2016/05/10 - 2016/05/17
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Pontakaiさん
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北米リゾート地として有名なセドナ。そこにはVORTEXという正体不明の地から湧き出ているスポットがあるという。そのVORTEXスポットが点在する4箇所、エアポートメサ、ボイントンキャニオン、カテドラルロック、そしてベルロックを集中的に訪ねた旅のレポートです。
探訪先の4箇所の配置図は最後の写真に示されています。
各コマの写真はクリックすると拡大になり見易くなります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- アメリカン航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回はフェニックス国際空港レンタルカーセンターにあるBUDGETの車を借りてみました。車種は日本車カローラのアメリカ仕様車です。
ARIZONAではなくMichigan州からの乗り捨て車でした。
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フェニックスから高速17号線と州路179号線を走って約2時間でSEDONAへ。写真はあと2マイルで179号線へ入る手前の高速17号線の休憩地です。SAといっても無人の自販機があるだけで後は散策庭園風の場所。
アメリカ人はそこでスナックやヴェバレッジを食べたり飲んだりして疲れをとります。 -
アップタウンセドナにあるVisitor Centerで地図をもらい、1週間有効の駐車券Red RockPassを購入します。VORTEXに通じる駐車場は狭く、これをフロントガラスの見えるところに貼っておかないと駐車できません。ですから必ず必要なものです。15ドルです。
駐車場現場で購入すると1日券5ドルです。ただし、自販機によるカードによる購入のみです。現金では買えません。事前購入が必須の由縁です。 -
観光客でにぎわうアップタウンセドナ商店街メインストリートです。フラグスタッフ側からもフェニックス側からも車の列が続きます。週末は渋滞が出来ます。左手からの車がフラグスタッフ方面からの車列です。
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宿泊先のロッジでチェックイン後さっそく日没見学を兼ねて最も近いVORTEXスポットであるエアポートメサへと行きました。ロッジから車で5分ほどの距離です。
運良く、ちょうど出て行く車に遭遇し、そこに駐車できラッキー。さっそく登頂に向かいます。といっても徒歩5,6分の「登山」。 -
台地の南側から東側に広がる山並みの景色を説明する掲示板です。裁判所岩を大聖堂岩と説明していたと思います。おそらく誤りでしょう。
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北西側に位置する右からコーヒーポット岩からサンダーマウンテンへ連なる山容です。
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こちらは南側のベルロックと裁判所岩です。179号線がうねっており、そって町並みが見えます。とても美しい景色です。
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頂上部の台地で人々は思い思いにVORTEXを感じています。
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サンセットにより光と影の世界が占有比率を変えて行きます。荘厳な雰囲気が増して行きます。
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西北の山の端に隠れて行く太陽を見送ります。SEDOANに来た人々はすくなくとも1箇所はVORTEXスポットを訪れてみるということでこの場所に来ます。逆光の中に大勢の人々がいます。
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翌朝5:00過ぎ、暑さを避けるべく2番目のVORTEX、ボイントンキャニオンを目指して出発です。そこはセドナの西北部に位置する山の中にあります。
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全米屈指の高級リゾートといわれる「魅惑の保養地」Enchantment Resortの方向へ曲がります。
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20台くらい停められる狭い駐車場からまもなくあるTrailの入り口です。
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散策路に沿って歩いて行きます。表示板には熊に餌となる物を残さないようにとの注意書きがありました。本当に熊が出そうな道ですが、人の話し声がする限りまず出会うことはなさそうです。
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早朝のせいか誰にも会いません。実はVORTEXのある場所からはどんどん離れて歩いていたのです。
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視野が開けた向こうには金屏風のような岸壁が朝陽に輝いています。光と影が強烈なコントラストをなしています。
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30分ほど歩いて景色がガイドブックで見ていたところとぜんぜん違うので戻ることにしました。
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元来た道を引き返す途中二つの突起状の岩のシルエットが眼に入りました。左が目指すべきカッチナウーマン岩、右がノル岩です。完全に道を間違えています。
VISTAと示された標識まで戻ります。 -
そこから5分ほど歩くと正道が見えてきました。たいした距離ではないように見えますが、のぼりはだんだん急斜面になります。
捻じれた松ノ木(Juniper tree)があります。VORTEXのためでしょうか?見えている突起岩は男性エネルギーを出すとかのノル岩です。 -
こちらは女性エネルギーを出すというカチナウーマン岩です。これどうやって登るの?という感じです。
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ノル岩とカッチーナウーマン岩の中間点では捻じれた木の幹が……どうやらこれはVORTEXパワーによるものです?そんなパワーが実在するような気になってきます。男性エネルギーと女性エネルギーの交錯スポットだそうです。
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ノル岩に挑戦しますが、わたしの体力では無理と判断、完全登頂は諦めました。
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こんなところで滑落したらアウトです。皆さん、ご無理はなさらぬよう!!
