2016/05/03 - 2016/05/03
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j-ryuさん
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☆定番ですが春浅き天栄村羽鳥湖高原の滝めぐりをしてきました。
羽鳥湖高原は我が家から30分ほどですが標高差が430mほどあるので、
訪れた際(4/26)には当町ではすっかり葉桜になった桜が丁度満開。
でも、今回は桜が目的ではなくトウゴクミツバツツジ。
今年の春は例年より早いのでトウゴクミツバツツジの開花もかなり早まるだろうと予測したのですが、
見事にに予想は大ハズレ、ようやく蕾が膨らんだ程度でした(ーー;)。
そのまま帰るのも癪なので目覚めたばかりの滝めぐりをしましたが
どうにも悔しかったので翌週(5/3)にリベンジ再訪。
こんどは咲いてはいましたが、まだ2分咲き(-"-)。
さすがに再々訪はやめましたが、花盛りは来年に取って置くことにしました。近場に豊かな自然があるのはありがたいことです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆立矢川の滝&明神滝へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2876207,140.1168405,8778m/data=!3m1!1e3
明神滝へは天栄村羽鳥湖高原の118号線沿い大平集落からだと、
猪苗代湖方面に向う県道235号羽鳥・福良線( 馬入峠)に入ります。
道なりに2kmほど進むと明神滝の案内板があるので左折します。
また道なりに1kmほど行くと橋があり、その橋の右下に明神滝が見えます。
橋手前の路側帯に車4台ぶんくらいの駐車スペースがあります。 -
☆浅春の明神滝 橋上から <2016,4/26>
明神滝は会津布引山に源を持つ黒沢にある滝で落差、幅とも8mほどの小ぶりな分岐瀑で、通常の滝は2筋に分かれ落ち小さいながらも中々優美な滝です。
何より、橋の上から見下ろせるお手軽さが魅力です。
この日は晴天の予報だったので陽射しが差し込む前の6時半頃撮影しました。 -
☆浅春の明神滝
明神滝は橋の上からはもちろん橋の下へ降りて、滝と同じ目線でも見ることができます。
滝を右手に見て橋の欄干左手前に獣道程度の踏み後があり、辿ると橋の真下に行け、橋の真上から見下ろす滝とはまた違った滝飛沫がかかるほど迫力満点の滝を見ることができます。 -
☆浅春の明神滝 <2016,4/26>
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☆浅春の明神滝
明神滝の名前の由来は滝の左岸頂上にある直立した大きな一枚岩の傍らには、
宗像三神の一つ田心姫命が祭られています。その御神体は蛇体であるとされ、
日照りの時でもこの社に祈ると、必ず雨が降ると言い伝えられ、
いつしか明神滝と呼ばれるようになったそうです。 -
☆浅春の明神滝
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☆浅春の明神滝
川の水量は知れたものなので浅い所を渡渉し、
滝正面左側からも撮影できます。 -
☆浅春の明神滝 <2016,4/26>
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☆浅春の明神滝
滝の正面右側なら滝の真横からも撮影できます。
この冬は暖冬少雪だったので例年なら雪解け水でもっと豪快なんですが
この春は通常並みの水量でした。 -
☆浅春の明神滝
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☆浅春の明神滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
明神滝のトウゴクミツバツツジとのコラボレーションは残念でしたが
律儀なオジサンはここまで来たなら尾根一つ向こうの立矢川の滝にも
今年初の訪問をしなければ礼を欠くだろうとちゃんと出向いてご挨拶をしてきました。
明神滝から立矢川の滝へ到るルートは幾つかありますが、
一番分かりやすいのは更目木集落の赤石川と立矢川の合流地点から
立矢川を沢登りすれば迷うことなく到達できます。
が、長靴では少し厳しく胴長のほうがベストです(危険な場所はありません)。
もう一つは合流地点脇の山道から途中の畑や森を抜けて行くルートです。
胴長は必要ありませんが、少し分かり難いルートです。
立矢川林道からもアクセスできますが、基本的には一般車両は進入禁止です。
最短ルートなので私はいつも林道から森を抜けてアクセスしています。
でも林道から滝への道は無くこの地に詳しくないと迷子になるかも (^^);。
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☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
