2016/09/06 - 2016/09/08
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2016年9月よりLCC・ティーウェイ航空の成田-大邱線が就航。価格片道3000円の就航キャンペーンセールを利用して、韓国第3の都市・大邱に行ってみた。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
出発は成田空港第2ターミナル。
行き先表示の見慣れた地名の中に「大邱」とある。
これから乗るのだから当然だけど。 -
成田発14時10分発のティーウェイ航空212便。
機内はLCCらしい3-3で、シートピッチは狭い。古いシートの流用? なのか、古い機材なのか、シートカバーなし、イヤフォンの差込口はあるがイヤフォンなし。もちろんモニターなし。安全のご案内はCAさんの実演。ヒマつぶしアイテムに一部日本語の機内誌があった。 -
機長より韓国語で「…フジサン…」とアナウンスがある。
窓からのぞいてみると、雲海の中に富士山が見えた。 -
しばらくすると機内サービスのワゴンが動き出す。
これはもしやと期待していたら、水が配られた(笑)
しかも小さなカップに何故か半分しか入ってない。 -
飛行機は東側から朝鮮半島に入り、大きく旋回するようにして大邱の上空へと入る。大邱空港は軍民共用とのことで撮影は禁止だった。
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大邱空港着は16時すぎ。入国審査は首都の空港のような大行列にはならなかったが、外国人用ゲートが2つしかなくそこそこ待たされ、外に出たのは17時少し前。
18時からの野球の試合を見に行きたかったので、奮発してタクシーに乗る。
運転手のジイさんにホテルの場所が記された地図を渡したがわからない様子。眼が悪く、小さな文字が読めないようだった。
「カジュアルハウスソノ」とホテルの名前を言ったり、「ヘリントンプレイスアプ(ヘリントンプレイス前)」とか、「テグチェイルチュハッキョクンジョ(大邱第一中学校のそば)」とか言っても(言ったつもり)全然通じない(笑)。
ボクのヒヤリングが悪いうえに、運転手のジイさんは訛っているようで、単語のかけらも聞き取れない。ソウル弁でしゃべってくれ(笑)。
というわけで連れて行かれたのはまったく別のホテル。道を歩いているオジさんに助けてもらいようやく到着。13000ウォン也。時間はまもなく18時になろうとしていた。 -
ホテルがお高めの韓国。大邱も例外ではなく、ようやく探し出したキレいめな安宿カジュアルハウスソノ。
ソノ ビジネス ホテル ホテル
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どうやらモーテル(アメリカのモーターインと、日本の「モーテル」の中間くらいの様々な用途に対応する安宿)を改修したようで、それらしき雰囲気が残ってはいるものの、重厚感のある廊下。ただ在室中の部屋はドアの上のランプがつくのはなんとも(笑)
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室内は木目調のインテリアを多用し、頑張って改装した感じでキレい。これならホテルだ。
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メールを開いたら、このタイミングで緊急の仕事が入る。
野球を観に行くのを中止して、3時間ばかり作業をする。
表に出たのは22時頃。繁華街の東城路は人気がまばらで早くも深夜の風情。 -
せっかくなので名物を食べようと、タロクッパ通りへ行き、ネットであたりをつけていた校洞タロ食堂という店に入る。ビールとタロクッパで10000ウォンくらいだった。
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タロクッパとは、ご飯とクッパが別という意味らしい。
牛の血を固めたソンジ入りと、ソンジなしがあるということだったが、何もいわなかったら拳2個分くらいのソンジ入りが出てきた。
店内に充満する牛骨のニオいにやられそうになりながら、一口ソンジをかじってみたものの、ダメでした(笑)
スープとご飯だけ頂いて退散。 -
まだおなかがすいているので、ホテルへの帰りがけ飲み客で賑わっていたキムスタチキンという店に入ってみる。
