2014/05/28 - 2014/06/10
275位(同エリア351件中)
TENKOさん
- TENKOさんTOP
- 旅行記22冊
- クチコミ0件
- Q&A回答0件
- 7,174アクセス
- フォロワー2人
オーストリアの旅も、いよいよ最終章。
孫にとっては3度目のチロルの田舎を訪れます。
インスブルックでは、チロルパノラマとベルクイーゼル・ジャンプ台。そしてパッチャーコーフェルバーンで山頂駅まで行き、ちょっぴり散策。
シュトゥバイタールでは、雪山の眺めを楽しみました。
今回も孫の日記代わりの旅行記です。
ばばちゃんが巻き起こすトラブルが、詳しく書かれていました! (トホホ)
@写真の日付が違います。 2014年です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ザルツブルクとお別れです。
9時08分発のREXです。
45年前、何回も往復した路線を選びました。
レイルゼット(RJ)ではなく、レギオナル エクスプレス(REX)で、ツッェル・アム・ゼー(Zell am See)経由の、のんびりと走る列車に乗ります。 -
ザルツァッハ(Salzach)川沿いに列車は走ります。
-
ツェル湖が見えてきました。
-
ツェル・アム・ゼーの駅。
実は45年前、ここも長期滞在の候補地の一つでした。
が、微妙な観光地の雰囲気で1泊しただけで、チロルを目指すことにしました。
そして、その日のうちに第二の故郷になるMatrei am Brennerに辿り着きました。 -
12時21分。オーストリアアルプスを抜けてウェルグル駅に到着。
ここで12時51分発のECに乗り換えて、インスブルックに向かいます。 -
乗り換え時間が30分ほどあります。
プラットホームの椅子に座り、のんびりとドイツからの列車を待ちます。
が、ここでババちゃんはとんでもないミスをおかしました。
背もたれで邪魔な背中のリュックを下ろし(この写真は後日マットレイの駅で撮りました!)読書に夢中になったワタクシ。
ハッと気がつくと、列車がプラットホームに入って来るところでした。
「乗るよ」と孫に声をかけてスーツケース二つを列車に積み込みます。この列車の昇降口は段差があり、やっとの思いで積み込んでやっと一息。
コンパートメントの車両です。片側の通路の向こうで何か声を掛けてくる人がいます。
遠くで聞き取れなく、よっこらしょ、、と近づくと「あなたのバックが。。。」と、プラットホームを指差されるではありませんか!!
「ギャ〜〜〜(と心の中で)」
急いで取りに出ようとしたところで、ス〜とドアが閉まり万事休す。。。
リュックはこの写真のように、プラットホームのベンチでポツンとババちゃんを待っています。
「どうしよう!どうしよう!」頭の中がパニックです。
いつもはきちんとパスポートは別に仕舞っているのですが、今日はリュックの背中にいらっしゃいます。なんということでしょう!
ババちゃんはもう真っ青です。
「車掌さん!」パニックの頭の中でこだましています!!
天は我に味方す。
目の前のコンパートメントにアテンダントの方が二人いらっしゃるではありませんか!
「私のバックがプラットホームで待ってる!!」
男性のトレインアテンダントの方が、通路に出て下さり、確認。
ここからは早かった〜〜〜。
すぐ駅に電話。 ピックアップしてくださるよう連絡。
次の駅で下車して引き返し、一番プラットホームのスタッフに声をかけるよう段取りして下さいました。引き返しの列車の時刻も調べて下さいました。
でも、特急なので次の駅までが長い事、、、、。
最大級のミスに、ババちゃんは落ち込んでしまいました。 -
やっとイエンバッハ(Jenbach)に着きました。
ウェルグルまで引き返す列車を待ちます。
「本当にありがとうございました」
トレインアテンダントのお兄様にお礼を言ってお別れです。
これに懲りたババちゃんは、席を離れる時は必ず振り返って確認する癖をつける事にしました。
PS. 翌2015年チロルに滞在した時、お礼を持ってウェルグルの駅を訪ねました。
そして帰り、反対行きの列車に乗ってしまい「どうもおかしい〜」と列車を降りる時、文庫本を忘れてしまいました。
この駅とは相性が悪い、、、と親切にしていただいたのに、駅のせいにしたババちゃんです。
後ろを振り返って確認、、の癖はまだついていません。 -
ウェルグル駅に着くと、駅員さんがブーラブラと私のバッグを提げてやってきました。
その姿にお孫ちゃまは大受け。
不安だったでしょうに、ごめんね。
でも、リベンジで彼女の日記にはババちゃんのミスが、事細かに書かれていました!
