金州城外斜陽に立つ

2016/07/16 - 2016/07/16

現在、大連に語学短期留学中です。
土日は授業が無いので、近場の史跡などを見て回ろうと思い、まず金州へ行きました。
金州も、大連の1区となり、大連駅からアクセスが良いです。
日帰りで、大連駅から快軌鉄道で快適に日帰りしました。
今回は、金州副都統衛門、老街、市内の向応公園、南山日露戦争遺跡、金州駅を訪問します。

表紙写真は金州副都統衛署史跡の建物です。

エリア 大連(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

大連駅です。この北口に快軌鉄道の始発駅があります。

快軌鉄道の大連駅ホームです。

車体は新しいです。

車窓からです。Ｔ55戦車が展示されていました。

開発区駅で乗り換えます。

和平路駅で下車して、市内解放広場でブランチを取りました。

豚肉ハーラーメンと言う麺大椀８元（130円）を注文しました。
香菜入りで美味しかったです。

金州市内の向応広場です。
この正面の建物の位置に、金州博物館があると聞いてきましたが、郊外に移転しているとのことです。早速目的の一部は、断念しました。

スターリン路と民主街の交差点です。
スターリン路は歩行者天国でした。
民主街は古い町並みがあるとのことでしたが、ほとんど残っていませんでした。

金州副都統衛署の旧跡です。

門が閉まっています。
土曜日なのにやっていない？土曜日の昼だからやっていない？
でも門を開けて、日本人ですと言ったら、５元で見学させてくれました。
パスポート提示必須です。

貸切での見学です。

庭には、正岡子規の句碑がありました。

「金州城にて 子規 行く春の 酒をたまはる 陣屋かな」

庭内の四阿から自撮りしました。

建物内はとても整備されていて、花も綺麗に管理されています。
御礼を兼ねて、中国語で「とても綺麗ですね」と管理している人々に伝えたら、とても喜んでくれました。

金州老街です。
残念ながら期待していたほどではありませんでした。
門の中は、レストランなどの店がある程度で、土曜日なのに、人はほとんどいません。
入口手前のネットカフェで、コーヒーを飲み休憩しました。

期待した金州博物館が移転により見学できなかったので、市内の向応公園を散策しました。とても綺麗な公園で真ん中の湖で噴水が上がっています。
家族連れが散策していて、市民の憩いの場なのですね。

最大の目的地、南山日露戦争（日俄?争）史跡です。
りっぱな塔はロシアの碑です。
ここまでは、市内からタクシーに乗りました。
タクシーを止めたら、わざわざ無線で日本語のわかるタクシーを呼んでくれました。金州のタクシーはとても親切です。
前の座席に座り、中国語と日本語で会話も楽しみました。

史跡で10分ぐらい待ってもらい、金州駅まで送ってもらいました。
料金20元（約320円、端数チップ込）払いましたが、もっとチップをはずめばとちょっと後悔しています。

日本の碑跡の案内は一切ありません。
なんとなく、ロシア碑からの登り道を上がっていきました。
結果的には、この青い森林保護看板の先を、左に曲がって行くとすぐにあるのですが、まったくわからずに探しました。

人が藪の中から出てくるのを見て、そちらの方向に向かうと碑跡がありました。
見つけた時は感動しました。

ここには、乃木将軍の詩碑があったそうです。この古戦場で詠んだのでしょうね。

金州城下作
山川草木轉荒涼
十里風腥新戰場
征馬不前人不語
金州城外立斜陽

中国語の説明板も読みにくくなっています。

金州駅で写真撮影のためタクシー下りましたが、大連へはこの駅からは不便です。
駅は新しく立て直されているので、りっぱですが、ここはあまりおすすめではありません。

金州駅から歩いて、快軌鉄道の東山路駅へ向かいます。
30分程度かかってしまいました。

東山路駅から来た線を大連駅へ戻ります。
金州とお別れです。