2016/08/19 - 2016/08/19
163位(同エリア570件中)
櫻さん
以前から興味のあった阿美族の豊年祭に行ってきました。
去年利用してお気に入りになってしまった、片桐さんと言う日本人の方が経営する『馨憶精緻民宿』では、片桐さんのガイドによる宿泊者限定のツアーに色々参加することが出来ます。
そのうちの1つが豊年祭ツアー。
阿美族のタイバラン部落という所に片桐さんのお知り合いがいて、その方に毎年招待してもらっているそうです。
参加者(宿泊者)の中には、毎年この時期に片桐さんの宿に集まって豊年祭巡りをする常連メンバーもいます。
皆さん、台湾の歴史や原住民族文化に精通している方達ばかり。
観光客向けに演出されたショーではない、本物の原住民族の文化を堪能できました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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豊年祭への出発は朝9時半。
その前に朝食を食べがてら軽くバイクでお出かけ。 -
まだ新しいのかな?
なかなか綺麗な店内でした。 -
蕃茄鐡板麺(トマトソースのパスタ)+蛋。
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あんまりトマトの味がしなかった。
普段食べ慣れているトマトソースが果たして本場イタリアの味と同じかは分かりませんが、とにかく「トマトソースです」と言ってこれが出されると「?」というお味。 -
さてさて。
今回ようやく念願の七星潭にやって来れました。
去年は自転車だったので、暑さと距離と疲労に負けてここまで辿り着けず。
バイクなら花蓮市街地から15分ほどです。七星潭風景区 ビーチ
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どんなに晴れていても昼からは山に雲がかかるから、七星潭は午前中に来るのがいい、とのことですが、この日は生憎の空模様。
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でも雲間から射す太陽の光が神々しい。
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mengさん好みな石がゴロゴロ。
海水に濡れた方が更に魅力度アップするそうです。 -
ハート型みっけ〜♪
乙女な私。 -
近くには花蓮機場。
台湾空軍との共用空港。
こんな早朝から戦闘機が2機バホーンと飛び立っていきました。
連続で飛び立っていったので「次は激写っ!」と構えていたんですが、
それっきり飛び立ってくれなかった…。 -
穏やかな海。
花蓮っ子イチオシのスポットだそうです。
しかし日本の海水浴場のように遠浅ではなく、急激に水深が深くなるので泳げません。 -
こんな石たちをお持ち帰りしました。
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七星潭での滞在時間は20分ほど。
私が到着する前から立ち去る時まで、周りの景色を見ることなく一心不乱に石を探し続けていたこの女性(七星潭での写真2枚目にもチラッと写ってます)。
思わず「mengさん?」と声を掛けそうになりました。 -
ぼちぼち宿に戻りましょう。
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小さくて分かりづらいんですが。
宿のロビーに貼られている、花蓮県の阿美族の豊年祭スケジュール。
同じ阿美族の中でも大小さまざまな部落に分かれており、7月〜9月は毎週末どこかしらで部落ごとに豊年祭が行われます。 -
というわけで豊年祭が行われる光復郷のタイバラン部落の村に到着。
光復郷までは花蓮市から車で1時間半ほど。
片桐さんの車とタクシーの2台に分乗してやって来ました。
それぞれの車に台湾エキスパートのメンバーが乗っているので、車内では原住民族の文化についてなどの解説付き。
