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毎年7月末に日本一の移動式野外劇が、烏山(からすやま)で「山あげ祭」が見られます。<br /><br />道路上に、御拝、舞台、座敷、波松、舘、前山、中山、大山等が配置され、常磐津の三味線と唄にのって、地元の踊り子が洗練された美しい踊りを披露します。<br />舞台背景の3つの山は竹枠に和紙を貼りその上に山水を描いた「はりか山」です。「はりか山」の景色は歌舞伎の進行にあわせ変わっていきます。<br />舞台の設置時に大きな山を人力であげることから「山あげ」と呼ばれています。<br /><br />山あげ祭は時間、場所、芸題を変えながら、3日間に17回行われ、国指定重要無形文化財です。<br />祭舞台の移動と設置は、地元の若衆が力をあわせてやっています。<br />

野外歌舞伎の烏山「山あげ祭」(栃木)

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2016/07/23 - 2016/07/23

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かっちん

かっちんさん

毎年7月末に日本一の移動式野外劇が、烏山(からすやま)で「山あげ祭」が見られます。

道路上に、御拝、舞台、座敷、波松、舘、前山、中山、大山等が配置され、常磐津の三味線と唄にのって、地元の踊り子が洗練された美しい踊りを披露します。
舞台背景の3つの山は竹枠に和紙を貼りその上に山水を描いた「はりか山」です。「はりか山」の景色は歌舞伎の進行にあわせ変わっていきます。
舞台の設置時に大きな山を人力であげることから「山あげ」と呼ばれています。

山あげ祭は時間、場所、芸題を変えながら、3日間に17回行われ、国指定重要無形文化財です。
祭舞台の移動と設置は、地元の若衆が力をあわせてやっています。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 山あげ祭<br /><br />日本一の移動式野外劇が、平成28年7月22・23・24(金土日)に烏山(からすやま)で行われました。<br /><br />国指定重要無形文化財のお祭りです。<br />

    山あげ祭

    日本一の移動式野外劇が、平成28年7月22・23・24(金土日)に烏山(からすやま)で行われました。

    国指定重要無形文化財のお祭りです。

  • 宇都宮駅<br /><br />宇都宮から烏山線乗り入れる列車に乗ります。<br />

    宇都宮駅

    宇都宮から烏山線乗り入れる列車に乗ります。

  • 烏山線はディーゼルカー<br />

    烏山線はディーゼルカー

  • ひまわり畑<br /><br />烏山線の鴻野山駅前はひまわりが満開。<br />

    ひまわり畑

    烏山線の鴻野山駅前はひまわりが満開。

  • 烏山駅に到着<br /><br />烏山線には宝積寺(ほうしゃくじ)や大金(おおがね)など、縁起のいい名前の駅があり、七福神をキャラクタにしています。<br /><br />烏山駅は毘沙門天が飾られています。<br />

    烏山駅に到着

    烏山線には宝積寺(ほうしゃくじ)や大金(おおがね)など、縁起のいい名前の駅があり、七福神をキャラクタにしています。

    烏山駅は毘沙門天が飾られています。

  • 烏山駅<br /><br />大正12年に開業した烏山線の終点駅です。<br /><br />駅舎は最近改築されています。<br /><br />

    烏山駅

    大正12年に開業した烏山線の終点駅です。

    駅舎は最近改築されています。

  • 烏山駅の腕木式信号機<br /><br />昭和52年まで使用されていた信号機です。<br />

    烏山駅の腕木式信号機

    昭和52年まで使用されていた信号機です。

  • 烏山周辺の地図<br /><br />山あげ祭は6町内が輪番で行われます。<br /><br />これから見に行くところは、山あげ通りの仲町です。<br />

    烏山周辺の地図

    山あげ祭は6町内が輪番で行われます。

    これから見に行くところは、山あげ通りの仲町です。

  • 駅前通り<br /><br />町の中心は駅前から10分ほど歩いたところにあります。<br />

    駅前通り

    町の中心は駅前から10分ほど歩いたところにあります。

  • 山あげ祭の提灯<br />

    山あげ祭の提灯

  • 野外劇の山あげ祭<br />

    野外劇の山あげ祭

  • 八雲神社の神輿<br />

    八雲神社の神輿

  • 古い建物の商店<br />

    古い建物の商店

  • 石造りの蔵屋敷<br />

    石造りの蔵屋敷

  • 島崎酒造<br /><br />東力士という造り酒屋さんです。<br /><br />少し離れたところに洞窟の酒蔵があり、見学させてもらえます。<br />

    島崎酒造

    東力士という造り酒屋さんです。

    少し離れたところに洞窟の酒蔵があり、見学させてもらえます。

  • 仲町の山あげ祭<br /><br />坂を上がったところの車道が開演場所になっています。<br /><br />

    仲町の山あげ祭

    坂を上がったところの車道が開演場所になっています。

  • 山あげ祭の舞台<br /><br />舞台の背景に山水を描いた「はりか山」がそびえています。<br /><br />奉納余興で演じられる芸題は歌舞伎の「将門」です。<br /><br />9:30になり、始まります。<br />

    山あげ祭の舞台

    舞台の背景に山水を描いた「はりか山」がそびえています。

    奉納余興で演じられる芸題は歌舞伎の「将門」です。

    9:30になり、始まります。

  • ガマの妖術を使う怪しい女があらわれます<br /><br />大きなガマ蛙に乗っています。<br />

    イチオシ

    ガマの妖術を使う怪しい女があらわれます

    大きなガマ蛙に乗っています。

  • 美しい人です<br />

    美しい人です

  • 何やら読んで・・・<br />

    何やら読んで・・・

  • 古御所から姿をあらわす光圀<br /><br />平将門滅亡後、源頼信の命を受けた大宅太郎光圀(おおやのたろうみつくに)は、不気味な空気を感じ目を覚まします。<br />

    古御所から姿をあらわす光圀

    平将門滅亡後、源頼信の命を受けた大宅太郎光圀(おおやのたろうみつくに)は、不気味な空気を感じ目を覚まします。

  • おいっ、怪しいもの<br /><br />不審に思った光圀が駆け出し、女に斬りかかろうとします。<br />

    おいっ、怪しいもの

    不審に思った光圀が駆け出し、女に斬りかかろうとします。

  • おぬしの名は?<br /><br />京の都の島原の「如月(きさらぎ)」というものです。<br />

    おぬしの名は?

