5年目の東北被災地　南三陸～浄土ヶ浜～遠野

2016/05/01 - 2016/05/03

早くも東北震災から5年が経過しました、本当はもっと早く慰霊を兼ねて東北に行きたかったのですが、ようやく2016年5月に東京からレンタカーを借りて行ってきました。
行きは常磐自動車道で向かいましたが、原発近くでは水田や畑は荒れ放題で、しかも放射能廃棄物がいまだに積んでありました。誰がこのような元は美しい里山の風景を破壊したのだと思うと、怒りが込上げてきました。常磐道では線量の表示板が設置されていてこの地域の現実を見た気がしました。
初日の5月1日は悲劇の大川小学校跡地をまずは寄りました。写真撮影などする気もおきません。この目で見た実際の建物やその場の空気などはいたたまれません。すぐ裏には山があったのにという無念さが残ります。
そして、昼過ぎに南三陸復興商店街でキラキラ丼を食べてきました。そこから、北上し初日は気仙沼大島の休暇村に宿泊です。

2日目は海岸沿いに北上し、南三陸役場跡や奇跡の一本松を見て回りました、そして以前から行きたいと思っていた浄土ヶ浜で観光船に乗りました。そこで、私たち夫婦は”可愛すぎる観光船ガイド”に出会いました。浄土ヶ浜からは岩手県内陸の遠野に向かい、2日目は遠野の民宿泊です。

3日は北上川の代表的な景勝地の北上で川下りなどの船に乗ったりして、午後には東北道で東京に戻りました。

エリア 南三陸・登米(宮城)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

常磐自動車道、福島第一原発近くでは線量の表示板が所々に設置されていました。今をもってこの地域の現状を思い知らされました。

常磐道からの風景です、昔は綺麗な里山の風景だったところです。
行き場のない怒りが込上げてきます。少し前までは原発はある程度残した方がいいと思っていましたが、考えが変わりました。

東北の津波被災地はいまだに復興工事中です。完成したと思われるところは何処もありませんでした。かさ上げは良いのか悪いのか分かりません。

気仙沼大島の休暇村です。気仙沼の駐車場に車を置いて、連絡船で向かいます。海の風景が綺麗なところです。

東北沿岸地区では記憶を風化させない努力が今後も必要です。

念願だった浄土ヶ浜です、天気も良く最高でした。

可愛すぎる観光船ガイドさんです。

岩手県沿岸から遠野に向かいました。カッパ渕です。

日本の原風景を感じることが少しできる遠野です。

遠野では民宿に泊まりました。

遠野の民宿で珍しいお肉料理も食べました。

3日目雄大な北上川で川下りなどをして、昼過ぎには東北道で長い帰路につきました。

旅行に行くことが多少なりにも役に立つのであれば、また訪れたいと思います。そして、復興具合も見てみたいと思いました。