ここがホントの“ちゅら島” ～ 華やかさも便利さもないけど，きっと あなたを癒してくれる渡名喜島♪

2016/06/18 - 2016/06/19

渡名喜島は，慶良間諸島と久米島の間に浮かぶ小さな島です

特別な観光名所はないですが，フクギに囲まれた赤瓦の集落が，国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されていて，古民家を改良した一軒家に泊まることができます

そんな島に泊まって，ゆったりした時の流れの中，美しい海を眺めながらのんび～り
島で誰かとすれ違ったら，「こんにちはー」って自然にあいさつできるし，なーんにも気を遣わなくてもいいし…

ところで，渡名喜島の沖合いに浮かぶ入砂島（表紙の写真の右下）は，NHK朝の連ドラ「ちゅらさん」のオープニングで映っていた島なので，タイトルどおり，これがホントの“ちゅら島”かぁ！と思いました

【表紙の写真】
左上が渡名喜島，右下が入砂島（ちゅら島）で，別の日に羽田から宮古へ向かう飛行機の中から撮りました

【渡名喜村観光情報】
http://www.vill.tonaki.okinawa.jp/index.jsp
【久米商船】
http://www.kumeline.com/
【赤瓦の古民家に泊まって村を散策した旅行記】
http://4travel.jp/travelogue/近日公開！

エリア 久米島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 旅行の手配内容: 個別手配

渡名喜島へは，那覇・泊港から久米商船の久米島行きフェリーに乗って途中下船します（往復割引で\5,130）
２時間ちょっとの船旅で，ちょうどいいくらいです

※ 久米商船のHP
http://www.kumeline.com/

フェリー琉球 乗り物

那覇・泊港で乗船前
「こんなでっかいクルマ入っちゃうんだね〜」

間近で，フェリーにトレーラーを積むのを見るって，普段ないことなので興味津々で眺めてました

フェリー琉球 乗り物

乗船したら，渡名喜村と久米島町のキャラがお出迎え〜

フェリー琉球 乗り物

「予想外に，いいじゃん〜！」

久米商船のフェリーは，「フェリー琉球」と「ニューくめしま」があって，往路は，「フェリー琉球」に乗りました（どちらの船に乗るかは，直前にならないと分からないというアバウトさ）

「フェリー琉球」は，「ニューくめしま」より大きいし速いし豪華！？だし，快適です

フェリー琉球 乗り物

２階の前部中央はラウンジのような部屋（特別室じゃないので誰でも乗れます）

窓の外はデッキになっています

フェリー琉球 乗り物

那覇・泊港を出航したら，すぐに豪華客船が見えてきました

あの！ダイヤモンド・プリンセス号でした
まさに，海に浮かぶ巨大リゾートホテルで圧巻です

われらが「フェリー琉球」も，なかなかいいです！

このデッキなんて，太陽と海風を受けて気分爽快です

でも，この日は，なぜか野郎ばかりで，全然絵になってな〜い！

フェリー琉球 乗り物

２階前部のデッキは特に見晴らしが良くて気に入った！

そのうち，波しぶきをかぶりますが…

フェリー琉球 乗り物

慶良間諸島（渡嘉敷島や座間味島など）を左に見て走ります

この日は，ちょうど梅雨明けしたばかりで最高の天気でした
波は，少しうねってましたが

渡嘉敷島 自然・景勝地

ルートマップが詳しい〜

黄色い輪っかが渡名喜島で，右端が沖縄本島，左端が久米島です

今ちょうど，慶良間諸島の北を通過した辺りにフェリーが居ます

座間味島 自然・景勝地

夏のスプラッシュ！大好きー！

慶良間諸島辺りから，遠くに渡名喜島が見えてきます

フェリー琉球 乗り物

いよいよ渡名喜島が見えてきた〜

けっこうゴツゴツした感じ

それにしても，このブルー！！何回見ても感激っ！

渡名喜島 自然・景勝地

向こうに，白砂がキレイなカワイイ島！

これが，“ちゅら島”こと入砂島（いりすなじま）で，NHK朝の連ドラ「ちゅらさん」のオープニングで映し出された美しい島です（これから，“ちゅら島”って呼びます）

でも，でも，ここは無人島で，米軍の射撃演習場になっているので上陸できません…（なってこった！）

入砂島 自然・景勝地

渡名喜島の港に入ります

同じ小さな島でも，竹富島や多良間島など平らな島と違って，けっこう山が見えます

＜旅行記＞
竹富島→http://4travel.jp/travelogue/10976423
多良間島→http://4travel.jp/travelogue/11102265

