シュヴァルツヴァルドの山からの眺望に味を占め、絶景とウワサのベルヒェン（Belchen）に行ってみることにしました。<br />ベルヒェンの欠点は公共交通機関の便が悪いこと。<br />近くで一泊して二日目にベルヘンに向かうことにしました。<br /><br />二日目はミュンスタータールからバスに乗って念願のベルヒェンへ。<br />「どうしてもっと早く来なかったのか！」と思わせる絶景が広がっていました。<br /><br />一日目：http://4travel.jp/travelogue/11156174

黒い森・絶景の穴場ベルヒェンへ　二日目はベルヒェンからスイス・アルプスにうっとり

7いいね！

2016/07/06 - 2016/07/07

82位(同エリア130件中)

#山・高原

Reisfeldさん

シュヴァルツヴァルドの山からの眺望に味を占め、絶景とウワサのベルヒェン（Belchen）に行ってみることにしました。
ベルヒェンの欠点は公共交通機関の便が悪いこと。
近くで一泊して二日目にベルヘンに向かうことにしました。

二日目はミュンスタータールからバスに乗って念願のベルヒェンへ。
「どうしてもっと早く来なかったのか！」と思わせる絶景が広がっていました。

一日目：http://4travel.jp/travelogue/11156174

エリア

シュヴァルツヴァルト(ドイツ)

旅行の満足度: 5.0

同行者: カップル・夫婦

交通手段: 鉄道高速・路線バス

ベルヒェンは標高1414メートルの山。
写真はフェルトベルクから眺めたベルヒェンです。

写真でも分かるように、ベルヒェンの周りには高い山がなく、絶景ポイントとして黒い森ファンには知られています。しかし、バスが一日数本しかなく、自家用車でないとなかなか不便な場所でもあります。
二日目はホテルの朝食からスタート。
天気が良かったので外のテーブルです。
バイキングにはパンやバター、チーズ、ハム、シリアル、ゆで卵、果物などが並んでいました。発泡ワインもありました。
ホテル前からバスに乗って到着したのは、ベルヒェンのふもと。
ここからロープウェイで頂上まで登ります。
チケットは往復で7,60ユーロ。

登山道がしっかりあるので、ロープウェイを使わなくても頂上まで行けます。
片道料金もあるので、歩いて登ったり下りたりする人も結構いるのでしょう。

ロープウェイの頂上駅から出るとこんな景色。
ウワサどおり、視界を遮るものがありません。
頂上駅にはこんなガストホフがあります。
景色をボーッと眺めていると、遠くになにやら雲とは違う白い影が…。
スイス・アルプスが見える！

冬のお天気のいい日に見えることは知っていましたが、まさか夏でも見えるとは、まったく想像していませんでした。
ロープウェイ頂上駅はまだベルヒェンの頂上ではありません。
そこから頂上を目指します。
こんなところを通り過ぎつつ…
15分ぐらい歩いて…
ベルヒェンの頂上（1415メートル）につきました。
頂上は360度のパノラマです。
どの方面にどの山があるのか、この金属板を見ればわかります。

ベンチがあります。
スイス・アルプスの解説もあります。
解説板のおかげで発見したオーバーランド三山。
他にも4000メートル級の山も見えます。
ドイツの山へ行くと朝よりも昼のほうが眺望が良いと感じます。そして、午後になると雲が出てきます。
私達が頂上についたのは昼前だったので、どんどん眺めがよくなっていきます。
写真ではよく見えませんが、更に西まで山脈が続いているのが見えました。
西側の景色。
下の集落が、今朝出発したミュンスタータールで、その向こうはライン川、そしてフランスへと続いていきます。
どの方角もいい景色なのですが、やはりスイス・アルプスばっかり眺めてしまいます。
まるで空中にスイス・アルプスがぽっかり浮いているようです。
ずいぶん長い間、景色を眺めていました。
ちょうどお昼時なので、ロープウェイ頂上駅にある「ベルヒェンハウス」へ。
Belchenhaus：http://www.belchen-seilbahn.de/index.php?site=content&freicontent=belchenhaus-restaurant&m=&menue=&sprache=eng
セルフサービスなので、席をとってから注文に行きます。
注文時にお金を払うシステムです。
飲み物は注文したその場で渡してもらい、料理はできあがったら係の人がテーブルに運んでくれました。

写真はロートハウスのビール。
ヴルストザラート（ハムとピクルスのマリネ）。
ソーセージ入りの野菜クリームスープ。
食後はベルヒェンの頂上一周散策コースを歩きます。
黒い森の山々。
北斜面の景色。
お天気も良いです。
黒い森はこんなになだらか。
実はこの後、ベルヒェンを下り、バスでフェルトベルクへ向かいましたが、ベルヒェンのほうが絶景だったので、旅行記は割愛。

黒い森に泊まると「Kurtax」という観光税を払うことになるかわりに、黒い森全体で公共交通期間に乗り放題になる「Konus」チケットをもらえるので、時間があればいろいろな所に行けるのが便利です。
山を堪能したので、バスと電車を乗り継いで、フライブルクに向かいます。
フライブルクの中心地では、ワイン祭りが開かれていました。
近辺のワイナリーがテントを出して、ワインを売っています。
フライブルクの町並みを眺めながら、この旅はおしまい。

ベルヒェン、黒い森の最高峰フェルトベルク（1493m）より標高が低いため、正直言ってあまり期待していませんでした。しかし、周りの山が低くて見通しがいいため、ベルヒェンのほうが圧倒的に眺望が良いと感じました。また、公共交通機関の便が悪いせいか、お客さんも少なめ。絶好の穴場ポイントでした。
次回は冬に行きたいと思います。