興味深い話をたくさん聞けたので、道中飽きるヒマがありません。 -
片桐さんの知り合いの方のお家に車を置かせてもらい、ちょっと休憩。
Googleマップには「タイバラン文化館」と表記されている場所でした。
タイバランの“ラン”の字が文字化けするんでカタカナで表記してますが、
漢字で書くと太巴[朗の下に土]です。
IMFパッドで手書きしてみてください。
どーでもいいっちゃ、どーでもいい。 -
お家の敷地内には倉庫のような建物。
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通りの両脇には、このような木彫りの物が等間隔に立てられていました。
もちろん、この村の住民は100%阿美族。 -
それでは豊年祭の会場へ。
“ILISIN KO TAFALONG”が阿美族の言葉で“タイバランの豊年祭”。 -
すでに祭りは始まっているようですね。
時刻は11時。
一応10時開始でタイムスケジュールも決まっていたようですが
「予定なんて、あって無いようなものだから」
というユルさだそうです。 -
若者衆が村長や頭目にご挨拶。
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瑞々しく逞しい肉体を至近距離から拝ませていただきます。
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屋根付きの会場。
以前はだだっ広い広場でしたが、去年このような会場が作られたそうです。 -
鮮やかな赤い民族衣装に身を包んだ女性陣もスタンバイ。
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村長?司祭?の男性がお清めに廻ります。
見るものすべてが珍しくって「わ〜っ」なんて見てたら、この直後にバケツの水に浸した木の枝で真正面からビシャッとやられました。
邪悪な気配がムンムンしてたのかしら? -
招待していただいた片桐さんのお知り合いとは、なんと花蓮の県議会議員さんでした。
楊徳金さんという方。
もう6期も務めているそうです。
車を置かせてもらったお宅は楊さんの自宅兼事務所だったわけです。 -
乱雑な光景でスミマセン。
招待客はこのようなテーブルが用意され、ビールやお食事まで出していただけます。
元々は今回の参加メンバーの一人と楊さんがお知り合いで、その人が片桐さんに楊さんを紹介し、それ以来豊年祭に招待されているそうです。
月桂冠は参加メンバーからの手土産。
原住民の方はお酒に強く、日本酒なんか特にお口に合うそうです。 -
こちらが楊さんと奥様。
阿美族は女系社会なので、男性は結婚すると婿養子に入ります(今は全員がそうではないらしい)。
楊さん、流暢とまではいかないけれど日本語が堪能でした。
お歳を聞いたら70歳。
いわゆる“日本語世代”ではないのにスゴ〜イ。
勉強されたのかなぁ。
参加メンバー何人かと楊さんはもう顔馴染みなので、しょっちゅう「婿養子のくせに」とイジられてました。
県会議員とはいえ、とても陽気でフレンドリーなオジさまです。 -
この方が片桐さんです。
豊年祭は片桐さんにとっても年に一度、気の置けない仲間と飲んで踊って楽しく過ごせる一大イベント。
ホスト役にも関わらず、誰より一番ハシャいでたような気がする。
去年お会いした時は体調を崩されていて、医者から酒をストップさせられてましたが、その後の検査で特に問題がなかったとのことで酒解禁。
この日もガブガブ飲んでました。 -
各テーブルに配られたお酒。
台湾の料理酒は食塩とか入っていないので飲んでも大丈夫らしい。
飲まなかったけど。 -
若者衆が行列を作っています。
肩から下げているのは通称“ビンロウ袋”。
右肩から左に下げるのが正式な下げ方。
喪中の時は逆側に掛けます。
着物の前合わせと似てますね。 -
いいね〜、肉体美。
酒がすすんじゃうね〜。 -
そして料理が運ばれてきた。
山菜、奥は猪の肉。
臭みはなかったです。 -
料理を運んできてくれた青年を失礼して一枚。
精悍な顔立ちが特徴の原住民族。
いいね〜。
いいね〜。 -
豚肉の煮込みと、なんだっけ?