渡名喜港 乗り物

港で，この色！

やっぱり沖縄は離島だねー

渡名喜港 乗り物

さあ接岸

左の建物が待合所です

船を降りたら，宿のおっちゃんが迎えに来てくれてて，クルマで移動です

渡名喜港 乗り物

フクギ並木が美しい〜

おっちゃん「もう，真夏だよー，暑くてたいへんさぁ」
梅雨明け直後の強烈な日差しが降り注ぎますが，自称“夏男”のわたしには，最高に気分がいいです

こんなにフクギが多い集落も，今では珍しいかも

２分ほど走ったら，おっちゃんに「ここですよー」って言われて，はぁ？？？

ここが「赤瓦の古民家」で，本日のお宿だったんです！

赤瓦の宿 ふくぎ屋 宿・ホテル

いやいやいや〜，いい感じですなぁー！

おっちゃんからは何の説明もなく，「とりあえず，休んでてー」だって！
他のお客さんを送迎するので，おっちゃんは走り去って行きました

人のお家に勝手に上がるような気分でした
畳に寝っ転がってみると，気持ちいい〜

※ 詳しくは，別の旅行記で！
【赤瓦の古民家に泊まって村を散策した旅行記】http://4travel.jp/travelogue/作成中

赤瓦の宿 ふくぎ屋 宿・ホテル

宿から見えた山

後で，あの方へ行きます

赤瓦の宿 ふくぎ屋 宿・ホテル

ちょっと集落をブラついたら，味のある古民家がい〜っぱい！

何か，“古き良きオキナワ”に出会えた感じで，ワクワクする〜

クルマを借りに港へ向かいます

ここは，沖縄で一番短い県道（村道じゃぁないです）

写真の青いライン辺りで，全長２５メートル
その名も「沖縄県道188号渡名喜港線」だってー

観光マップに載ってたんで，興味本位で見てみました…
だからぁ？って感じでしたが…

渡名喜港 乗り物

これはバイクじゃなくて，小っちゃいクルマ

何か書いてあるけど，“ちゅら島”に米軍が居るから，おカネが入るようです

渡名喜港 乗り物

ドライブの前に，渡名喜島を上から見てみましょう

山と山の間にある平地に集落があります
集落以外は，山って思ったらいいです

赤い円がドライブした辺り，青が泳いだビーチ，黄色が宿のある集落

小さな島ですが，歩きやチャリには広いし高低差あり過ぎでしんどいから，クルマかバイクがいいです

渡名喜島 自然・景勝地

泳ぐのに適当な場所を探しながらドライブです
宿のおっちゃんに「泳ぐには，どこがいい？」と聞いたら，「島中どこでも泳げるさぁ」「今日は，港側は波があるから気を付けてねー」だって

