富士登山と箱根

2016/08/27 - 2016/08/29

最近、夫がちょっと歩くと「膝が痛い」だの言うようになったので
夫の老化がこれ以上進む前に、いつかは一緒に行こうと思っていた富士山へ登ってきました。
私は15年ぶり2度目の富士登山です。

初めは登山を渋っていた夫も、行くと決めたら覚悟したようで「行くからには山頂まで行く」と。
迷走してる大型台風10号が南大東島付近の海上にあり、天気予報は悪くなる一方
帰りは雨に降られる覚悟で行きましたが、予想よりも早く降り始め、土砂降りの中の下山となりました。

心配していた夫の膝ですが、私がフルマラソンの時に愛用してる「ひざかんたん」を両足に装着していったおかげか、痛がること無く元気に降りて来れました。
一方私は、山頂で食べたチョコレート菓子に胸焼けし、胃薬飲みながら下山。
覚悟してた(軽い高山病で)頭痛とダブルパンチ、それに土砂降りの雨、最後(7合目位から）はカッパから染みた雨でずぶ濡れになり、非常に過酷な下山となりました(^^;

雨具はoutdoorメーカーの物でしたが、ゴアテックスでは無く、ものすごい土砂降りだったので雨量に耐えられなかったようです。
雨の登山の可能性がある場合は、ゴアテックスを用意することをオススメします。夫のゴアテックスは快適だったようですから。
（雨の浸透がひどかったので、帰りに購入先に寄って聞いたら、いろいろ確認してくれてそういう回答がありました。）

私は人生最後の富士登山のつもりでしたが、夫は「今度は天気のいい時に登ろうぜ」と言っててぶったまげました。
あたしゃ、もう、富士山はお腹一杯だよ(笑)

下山後は富士吉田のホテルで1泊
翌日は箱根のいつもの保養所に1泊してきました。

エリア 富士吉田(山梨)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

老夫婦は睡眠第一。
早々に帰宅して、とっとと寝て、3時間ほどの睡眠を確保。

1：30に起きて、おにぎりとコーヒーを用意して、2：30過ぎに出発。
夫よ、ちょっと出るの遅くなったので、巻きでお願いしますよ。

富士五湖道路に入ってから、遠くに光が。
ご来光を目指している登山者のヘッドライトがきれいに見えました。

登山ルートは吉田ルート。
私が大昔に登った頃は「河口湖口」って言ってたけど、今はその呼び方はしないそうな。
登山・下山ルートが分かれているので、私は2度目もこのルートで行きます。

なんとか4：00に北麓駐車場に到着。
バス停に近いＰ2に駐車して、準備万端のザックを持ち、靴を履いて出掛けます。
始発4：30のバスに乗るために既に大勢が並んでいます。
往復乗車券を買い、トイレを済ませてる間に、2台のバスが乗客を乗せて出発したようです。
私たちは予定通り4：30発のバスで。

5：10頃、スバルライン5合目に到着。
休憩所でおにぎり食べて、ゆっくり準備して6：00に出発。

まだ天気は良いです。

雲海が本当に綺麗だったわ

6合目に着いた頃に、雲、霧が出始め
今日は景色を楽しめない登山になること決定。
雨・風が無いのはありがたい。

夫は軟腸で(笑)いつもお腹問題を抱えているのですが
富士登山は山小屋のトイレが使えるので、あまり心配いらないです。
使用料は1回200円。（15年前は100円だったなぁ）
また、飲料水も買えるので、体力に自信のない方は重いの持って登るより買っちゃったほうがいいです。ペットボトル1本500円

温かい飲み物は無いので(見かけなかった)
水筒に温かい飲み物を用意して行くと良いです。

私達はそれぞれが水1本とポカリ1本。
450ミリのサーモス水筒にホットコーヒーを夫のザックに入れました。
食べ物はおにぎり(朝食分も含め4個)とチョコレート、マクビティのチョコクッキーと登頂ご褒美用にチョレートパウンドケーキを持って行きました。
チョコが大好きなので、チョコだらけですが、しょっぱい物もあった方がいいです。
私たちはおにぎりに大きめの梅干しを入れて行ったので、塩分は補給出来ましたが、チョコばっかでは口も甘くなったので、柿の種とか持って行けばよかったです

8合目まではあまり休憩なく進みました。
まだ元気だったし、団体さんを避けて早めに出発していたので。

休憩時、夫はチョコとコーヒーでご機嫌。元気出るそうな(笑)
私は水筒にはお茶を入れたかったのだが、夫がコーヒーがいいと言うので、不本意ながらコーヒーに。しかし登山時でもチョコ＆コーヒーはなかなかGOODでした。

8合目から先は厳しかったです。

15年前はただ単に「疲れた」って思い出しかないのですが
高度が上がるにつれて、息切れ、足が重い、一歩が辛い
人を追い抜いたりしてペースをちょっと速めると、一気に体が重たくなる