大事なリュックを駅(それも特急が停まる乗換駅)のプラットホームの椅子におき忘れても返ってくるなんて、なんて素敵なのでしょう。。
孫にとっても最大の感動だったようです。
皆様、本当にお世話になりました。
インスブルックに寄るつもりだったのですが、ばばちゃんは疲れ果ててしまい14時発のブレンナー行きでマトライ(Matrei am Brenner)に直行しました。 -
無事マトライの駅に着きました。ホテルに電話をします。
オーナーの息子さんが迎えに来て下さいました。
いつものホテル。
いつもの景色です。 -
お茶を頂きながら、のんびりとチロルの風景を楽しみます。
孫も「帰って来たね〜」と嬉しそう!
景色に癒され、ばばちゃんはやっとアクシデントの記憶から解放されました。 -
今年の部屋は、新館のテラス付きの部屋。
今年の滞在は短くて、4泊5日です。 -
孫が日向ぼっこをしていたら、オーナーが挨拶に来て下さいました。
もちろん彼が行くところ、2匹のワンちゃんもお伴します。
「ジャバとブルーノ」のカップルです。
孫はこの二匹が大好きです。
「ジャバは女の子で、毛に黒が混ざっていて頭をなぜるとふわふわです。ブルーノは男の子で毛の色は茶色だけで、頭はジャバよりフワフワではありません。
それで二匹を見分ける事が出来ます。」 -
翌6月5日。
ちょっぴり寒くて、ホテルの前の家から、暖炉からの煙が立ち上っていました。
昨日、孫は早い時間にベッドに入りました。
「約11時間くらい寝ました。こんなに寝たのは初めてです。
いつものホテルなので、安心して眠れたのだと思います。
大好きなホテルです。」 -
今日はインスブルックに行きます。
マトライの駅までの途中に、橋の聖人ネポムクのヨハネさんがいらっしゃいます。
ばばちゃんは、45年前からお会いするたびに挨拶をしています。 -
インスブルックには、2011年スイスで買ったモンディーンの時計のベルトを交換して頂くために来ました。
が、14時までお昼休みで時計やさんは閉まっていました。
大聖堂(聖ヤコブ教会)の前の公園。
教会には入ったことはありませんが、教会前のベンチは私たちのお休み処です。
孫は絵葉書を書いています。 -
時計屋さんは12時から14時までお昼休み。
この時計屋さんにはいつもお世話になっています。
インフォメーションの近くです。 -
孫の日記。
赤のベルトがなくて、紫のベルトに替えて頂きました。 -
マリア・テレジア通りに面しているショッピングセンター「カウフハウス・ティロル」の地下にあるスーパーマーケット。
入り口には、お寿司屋さんが出来ていました。 -
時計屋さんとスーパーに行っただけで、インスブルックを後にします。
-
マトレイの駅を通り過ぎて、ブレンナー駅に向かいます。
車窓の景色が素敵です。 -
イタリア国境のブレンナー駅。
実は45年前、イタリアからの列車が遅れてこの駅で延々と待ちました。
情報が少なかった45年前の私は、「Brennero」と「Brenner」が同じ駅とは知りませんでした。
マトライ駅からブレンナー駅に到着した私は、イタリア人のおばあちゃまが「ここで待ちなさい」と言って下さったのに理解できなくて「ドイツ行きの特急列車に乗るから、私はブレンネロ駅に行かなくてはならない」と騒ぎました。
ごめんなさい。
ブレンナーはオーストリア駅名。ブレンネロはイタリア語読み。
同じ一つの駅だと知ったのは、何十年も後でした。
お粗末様。
ということで、確認に来ました。
孫は「変なばばちゃん!」と言っていました。 -
自転車を載せる車両です。
シニアのご夫妻が、自転車を下ろしてもらっていました。
うらやましいナァ。
私にはサイクリングする元気がありません。 -
懐かしのブレンナーの駅のプラットホームで記念撮影。
この列車でマトライの駅まで帰ります。
はしっこの方に停まっています。
乗り換えの方は、要注意です。 -
Matreiの町に帰ってきました。
アルプスのお水とお花と聖人さん。
スーパーの隣です。 -
人口1、000人あまりの町のスーパーマーケット。
