１日で４回国境越え、５ヶ国訪問しました

2015/05/08 - 2015/05/08

目に見えない１本のラインを境に文化や言語、社会も雰囲気もガラッと変化する国境越えは、日本ではできない海外旅行の大きな楽しみ。
クロアチア、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、スロベニアの５ヶ国を１日で通過、国境越えを満喫しました。

エリア ハンガリー

1ヶ国目はクロアチア。朝のザグレブ中央駅。

ザグレブ中央駅ホーム。列車＋自転車の旅もいつかやってみたい。

朝7:25のザグレブ発ウィーン行き長距離列車に乗車。

日本では殆ど見かけなくなった食堂車も連結。

車内の様子。

ザグレブを定刻に出発。郊外の風景。

近郊の駅を通過。郊外からザグレブへ向かう人たち。

線路端に小さな教会を見かけた。

30分少々で今日２ヶ国目のスロベニアに入国。

入国してすぐ、国境駅のDOBOVAに到着。

20分ほど停車時間があるので、ホームで外の空気を吸っていたら、車内に戻れ、と怒られた。

車内で出入国手続き。意外にもクロアチアはシェンゲン外、今や珍しくなった欧州列車内でのパスポートコントロール。
警察犬も乗り込んできて、かなり真面目にやっていた。

スロベニアに入ると、世界の車窓からに出てきそうな、のんびりした景色が続く。

本当に鏡のような川面に景色が写りこんで美しかった。

途中の駅。必ず駅員が出て、列車を見送る。昭和時代にタイムスリップしたような雰囲気がたまらなくいい感じ。

３ヶ国目、オーストリア入国。国境駅Spielfeld。

いきなり西欧感を醸し出す、オーストリア国鉄のグラーツ行き近郊列車。

グラーツからは利用客が多く、車内は満席に。

グラーツを過ぎ、アルプス越えにかかる。

峠のゼメリング駅。このアルプスを越える区間は、ゼメリング鉄道として世界遺産に登録。

スイスアルプスほど急勾配さは感じられないが、かつてアルプスを鉄道で越えるのは大変な偉業だったのだろう。

徐々に峠を下る。

景色がいいのは残念ながら反対側の車窓。。

終点のウィーンまでは行かず、13:30頃、少し手前のWiener Neustadtで下車、ハンガリーへつながるジュール・ショプロン・エーベンフルト鉄道に乗り換え。

東欧感満載の、レトロな雰囲気がいい感じ。

車内の様子。

40分ほどオーストリア領内を走り、今日４ヶ国目のハンガリーに入ってすぐ、ショプロン着。地図を見るとショプロンの街だけオーストリア領内に食い込んでいるが、第一次大戦後、周囲の地域がオーストリア入りを希望したのに対し、ショプロンだけハンガリーを希望したためとのこと。

ハンガリーは初訪問。素通りはもったいないので、1時間ほど時間をとって街歩き。中心部、ハンガリー国旗がはためく。

駅から少し歩いて旧市街と火の見塔。

火の見塔からの景色。

旧市街を俯瞰。

再びショプロン駅。

今度はピカピカの最新型車両で、ジュールまで。

車内、Wifiも完備。日本とのやり取りもサクサク。

モニター右上の日付表示に注目。欧米では普通、月・日・年、または日・月・年の順だが、ハンガリーでは日本と同じ、年・月・日となるのを発見。
こんなところに共通点があるのは、ハンガリー人が元々アジア系の人々だからか。

地図上に現在地も表示。

菜の花のシーズン。

途中の小駅。

青い空、広い大地。

1時間半でジュールに到着。

ジュール駅。

せっかく来たので１時間少々、旧市街を街歩き。

ドナウ川に架かる橋。

一人乗りカヌー(?)の練習中。街の中心をドナウ川が流れる。

ジュールの旧市街。

駅を挟んで街と反対側のバスターミナルへ。

夜7時すぎ、バスでスロバキアの首都、ブラチスラバへ向かう。

シートは液晶モニター付。
チェコのバス会社が運行するプダペスト発プラハ行きで、ジュールからブラチスラバまでの途中区間を乗車。1時間少々で9ユーロ。

途中から高速道路をひた走る。

スロバキアとの国境付近、トレーラーの行列。
国境ゲートを通過して今日５ヶ国目のスロバキアに入国。パスポートチェックは全くなし。

ブラチスラバの街が見えてきた。

夜8時すぎに今日のゴール、ブラチスラバのバスターミナルに到着。

旧市街から、ライトアップされたブラチスラバ城を見上げる。

屋外で映画を楽しむ人たち。

東欧感いっぱいの、レトロな路面電車。