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一方のカッチーナウーマン岩も屹立し急峻そのものとても素人の手には負えません。木の茂るところまで登るのが精一杯でした。
ところでVORTEXは感じたかって?それが岩登りにばかりに気が行ってしまって肝心のそれを感じ取ろうとする気が失念されてしまい何も感じ取ることが出来ませんでした。もっと先住民のこころに帰って落ち着いて自然の雰囲気を感じればよかったと思いました。が、時既に遅し。なんとなくまた行きたいです。 -
このカッチーナウーマン岩の周りを回ると人が入れる程度の洞窟があることを帰国後知りました。胎内体験のような経験が出来たかもしれませんが、残念でした。
当初はあまり関心もなく、昨年、中西南部周遊ドライヴの途中エアポートメサに寄ったのをきっかけにVORTEXには関心を持ったわけですが、なぜかこのカッチーナウーマン岩とノル岩はもう一度来てみたいと思う何かがあります。不思議なものです。 -
VORTEXスポット3箇所目はカテドラルロック(大聖堂岩)と呼ばれるところです。写真は聖十字架教会からみた威風堂々たるカテドラルロック(大聖堂岩)です。
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セドナ中心地区から179号線をフェニックス方面に下がって5番目のランドアバウトからバックオービヨンド通りに沿ったところにトレイルへの入り口駐車場があります。
駐車場は20台くらいは停められるスペースがあります。この日行ったときも5台分くらい空いていました。 -
積み上げられた籠状のケルンと白線を目印に登り始めます。
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なだらかな斜面も多く時々ケルンを見失います。眼に頼って登って行こうとすると途中でクレバスみたいなところに直面し、戻ることになりました。やはり目印に忠実に行くほうが無駄がないです。写真に写る樹木は大きく捻じれています。
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20分くらい登ると斜面がきつくなりだします。手掛かり足がかりとなる突起部が少なく、段差が大きいので日本人の体型にはちょっときついところです。脚の長いアメリカ人は案外スイスイ登り降りします。
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途中捻じ曲がった枯れ木に出会います。この辺りがパワースポットかと思いますが、特には何も感じません。(実はあとからまったく意外なことが分かるのですが……)
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難所の急斜面を過ぎるともう少しで最終地点です。トレイルは聳え立つ岩群れの土台部分までで終わっています。
氷山のような岸壁はロッククライマーでないと登れません。 -
最終地点の岸壁です。かなり危険な高さがありますので崖から落ちないように気をつけましょう。ちょっと大きさの感覚が分かりにくいのですが、向こう側の崖の根には人が立てるくらいの広さの場所があります。人間は米粒大くらいに映るはずです。
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逆光で見難いのですが断崖絶壁が伺われます。こんな岸壁に一日瞑想していたら宮本武蔵のような何かが啓示として浮かぶかも?
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End of Trailの反対側の岸壁根元のスペースから撮った景色です。
ところでカテドラルロックのVORTEXスポットはどこにあったのだろう?実はそれはこの岩山の中にではなく、別のところにあったということが後から判明しました。事前学習が足りませんでした。
しかし、難所を通過してのトレッキングはとても爽快なものでした。 -
さて、カテドラルロックのVORTEXスポットを訪れるには別のルートもあることが地図に載っていましたのでそこも訪れてみることにしました。いったん逆Y字にそって179号線から89A号線へ戻り、20分くらい走ったところにあるRed Rock Crossing道路の先端にある三日月農場(Crescent Moon Ranch)という場所がそこです。
そこはOak Creek(小川)の流れている有料公園です。入場料は10ドルです。公園の中を歩いていると川沿いの小道に出ます。
その川の水面には逆さカテドラルロックがきれいに写っています。本レポート扉絵につかったのはここで撮った大聖堂岩の雄姿です。そこには流れがあり、逆さ絵は映っていません。この清流沿いの小道はもっとゆっくり滞在してもよかったかなとあとから思いました。とてもきれいな穏やかな景色です。
この川沿いのある地点に奇妙な形の樹木の一群がありました。捻じれたもの、極端な曲がり方をした枯れていない樹木などです。
あとから調べるとそこが大聖堂岩(付近にある)VORTEXのパワースポットであったようです。わたしたちは岩群の中にあるとばかり思い込んでいたのですが……残念ながらそれらの樹木を写真に撮っていませんでした。
ということで、3番目のVORTEX訪問が終わりました。 -
日が代わって、4番目の訪問はベルロック(鐘岩)です。フェニックスからセドナへ向かう179号線を走っていると途中最初に眼前に迫る巨岩です。
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ベルロックにはいくつかの上り口があるようです。いづれも大して離れていないのですが、いづれも179号線沿いにあります。
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見る位置によって微妙に岩の形が違って見えます。
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お椀を伏せたような大きな岩がいくつにも重なって出来ているような岩山がベルロックです。手掛かり足掛かりとなる表面がないので、また岩が大きいので結構登りにくい岩でした。
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中腹付近からは丸みのある大岩が多くなるので登りにくい。
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ということで、こんな景色が見えたところでのぼることはGive Up。さてVORTEXスポットはどこにあるのだろう?捻じれた木もなかったようだし、いったいどこに?
結局良く分からないままにこの岩を後にしました。
以上セドナの4大VORTEXめぐりの紹介でした。確かに不思議なねじれ方をした樹木があったり、台地がゆっくりと揺れているような感覚に襲われたり、ということがありましたが、明確なVORTEXとは何かを納得できるものはなかったようです。
ただ気持ちの持ち方と言うか、先住民のような素朴な感情、天啓への畏敬の念や自然の荘厳さへの畏れ、驚きあるいは自然との一体感といった気持を感じることで現代人のこころの中にプリミティヴな自然に対する感受性が蘇らせられる(=その気にさせられる)全体としての雰囲気の力、それがVORTEXという表現になっているのかもしれません。
爽やかな気分で自然を満喫できるだけでもそれは大きな現代人にとっての心の安息場所になるようです。なんとなくまた行きたくなっています。最初はほとんど関心がなかったのに……
他にもセドナの周辺には変化に富んだトレッキングコースがあります。今回そうした箇所も他に2,3箇所訪ねましたがレポートはまたの機会にしたいと思います。
ここまでお読みくださった皆様有難うございました。 -
最後になりましたが、今回訪れたSEDONAのVORTEX4箇所のローケーションMAPです。SEDONA全体が良く分かる地図です。緑色の部分がVORTEXの地、ピンクの道路が逆Yの字型の179号線と89A線の幹線道路です。上がフラグスッタフ方面、下方がフェニックス方面です。写真をクリックすると拡大されより良く見えます。
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