2016/08/18 - 2016/08/26
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cokemomoさん
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サントリーニ島といえばエーゲ海、思わず「っみなみ~に向いてる窓を開け~」と懐かしのジュディ・オングが浮かんでくるおばちゃん。ロマンチックである、愛欲である。だが、しかしおばちゃんのサントリーニ島にはそんなものは何もなかった!
汗と砂埃とふウンに彩られたサントリーニ島・・嗚呼。
8月18日(木)夜成田空港出発、イスタンブール経由
19日(金)午前8:25アテネ空港着、午後14:00アテネ発イラクリオンへ
イラクリオン泊
20日(土)イラクリオンとクノッソス宮殿 イラクリオン泊
21日(日)午前9:00の船でサントリーニ島へ
アクロティリ見学 フィラ泊
22日(月)ネア・カメニ(火山島) フィラ泊
23日(火)午前11:40飛行機でアテネへ アテネ泊
24日(水)アテネ観光 アテネ泊
25日(木)アテネ観光 夜22:25アテネ発
26日(金)イスタンブール経由19:10成田空港着
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 航空会社
- エーゲ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
クレタ島から高速フェリーで2時間、サントリーニ島のアティニオス港に11時過ぎに到着。
港や船の様子は旅行記①交通機関編にまとめてありますので、よろしければ。。。
http://4travel.jp/travelogue/11163719 -
海からまっすぐ切り立った断崖の島。上面だけに白い町が広がって、ケーキの砂糖飾りのよう。人気があるのもわかる特別な景観の島だ。
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フィラのバスターミナルから坂道を上がってまた下ってホテルに荷物を預けたら、まずは昼食です。(石畳の坂道でスーツケースを転がすのにちょっと苦労しました)
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ギロピタ〜。トルコのドネルケバブロールと似てるけれど、フカっとしたピタパンを使っているのがギリシャ流?嫌いな具は抜いてもらえるよ。
ギロピタ二つとビールとコーラで8.5ユーロ。諸事物価お高めのサントリーニ島ではありがたいです。もちろんおいしい、また食べたい! -
フィラのバスターミナルに戻ったら、ここからアクロティリに出かけます。
「アクロティリ」と係員が叫んだバスに乗り込み、車中で巡回してくれる車掌さんから切符を購入。片道2ユーロ。夏の日中はバスは30分おきにありました。
25分ほどで海に突き当たって「アクロティリー」とまた声がかかった。
ちなみにこの海のところが終点で、フィラに戻る時もここから乗れます。
行ってないけれどここから歩くとレッドビーチにも行けるようで、標識がありました。 -
くっきり二層に分かれた地層。
下の白っぽい層はきっと火山灰、手でひっかくとホロホロと崩れた。
想像以上の脆さに焦っちゃったよ。
サントリーニ島は火山の噴火の繰り返しで今のような姿になったことを妙に納得。 -
「アクロティリ遺跡」
紀元前1500年頃の噴火で、この町は火山灰に覆われて廃墟になって長い時間そのままだった。その経緯はイタリアのポンペイ遺跡と似ているけど、こちらからは人的被害の痕跡は出てないとのこと。余震など前触れがあって住民は避難していたらしい。
ホッとする話。
あ、入場は一人12ユーロ、ちょっと高いけれど見ごたえありますんで・・ -
この遺跡の素晴らしいところは、まず屋根で覆われていること!
