間違いだらけの海外個人旅行」が出版されて、「日本人長期旅行者はみんなウソツキ」と世間に知れ渡った。<br />そのあと、旅先で出会う日本人旅行者の「自己申告旅行国数」が激減した。<br /><br />これは、ある程度旅行をしている人はみんな確認しているだろう。<br />というか、海外の日本人宿での「旅行国数自慢」が存在しえなくなったんだ。<br /><br /> 世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、それだけでも、日本人のバックパッカーシーンに大きな貢献をしたと自負している。<br />だからこそ、どの町内会にもいる、話を膨らませて旅行通を気取っている素人旅行者諸君から、嫌われているんだけどね(笑)。<br /><br />しかし僕自身は、世界百カ国旅行についてそれほどこだわりがあったわけではない。<br /> 1996年に、そのころカルト的な人気があった「スーパーニュースマガジンGON!」に旅行エッセイを連載していた。<br /><br />「世界旅行者みどりのくつしたの旅行ガイドじゃわからない旅」というタイトルだったかな。<br />このコラムは、メチャ面白かったので、編集者から「本を出しましょう!」という話が出る。<br /><br />ただこのとき僕の旅行国数は80カ国を超えたくらいだった。<br /> 旅行国数の数え方は非常に微妙なものだ。<br /><br /> 例えば、僕が数えるならば、タヒチは国ではない。<br />タヒチは「フランス領ポリネシア」で、フランスの海外領土なので、「タヒチはフランス」なんだよね。<br /><br /> 僕は最初の「2年8ヶ月連続の世界一周旅行」の中で、いろんな旅行者に出会った。<br /> 話をしているうちに、「日本人旅行者はウソツキばっかりだなー」と感じていた。<br /><br />ウソツキ旅行者諸君に対して、権威を持って海外個人旅行を語りたい。<br />それには、どうしても「本当に世界百カ国以上を個人旅行した」という立場が必要だった。<br /><br />だから1996年に、アフリカ、東欧、ヨーロッパ小国、そしてキューバを回る、2回目の世界一周旅行が必要だった。<br />この旅が終わった時点で、僕の旅行国数は、誰がどう数えても百カ国を超したってわけだ。<br /><br /> 僕は百カ国を超えれば、それ以上旅行国数を増やしても意味がない、と考えていた。<br />もともと旅行した国の数にこだわる方がおかしいんだから。<br /><br />ただそう言い切るためには、僕自身は百カ国旅行が必要だったというだけなんだ。<br /> 僕は、なにしろ、1988年にロサンジェルスのホテル加宝に入ってから、毎年最低1か月はロサンジェルスの滞在を繰り返してたんだから。<br /><br /><br /><br /><br />旅行国数を増やすために旅をするような変な人間ならば、小さな国が固まっている地域を旅すれば国の数は増える。<br /> 例えば、コーカサス諸国とか、西アフリカのギニア湾沿いの小国を旅行していればいい。<br /><br /> 旅行国数を一気に増やすことは簡単だ(ただ、本当に旅行するのは結構面倒だけどね)。<br />ただ僕は、ブラックアフリカは旅をする意味がない、と本にも書いている。<br /><br /> 僕はもうブラックアフリカは、サファリで動物を見る以外は、観光旅行には適してないと思うね。<br />だから、ダカールからバマコの国際鉄道に乗って、トンブクトゥを訪れて以降、もうアフリカへ行くキモチはなくなった。<br /><br />しかしもちろん、わざわざそのために旅に出ることはなくても、思いがけなく新しい国へ行くチャンスがあれば、逃したくない。<br /> 中央アジア旅行では、誰でも通る、ウズベキスタンの首都タシケントからウズベキスタン最大の観光地サマルカンドへの幹線道路が、カザフスタンの領土を横切っている。<br /><br />だとしたら、カザフスタンの土地に足を踏み入れて、カザフスタンを旅行国に加えるべきだ。<br />というのは、旅行国の数え方もいろいろあるわけでね。<br /><br /> 例えば、ヨーロッパを鉄道で旅行していると、いろんな国を通過することになる。<br />でも鉄道でただ通過しただけの国を、旅行国数に加えるのは、これは誰が考えてもおかしい。<br /><br />やはり短時間でも、その国の駅で降りて、国土を自分の足で踏みしめなければね。<br /> 国土を自分の足で踏んだら、その国へ行ったことになる。<br /><br />するとだよ、ウズベキスタンのタシケントからサマルカンドへの道が、カザフスタン国内を通過するとしても、それだけではダメだ。<br />カザフスタンでバスを降りなければならない。<br /><br />バスを降りて、カザフスタンの看板でもあるところで写真を撮れば、それはカザフスタンに行ったことになる。<br />もちろん、口先では何でも言えるわけだから、カザフスタンの看板の前で写真が必要だ。<br /><br />よく考えると、これは、ツアーだからできることだ。<br /> 現地のバスや鉄道に乗っても、そんな都合のいいところで停まってはくれないからね。<br /><br /><br /> 僕はガイドさんに声をかけて、国境の看板のところでバスを停めてもらうようにお願いした。<br />ツアー仲間も、旅行経験が豊富なので、大喜びだ。<br /><br /><br /><br /><br />そこでほんの十分程度、バスを停めて、みんなで写真を撮りあいました。<br />これが、僕の「カザフスタン旅行記」です。<br /><br /> 【旅行哲学】ある国の土地を歩いて、ついでに国名の入った写真まで撮れば、確実に旅行したことになる。<br /><br /><br /><br />