とりあえず港を背にして右側へ

海沿いの細い道を，チャリより遅いスピードで海を眺めながらのんびり走ります

山肌が岩でゴツゴツ

小さな島ですが，山あり谷あり，けっこうダイナミックな地形があって驚きです

この白砂にはウミガメが産卵にくるそうです

遊泳禁止なので，残念！

神の宿る岩（イェーンシジ）

ちゅら島に居る神様が海を渡って，この岩に来るそうで，神聖な場所です

写真の右端にちゅら島が映っています

これはハブ？干からびてました…南無…

渡名喜島には，ハブがいっぱい居て「ハブに注意！」って看板を見かけました

海辺から一気に山を登ります
坂道がきつくて，クーラーMAXにしてたら，クルマが全然前に進まないくらいです

なんとか山の上に着いたはいいけど，ここから歩いて展望台に登ります

強烈な日差しの下，階段登るって，けっこうハード…

渡名喜島 島尻毛 自然・景勝地

フェリーから見た大本田展望台

こうして見ると，けっこう高いです

渡名喜島 自然・景勝地

汗だくになって大本田展望台に到着〜

いやぁ〜絶景かな！３６０度のパノラマ
遠くに慶良間諸島

海風が気持ちいい〜♪

渡名喜島 島尻毛 自然・景勝地

ちゅら島がキレイ〜

それにしても，あの島は神様が住むっていうのに，米軍が占領！？して，鉄砲バンバン撃ちまくるって，ホントに因果なことするね〜

入砂島 自然・景勝地

粟国島が見えました

今度は，あそこに行こうかなぁ

粟国港 乗り物

ボートが居るあたりはダイビングスポットです

渡名喜島 島尻毛 自然・景勝地

山の反対側に下って行くと…
きたーっ，ワンダフル！な海〜

ブレーキ踏んでクルマに乗ったままシャッター切るけど，そんなことが許されちゃうんです

アンジェーラ浜 自然・景勝地

向こうの山容が威厳に満ちてて，何かあるだろうと思ってたら，岩の間にお墓があった
２億５千万年前の岩肌でした！

アンジェーラ浜の沖にはウミガメが居て，運が良ければ，このビーチでもウミガメにで会えるそう

でも，ここ，海藻だかを養殖してて泳げそうにないんですけど…

アンジェーラ浜 自然・景勝地

アンジェーラ浜のとなりは，「あがり浜」という７００メートルの白砂

ここでは泳げます

沖縄語で，「あがり」は，太陽が上がるから東のことを指すんですが，この浜は，島の東にあるから「あがり浜」なんですねー

渡名喜島 自然・景勝地

あがり浜には，プールがあります
純・海水プールです
こんなに美しい自然の海の中にレーンを作るって，ちょっと違和感…

ここで，子どもたちは運動会をするそう

この日も，村の親子連れが泳いでました

渡名喜島 自然・景勝地

ヤッホー！（海だけど…）
めっちゃキレイ〜！

さぁ，もうガマンできないから泳ぐぞー！

プール以外は，誰も泳いでませんでした

渡名喜島 自然・景勝地

海の中は，ムムムッー

サンゴもサカナも，つまんな〜い！

ま，遠浅の白砂のビーチだから仕方ないけど…

今回の収穫？？
ガンカゼにヒトデ

今回のビーチは，２週間後に宮古島で本格的に泳ぐのでウォーミングアップが目的だったので，これくらいにしておこう

SUPやってる〜

このビーチは，泳ぐよりSUPの方が面白いかも？

そろそろ上がろうとした時，波打ち際で不思議なものを発見

サカナのアタマだけが散らばってる〜
誰の仕業？おいしいお肉の部分は，食べちゃったの？

ハーリーやるんだねー

港に戻ってきて，港のとなりにある「てぃだ広場」をブラブラ

緑が気持ちいいーんですが，ガイドマップには，村民憩いの広場って書いてあるけど，村民も観光客も居ませんでした…

渡名喜島 自然・景勝地

クルマを返して（この日は，レンタカー代は払ってません，翌日のチェックアウトの際に，宿代と一緒に払いました），集落をブラブラ

こういう光景，見てるだけで癒される〜

村の花「カワラナデシコ」

可憐な姿に，東京の生活で穢れた心がキレイになるような気分！？

見事な形！小っちゃな島なのに，意外にも山に感動！

勝手に，「レーニア山」って呼んでました
全く場所も違うし，雪なんてないけど，形がなんとなく似てる気がしたもので…

この後は，港へ夕陽を見に港へ行きます

渡名喜島 自然・景勝地

ちゅら島の向こう陽が沈む〜

こうやって夕陽を見てると，「いい島に来られてよかったなぁ」と幸福感が湧きあがってきます

何もかも忘れる瞬間です

渡名喜港 乗り物

これこれ！これ見たかった〜

日が暮れると，集落にフットライトが灯ります

フットライトに照らされた夜の集落を歩いていると，どこか郷愁が…