立矢川は郡山市と天栄村の界にある会津布引山(10,82m)を源流とし
郡山側の川は猪苗代湖に注ぎ、日橋川を経て阿賀野川となり新潟で日本海に注ぎます。
天栄村の立矢川は赤石川、黒沢などと合流し、鶴沼川、大川、
阿賀野川を経て日本海に注ぎます。
立矢川の滝は滝幅が8m、落差は上段と下段合わせ12mくらいの段瀑です。
けして大きな滝ではありませんが、観る位置により様々な表情を持った魅力的な滝です。
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☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
“ひょんぐり滝”はあまり一般的な言葉ではありませんが
滝マニアの間では滝が前方に大きくジャンプしている状態の滝を
“ひょんぐり滝”と呼んでいます。
ふつう滝を観るのは真正面や下流側からですが
“ひょんぐり滝”だけは真横から見ないと魅力が半減します。
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☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
岩盤が樋状に侵食され滝が前方に大きくジャンプしています。 -
☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
春は苔の緑も一番美しい季節です。 -
☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 更目木の滝
上段ひょんぐり滝の少し上流に落差1mほどの小さな“更目木の滝”があります。
とても小さな滝ですが、平らな岩盤を平均的に流れ落ちるので
均整の取れたやさしい流れの心安らぐ美しい小滝です。
豪快な滝も素晴らしいですが、滝はけして大きければいいもんではないと思います。
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☆浅春の立矢川の滝 更目木の滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 更目木の滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 上段“ひょんぐり滝”
更目木の滝前の浅瀬を渡り“上段ひょんぐり滝”を反対側から見下ろしてみました。 -
☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
上段の滝と下段の滝の間はテラス状になっていて降り立つことができます。
中段のテラスへは滝正面右手の急斜面を降りていきますが
かなりの急斜面なのでザイル(トラロープ)が必要です。
下流側からなら下段の滝左手の岩場を登ってアプローチできます。
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと上段“ひょんぐり滝”
上段の滝は落差8mほど、豪快さはありませんが相似形の“ひょんぐり滝”が重なりとても優美な滝です。
同じ滝ですが滝の落ち口から見た印象とはかなり違うので可能なら様々な位置や角度から見てもらうのがベストです。 -
☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと上段“ひょんぐり滝”
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと上段“ひょんぐり滝” <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと下段の滝 <2016,4/26>
中段のテラスから下段の滝を見下ろしたり、真横から眺めるのも
また違った趣きがあり魅力的です。 -
☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと下段の滝
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと下段の滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 中段のテラスと下段の滝
下段の滝(4m)を真横から見た構図です。
豪快さはありませんが水流がとても美しいのでお気に入りのポイントです。 -
☆浅春の立矢川の滝 下段の滝
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☆浅春の立矢川の滝 下段の滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 下段の滝
立矢川の下流側から中段のテラスにアポローチする人は滝正面左側の岩盤斜面をの登ります。
下段からならザイルは要りませんが、
中段のテラスから滝の落ち口への登攀が難しくなります。 -
☆浅春の立矢川の滝 下段の滝
