花と刀とエヴァと錦帯橋

2016/06/18 - 2016/06/18

雨の晴れ間の日に錦帯橋まで出かけて来ました。

錦帯橋も様々な表情を見せてくれて見飽きませんが、
その周辺も好きな場所でこの日は花と刀が主な目的でした。

エリア 錦帯橋周辺(山口)

錦帯橋は錦川沿いの道路から見ることもできます。

キタ　

ミタ　

カエッタ

のわずか10秒で見学を終えることも可能。

まあ、よほど急ぐ旅をしている人以外そういう人はいません。

錦帯橋を見ると一度は渡ってみたくなるものです。

橋からの景色も山と川が美しく、
渡った先ではお堀ぞいにぶらぶらしてみたり、
白蛇を見てロープウエーで岩国城まで行ったり。
１００種類あるソフトクリームを食べてみるのも楽しいですね。

今回は吉香公園の周りをあちこち巡っています。

この日は鵜飼いの催しがあって混んでいました。

臨時駐車場に車を置いて、吉香公園を通って行きます。

土曜日ですのでファミリーが多いですね。
たくさんの噴水があがっていて、子供たちは大はしゃぎです。

涼しそう。

ちなみに岩国基地の関係でしょうか、
外人さんファミリーも多かったです。

錦帯橋を渡ったこのあたりは、
長州藩の支藩だった岩国藩の城下だったところ。

歴史的な見どころも結構あり、
また花どころとしても手入れされています。


目加田家住宅にやってきました。

国指定重要文化財

１８世紀後半の

中級武家の住宅

岩国藩は紙の生産に力を入れていたようで、
武家の家では紙の原料となる楮を３株植える義務があったようです。

写真に写っている葉はどうもそれらしいですね。

山の上には岩国城が見えます。

山と庭がマッチして見えて、気持ちがよいです。

お堀です。

左手に見えているのが錦雲閣。

絵馬堂だそうです。

錦雲閣からの眺め。

噴水もあって涼むにはよさそうです。

ただ階段はちょっと高めでした。

吉香神社の方へやってきました。

狛犬〜

吉香神社です。

境内は広く、たくさんの花が植えられていてとても感じがよいです。

紫陽花がきれい。

ここにも噴水。

好きな雰囲気です。

塀と白い紫陽花

よく合っています。

紫

青

花菖蒲園にやってきました。

う〜ん、もうちょっとかなあ・・

花を見ながら水辺を歩くのは楽しい。

雪景色、という名前だそうです。

上手に撮ったらきっともっと雪っぽく見えると思う。

千年の友

露空

花菖蒲園を出て内堀の方へ。

ここにも花菖蒲があります。

餌に集まる鯉。

この後、岩国美術館へ向かいます。

岩国美術館はロープウエー乗り場のところにあります。

対面にあるシロヘビの館の方が有名ですね。

前にハクジャオーの看板も見たような。
なんとなくそれ系かなあ、と思って今まであまり注意を払わなかったのです^^;

7月10日までエヴァンゲリオン展と日本刀展。

ここになぜ行こうと思ったかというと・・

ある時気がついたんですよ。

ミシュラン観光版で☆1つ！

って書いてある。

こんなところにミシュラン

？？？？？？

これは一度見に行ってみようか。


自分、権威にメチャ弱かもしれない・・


行くとすれば特別展示がある方がお得に決まっている。
と、エヴァンゲリオン展があるうちにやってきました(^^)v

まず券を買って（８００円）
これなに！？　という感じの駅の改札口風、物々しいゲートを通過します。
金属探知機か何かかしら。


ゲートを入ると、いけめんボーイズがお出迎えしてくれます。

うむうむ、ごくろうですじゃ。

２階の展示がメインなのですが撮影禁止です。
階段を上がっていくと途中でこの方と出くわします。
西周。

津和野藩出身の方です。
なぜここにこの画があるのか、説明を読んでもよくわからなかったです^^;