ホントにいい雰囲気！浮世のことを忘れます

東京も，こんなふうだったらいいのに…
と思いつつ，宿に帰りました

渡名喜島 自然・景勝地

朝！気持ちいいー

フクギのトンネルを抜けて，集落の外へ散歩です

渡名喜島 自然・景勝地

さっきの写真で，丸で囲ってない方の左手の山に登ります（港を背にして左）

フクギに囲まれた集落全体が見渡せます

あそこには村の人たちの平和な暮らしがあるんだね〜

渡名喜里遺跡 名所・史跡

港と反対側の「あがり浜」が，美しい〜！

絵のようだね〜♪

前日に泳いだビーチです
向こうの山は，ドライブした山です

渡名喜里遺跡 名所・史跡

山のてっぺんは御嶽です

里遺跡という，城（グスク）があったところで，それらしい大きな岩が転がっていました

こんな平和で小さな島にも，グスクがあったんですねー

渡名喜里遺跡 名所・史跡

山から見た“ちゅら島”
いつ見ても美しいので，何枚この島の写真を撮ったことか！

朝食後は，チェックアウトして港へ

入砂島 自然・景勝地

港の景色だけでも，素晴らしいー

渡名喜港 乗り物

久米島からのフェリーが入港

１０:１５発で那覇へ戻ります

ニューくめしま 乗り物

往路と違う「ニューくめしま」ですが，往路の「フェリー琉球」より“ニュー”じゃないです…

ニューくめしま 乗り物

だだっ広いデッキと後部のイス席が，むかしのフェリーって感じです

そういえば，出航してまもなく，甲板の上で一人のおばぁが，ちゅら島（入砂島）に向かって拝んでいました
感動的シーンでした
やっぱり，ちゅら島は神聖な島だったんだねーと実感

ニューくめしま 乗り物

のんびーり慶良間の海を見ながら２時間ちょっとのクルージング
那覇に近づいてきました

泊港発着のフェリーに乗る楽しみは，頭上を飛行機が飛んで行くのが見られることです（わたしだけ？）

夏の雲とヒコーキ！う〜ん，大好きな風景〜

おまけに，那覇空港発着の飛行機を海上から見られるって，考えたら貴重な体験です

那覇空港 空港

海からの那覇空港

B747（ジャンボ）が居る〜

那覇空港 空港

今日も豪華客船が碇泊してます

ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」でした

１２：３０，那覇・泊港に到着

フェリーを真っ正面から見ると，大きなクジラが口を開けてるみたい〜

泊港の「とまりん」でランチ

とまりん 乗り物

「とまりん」の２階にある「まぐろ食堂」に入ります

あ，「とまりん」は，那覇・泊港に隣接したホテルなどが入る複合施設です

とまりん 乗り物

何度も泊港を利用してますが，ここへ入るのは初めてなので，ちょっとドキドキ〜

店内に大漁旗

このお店の窓側は，泊港全体が見渡せてオススメです
（わたしは一人もんなので，遠慮してカウンターに座りましたが…）

とまりん 乗り物

マグロ中落ち丼にしました
うーん，美味い！

１泊２日だったけど，渡名喜島の自然や村の人から癒しのパワーをもらった感じでした
東京の暮らしの全てが煩わしくなったら，また来ようっと！


渡名喜島旅行記≪後編≫は，赤瓦の古民家や村並みを紹介します
→http://4travel.jp/travelogue/作成中

とまりん 乗り物

この旅行記へのコメント （2）

• ちゅらさん 2016/07/29 15:58:00

  やっぱり、想像通りの素敵な島ですね☆

  
  コージ☆さん
  
  何年も、憧れ続けている　渡名喜島
  
  夜、幻想的なライトアップの小道を見てみたくて
  
  フクギ並木の続く あの古民家に泊まってみたくて
  
  島のことをあれこれ調べては、なかなかチャンスがめぐってこない
  
  片思いの島...やっぱり「ちゅら島」でしたね。
  
  羨ましいです。
  
  わたしも、行ってみなくちゃ〜　渡名喜島「ちゅら島」を見に♪
  
  とっても参考になりました。
  
  　　　ちゅら

  コージ☆さん からの返信 2016/08/01 23:49:28

  素敵な島です！

  ちゅらさん こんばんはー
  
  メッセージありがとうございます
  何年も憧れ続けてたんですかー
  遠いイメージがありますが，意外に近いですよー
  金曜夜発の土日弾丸で行ってこれますし
  それで十分な感じでした
  
  なあーんにもないですが，それがかえっていいのかも？
  のんびりするには，オススメですので，ぜひ！
  
  コージ☆