    京の都の島原の「如月(きさらぎ)」というものです。

  • 如月は色仕掛けで光圀を味方に引き入れようとします<br />

    如月は色仕掛けで光圀を味方に引き入れようとします

  • 如月が「信じてぇ〜」<br /><br />半信半疑の光圀<br />

    イチオシ

    如月が「信じてぇ〜」

    半信半疑の光圀

  • 山の景色が変わっていきます<br /><br />紐を下から引くと、裏に描かれている景色に切り換わります。<br />

    山の景色が変わっていきます

    紐を下から引くと、裏に描かれている景色に切り換わります。

  • 花見の季節に<br /><br />京の嵐山を回想しているようです。<br />

    花見の季節に

    京の嵐山を回想しているようです。

  • 光圀は・・・<br /><br />将門の娘、滝夜叉姫(たきやしゃひめ)であろうと察し、かつての将門の乱の模様を詳しく語り始めます。<br />

    光圀は・・・

    将門の娘、滝夜叉姫(たきやしゃひめ)であろうと察し、かつての将門の乱の模様を詳しく語り始めます。

  • 如月は父の最期の話を聞き・・・<br />

    如月は父の最期の話を聞き・・・

  • 如月は涙を流し始めます。<br /><br />涙をふく長い晒(さらし)??<br />

    如月は涙を流し始めます。

    涙をふく長い晒(さらし)??

  • 首に掛けられて<br />

    首に掛けられて

  • なぜか、引っ張りあい<br /><br />この後、如月は将門の形見である相馬綿の御旗をはずみで落としてしまいます。<br />

    なぜか、引っ張りあい

    この後、如月は将門の形見である相馬綿の御旗をはずみで落としてしまいます。

  • これは形見の御旗ではないか<br />

    これは形見の御旗ではないか

  • おぬしは滝夜叉姫だ<br />

    おぬしは滝夜叉姫だ

  • そりゃ〜召しとれ〜<br />

    そりゃ〜召しとれ〜

  • その通り、私は将門の娘よ<br />

    その通り、私は将門の娘よ

  • 滝夜叉姫のガマの妖術で、光圀はタジタジ<br />

    イチオシ

    滝夜叉姫のガマの妖術で、光圀はタジタジ

  • やがて大立ち回り<br />

    やがて大立ち回り

  • 突如、雷鳴が<br />

    突如、雷鳴が

  • 激しい雷鳴が続き<br />

    激しい雷鳴が続き

  • 滝夜叉姫はガマに乗り、消えてゆきました<br /><br />これで終わりですが、野外で見る歌舞伎は迫力があり感動します。<br /><br />では、駅に戻ります。<br />

    滝夜叉姫はガマに乗り、消えてゆきました

    これで終わりですが、野外で見る歌舞伎は迫力があり感動します。

    では、駅に戻ります。

  • 烏山通運の石造り倉庫<br /><br />昭和14・15年に建てられた重厚な石造り倉庫が駅前にあります。<br /><br />バットレスという側壁を支える補強用のでっぱりが特徴です。<br />

    烏山通運の石造り倉庫

    昭和14・15年に建てられた重厚な石造り倉庫が駅前にあります。

    バットレスという側壁を支える補強用のでっぱりが特徴です。

  • 帰りの列車は弁財天マーク<br /><br />滝夜叉姫ではありません(笑)<br /><br />この後、野木のひまわりフェスティバルへ向かいます。<br />

    イチオシ

    帰りの列車は弁財天マーク

    滝夜叉姫ではありません(笑)

    この後、野木のひまわりフェスティバルへ向かいます。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • PHOPHOCHANGさん 2016/09/07 11:16:01
    迫力有る催しでしたよね
    楽しませていただきました!
    自分も翌日行ってました(旅行記作成済み)が、将門は夜見たので、此処まで細かい描写を理解してませんでした。
    また狭い通りで演じる方が更なる迫力を感じますね。
    にしても、凄いのに意外と知られてないのは勿体無い気もしますが、これから文化遺産に登録されると人が押し寄せるようになるのでしょうね。それはそれでどうかと思います(^_^;

    ひまわりには全然注意を払って無かったので、次も楽しみにしております♪

    かっちん

    かっちんさん からの返信 2016/09/07 11:49:29
    RE: 迫力有る催しでしたよね
    PHOPHOCHANGさん

    こんにちは

    PHOPHOCHANGさんの旅行記に山あげ祭が投稿されているのを知っています。
    翌日に行かれていたのですね。

    私は以前、山あげ会館を訪れてこの祭りのことを知り、いずれ行こうと計画していました。
    意外と知られていないお祭りなので、私たちの旅行記を見て来年行く人が増えそうですね。

    将門の物語は後日内容を調べ、写真を見ながらあの場面だったなと突き合せてみました。
    事前に演目の物語を理解しておくと、楽しみが増しますね。

     かっちん

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