2016/05/01 - 2016/05/01
4位(同エリア33件中)
真魚子さん
数年前、たまたまヒヴァのカルタ・ミナルの写真を見て一目ぼれ。
昔から歴史好きで、シルクロードの街にもいつか行ってみたいと思っていたので、カルタ・ミナルの存在を知ってからずっと行きたい国リストの上位にあったウズベキスタン。
でも、福岡から行くには、ほぼソウル乗り継ぎの一択。
個人的に中韓の航空会社はできるだけ使いたくないので(何かあった時の対応が何となく不安なため)、ほかにいいルートがないか時々探していました。
しかし昨今のイスラム情勢を鑑みるに、いつ何が起きるかわからない。
何の気なしにGWの航空券調べてみたら、思いのほか安い。
避け続けてきた大韓航空だけど、このチャンスを逃すとまたしばらく行けそうにないので、思い切っていくことにしました。
久しぶりの一人旅は中央アジアデビューです。
イスラム建築の美しさ。
人懐っこくて優しい人々。
いたるところで目にする鮮やかな青。
元々はカルタ・ミナル見たさで計画したこの旅でしたが、実際行ってみてすっかり魅了されました。
どうやら私はウズベキスタンという国に恋をしてしまったようです。
どうかいつまでも今のウズベキスタンの良さを失わないでいてほしいと思います。
そしていつかまた必ず訪れたいです。
【スケジュール】
4/29 福岡からソウル・仁川経由でタシュケントへ移動(タシュケント泊)
4/30 早朝の飛行機でウルゲンチへ飛び、ヒヴァへ(ヒヴァ泊)
5/1 午前中はヒヴァ観光、午後はサマルカンドへ向かう夜行列車に乗車(夜行列車泊)★
5/2 早朝サマルカンド到着、サマルカンド観光(サマルカンド泊)
5/3 午前中サマルカンド観光、午後の特急でタシュケントへ移動し、夜の飛行機で帰国(機内泊)
5/4 ソウル・仁川到着、午後福岡へ
飛行機、宿予約等の事前準備についてはこちら。
http://4travel.jp/travelogue/11099324
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 航空会社
- ウズベキスタン航空 大韓航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝起きてまずは宿のテラスへ。
朝日待ちしようと思ってましたが、寝坊しました!HOTEL KALA KHIVA ホテル
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うーん、今日もちょっと雲がありますね。
HOTEL KALA KHIVA ホテル
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朝ごはんの前にお散歩することにします。
イチャン カラ 旧市街・古い町並み
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朝はまだ涼しいので爽やかな気分です。
イチャン カラ 旧市街・古い町並み
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今日もカルタ・ミナルは素敵です。
カルタ ミナル 建造物
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この通路は今使用されてなさそうだけど、是非中に入ってみたい…。
カルタ ミナル 建造物
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カルタ・ミナルとつながっているのは、オリエントスター・ホテルです。
メドレセがホテルとして使用されています。カルタ ミナル 建造物
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昼間はお土産屋さんが並んで観光客がたくさんいる通りも、朝は静かです。
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キョフナ・アルクとカルタ・ミナル。
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早朝の静けさも相まって、タイムスリップしたような気分になります。
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年間350日は晴れるはずのヒヴァなのに、今日も雲が多いです(泣
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このミナレットも結局登らずじまいでした。
天気がもっとよければのぼる気にもなったかもしれないんだけど…。イスラーム ホジャ メドレセとミナレット 建造物
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ウズベキスタンでは、家やレストランにこのような快適スペースがよく設置されてます。
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7:30頃になるとお土産屋さんが活動し始めました。
朝早いな〜。 -
このお家の前にもくつろぎスペースが設置されてます。
我が家にも欲しい。 -
宿近くの民家。
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宿に戻ったら朝ごはんです。
相席になったのはフランス人のベンジャミン氏。
この薄いヒヴァのナンがお気に入りだそうでおかわりしてました。
ナンと言えばサマルカンドが有名らしいですが、ヒヴァの方が好き!と言ってました。
彼は1か月のバカンスでウズベキスタンを旅していて、今日はヌクスへ向かうらしい。
私は今回6日間の旅であることを伝えたら「6日間!?短すぎる…」とかなり哀れんだ顔をされました(笑HOTEL KALA KHIVA ホテル