簡素なものだが直射日光を避けられるのがどれだけ有り難いことか。遺跡をゆっくり見て回れます。周囲を取り囲む通路もあるし、こんな風に遺跡の中を歩くこともできる。お触りも可能(*^^*) -
中に入ってみたいなあ。間口などはもちろんセメントで補強してある。さまざまな出土品や壁を彩っていたフレスコ画は修復復元(付け加えられた部分の方が大きいにしても)されて、先史博物館やアテネの考古学博物館に展示されている。
先史博物館には明日行くよ! -
・・・ギリシャはご存知財政破綻の国である。きっとこのアクロティリ遺跡のための予算なんて無いに等しい状態なんだろう。途中で作業が止まってしまった感が半端ない。こうして応急処置をしたままの箇所がたくさんあった。
いつかもっと作業が進めば、また何か素晴らしいものが出てくるかもしれない。
自費でクノッソスを発掘したエヴァンズ卿のような人が現れないものかねぇ。 -
遺跡を出ると通り沿いにこのような露店が。垂れ幕には「発掘のために協力してください」とあって、ミュージアムグッズを売っていた。お値段高め。
「この人たちの今夜のビール代になるんじゃ?」若干の猜疑はあるが、お気に入りの出土品のマグネットを5つ購入、3ユーロ×5個。
後々(アテネでの話です)、ここでマグネットを買った自分を大いに褒めることになるとは、おばちゃんは知る由もなかったーー -
約1時間半遺跡を見学、バス停の前のカフェでビールとフラッペ(ギリシャ風アイスコーヒー)。遺跡は程よい規模で(大きすぎるとバテる)見応えがあったし、海はきれい、バスはほぼ時間通りの運行だし、ご満悦である。
フィラのバスターミナルに戻りホテルへ。
汗を流して昼寝、黄金の午後だね。 -
こちらのカフェにはサントリーニ島の地ビールがあった。
ロバのラベルがかわいい。赤ラベルのものもあったよ。
なかなかレアなものらしく、ここでしか見なかった。 -
お宿はツェコス・ヴィラ(Tzekos Villas)
サントリーニ島でよく見かける崖の斜面を使った白いホテル。
受付は上階にあり、客室は下へ下へと伸びる。
おばちゃん達の部屋は106。狭い階段を荷物を持ってヨロヨロ下りる。これ、、出発のときは上りになるのか(当たり前)。 -
客室のドアの前にはテラスがある。これはこの部屋のテラスで、つまり2泊3日間おばちゃん達の神聖にして侵すべからざるテラス、きゃっほー。
青い海に浮かぶ火山島(*^^*)、明日はあれに登るよ。 -
部屋の様子。細長いワンルームを奥のベッドから撮ってみました。写真での奥が入り口側で、青く見えてるのがシャワーとトイレ。なかなか殺風景だよ。2泊で570ユーロ。この簡素なお部屋が570ユーロ。シーズンのサントリーニ島は恐ろしいとこだ。
入り口側、白いシェードの下にある立方体はーー -
なんとジャグジーであった。玄関開けたらジャグジー、どういう間取りなんだ?
若くもなく熱情もないおばちゃん夫婦はこんなもんでテンションは上がらない。
活け魚を出す居酒屋の生け簀みたい。
しかし!
この部屋の最大の問題はレイアウトでも生け簀でもなくエアコンが故障していることだった!フォントを倍にして赤字太字に強調点もつけたいくらいだ。
生け簀に面した窓は嵌め殺しだし、生け簀のせいで湿度もたっぷり。テラスに出ると強烈な日差しが白壁に乱反射して暑いわ眩しいわで、八方ふさがりとはこのこった。 -
日没、神々しくもロマンチックなサントリーニの夕日。
それがなんだ??修理はまだか??
半ベソで部屋を変えてと頼むおばちゃんに、扇風機があてがわれた。うー、微妙。
7時と言われた修理は8時頃来た。室外機のガスを補充してくれたがしばらくしてまた動かなくなった。 -
暑くてもお腹は減るので夕食。ギリシャといえばムサカだね。
-
タコのグリルにお米のサラダ添え。
ビール、お水、オリーブにパンで35ユーロ。
あれ、、おまけのデザートとかないんだ、、
なんかサントリーニ島ってイマイチかも?