2014年、初めてお醤油がありました。 -
ホテルの近くで。
牧草を刈っていました。
いつも羊が草を食んでいる丘です。 -
久しぶりの「フリタッテンズッペ」
細切りクレープ入りコンソメスープです。
ホテルでのんびりとお食事を頂きました。 -
孫は、館内を探検して古い暖炉を見つけました。
-
廊下からは自然がいっぱい見えます。
-
6月6日。
今日は友人のクリスティーネ夫妻ととシュトゥバイタールに行きます。
何度見ても見飽きないチロルの風景です。 -
牛さんが散歩中。
-
車の窓越しにグラヴァ滝(Grawa wasserfall)が見えてきました。
-
今日はStubaier glacierを目指します。
グラヴァ滝は、また次の機会に。。。 -
一昨年の冬、強風でゴンドラが動きませんでした。
今日はリベンジです。 -
ゴンドラからの眺め。
チロルアルプスの雪解け水。 -
ゴンドラリフト。
-
トップ・オブ・チロルTop of Tyrolを目指そうとしたのですが、残念ながらリフトに乗れませんでした。
また次の機会に。 -
皆さん、気持ちよさそうに日光浴をしています。
-
カプチーノ。
トップ・オブ・チロルが描かれているこのカップをお土産に買っていただきました。
崖の上に突き出した展望台の写真を見ながら、リベンジを誓います。 -
翌日。6月7日。
今日もクリスティーネたちと観光です。
8時30分にホテルに迎えに来て頂いて、まず「チロルパノラマ」に行きます。
写真は、チロルの英雄「アンドレアス・ホーファー」の像。 -
チロルパノラマ。
見学開始です。 -
パンフレットの冬の景色。
-
このような展示があります。
-
1809年、ナポレオン軍及びバイエルン軍の連合軍と、チロル義勇兵が戦ったベルクイーゼルの戦いが詳しく紹介されています。
-
アンドレアス・ホーファー率いる農民解放軍は、フランスとバイエルンの連合軍に三度勝利して、一時はインスブルックに住民による統治権が誕生するほどでしたが、最後は敗北してしまいました。
-
ヴィルテン巡礼教会(BASILIKA WILTEN)とヴィルテン教区教会(STIFTS KIRCHE WILTEN)のあたりは、すさまじい戦場だったようです。
-
このような絵が描かれていました。
-
現在のインスブルック市内。
下の方に、ヴィルテン巡礼教会とヴィルテン教区教会が見えます。 -
5年生の孫も、なにかわからないまま感動したようです。
私も今回初めてアンドレアス・ホーファー率いるチロル解放軍のことを詳しく知ることができました。
クリスティーネが連れて来てくれなければ知らなかった歴史です。
インスブルック旧市街にあるゴルデナー・アドラー(黄金の鷲亭)は、この解放戦争の時ホーファーが司令部を置いたいたそうです。 -
次に、ベルクイーゼル・ジャンプ台を 目指します。
-
2度の冬季オリンピックのジャンプ競技の舞台になりました。
このジャンプ台は、2002年に斬新な姿に生まれ変わりました。
イラク出身のザハ・ハディド
さんの設計です。
最上階のパノラマカフェでお茶をしました。 -
練習されている人がいました。
飛んで来られました。 -
スタート地点に立つと、足が震える程。
ジャンプ競技の選手と同じ目線で市街を望みました。 -
インスブルック市街とノルトケッテ連峰。
-
パノラマカフェでお茶を頂いて、下りは階段を歩いて降りました。
-
五輪のマーク
-
次にロープウエィで、パッチャーコーフェルに来ました。
山頂駅は1952メートルに位置します。
山頂駅の周りを歩きました。
ここからはツィルベンヴェーク(霜降り松の道)と名付けられた全行程7kmのハイキングコースがあります。
標高2000mに沿って、アップダウンもほとんどなくノルトケッテ連邦の山並みを望みながら歩けるコース。 -
ですが、この季節6月7日。雪が残っています。
それなりの装備が必要です。 -
なにせ、このような人もいらっしゃいます。
ハイキングはまたの機会に。 -
アルペンローゼ。
少し早かったようです。 -
白いお花。