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この日は12時半にタクシーをお願いしていたので、それまで最後の散歩をすることにします。
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あ〜、この景色とももうすぐお別れか…。
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愛しのカルタ・ミナルとも…。
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朝ごはん食べている間に、すでに多くの観光客が来ていました。
朝の静かなヒヴァもいいし、たくさんの観光客がいて往年のシルクロードを想像させるヒヴァもまたいい。 -
結婚式発見。
ウズベクは女性は美人さんが多いけど男性は女性に比べると男前率が低い気がします。
結婚式や街ゆくカップルを見ていても、彼女(奥さん)きれいだけどなって組み合わせが多かったです(笑
私はウズベク男性の愛嬌ある感じ好きですけどね! -
前日晩御飯を食べたレストランです。
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最後の最後に、タクシーが来るまでホテルのテラスでヒヴァの街を見納め。
名残惜しい…。
考えてみれば、これまでの海外旅行は長年何かを見たくてやっと来た!というものではなくて、日本人観光客が少なそうとか物価が安いとかたまたまチケットが取れたとかで行き先を選んでいたので、長年の憧れがそばにあるという夢のような状況を味わうのは初めてだったかもしれません。
アンコールワットも前々から行きたいな〜とは思っていたけど、憧れっていうほどでもなかったしな。 -
時間通りにタクシーとALIBEKのオーナーがやってきて、ウルゲンチ駅へ出発。
さよなら、ヒヴァ。
いつかまた来れるといいな。
今度はもっとゆっくりしたい。 -
ウルゲンチの駅までは30分ほどで到着。
電車は15時前なので、2時間くらいあります。
ということで、駅前にあった食堂でランチ。
メニューはキリル文字のみ。
某歩き方の食事ページと照らし合わせながら文字を確認し、オーダーしたけど「ない」と言われ…。
「じゃあこれは?(…という意味でほかのメニューを指さしてみる)」
「ない」
「…じゃあこれは?(同上)」
「ない」
というやり取りの後、店員はメニューに書かれたマントゥを何度も指さしていたので、おそらくこれならあるよってことだと思ったのでそれをお願いしました。 -
マントゥは前日の晩御飯でも食べたので違うのを食べてみたかったんだけど仕方ない。
かなり大きめ(直径で7センチくらいあったかな)のものが6つ出てきました。
中身は粗目のひき肉と玉ねぎ。
味はとってもおいしいです。
ただ、量が…多い…。
4つ目くらいで飽きてしまったので、ヨーグルトをかけて味を変えつつ完食しました。
メニューには金額書いていなかったのでいくらくらいするのか皆目見当つかないまま頼んでしまい、もしかして外国人だからって高く請求されたりして…とちょっと警戒してしまいましたが、お会計してみたところ10,000スム(ナンとお茶も込み)。
安い…。
これまで行ったことのある物価の安い国(東南アジアとか)では、ぼられるの前提なところがあったのでウズベキスタンでもちょっと警戒はしていたんだけど、空港とか駅で待ち構えてる客引きタクシー以外は外国人だからボってやろ!みたいなのはほとんどありませんでした。
完全に偏見を持っちゃっていました、ごめんなさい。
そしておそらくオーナー一家の子供と思われる女の子二人がいたんだけど、私が入ると外国人が珍しいのか超見てくる(笑
でも私と目が合うとぱっとそらして、それを見ているお母さん?と思われる女性と私がまた目を合わせて笑って…みたいな、言葉のないやり取りが何度もありました。
何かプレゼントできるものないかな…と思ったんだけど何もなかったので、乾燥対策で持ち歩いていたのど飴を渡そうとしてみると「いらない」と首を振られてしまいました(笑
そしてまたそれを見ていたお母さんが「何照れてるの」とでも言っているような感じで女の子に話しかけ、また私と目を合わせて笑う。
言葉がわからないのであくまでも私の想像でしかないんですが、少し現地に溶け込むことができたような気分になりました。
それにしても女の子二人とも目パッチリで本当にカワイイ!! -
オールキリル文字なので、ガイドブックがないと全然わからない(笑
-
では駅に向かいます。
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夜行列車のチケットは、日本からAdvantourという現地の旅行会社にお願いしていました。
チケットもこれまた英語表記がないので非常にわかりにくいのですが、旅行会社の人がわかるようなメモを添付してくれます。
そのメモからして、
赤の丸=号車
緑の丸=座席番号
のようです。
電車は14:54発のようなので、5分くらい前にホームに出てホーム上にあった待合場所で待っていましたが、時間になっても電車が来ない。
アナウンスが聞こえたので遅れてるのかなと思ったんだけど、英語のアナウンスがないのでどれくらい遅れているのかもわからず。
最初は「遅れてるんだろう」と特に気にしていなかったんだけど、30分経っても来ず。
周りはみんな焦ってる風でもなかったので大丈夫だろうとは思ったけどちょっと不安だったので、隣に座ってたウズベク青年に話しかけてみました。
切符見せて、号車のところを指さしてどの辺に停まるのか聞いたら、ホームに向かって右の方を指さして教えてくれました。
そして、時間のところを指さして遅れてるのか聞いてみたけど、どうやら英語は全然わからない模様。
なので、あなたもこの電車に乗るのか?とジェスチャーで聞いてみたらうなづいて「タシュケント」と言ったので、きっと同じ電車待ってる=遅れているだけで間違いないだろうと一安心。
その後もしばらくジェスチャーでお話ししてたところ、アナウンスが。 -
やっとキター!!