エアコンの故障と重なって、この麗しの世界的人気観光地に不信を覚える。 -
翌朝、ホテルのプール。
エアコンはなくとも実は扇風機効果でグッスリ寝たおばちゃんであった。
それはさておき。
前夜のうちにホテルと話をして、火山ツアーに参加している間は荷物を預けておいて、その後近くの別のホテルに移ることを決めていた。費用は支払済の部屋代で充当してもらう。荷物もスタッフが持ってくれるという。
(部屋を空けてエアコンを取り替えるそうだ)
スタッフはとても親切で誠実に対応してくれたと思う。こちらの不運だけでホテルに問題はないとちゃんと書いておこう。
でも玄関開けたら生け簀の106号室はオススメしないよ。 -
ダンナさんお楽しみの火山島ツアーはオールドポート11:30出発。その前にバスターミナルのすぐ近くにある「ティラ先史博物館」見学。
開館は8:00から15:00、入場料は6ユーロ。
古びた博物館で見学客はたいへん少ない -
金属のヤギ(多分・・)
踏ん張った太い足がたまらん。 -
焼き鳥の焼き台(かもしれない)
牛の顔が付いているから焼き牛用かもしれない。 -
絵付きのアンフォラ
水玉模様の牛が描かれているのを分かっていただけるのだろうか。裏の方にはイルカや鳥の絵もあって、愉しい逸品。 -
多分この博物館で一番有名なフレスコ画はこちら。
・・・おばちゃんがはるばる会いに来たのに、あなたは東京に出稼ぎに行ってるのね・・・ -
そしてネア・カメニ島火山ツアーに向かいます。
ホテルで昨日のうちに申し込み(一人18ユーロ)。おばちゃん達が申し込んだのは、硫黄泉が湧く海水浴もイアの夕日もついてないタイプ。ただ火山に行って登って降りるだけ。
まずは船が発着するオールドポートへ。崖下にある小さな港です。
暑い中さらに火山(一応活火山です)に登るってどうなんだろう。 -
フィラの町からオールドポートまでの手段は三つ。
ケーブルカーで3分、ロバに乗って20分、600段ある階段を歩いて降りて30分とホテルのスタッフから説明を受けていました。 -
普段から週末ジョギングなどして(イヤな趣味だよ)元気なダンナさんが選んだのは「階段を歩いて降りる」だった。そうなるだろうなと思っていたから、驚かなかったけれど(驚かないからといって嬉々としてたわけじゃないよ)・・・
この道はロバと共用なんである。臭くてウンの落し物がいっぱいの道。乾燥して土のようになったブツからお届けしたてのフレッシュなブツまで、形態形状は様々。
踏みたくない!
九十九折の坂道からは海が見えていい景色だったらしいが、おばちゃんは下ばかり見て歩いた。 -
なんかさ・・こういう道を薄ーいゴム草履(あえてビーチサンダルとは呼ばず)で、足元も見ずにペタペタ歩く外人ってスゴイ。
ヒェッ、ロバ溜まり!人が通るところがないじゃん・・
港に着いた時は疲労困憊呆然自失。ウンを避けるために不自然な歩き方をしたせいかな。
それなのに・・少し前のものとはいえウンをちょっと踏んじゃってガックリ。 -
オールドポートのカフェで休憩(ビールとフラッペ)していると、乗船する船が近づいてきた。ここに来る前にどこかに立ち寄ったのだろうか、船上にはかなり大勢の人がすでに乗船していて満席に近かった。
火山ツアー人気あるんだ?? -
15分もするとネア・カメニに到着。約1時間半の自由時間になるが、まぁ火山に登るより他にすることはないのだよ。
入山料一人2.5ユーロ。
火山ツアーと銘打ってた割には火山に入る料金は含まれていないのか・・・
ネア・カメニにはお店などは何もありません。お水などは必ず持参しておいたほうがいいです。もし忘れてしまったら船の中のバー(飲み物を売っている)で買えると思いますが・・ -
同じ船で来た人達、また別のコースで来た人達、大勢の人々が火山に登っていくよ。
写真に見える船はMSC社のクルーズ船。巨大客船が着港できるような大きい港はないので、沖にとどまり乗客は小さなボートに乗り換えてサントリーニ島に上陸するんだね。 -
溶岩が冷えて固まったらしい黒くゴツゴツとしたところと、火山灰が堆積したらしい灰色でサラサラのところとはっきり分かれていて面白い。