あんまりたくさんでも食べきれないので、パンマリできるか聞いたらOK。
生ビールとあわせて10000ウォンくらいだった。 -
店で食べるつもりだったが、何故かテイクアウトに。
生ビールは空のペットボトルに入れてくれて、大根の水キムチもついてきた。
ケンタッキーよりスパイシーな味わいで、揚げたてだったので美味しかった。 -
翌朝9時すぎの東城路。夜が明けたのに人通りがない。
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なんのあてもないのでとりあえず中心部を散歩することに。
最初に行ったのは2.28記念中央公園。
町中にある静かな公園だった。 -
つづいて国債報償運動記念公園。ここも同じく町中の静かな公園。
することもなくベンチで寝転がっている人がたくさんいた。 -
空港で貰った観光地図によれば、園内にある大きな鐘が見どころということだったので、探していると、図書館を発見。
館内の雰囲気は日本と変わらない。もちろんハングルの本ばかりなので、日本文学コーナーで村上春樹や松本清張などを見つけ出し、読めないので眺める。 -
中央路方面へ取って返し、大邱近代歴史館へ。
もとともと朝鮮殖産銀行大邱支店だったとのことで、ルネサンス様式の重厚な建物。入場無料で日本にもよくあるタイプの? 公的な施設だが、日本統治時代の大邱の町をバスで巡るバーチャルツアーがあって面白かった。 -
つづいて慶尚監営公園へ。
監営に使われていたらしい韓国式の建物があったり、噴水があったりと、のんびりできる雰囲気。おしゃべりに興じるお年寄りが目立った。慶尚監営公園 散歩・街歩き
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西門市場で昼ごはんを食べようと、中央路駅から地下鉄に乗る。
中央路駅は2003年の地下鉄放火事件の現場。
焼け焦げた柱がそのまま残され、事件の教訓を今に伝えている。 -
1号線で明徳駅まで行き3号線に乗り換え。
3号線は地上を走るモノレールで、沖縄のゆいレールや多摩都市モノレールとそっくりだと思ったら、日本製の車両のようだった。 -
西門市場に到着。
5つの地区に分かれており店が通り沿いと建物の中に所狭しと並んでいる。
扱っているものは衣類がメインで、食料品の店も多い。
値段は激安というほどではないが、値引き交渉には応じてくれそう。
広々とした鶴橋駅のガード下といった雰囲気。西門市場 市場
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食べ物屋も各所にあって、食べ歩きのできるコロッケやパンなどのスナック的なものから、キムチチゲ、ビビンバ、ククスなど軽食もある。
キムチチゲを食べたが丼飯にナムルもついてきてボリュームがあった。 -
西門市場からはシティーツアーバスで移動。
2階建てのオープントップバスで風が気持ちいい。 -
大邱タワーへ行こうと、西門市場から2つ先のイーワールド・頭流公園で下車。
入場券を買おうとすると、そこはイーワールドという遊園地の入場口。
タワーは遊園地の施設の一部のようになっており、遊園地を利用すれば園内を通りロープウェーに乗って入口までいけるが、遊園地の入場料もかかってしまう。 -
大邱タワーだけ利用する場合は、駐車場の横から山道を15分くらい上っていかねばならず、入口についた時点でクタクタになる。
大邱タワー (83タワー) 建造物
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展望台入場料は10000ウォン。平日の昼過ぎに訪問したからか、ほぼ貸しきり状態。展望台はそれほど広くはなく、カフェみたいなのがあるだけで、名物のバンジージャンプは休業中。
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大邱の名所、アプ山が目の前に見えるハズなのだが、スモッグがかかっていて眺望はイマイチだった。
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再びシティーツアーバスに乗り、2つ先のアプ山展望台の入口へ。
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バス停からケーブルカーの駅まで歩く。
どんどん山深くなり、渓谷のような景色が広がる。
人気はまったくなく、駅などあるのか?
