トビリシからエレバンへ、途中にハフパト修道院、文字公園など

2016/05/18 - 2016/05/18

ジョージアの首都のトビリシからアルメニアの首都エレバンへの陸路での移動です。
アルメニアは標高８００−２０００ｍにおよぶ高地にある国で
けわしい山間のなかに街があります。
途中には歴史あるハフプト修道院や
アルメニア語を記念した文字公園などもあります。

エリア その他の都市(アルメニア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

ジョージアの首都のトビリシから
アルメニアの首都エレバンへと移動です。

陸路での移動ですが、数時間の移動です。

トビリシの中央駅です。
トビリシとエレバンのあいだには鉄道は週に３回ほどしか
直通列車はないようです。

トビリシの街なかです。

アルメニアに入国です。

アルメニアに入ると
ジョージアに比べると明らかに道路が悪くなっています。
舗装状態や道幅などが悪くなります。

アルメニアは８００−２０００ｍほどの
標高にある山岳地帯なので
山道を通り抜けていきます。

アルメニア北部のトウマニャン地方にある
ハフプト修道院です。

１１−１３世紀に建てられたものです。

聖堂の入口です。

カトリック教会などを見ていると
アルメニアの教会はすごく簡素な印象があります。

カトリック教会などでは
聖書の教え、物語（最後の審判）、聖人などが
描かれていますが、
こちらは何もありません。

聖堂の天井です。
光取りの穴があります。

アルメニアは３０１年に世界で初めて
キリスト教を公認した国です。

正面祭壇です。

天井の蝋燭立てです。

聖堂内には石に彫られたハチュカル（十字架石）が多くあります。
装飾的な十字架が特徴的です。

ハチュカルはいろいろの形があります。
十字架が３つあるのは
三位一体を現しているといわれています。

壁面にも特に何もありません。

祈りと勤労という
キリスト教本来のような印象をうけます。

４５１年のカルケドンの公会議以降は
アルメニア教会は独自の道を歩みます。

ハチュカルです。
多くのハチュカルがあり、
ハチュカルを彫ることは
祈りの一部でもあったようです。

ハチュカルです。

聖堂の裏側に行くと
聖堂と青空がきれいに撮れました。

光り取りの穴にも（十字架のような）装飾がありました。

晴れて気持ちがいいです。

鐘楼です。
アルメニア教会は聖堂と鐘楼は別の建物が多いです。

アルメニア教会の素朴な、質素な感じを強く感じました。

修道院からの周りの眺めです。

修道院からは要塞のような建物も見えます。

昼食です。前菜です。

パンです。
あまりイースト菌の効果がない固めのパンです。

メインの豚肉です。

山間の小さな街です。

山間の民家です。

山間の街です。

道沿いに見える景色では
アルメニアはあまり豊かな感じは受けません。

若者の多くは２０歳頃になると
海外で仕事をするために出ていくそうです。
半分はロシアに行くようです。

アルメニアにはこれといった産業はないようです。
また石油、天然ガスなどの資源もありません。

ジョージアは平坦な平野が続いていましたが、
アルメニアは山がずっと続いています。

道路の峠です。
周りの山がよく見えます。

ジョージアとの国境からエレバンまでのあいだには
高い山、峠越えがあります。

道路の西側には
アラガット山（標高４１２０ｍ）です。

民家です。

エレバンの郊外にある
文字公園です。
アルメニア文字です。

アルメニア文字は５世紀初めに作られたそうです。
ギリシアの影響を受けているようです。
この時代は、中近東地域はギリシア語文化圏であったようです。

文字公園のすぐ上には十字架が立っていました。

文字公園です。

アルメニア教会、アルメニア語があったために、
現在もアルメニア人が続いているように思います。

この地域は人の移動が激しい地域であり、
独自の宗教、文字を持たなかったために、
消えて行った、同化していった民族がいっぱいいたと思います。

エレバン市街地です。

エレバンの中心の共和国広場です。
エレバンに到着しました。