さっきまでいたサントリーニ島もよく見えます。
島の上の平らな部分だけで人が暮らせる。
白い町が雪のようでもあり生クリームのようでもあり。 -
鉄分が含まれているのだろう、赤みを帯びた岩石が積み重なったところもあった。
おばちゃん達も登ってみたよ。
青い空青い海、サントリーニの白い町、白い尾をひきながら海を行く船。
完璧だ、決まりすぎだ。 -
火口付近。
あ、つ、い、よ〜〜。想像してたよりずっと雄大な眺め。火口の周りを一周してみるよ。 -
写真には撮れなかったけれどうっすらと湯気が出ていた。
少し硫黄の匂いがする。その硫黄の成分で黄色っぽくなっているところがある。
暑さと600段のウンまみれ階段降りとで少々機嫌が悪かったおばちゃんだが、実は火山登りは相当楽しかった!ネア・ケメアに立ってサントリーニ島を眺めると、火山のカルデラが海になりサントリーニ島はその外輪であったことがよく感じられます。
というわけでオススメです。 -
船着場まで戻って足元を見る。ウヘェ靴が真っ白。
ウェットティッシュで拭いた方と並べてみると、こんな感じ。さっきはちょっとウンを踏んじゃったし火山灰を被りまくるし、靴にとってはハードでありました。
もっとしっかり足ごしらえしてる人もいたが、ペラペラのゴム草履に裸足という人もいてそれぞれ。
ロバの階段でも思ったが、ゴム草履組の人の気は知れないことよ。足裏が丈夫なんでしょうか。 -
船着場でしばし待機。
いつの間にか他のツアーの船が合流、船は三隻に増えていた。
この火山島でパレア・カメニに行く人、オールドポートに戻る人、1日ツアーでティラシア島に行く人と改めて振り分けられるのだった。
おばちゃん達はオールドポートに戻り、今度はケーブルカーで(^^)フィラの町へ。
ケーブルカーは一人5ユーロ、2分ほどの乗車時間です。
*ケーブルカーとロバはそれぞれ片道5ユーロと知って愕然!ロバは安すぎませんかね? -
ご機嫌で火山ツアーを終えたら、別の不安が持ち上がってくる。
そうだ、この後ホテルを移動しなくちゃいけないんだ。どんなところだろう?
いやいや、少々問題があっても1泊のことだから何とかなるよ!
移動した先はHotel THIREAS
この写真は日没後散歩に出た時に撮りました。 -
エアコンが壊れていませんように!
おばちゃん達は鉢植えの手前にドアがある部屋に案内された。 -
ほぉ・・冷房は効いてるね。
-
こ、これは・・・
予約するホテルを検討している時にここも候補にしていたことを思い出した。予算が少し高いこともあったけれど、何よりもこの丸いベッドがイヤな感じで外したのだった。うーむ、ここに泊まることになるとは・・しかも丸いベッドも別に寝転がっていると問題ないし。
初めからこちらにしておけば面倒なこともなく過ごせたのか・・・ホテル選びの難しさを改めて感じたおばちゃんでありました。
念のために書くが、玄関開けたらジャグジーに惹かれてツェコスを選んだわけではないよ。予約サイトなど調べた時はもっと普通の間取りの写真だった。 -
夜になると猫が遊びに来てくれた。まだ子猫だろう。かわいいかわいい。
-
黄昏時のフィラの町
夕食に出かけよう。 -
サントリーニ島特産という白ナスのフライ。
う〜〜〜んと、普通のナスでいいのでは?という味。 -
スーパーアンチ・アルデンテの魚介パスタ
驚いた(@@)何の抵抗もなく上下の歯がぶつかるパスタ。
隣のテーブルでは女性がパスタを一口食べただけで手をつけず、心配した給仕さんに「I don't like this.」と言い切っていたので、きっとこのお店は繁盛店ではあるがパスタは外れということなんだと思う。 -
夜のフィラの町
光が白さを増していて、各ホテルでライトアップしているプールの水色も美しい。
明日はアテネに向かうが、ちっとも名残惜しくない。
観光したところ(アクロティリ、先史博物館、火山)は楽しかったけれど、それ以外はなんだか冴えなかった・・というかトホホな感じでありました。
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