初めてのイギリス　レンタカーの旅　(３) ナショナルパークで　幌馬車軍団に遭遇。　ヨーク・キャッスル・ミュージアム 見学

2005/05/31 - 2005/05/31

2005年5月31日
ウィンダミアから　ヨークへと
ヨークシャディルズ国立公園を　横断します。

イギリスは　ちょうどバンクホリディ。
休日を利用して　のんびりと　ナショナルパークを移動する　個人所有の　幌馬車を　あちこちで　見かけました。

古い幌馬車を購入して　それぞれに　リフォーム。とても個性的で
内部は　すごく便利に　作り替えられています。

コンパクトな　キッチンと　そして　ベッド。

イギリス人の　お金をかけない　日常の楽しみ方を　勉強させていただきました。

同行の友人のお友達が　ヨーク・キャッスル・ミュージアムの職員さんなので　無料でミュージアム見学させていただきました。

１２世紀から１４世紀にかけ築かれたという城壁に囲まれた　ヨークの街と、19世紀から20世紀にかけての街並みや　イギリスの一般的な家庭生活様式を　展示したミュージアムを　見学します。


古い刑務所を改装して造られた博物館。ここでは、1580年から1980年までのヨークの人々の暮らしぶりを分かりやすく紹介している。19世紀の石畳の町並みを再現したキルクゲイトではビクトリア朝時代の店をのぞいたり、エドワード朝時代のパブに入ることができる。居間や食堂、キッチンなど、当時の生活を彷彿とさせる展示のほか、名高い盗賊ディック・タービンの牢獄も見学できる。アンティーク人形や乗り物のおもちゃなどが展示されているチルドレン・ギャラリーやさまざまな時代のドレスの展示も興味深い

エリア ヨーク(イギリス)

５時半。　空に　うっすらと三日月が浮かんで、今日も夜明けとともに　青空が
広がります。

Ｂ＆Ｂの近く、ウィンダミア・ホテルを　背景に。

ブレンダンチェイスＢ&Ｂ「〜の歩き方」にも掲載されていました。　
私たちへの対応はあまり良くなかったですが　料金は安いかった　と　記憶しています。

支払いを前日に済ませていたので　早朝フル−ツと水を 受け取り６時出発。

ヨ−ク、そして今日の宿泊地　ウイットビ−へと向かいます。

ケンダルKendalを　走り抜け　ハウズHAWESの手前で　馬を休ませている　幌馬車に何度か出会います。

装飾の美しい　一台の馬車の中を覗き込んでみると　
若い男の人が朝食の支度の最中。　

馬車の中は使い勝手良くベットとキッチンが 備え付けられています。

尋ねると　はにかみながら奥に引っ込んでしまい　
代わりに父親が出てきて答えてくれました。　

この可愛い装飾を施した馬車は1700年代の物で　自分達で手直しし　
馬２頭に引かせて ヨ−クシャディルズ国立公園を　一週間かけて旅をしている　との事。　　

何とのんびりした　贅沢な時間の過ごし方・・

この週末はバンクホリディで　多くのイギリス人は　前後に長い休みを取るらしい。　
この父と息子も休みを取り　ゆっくり移動するそうです。

とてもほのぼのした素朴な親子関係、いいですね〜〜。

朝食のお邪魔をした事をお詫びして　別れます。

Hawesハウズ　の村です。

今は使用されていない　蒸気機関車と駅舎を　背中に　ベンチに腰掛けて　
用意して貰った朝食を頂きます。

ハウズHawesの　村

ハウズHawesの　村

ハウズHawesの　村

ハウズHawesの村で　持参の朝食を済ませ　村はずれまで来ると　
又　幌馬車軍団に出くわしました。

各地から同じ趣味の人達が集まって　それぞれに家族と共に二週間の休暇を取り　キャンピングするそうです。　

どこまでも続く美しいNational Park に　溶け込んだ幌馬車の群れが　とても印象的で　出来れば　一緒に　付いていきたいなぁ・・・・

車を　ハウズから　南へ走らせます

スキップトンのス−パ−で食料を買います。

スキップトンの　スーパー・モリソンズで買った　チーズオニオンドッグ　と　コーヒー。


もう一本食べれそうなぐらい　美味しいホットドック。
外ガワがパリッ　で中はモチッ　と粘りのあるパン生地。　チーズ、オニオンがタップリ　挟まっていて　美味しいです。

スキップトンの街

スキップトンの　銀行で　両替も済ませます。

ハロゲイトです。

その昔　温泉が湧き　貴族の保養地として発展した　街。　

ハロゲイト・・・さっさと通り過ぎて・・・・

ヨークの街はずれに　着きました。

此処から　城壁に囲まれたヨーク旧市街に入りこむのに　ひと苦労します。

バンクホリディの　連休の最中、ヨークは　観光客でごった返していて　
道路もあちこち一方通行。

何とか　駐車スペースに車を止めて　ヨーク・キャッスル・ミュージアムは　何処かいな？

観光しながら　ミュージアムを　探します。

観光客の少ないところを　ブラブラ。　２階部分がせり出した　独特の家並みです。

キャッスル・ミュージアムまで　少し距離があったので　また車に乗り込み　近くへと走ります。

城を建てると言う習慣を持たなかったゲルマン人が　
城の建築を始めたのが　１１世紀ごろ。

ローマ時代のように石やレンガを積み重ねるのではなく
殆どは土塁に木の柵、そして木造の塔といった簡単なものでした。

これがモット・ベイリー形式と呼ばれる城で、これはフランスで始まって、
イギリス、ドイツに伝えられていきました。

モットはフランス語で「小山、土くれ」の意。ベイリーは古いフランス語で
「木柵、囲い」という意味。

(「ヨーロッパ物知り紀行　城と中世都市編」より)

モットの上に建設された　クリフォーズタワー。　

塔を配置し　塀で囲まれたベイリーには　兵士達や召使の家、
牧草地や馬小屋、倉庫などが設置されていました。

城の原形モット・ベイリーを　このヨークのクリフォーズタワー等が　最もよく現在に　その姿を残しているそうです。

York Casule Museumは古い刑務所を改装、1580年から1980年までのヨークの人々の生活様式や 町並み等が展示され　かなり見応えがあります。

合わせて　かつての牢獄にも入ることも出来、少々寒気のする思いもありましたが　興味深く見学。

ここから　ミュージアムの内部。

友人のお友達。　ヨーク・キャッスル・ミュージアムの職員さんです。

入場料は　無料で　見学させて頂きました。

手ぶれも甚だしい　ボケボケ写真で　申訳ない。

以下、ピンぼけの写真ばかりですが、かつての大英帝国の　豊かな暮らしを　彷彿とさせる　様々な展示品。

だんだんと　展示品が　現代に近づいてきました

鉄を使っているように見えます。

ストーブのような　調理家具。

日本は　戦争中、金属不足で　お寺の鐘から　家庭の鍋釜・箪笥の取手・
蚊張 の釣手・店の看板など　地方鉄道のレールも対象となり、根こそぎ回収されたそうです。

やはり戦勝国は　違いますね〜〜

鉄が豊富に使われている　台所。

超ピンボケ、ビクトリア時代の街並みを再現したコーナー。

蝋燭やさん。

ここから　かつての刑務所です。

先を急ぐので残念ながらヨークミンスターには寄らず
駆け足でウィットビーへ〜〜〜。

９月には一面紫の花を咲かせる　ヒースが茂る ノースヨークムーア国立公園を抜けて　キャプテンクックが船出した港町、ウィットビーへ　向かいます。