高度による身体への影響を、老いがハッキリを教えてくれましたわ。

八合五勺あたりから、ちょっと進んで、ちょっと休憩を繰り返しました。

とてもゆっくり進んで行く女性と抜きつ抜かれつでしたが、私たちは休憩を繰り返す方が登りやすかったです。

また、ご来光をはずしたこの時間帯は岩場以外では顕著な渋滞はありませんでした。
2列に歩ける所は抜かして行けますし、抜かしてもらいます。

9合目ってどこかな？
あそこ頂上かな？
いやいや期待は禁物だよ。なんてぼそぼそ話ながら進みます。

私の15年前の記憶は断片的で、こんな所通ったっけ？とまったく当てになりませんでした(笑)

後ろの単独登山者が「あそこ、頂上ですよ。でも、ここからが辛いんですよ」と教えてくれました。

で、やっと着いた鳥居で最後の休憩。

到着
もう、登らなくていいんだぁ〜！

10：35分に到着
4時間35分で登って来れました。
時間は15年前よりもかなり早いわ。

お守り買いました

初めて来たらビックリしちゃうと思うんだけど
お店もあって、温かい食事も頂けるし、お土産も売ってます。

霧で景色は見れず。夫、とても残念がる。

おにぎり、チョコ菓子を食べて休憩。
このチョコ菓子が胸やけ起こして大変だったんだけどね。

私の山頂でのミッションはお手洗い。
15年前はバイオトイレなんぞなく、山頂でのトイレをパスした結果
7合目のトイレまで走っていくハメになったので、ちゃんとトイレを済ませます。
山頂は300円也。

下山直後に霧が雨になり、慌ててカッパを着こむ。
あーー山頂だったら楽に着れたのにぃ。。。

んで、この後土砂降りになり、過酷な下山となったのです。

それでも、小さな子供には声掛けて降りました。
大人でも過酷な富士登山なのに、大雨の中下山してる子供が健気でね〜
頑張ってて、エライね

（写真は朝撮ったので、雨降ってません）

土砂降りの中6合目に合流してビックリ

すごい数のグループがこの土砂降りのなか、登ってます。
中には、１００円カッパの人、下半身はビニール巻いただけの人も。
突拍子もない恰好は外国人がほとんどでしたが。

既にカッパに雨が浸透していた私は「ダメだよ、ダメだよ、やめなよ〜」と心の中でつぶやいてました。

だって、すごい雨でしたからね。グループで山小屋に着いても、この雨でびしょびしょで山小屋に入るのにも時間掛かるし、濡れた雨具を干す場所ってあるの？
「止めなよ〜、止めなよ〜」

14：05に到着し、14：30のバスで北麓駐車場へ向かいました。
下山は約2時間半。黙々と降りて来たのでハイペースかしらね。

夫婦共々怪我無く無事に帰ってこれて良かったです。

富士吉田のホテルにチェックインし、風呂で温まり
洗濯を済ませてから、打ち上げ。

とても美味しい食と酒に二人ともご機嫌になりました♪

翌日は久しぶりに忍野八海を観光。

富士の清流が老夫婦のすさんだ心を洗うわ〜

朝食兼昼食は、吉田うどん

みうらうどん　とーーっても美味しかった♪

食後は箱根に移動して、箱根地ビール♪
季節のビールは、私達が愛してやまないバイツェン！
なんでこんなに美味しいの♪

いつもの保養所で、温泉に浸かって、日本酒飲んで
富士登山＆箱根旅は終了です。楽しい旅でした♪

この旅行記へのコメント （2）

• あけちさん 2016/08/29 23:53:19

  富士登山憧れます

  ちび太さん 初めまして
  
  私も一生に一度は富士山に登ってみたいと思っていますので、旅行記を興味深く拝見させていただきました。時系列で出発場所やバスの時間などとても詳しく書かれているので参考になりました。
  友人は今年ツアーで富士登山したので、ベテランのガイドさんに付いて行った方がいいのかなぁ〜と思っていたのですが、個人でもチャレンジできるものでしょうか？
  ちび太さんは2度も登頂されて、しかもとてもハイペースだと思います。凄いですね^ ^

  ちび太さん からの返信 2016/08/30 15:24:13

  RE: 富士登山憧れます

  あけちさま
  つたない旅行記にコメント残していただき、ありがとうございます。
  
  富士山はガイド無しでも登れます。大勢の方がガイド無しで登ってます。
  とはいえ、個人の体力と装備、天候にもよるので絶対とは言えません。
  いろいろな体験記をご確認いただいているとおもいますが、
  「登山を途中でやめる勇気」があれば問題ないと思います。
  私は団体行動が苦手なのとプレッシャーに弱いので、マイペースを最優先させてます。
  ハイペースになったのは夫がいたからだと思いますが
  本当はゆっくりゆっくりのがいいんですよね(笑)
  あけちさんの一生に一度は登りたいって気持ちわかります。
  じっくり検討して、頑張って挑戦してください。
  
  ちび太