2016年　両国国技館で「大相撲九月場所十一日目」観戦　

2016/09/21 - 2016/09/21

２０１６年９月２１日　東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所１１日目観戦に出かけました。

今回も知人のMatteさんのご招待です。


初日から１０連勝中の大関・豪栄道は、大関・稀勢の里に土を付け１１連勝。単独トップを守りました。

30本以上の懸賞が懸かった結びの一番では関脇高安が横綱日馬富士を制し、番狂わせに場内を座布団が舞いました。

横綱・日馬富士、関脇・高安、平幕・遠藤が２敗で並びました。

エリア 両国(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー JRローカル 私鉄

大相撲秋場所１１日目観戦に出かけました。

台風16号が未明には温帯性低気圧に変わり・・・

曇り空にやぐらがそびえます。

きょうも満員御礼

今場所の外国人力士は　幕内４２人中１５人です。

十両では２８人中５人。モンゴル出身者３人　エジプトとロシア各一人。

幕内では　モンゴル　１０人　ジョージア２人　ブラジル１人　中国１人　ブルガリア１人　で計１５名。

もはや外国人力士なしでは成り立たないほどの国際化。
なおジョージアは米国ではなく黒海沿岸にある国「グルジア」

グルジアは中央アジアのカフカス地方にある人口約430万人の国で、18世紀にロシア帝国へ併合され20世紀の大半は旧ソビエト連邦の構成国と言う地位にありましたが1991年のソ連崩壊で独立国となりました。

2015年4月22日、日本語での国名が「グルジア」から「ジョージア」に変更されたのです。

国連加盟国の多くが「ジョージア」と呼んでいることが理由の一つですが、同国の現地語での正式名称は「サカルトベロ」で「ジョージア」は英語読み。

現在でもロシアと対立中であり、プーチン大統領が首相時代に、カメラの前でネクタイをかじった事のあるサアカシュヴィリ大統領に「夕食を食べるならネクタイを外したほうが良いのでは」と皮肉ったりしたのだとか。

写真は　両国国技館　櫓太鼓

国技館前から　水上バスが出ています。

浅草まで１０分　台場まで６０分　

この日も外人観光客でいっぱい。

外人観光客がいっぱいの両国国技館前。

午後３時過ぎ　両国国技館　館内では十両の取り組みが始まっており・・・。

座席は　向こう正面7列目の桝席です。　

桟敷を除くと前から5番目。

○西十筆 大砂嵐　5勝5敗1休 押し出し ●西十3 阿夢露　3勝8敗

エジプト出身力士　対　ロシア出身力士　の対決はエジプトに軍配が上がりました。

東方　幕内土俵入り。

東方　幕内土俵入り。　期待の遠藤が精悍な面持ちでこの日まで一敗で優勝レースに名を連ねます。

西方　幕内土俵入り。

東方　横綱　白馬ノ富士　土俵入り。

東方　横綱　白馬ノ富士　土俵入り。

東方　横綱　白馬ノ富士　雲竜型土俵入り。

西方　横綱　鶴竜　土俵入り。

西方　横綱　鶴竜　不知火型土俵入り。

おなじみ　NHK　中継車

　NHK中継車は両国国技館の定位置に。

両国国技館　喫煙ゾーンから見える　スカイタワーの上部。

両国国技館　売店も夏の装いが消えず・・・。

両国国技館　売店

両国国技館　売店

両国国技館　売店

この日も満員御礼の垂れ幕が・・・。

ごひいき　遠藤の登場です。　

今日の相手は西前6　玉鷲。

ごひいき　遠藤はこの日まで1敗を守るも・・・。

東前14 遠藤　 ● 突き落とし ○ 西前6　玉鷲

遠藤は 敗れ 9勝2敗に後退。

凄い期待をしての観戦だったのでちょっとがっくりときました。残念！！

さて　結び二番前にこの日一番の注目の対戦です。

東方　この日まで2敗　後がない東大関 稀勢の里。

今日も稀勢の里の表情が柔らかく、見えますね。

西方　対するは 同じく東大関 豪栄道 この日まで全勝。

豪栄道の方は緊張感みなぎり　強張って見えたのですが、

館内は　熱気と歓声に包まれて・・・。

この日最高潮の雰囲気がみなぎっています。

懸賞も３０本以上　呼び出しが２周しました。

かつては稀勢の里が苦手にしてきた印象も強いのですが、ここ2年は稀勢の里の9勝3敗。

4回対戦すると3回勝つという力関係に変化していました。

明らかな実力差があったのです。

この日も立ち合い後　見事な突き放しで左を固めて突き放し中に入れさせない 完全に稀勢の里の体勢でした。

自分の形で勝てると稀勢の里は思ったのでしょうね。豪栄道が崩れたところでも冷静に 崩れたところを見ながら、更に前に出ました。

きっと　その時まで勝てると思っていたでしょうね。

　とその時です　一瞬の隙を突いて中に入る豪栄道。 密着し中に入ればもう豪栄道。この瞬間に勝負は大逆転。 あとは電車道。 相手が誰でも、こうなればどうすることも出来ません。一瞬のスキをついて豪栄道はこの勝負の一番を勝利したのでした。

東大関 ○ 豪栄道　11勝0敗　渡し込み ●東大関　稀勢の里　8勝3敗 　

しかも、自分の形が見せられない中で、苦手の稀勢の里を相手にこじ開けて制しました。

稀勢の里の今場所終了後の横綱昇進の可能性がほぼ消えた瞬間でもありました。

今日も稀勢の里の表情が柔らかく、豪栄道の方が緊張感いっぱいに見えたのですが、それでも、今日は豪栄道が勝ったのです。

さて　興奮も冷めやらぬ中　懸賞が35本懸った結びの一番日馬富士対関脇高安

この日の高安は「苦し紛れで…」と突っ張り合いになった激しい取組に・・・。　

苦し紛れが功を奏したのか　トップに１差で追いかける日馬富士を高安が制し番狂わせに場内騒然　座布団が舞いました。

目の前の桝席から隣の客席の座布団まで次から次に投げ飛ばしている青年を制する間もありませんでした。この青年は6枚の座布団をあたりかまわず投げていました。逮捕するぞ！！

　桟敷の観客が危ないよ、自分のストレス発散のためにものを投げてはいけませんぞ。

弓取式は　聡ノ富士

今回も知人のMatteさんのご招待です。有難うございました。

Matteさんの大好きな白鵬が休場だと、やはり場所もどこかしまりがないと感じました。