カザフスタン(kazakhstan)旅行記(タシケントからサマルカンドへの途中でカザフスタンへ入る)

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1997/11/04 - 1997/11/12

92位(同エリア119件中)

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みどくつ

みどくつさん

ちょっとくどいと思うが、ここでも繰り返しておこう。
僕のように世界百カ国を本当に旅行するのがどんなに大変か、普通の人はわからない。

僕の最初のベストセラー「間違いだらけの海外個人旅行」が出版されて、「日本人長期旅行者はみんなウソツキ」と世間に知れ渡った。
そのあと、旅先で出会う日本人旅行者の「自己申告旅行国数」が激減した。

これは、ある程度旅行をしている人はみんな確認しているだろう。
というか、海外の日本人宿での「旅行国数自慢」が存在しえなくなったんだ。

世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)は、それだけでも、日本人のバックパッカーシーンに大きな貢献をしたと自負している。
だからこそ、どの町内会にもいる、話を膨らませて旅行通を気取っている素人旅行者諸君から、嫌われているんだけどね(笑)。

しかし僕自身は、世界百カ国旅行についてそれほどこだわりがあったわけではない。
1996年に、そのころカルト的な人気があった「スーパーニュースマガジンGON!」に旅行エッセイを連載していた。

「世界旅行者みどりのくつしたの旅行ガイドじゃわからない旅」というタイトルだったかな。
このコラムは、メチャ面白かったので、編集者から「本を出しましょう!」という話が出る。

ただこのとき僕の旅行国数は80カ国を超えたくらいだった。
旅行国数の数え方は非常に微妙なものだ。

例えば、僕が数えるならば、タヒチは国ではない。
タヒチは「フランス領ポリネシア」で、フランスの海外領土なので、「タヒチはフランス」なんだよね。

僕は最初の「2年8ヶ月連続の世界一周旅行」の中で、いろんな旅行者に出会った。
話をしているうちに、「日本人旅行者はウソツキばっかりだなー」と感じていた。

ウソツキ旅行者諸君に対して、権威を持って海外個人旅行を語りたい。
それには、どうしても「本当に世界百カ国以上を個人旅行した」という立場が必要だった。

だから1996年に、アフリカ、東欧、ヨーロッパ小国、そしてキューバを回る、2回目の世界一周旅行が必要だった。
この旅が終わった時点で、僕の旅行国数は、誰がどう数えても百カ国を超したってわけだ。

僕は百カ国を超えれば、それ以上旅行国数を増やしても意味がない、と考えていた。
もともと旅行した国の数にこだわる方がおかしいんだから。

ただそう言い切るためには、僕自身は百カ国旅行が必要だったというだけなんだ。
僕は、なにしろ、1988年にロサンジェルスのホテル加宝に入ってから、毎年最低1か月はロサンジェルスの滞在を繰り返してたんだから。




旅行国数を増やすために旅をするような変な人間ならば、小さな国が固まっている地域を旅すれば国の数は増える。
例えば、コーカサス諸国とか、西アフリカのギニア湾沿いの小国を旅行していればいい。

旅行国数を一気に増やすことは簡単だ(ただ、本当に旅行するのは結構面倒だけどね)。
ただ僕は、ブラックアフリカは旅をする意味がない、と本にも書いている。

僕はもうブラックアフリカは、サファリで動物を見る以外は、観光旅行には適してないと思うね。
だから、ダカールからバマコの国際鉄道に乗って、トンブクトゥを訪れて以降、もうアフリカへ行くキモチはなくなった。

しかしもちろん、わざわざそのために旅に出ることはなくても、思いがけなく新しい国へ行くチャンスがあれば、逃したくない。
中央アジア旅行では、誰でも通る、ウズベキスタンの首都タシケントからウズベキスタン最大の観光地サマルカンドへの幹線道路が、カザフスタンの領土を横切っている。

だとしたら、カザフスタンの土地に足を踏み入れて、カザフスタンを旅行国に加えるべきだ。
というのは、旅行国の数え方もいろいろあるわけでね。

例えば、ヨーロッパを鉄道で旅行していると、いろんな国を通過することになる。
でも鉄道でただ通過しただけの国を、旅行国数に加えるのは、これは誰が考えてもおかしい。

やはり短時間でも、その国の駅で降りて、国土を自分の足で踏みしめなければね。
国土を自分の足で踏んだら、その国へ行ったことになる。

するとだよ、ウズベキスタンのタシケントからサマルカンドへの道が、カザフスタン国内を通過するとしても、それだけではダメだ。
カザフスタンでバスを降りなければならない。

バスを降りて、カザフスタンの看板でもあるところで写真を撮れば、それはカザフスタンに行ったことになる。
もちろん、口先では何でも言えるわけだから、カザフスタンの看板の前で写真が必要だ。

よく考えると、これは、ツアーだからできることだ。
現地のバスや鉄道に乗っても、そんな都合のいいところで停まってはくれないからね。


僕はガイドさんに声をかけて、国境の看板のところでバスを停めてもらうようにお願いした。
ツアー仲間も、旅行経験が豊富なので、大喜びだ。




そこでほんの十分程度、バスを停めて、みんなで写真を撮りあいました。
これが、僕の「カザフスタン旅行記」です。

【旅行哲学】ある国の土地を歩いて、ついでに国名の入った写真まで撮れば、確実に旅行したことになる。



旅行の満足度
3.0
  • シルダリア

    シルダリア

  • シルダリアを背景にして

    シルダリアを背景にして

  • ツアーバスがカザフスタンの看板を離れる

    ツアーバスがカザフスタンの看板を離れる

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