2016/07/02 - 2016/07/02
83位(同エリア106件中)
つきじさん
「大人の休日倶楽部パス」を使い、東北新幹線で新花巻へ。そして、釜石線で釜石へ向かい、釜石からバスを乗り継ぎ宮古へ。
震災の爪痕が未だ残り、釜石−宮古間の山田線は復旧の目途も立っていないようです。
PR
-
昨日に続いてまたまた大宮駅。今日も新幹線ホームは大混雑。朝早い時間の新函館北斗行のはやぶさは早い時期から満席だった模様。私の乗ったはやては盛岡行のためか、席には少し余裕が。もっとも乗客の大半は大人族、「大人の休日倶楽部パス」利用者と思しき人々です。
新花巻駅に10時に到着 -
ここで釜石線に乗り換えて釜石まで向かうのですが、新幹線と釜石線のホームが少し離れているので、10分の乗り換え時間はあまり余裕がありません。
ホームには結構な人が並んでいます、「次に来る列車は2両です」のアナウンスに、座れるんだろうかというような、ちょっとしたどよめきが起こります。一両じゃないだけよかったと思わないと。 -
キハ110の2両編成が花巻方面から入線
-
多少は混んでいるものの、皆さん1グループ、もしくは1人でボックス席を確保できたようです。
-
絶景路線として取り上げられているわけではない釜石線ですが、それでものどかな風景の中を走っていきます。
-
悪くはない雰囲気です。
-
この釜石線、愛称が「銀河ドリームライン釜石線」、臨時列車として花巻−釜石間をC58牽引による「SL銀河」が運行されています。
-
宮守のめがね橋。絶好の撮影スポットらしく、当日は「SL銀河」の運航日ということもあってか、三脚を抱えた撮り鉄と思しき人達が途中下車していきました。
-
途中、遠野駅で半分くらいの乗客が下車。
民話のふるさと、柳田國男の遠野物語で有名な町です。 -
この上有住駅から次の陸中大橋駅まで、有名なオメガループがあります。
-
この赤い鉄橋辺りから、車窓の右下を見ると、
-
線路が見えますが、これから暫くすると、あそこを走っているわけです。
-
もっとも、トンネルを通ることもあってか、オメガループを実感することは難しく、気付いたら陸中大橋駅へ到着していました。
-
陸中大橋駅には、かっての釜石鉱山の鉱山の鉱石を貨物で積み出すためのホッパーの遺構が残っています。
-
さっき通ってきた鬼ヶ沢橋梁です。以前は黄色だったように思いますが、今は真っ赤に塗られています。
ここを走るSL、たしかに絵になると思います。
一瞬、陸中大橋駅で途中下車し、このあとやってくる「SL銀河」を撮り鉄すればよかったかなと思いましたが、それはまた別の機会にしましょう。 -
釜石駅到着。
向こうに見えるのが今乗ってきた釜石線の列車。手前が三陸鉄道南リアス線の列車です。 -
三陸鉄道は、釜石以南と宮古以北がそれぞれ南リアス線、北リアス線として運行されています。その間、釜石と宮古を結ぶJR山田線は震災の影響で今もって普通のままです。
-
南リアス線はここから盛まで走っています。
-
乗り継ぎよく、すぐに盛行きの発車時刻です。
ここから盛へ行き、盛りから気仙沼、一ノ関と大船渡線(盛−気仙沼間はBRT)も考えたのですが、やはり宮古までバスで行くことにします。 -
釜石駅を正面から見たところ。
-
お決まりの記念撮影用顔ハメ看板。
一人旅が多いので、撮ったことないなあ。 -
駅前にある観光案内所で、宮古方面へのバスの乗り場を教えてもらいます。
-
バスまでまだ時間があるので、駅周辺を少し散策。
こちらは、有名な市場、サン・フィッシュ釜石です。 -
一階は海産物を扱う商店がいくつか並んでいます。
二階には飲食店が入っています。 -
夏の三陸といえば、この生うにの瓶詰。かれこれ20年以上前、釜石ではなく宮古の市場でしたが、旅の途中に買って、宿で食べたのを覚えています。本当に美味しかったのが今でも記憶に残っています。
その頃と値段もあまり変わっていないような気がします。 -
サン・フィッシュ釜石は、シープラザ釜石
-
地元特産品のお土産店のほか、イベント会場、観光案内所、そして飲食店なども入っています。
-
三陸鉄道の駅はJRのお隣にこじんまりとあります。
-
駅前にあるモニュメント。上部に灯る火は新日鉄が高炉を休止した際に採火した火を分けたもので、「ものつくりの魂」を次世代に引き継ぐ願いがこめられているそうです。
-
駅の正面、国道沿いにバス停があります。
直接宮古まで行くバスはなく、「道の駅やまだ」行きに乗り、ここで乗り換えることになります。 -
バスはほぼ満席です。旅の方も半数程度。
-
手前の低い鉄橋が、今も休止のままの山田線
-
バスの車窓は、埋め立て地の開発が行われているような様で、未だに震災の爪痕が残り、復旧が進んでいないことがよくわかります。
-
震災で壊滅的な被害を受けた町のひとつ大槌町。
この前後のバス停で旅行者と思しき人たちが何人か下車。
聞くと、町の海を見下ろせる高台にある「風の電話」を訪れるためだという。 -
バスの右側、海側の車窓だけを見ると震災があったとは思えないような、
-
美しい三陸の海岸が続きます。
-
50分ほどで道の駅やまだに到着。ここまでは岩手県交通のバスです。
-
乗継まで少し時間があるので、道の駅に入ってみます。小さな道の駅ですが、三陸らしいお土産も一通り揃っています。
-
おぅ、ここでも生うに瓶詰が売っています。釜石の市場より少し安いですね。
-
これはふきかな。
-
いろいろな地酒も並んでますねぇ。
-
ここからは、岩手県北バスになります。
-
ややくたびれたシートに、乗り心地も今ひとつですが、乗客はほとんどおらず、快適といえば快適です。
-
天気が悪くなってきたのは残念ですが、右手の車窓は、何もなかったかのような三陸の海が流れていきます。
-
しかし、左手の内陸側の窓の外は、やはりこのあたりもまだまだ復旧途上という状況です。
-
道の駅やまだを出てしばらくすると、バスは今は列車が走っていない山田線と並走します。
-
停車中の列車が脱線するなどの被害を受けた津軽石駅
-
ここから先しばらくすると、山田線の線路がなくなっていました。果たして全線が復旧するのはいつの日になるのでしょうか。
宮古駅はあと少しです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
48