右には万歳して?待ち構えてる人も(笑
ウズベク青年は車両が反対側とのことで、ここでお別れ。
言葉も通じない外国人に根気強く付き合ってくれてありがとう…!
この頃から、ウズベキスタンの人々の優しさや人懐っこさにきゅんとくるようになってしまいました。
ヒヴァでも宿の人とかに親切にしてもらったりしたけど、観光地だし商売だから慣れているんだろうと思っていました。
でも、さっきの食堂や駅での経験から、そもそも国民性として優しくて親切なのだろうなと思いはじめました。 -
やっとこさ列車に乗れました。
私の部屋は4人部屋。
11歳の女の子フェルーサちゃんとそのお母さん、そして一人で乗っていた40代くらいの女性でした。
全員女性で一安心。
(散らかった写真でスミマセン) -
各部屋にはドアがあって、鍵がかけられるようになっているみたいですが、結局鍵は使用せず。
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出発してしばらくすると、シーツやタオルケットが配られます。
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このような景色がしばらく続きます。
-
道路が走ってました。
ヒヴァーサマルカンドを車で移動する場合はこの道路通るのかな?
同室はフェルーサちゃんのみが少し英語がわかるだけで、フェルーサちゃん母ともう一人の女性は全く英語話せなかったので、フェルーサちゃんが間に入って通訳してくれました。
このフェルーサちゃんがとっても朗らかでかわいくて、私はもうメロメロ。
同室の方々に日本の写真を見せてほしいと言われたので、SDカードにまだ残ってた写真を片っ端から見せました。
ちょうど2週間くらい前に飛騨高山に遊びに行ったので、桜とか日本家屋とか温泉とか、いかにも日本な風景の写真を見せることができました。
みんなでワイワイしながら見ました。
楽しかったなぁ。 -
写真披露大会が一段落したので、車内探検。
すると乗務員?のおっちゃんが「あっちにレストランあるよ。日本人いるよ」って教えてくれました。
ちょうど晩御飯は食堂車で食べようと思っていたし、おなかも少しすいてきたので、食堂車に行ってみようかな。
途中でトイレに入ろうと思ったら、なんとそのおっちゃんずっとついてきてて(全然気づかなかったw)「そこじゃない!もっと先!」って食堂車案内してくる(笑
いや、トイレにも行きたいんだって…って思ったけど、めんどくさいのでとりあえず食堂車目指すことに。
何両か進んだ先に食堂車があって、確かに日本人と思しき女性が三人いました。
ウズベク人と思われる男性二人とトランプしてたので、かるく会釈してレジの方に向かってみたらトランプしてた日本人の一人が「食事されますか?」と話しかけてくれました。
どうやら、彼女たちとトランプをしている男性二人は従業員のようです(笑
そして日本人女性三人のうち二人がウズベキスタンに留学中とのこと。
彼女たちに助けてもらって、ラグマンとサラダと水をオーダーしました。 -
ラグマンにはパクチーも若干入っており、パクチー苦手なのでその風味が少し気にはなりましたが、味は日本人にも抵抗ないものだと思います。
ミネストローネうどんって感じ。
サラダはここでもやはりきゅうりとトマト。
いわゆる日本で出てくるキャベツやレタスメインのサラダよりも、大きめにカットされたきゅうりとトマトのみのウズベクサラダのほうが私は好みです。
食べやすいし、食べごたえあるし、何よりトマト大好きなので。
これに1Lのペットボトルの水あわせて14,000スム。
今更ですが、ウズベキスタンではスムの価格を口頭でいう時、1000で割った数で表現します。
10,000スムの場合は10という感じで。
支払いの段になって金額聞いたとき、最初「フォーティー」って聞こえて、40,000スム(=6〜7ドルくらい)か、食堂車だからちょっと高めなのかなと何の疑問も抱かずに払おうとしたら「マダム、ノー!!フォーティーン!!」と紙に書いて教えてくれました。
ああ、フォーティーンね!