9月とはいえ内陸の大邱は蒸し暑く、
歩いているだけで玉のような汗が噴き出し、駅につく途中でリタイア。
展望台なら景色はさっきタワーとおんなじようなもんだろうと来た道を戻る。 -
道すがらに洛東江勝戦記念館があったので、バスが来るまで寄ってみる。
大邱は朝鮮戦争の激戦地で北朝鮮の侵攻を食い止めた地点でもある。
「北韓、核ミサイル挑発は亡国の始まり!」(?)、「THAAD配備は5000万国民の安全保障!」(?)的な横断幕が掲げられている。 -
朝鮮戦争で国連軍に参加した国々の国旗。
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前庭には朝鮮戦争当時の戦車や戦闘機などが飾られている。
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館内には朝鮮戦争に関する展示物が並ぶ。
ハングルのみでの説明なので詳細はわからなかったが、
雰囲気でどんな展示なのかはわかった。
在日韓国人志願兵のコーナーなどもあり、
日本語の書いてある展示物もあった。 -
またシティーツアーバスにのり、市内へと戻る。
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金光石通りで降りて、散歩がてら街を歩いて宿へ戻る。
朴正煕元大統領が通っていた大邱師範の赤レンガの校舎の前を通る。
現在の慶北大学付属高校の敷地内にあり、関係者以外立ち入り禁止だった。 -
中には入れないが、通りから見えるところに、朴元大統領直筆の碑があった。
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宿の近くで、観光名所と思しき風情の場所を発見。
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「大邱郷校」とある。
まったく予備知識なしのノーマーク。
後で調べたら1398年に建てられた儒教の教育機関らしい。 -
なんとなく写した写真だが、奥に見える明倫堂が講堂らしい。
入場は無料。訪問者は一人もおらず、住所と名前を記帳して出てくる。 -
一旦、宿に戻り昨日行けなかった野球観戦。
サムスンライオンズパークへ。大邱スタジアム スタジアム・スポーツ観戦
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この日は張孝祚という元選手のレジェンドデーだった。
通算打率.331の韓国プロ野球記録保持者で、2011年に若くして亡くなっている。訪問した9月7日は命日だった。 -
チケット売り場はたくさん窓口があり並ばずに買える。
せっかくなので奮発して3万ウォンの1塁側テーブル席のチケットを購入。
窓口のおネエさんにはサムソンは3塁側だけど良いのか? と聞かれたが、
ホーム側だと混んでそうなので、あえて1塁側にした。 -
天然芝のうつくしいグラウンド。
左中間、右中間の膨らみがなくちょっと狭め?
キャパも日本の球場と比べると少なそう。 -
外野には寝転びながら観られる芝生席がある。
日本の芝生席は客が入らないところに、とりあえず芝敷いとけ見たいな感じだが、
ここはあえて高い位置に作ってあるので寝転がっても見やすいかもしれない。 -
バックスクリーンの下には砂場がある。
韓国では子どもたちに人気? の施設らしいが、
この日は未開放なのか誰もいなかった。 -
アメリカや日本と同様に韓国の球場もボールパーク化が進行中。
内野スタンド下にかなり立派なフードコートがあった。 -
過去の優勝エンブレムが飾ってある。
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椅子に座ってゆっくりできる。テレビもある。
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レフトポールの下はテラス席になっており、フードコートで買った料理をここで食べることもできるようだった。
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フードコートでペットボトル入りのハイトビールと、プルコギピザを買って席に行く。目の前がバッターボックスのなかなか良い席。記者席のようにテーブルがあるので食事もしやすい。
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席番号は1列目の1番。ベンチの真上。
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後ろにも誰もいない。
このエリアだけスッポリと客がおらず、
貸しきり状態だった。 -
この日の注目は日韓通算600号ホームランにあと2本と迫っている李承燁。
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で、李承燁の打席。
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目の前がバッターボックスなので、
コンパクトデジカメでも望遠を使うと、
Numberみたいな写真が取れる。ブレてるけど(笑) -
とってとられての大味な試合展開。
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1塁側KTウィズ応援団。お笑い芸人みたいな団長がお客さんを鼓舞する。
♪KTウィズ、ホッホッホー、KTウィズ、ホッホッホー、KTウィズ、ホッホッホー、