-
黄色のお花。
-
紫のお花。
私、この後「アルプスの花々」の本を買いました! -
インスブルックのパノラマを見ながら、、、。
-
ランチをいただきました。
孫は、チロルの食事が苦手らしくスパゲティがあれば即オーダーします。 -
そして、45年前のホスト。
マリアンネとジョセフを訪ねました。 -
実は前年12月、ジョセフは階段から落ちました。
生死の境を彷徨いながらも、でも素敵な笑顔はそのままでした。
再開を果たした2010年以来、ご夫妻の素敵な笑顔が迎えてくれるMatreiを訪れることは私たちの大切な行事となっています。 -
クリスティーネのお宅訪問です。
マトライの隣町、ステイナッハ アム ブレンナーです。 -
3階のキッチンから、芝生のお庭に出れます。
-
孫は、マクシミリアンとバトミントン。
-
今日はバーベキューです。
-
ここでお肉を焼きます。
-
お庭のテーブルで待ちます。
-
「バーべキューしようね」と言われて、孫は日本式のバーベキューを想像していました。
違った!
お肉のブロックをバーベキューの炉で焼いて、一つづつ持ってきてもらいます。 -
とっても美味しかった!
-
翌6月8日
いよいよチロルとお別れの日です。
ウィーンまで向かいます。
マトライは小さな駅なので、エレベーターはありません。
お孫ちゃまがスーツケースを運んでくれました。
今回の旅は、彼女が保護者でした。 -
ババちゃん!
リュックは下ろさないでね! -
サヨナラ Matrei am Brenner.
45年前と変わらない駅舎です。 -
インスブルック駅。
セルレス山とスキージャンプ台にお別れです。 -
12時20分発のレイルジェット。
ウィーン西駅まで約4時間かけて帰ります。 -
1等座席指定をしておきました。
荷物がすぐ見えます。 -
乗り込んだ時はガラガラでしたが、今日はほとんど満席になりました。
座席指定していてよかったです。 -
ウィーン西駅前。
いよいよ最後の日です。 -
またまたレストランに行く元気が無く、テイクアウトです。
-
孫の日記
「今日は焼きそばを全部食べることが出来ました。
食事の後お風呂に入ってDVDを見ました。
今回は草ナギ君の「いい人」です。外国にいる間DVDが楽しませてくれました。
明日は飛行機に乗って長い一日になるので9時に寝ます。
外国旅行、とっても面白かったです」 -
朝9時ホテルを出ました。
ウィーン西駅前のバス停から、ウィーン空港までバスに乗ります。 -
荷物を預けて空港を散策しました。
オーストリア空港のマークの前で記念撮影。
CAさんになるのが夢の彼女。でもオーストリア航空はパスだそうです。
「全身、ストッキングから靴まで赤なのはちょっと、、、」だそうです。 -
オーストリア航空機。
-
飛行機が大好きな孫。
日記を書いたり、お勉強をしたり。
後日談。
帰国後初めて学校に行った彼女。下校時ダンボール箱を抱えて帰ってきました。
中は?
勿論、欠席中の宿題でいっぱいでした!!
「飛行機の中で勉強したのにぃ」 -
オーストリア航空。エコノミーの機内食。
-
成田空港から羽田空港に移動し、ANAに乗り換えます。
今回の旅で初ANA。
孫のテンションがあがりました。 -
お供をしてくれたMacのパソコンと空港で買ったマイセンのヒレかつサンド。
彼女の至福の時です。 -
出迎えてくれたママと。
旅が終わるのは寂しいけれど、「ママに会えてうれしい〜〜」
5年生の孫とババちゃんのオーストリア珍道中の旅が終わりました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
TENKOさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
チロル(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
345円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
93