この後も何度かこの間違いをしてしまいました。
くすねてしまおうと思えばできるのに、それをせずに正直に正しい安い金額を教えてくれるあたり、またウズベキスタンの好感度がぐっとアップしました。 -
そろそろ日が傾き始めました。
-
自分の部屋に戻って、再び同室のみなさんと談笑。
フェルーサちゃんのお母さんがヒヴァで買ってきたと思しきナンと、具の入ったナン(サモサ?)を、もう一人の女性はお茶をご馳走してくれました。
この時もフェルーサちゃんはお茶のお湯がなくなったと気づくなり汲みに行ったりして(車内にお湯が出るところがあります)、とても気が付く子です。
そして、部屋に誰か来るたび(来ている人が元々の知り合いなのか電車で知り合った人なのか不明ですが、みんな親しげ)に、私のことを「ヤポン!(日本人)」と紹介してくれます(笑
そしてみんな「おお〜、ヤポン!」とこれまた親しげに話しかけてくれます。
(英語じゃない人も多くいて、何言ってるかはわからなかったけど)
ウズベキスタンは親日の国だと聞いてはいたけど、「ヤポン」というとみんな大体笑顔で話しかけてくれたり写真撮ろう!って言ってくれたりして、すごく心がほくほくしました。
(日本人に限らず外国人みんなに対してそうなのかもしれませんが…。) -
湖のようなものが見えてきて、私がなんだろう?と眺めていると、フェルーサちゃんが「湖だよ」と教えてくれました。
私がしょっちゅう写真を撮っていたので、きれいな景色などが見えてくるとフェルーサちゃんが逐一教えてくれます。
頼もしい。
フェルーサちゃんにどこまで乗るのか聞かれたのでサマルカンドだよと答えたら「私サマルカンドに住んでる!私の家に泊まりに来て!」とお誘いいただきました。
でもウズベキスタンでは、外国人はホテルなどでレギストラーツィアと言われる滞在証明書を発行してもらう必要があります。
結局チェックされることはなかったけど、万が一出国の時などにチェックされて滞在日数分なかった場合は大変なことになる(その大変なことがどんな状況なのかはよくわからないのだけど)らしい。
もし知人宅などに泊まる場合は、別途自分で申請に行かなければならないとのこと。
なので、大変ありがたくて嬉しいお話しだったけど、泣く泣く辞退しました。
たぶんお母さんもフェルーサちゃんに外国人は滞在証明書が必要なことを説明していたと思います。
言葉はわからないけど”レギストラーツィア”みたいな発音が何度か聞こえた気がしたので…。 -
話しているうちにすっかり外は真っ暗。
途中の駅で停車する際は何分か停まるので、みんな外にタバコ吸いに行ったりしています。
とある駅でフェルーサちゃんに写真撮りに行こう!って言われて出てみたところ、見事に真っ暗(笑
「ベリーダーク(笑)」ってフェルーサちゃんと笑いながら電車に戻りました。
その後もしばらくお話して、22時頃就寝。
そういえばウルゲンチ出発したのが1時間くらい遅れたので、サマルカンドには何時につくんだろうか…。
とりあえずは定刻通りにつく前提で目覚ましをかけて寝床に入りました。
夜中になにやら車内がザワザワしていて、フェルーサちゃん母も部屋の外に何度も行ってたんだけど、何が起きてるのか全くわからず。
私も起きてソワソワしていたら、フェルーサちゃんが「寝てて大丈夫だよ」的なことを言ってくれました。
30過ぎの女が11歳の女の子に安心させてもらっちゃってお恥ずかしい限りですが、本当にフェルーサちゃんがいてくれて助かりました。
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