夜市などで食べる小吃と違って脂っこくないし野菜もふんだんに食べられるから有り難い。
豚肉の煮込みが入っている器は、ビンロウの木の皮で出来ています。 -
小朋友が登場しました。
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あんなちっちゃな子もいる。
可愛らしい。 -
彼らの踊りが阿美族の踊りの基本ステップ。
これをマスターできないと、他の踊りが習えないそうです。 -
お次は熟女たちの登場。
日本でいうなら町内の婦人会でしょうか。 -
豊年祭とは1年の収穫を感謝し、来年の豊作を祈る行事であると同時に、お盆とお正月を合わせたような、阿美族にとって最も大切なイベントです。
祭が終わると新しい1年を迎える意味もあるそうです。 -
豊年祭自体は何日間かに渡って行われます。
まずは山から先祖の魂を迎える儀式から始まり、このように感謝や祈願の歌や踊りの祭典、そして最後は先祖を山へ送って終了。
ご先祖様を迎え送る儀式はとても神聖なものの為、部外者は見ることが出来ません。 -
乱入者が紛れても踊りは続く。
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傍らに犬が寝てても踊りは続く。
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民族衣装の足元は現代的。
アディダスとか。 -
来賓もたくさん。
真ん中の白いシャツを着た方は花蓮の県知事だそうです。
自分とこの県知事にも会ったことないのにっ! -
幾つかの年齢層(年齢階級組織)に分かれて踊りが展開されます。
次はティーンエイジャー部門。 -
この踊りと音楽が一番好きだったなぁ。
動画も撮ったんですが、ここにはアップ出来ないんですね。
(YouTubeにアップすればいいんだろうけど、そこまでするほどのコトでもない)。 -
犬は終始無関心。
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なかなかワイルドな髪型のお嬢さんがいました。
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ギャル部門の踊り。
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台北など都会に出ていく若者も多いけど、みんな豊年祭には必ず地元に戻って来るそうです。
偉いねぇ〜。
ただ、阿美族にとっては大切な行事でも、世間一般には豊年祭がそこまでだとは理解されていない為
「豊年祭があるので数日休みを下さい」
とか職場に言うと
「え?なんで?」
となるから困ることもあるとかないとか。 -
台北で活躍しているプロのダンサー達。
やはり踊りにキレがありました。 -
会場での注意事項。
左が阿美族の言葉です。
写真撮影は基本自由ですが、踊りの輪の中に入っての撮影は禁止です。 -
祭典は日中の部(昼前から15時くらいまで)と夜の部(19時から22時くらいまで)の2部構成。
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日中の部フィナーレは、出演者全員による踊り。
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ノリにノリまくって、もう1回アンコール。
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終わりかと思いきや、若者衆が円を作って踊り始めました。
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円の内側で踊る村長・頭目・年長者への敬意を表す踊りだそうです。
山地を駆け回り狩猟を生業としてきた原住民族。
スポーツの世界でも活躍する人がいるように、逞しい体つきの若者が多い。 -
しかし、中にはこんなダルンダルンな体つきの青年も。
民族の誇りを忘れないでほしい、と思うのは部外者の身勝手な考え方でしょうか? -
15時過ぎ、日中の部が終了。
同時に怪しい雲がたちこめて、ゴロゴロ雷も鳴り出します。
夜の部は19時ころから始まるので、ひとまず楊さんのお宅に戻って休憩。
着いた直後に間一髪で激しい夕立が降り始めました。
みんな暑さと酒の酔いにヤラれて、一人一人と昼寝を開始。 -
夜の部が始まる前に夕食タイム。
楊さんの知り合いの方が経営するレストランに招待されました。
もちろん阿美族の伝統料理。
珍しい山菜を使っている料理が多くて、とにかく箸が進む。 -
カラオケ付の個室。
興じるメンツ。
この時すでに19時過ぎ。
楊さんの息子(手前右端の男性)に
「時間は大丈夫なのか?」
と聞いたら、
「没關係(関係ない)」。
関係ない?
年に一度の大切な行事なのに? -
そんなこんなで夜の部が既に始まっている会場に再び到着。
楊さんの息子が運転する車に乗せてもらったんですが、思いっきり飲酒運転でした。 -
夜の部も日中の部と内容は殆ど一緒。
小朋友の踊りがあって。 -
ギャル部門の踊りもあって。
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そして男性陣が円を作ってひたすら踊る。
年齢層によって衣装が分かれてるらしい。 -
若者は上半身裸。
若者じゃない裸は見ても、ね…。 -
年下が年上に酒をすすめるのも儀式の1つ。
すすめられたら必ずガッと飲み干さなければいけません。
酒、強くなるわけだわ。 -
女性陣はこの円の外側で踊る決まりがあります。
女系社会ですが、祭りを仕切るのは男性の役割。 -
この“輪になって踊ろ〜”状態が延々(2時間以上)続きます。
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犬はもちろん、我々も少々飽きる。
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見学者もいつの間にか踊りの輪に加わり、まだまだ続く。
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とにもかくにも貴重な経験ができました。
頑張れば個人で来ることもできるけど、それだとただ見るだけで終わり。
片桐さんの宿を利用しなかったら、こんな濃密な時間を過ごせなかった。
参加者の皆さんとも仲良くしていただき、来年もまた参加しましょうと約束し合って連絡先も交換しました。
もう今から来年が待ち遠しい。
台湾に行く楽しみがドンドン増えていく。
花蓮2日目終了〜。
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