同じフレーズを連呼。点が入ると肩を組んで喜び合う。
拡声器を使ってガナりたてるのでウルさい(苦笑) -
向かいの3塁側、サムスン応援団。
さすがは世界のサムスン。チアリーダーは韓流アイドル並みのおウツクしさで露出も多め。 -
応援団の下、3塁ベンチでは李承?奮が若手選手と打撃談義に花を咲かせる。
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李承?奮の4打席目だか、5打席目、強いゴロの打球を打つと一塁手だったか、二塁手だったが弾いた。エラーかなと思ったがヒットになる。なんとこれが日韓通算2000本安打だった。
600号ホームランは見られなかったが、2000本安打が見られた。 -
花束を受け取る李承燁。セレモニーはあっさりめ。
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試合はKTが勝利。選手がハイタッチをしてベンチに戻ってくる。
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球場にライオンズチームストアがあった。
帰りがけによって見ると、ユニフォームや応援グッズのほか、
普段も着れそうなセンスの良いアパレル類があり、なかなかの品揃え。
ただ値段は日本並みに高い。 -
宿に帰る前に昨日のチキン屋で夜食を購入。
半羽のチキンを買うと、大根のつけもののほか、今日はコールスローもついてきた。
ビールはハイトは薄いので、コンビニでサッポロを購入。ちょっと高かった。 -
11時発の飛行機に乗るため、9時ころ宿を出て、半月堂からバスで空港に向かう。
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バスは前払い式。運転手に「いくらですか?」と尋ねたがヒアリングができず、聞き返すと200ウォンだけ聞き取れ、後ろに人が並んでいる焦りも手伝い100ウォンコインを2枚だけ入れて通過しようとしたら(そんなに安いはずがないんだけど)、運転手にものスゴい勢いで怒鳴られる。コワいなあ、もう。
料金は運賃箱に書いてあった。 -
市内を走り30分以上バスに揺られる。
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大邱国際空港には9時45分頃に到着。
大邱国際空港 (TAE) 空港
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便数が少ないからか、出発ロビーに人はおらず。地方空港の趣。韓国のナゴヤにしてはさびしい光景。
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なんだかんだで出発1時間前。朝食がまだだったので食事できるところを探したが、売店すら見つからず。ようやく出発ロビーの端のほうで食堂を発見。
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メニューが掲示されており、オバちゃんから食券を購入し、できた料理はお盆にのせて自分で運ぶ社食スタイル。
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せっかくなので韓国料理を食べようとカルビタンを注文。まだ10時過ぎだが、旅先なのでハイトも飲んだ。もちろん生はなく、缶がそのまま出てくる。
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搭乗手続き、通関後の待合室。
免税店はあるが、売っているのはタバコや化粧品だけ。大邱土産の類はなし。
昨日の野球の結果が見たいので新聞を買おうとしたが売店もない。あるのは自販機だけ。もし出発ロビーの食堂で食事をしなければ、食いはぐれるところだった。 -
GATE2とあるが、国際の出発ゲートは2つしかない。
10時半すぎに搭乗開始。 -
帰りはティーウェイ航空211便。大邱11時発、成田着13時15分予定。
シートピッチはこんな感じ。 -
ほぼ定刻に離陸し、成田着は13時前。
往路も帰路も飛行時間が予定より短かった。
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この旅行記へのコメント (2)
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- shunさん 2016/11/05 08:17:46
- 初めまして!
- 100円ライター 様
初めまして。
shunと申します。
ライオンズパーク行かれたんですね。
開放的で綺麗な球場ですよね。
MLBの球場みたいでした。
私も今年の夏行きましたので、よろしければご覧ください。
真夏のテグは38度超えで暑かったですが、いかがでしたか?
- 100円ライターさん からの返信 2016/11/14 01:56:32
- RE: 初めまして!
- shun様
はじめまして。
100円ライターと申します。
メッセージいただきましてありがとうございます。
大邱は暑かったですね。9月に行ったんですが、やはり30数度はあったと思います。
アプ山のケーブルカー乗り場にたどり着く前の坂道でリタイアしたくらいですので(笑)
旅行記拝見させていただきました。
スカイドームも日本にはないタイプの球場で面白そうですね。
機会があれば行ってみたいと思っています。
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