２階に上がりました。
刀、兜、甲冑、馬具、弓矢、等々の展示がありました。
　

結論から言いますとミシュラン☆1つ、は納得です。
見ごたえ、ありましたね。

おフランスの権威に日本がわかるのかしら、
かなり疑いの目をむけていましたが、
ミシュラン、よく知っているわあ。

その情報収集力に、脱帽・・

錦帯橋には何度も来ていますが、
こんなところにこんなお宝があるとは全然知りませんでした。

お城などに行くとよく甲冑や刀などが飾ってあったりしますが、
ここの展示レベルは群を抜いていてそして異色だと思いました。

何というか、看板どおり戦国ロマンを感じることのできるものでした。

一番心を惹かれたのが兜です。

戦国武将達が目いっぱい、
兜にその意気や勇気、シャレ心を込めていたのが
伝わってきます。

うさぎの耳つき、トラ兜、はまぐり、カニ、をつけたりしたもの。
うさぎは勇気を、トラは強さを、ハマグリは守りの固さを。
カニは勇気を（横にしか歩かないので後ろに下がることがない・・とか^^;）

現わしているそうです。

トンボ、こおろぎ、蝶の触角など昆虫系もありました。
それぞれにちゃんと意味があるそうです。

変わったところでは前に月を後ろに笙（楽器）をつけた兜がありました。
風流心をアピールしているようです。

きっとこの武将は、戦の合間の月夜に、
この兜をかぶって笙を吹いたりしていたんだろうなあ。
そう思うとちょっとタイムスリップした気になりました。

織田信長の鎧も１つですが展示されていました。
これも彼ならでは、の雰囲気があるものでした。
兜飾りに獅子、
面頬はすっきりしているけれど怖さを感じます。

他の刀剣類も、豪華さと曰くありげなところがよかったです。
好きな人はいつまでも見ていたくなるのではないでしょうか。

２階を堪能したので、次は３階の特別展示です。

エヴァンゲリオン展。

こちらは一部を除いて撮影可でした。

まずはフィギュアのお出迎え。

月夜の用心棒

海洋堂さんとは何の関係もありませんがとりあえず説明文^^;

御前試合開幕

とりあえず２

月夜の沈黙

とりあえず３

着物姿の３人娘

これがエヴァンゲリオン？

新幹線とコラボしているのは知っているのですが。

写真は撮りましたがわからないことが多いので、後でザット調べてみました。
また、もろもろ知識が増えてシマッタ(^_^;)

刀とエヴァンゲリオンのコラボですね。

驚いたのは刀鍛冶さんが作った本物らしいということです。

綾波レイ嬢

その刀

惣流・アスカ・ラングレー嬢（表紙絵）

の持つ刀。

ロンギヌスの槍製造計画

第一次中間報告

ただいま製造中らしい・・


いろいろさまざま、本気度がすごかったです^^;

この日の戦利品。

１階の販売店で買いました。

クリアファイルなんですけどね。
結構お高かったので（３００円台）迷いましたが、
華厳の滝から飛び下りる気持ちで。

この旅行記へのコメント （2）

• ひろさん 2016/07/17 17:50:19

  そうなんだ！

  rurikarakusaさん　こんばんは！
  
  岩国美術館、私は時間がなくて見れませんでしたが
  ホント良い所っぽそうですね〜
  説明文を読んでそう思いました。
  う〜む、意外と身近なところにミシュランの星がついている所が
  あるものなのですね〜
  我が神奈川にもそんなところがありますよ
  
  戦国時代の兜についている飾りが、まさか意味があるとは思いませんでした。
  あの時代は、そういうファッションを競う文化があったというだけだと思っていましたが旅行記を読んで私もまた一つ知識が増えました！
  ありがとうございます。

  rurikarakusaさん からの返信 2016/07/19 22:43:09

  こんばんは　ひろさん

  そうなんですよ〜
  この辺は結構いったりもしていたのですが、こんなところがあるとは・・
  ほとんど無視していた美術館に、何気にミシュランの☆がついていて？？？でしたね〜
  建っている場所がイマイチで、岩国城へのロープウエーすぐそばなんですよ。
  岩国城にも刀等の展示があるので、降りてきて、さらに美術館で戦国ロマンを極めよう、と思う観光客は少ないと思います。
  
  私も錦帯橋に来る時はここの駐車場が便利でよく使うようになってから、美術館とミシュラン☆１つに気づきました。
  
  ひろさんの身近にもミシュラン☆つきのところがあるのですね？
  どんなところなんだろう。興味があります。
  今回で、ミシュランの☆つきは１つでもチェックする価値ありと思いました。