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☆浅春の立矢川の滝 下段の滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 下段の滝
立矢川の滝 は上段と下段に2つで“立矢川の滝 ”ですが
上下まったく形状の違う滝なので見る場所、立つ場所でまったく印象が違ってきます。
下段の滝は中段のテラス(岩盤)の下が窪んでいるので
裏見の滝のような構図も楽しめます。
さほど大きくない滝ですが滝のあらゆる形状が凝縮したような滝です。 -
☆浅春の立矢川の滝 下段の滝 <2016,4/26>
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☆浅春の立矢川の滝 下段の滝
暖冬少雪の影響で水量が例年の春に比べかなり少なめ。
いつも裏側に回ろうとするとかなり水飛沫を浴びるのですが
今回はあまり濡れなくて済みました(^^ゞ。 -
☆浅春の立矢川の滝 全景 <2016,4/26>
立矢川の滝は全景を撮るより部分的に撮った方が見栄えがします。 -
☆東国三葉躑躅咲く明神滝 <2016,5/3>
4/26に訪れたときはまだ蕾が膨らんだばかり
1週間後なら見頃だろうと再訪したら
う〜ん・・・・
咲いてはいましたがまだ2分咲き。
GWに入り福島は肌寒く風が冷たかったせいか
開花が進まなかったようです(ーー;)。 -
☆東国三葉躑躅咲く明神滝
トウゴクミツバツツジ (東国三葉躑躅/ツツジ科ツツジ属)は樹高1〜4m、
本州(南東北〜中部)に分布し関東の山地(標高1000m以上)に多いことからトウゴクの名がつきました。
代表種ミツバツツジのオシベは5本ですがトウゴクミツバツツジは10本あるのが見極めポイントです。
明神滝周辺では一般的なヤマツツジも自生しますが
トウゴクミツバツツジより少し遅く開花します。 -
☆東国三葉躑躅咲く明神滝 <2016,5/3>
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☆東国三葉躑躅咲く明神滝
気温は低めですが天気予報は晴天。
GW期間だし、国道118号線の混雑に巻き込まれないよう
この日も早朝6時半頃に訪れました。
早朝は滝に陽射しが当たる前なのでハレーションは避けられますが
スローシャッターにすればするほど花がブレてくるので
その折り合いが難しいです。 -
☆東国三葉躑躅咲く明神滝 <2016,5/3>
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☆東国三葉躑躅咲く明神滝 <2016,5/3>
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☆東国三葉躑躅咲く明神滝 <2014,5/12>
一昨年はちょうど花盛りでした。
本当ならこの状態のときに訪れたいのですが
開花の予想は難しいです(^_^;)。 -
☆東国三葉躑躅咲く明神滝 <2014,5/12>
ミツバツツジのオシベは5本ですがトウゴクミツバツツジは10本あります。 -
☆明神滝とモミジイチゴ <2016,5/3>
今回はトウゴクミツバツツジが目的でしたが一応
橋の下にも下りてみました。
滝上部の左右の岩の辺りにもトウゴクミツバツツジがあるのですが
残念ながらまだ蕾のようです。
下流の河辺ではモミジイチの花が咲いていました。 -
☆明神滝とモミジイチゴ
モミジイチゴ(紅葉苺/バラ科キイチゴ属)は東日本に広く分布。葉がもみじに似ているためこの名がある。黄色い実をつけるため黄苺とも。果実はほんのり甘く食べられます。 -
☆新緑の明神滝 <2016,5/3>
4/26の訪問からわずか1週間ですが緑がだいぶ濃くなってきました。 -
☆新緑の明神滝
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☆新緑の明神滝 <2016,5/3>
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☆新緑の明神滝
流れの中の小さな岩に生えるナルコスゲ(鳴子菅/カヤツリグサ科スゲ属)。
とくだん珍しい植物ではありませんが、栄養価の少ない岩の上などにも自生し、
渓流を涼しげに演出してくれます。 -
☆新緑の明神滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝へのルートMap
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2876207,140.1168405,8778m/data=!3m1!1e3
明神滝のトウゴクミツバツツジの見頃に少し早かったのは残念でしたが、
時間的にまだ余裕があったので前回は行かなかった立矢川渓流の
立矢乙女滝にも行ってきました。
場所は立矢川の滝のさらに1kmほど上流です。
立矢川林道に入り道なりに2kmほど進んだ林道最初の橋のたもとに駐車し
100mほど歩いて戻った地点の谷底に見えてきます。
車はUターンできないので橋を渡りさらに500mほど進むと
広いスペースがあるのでそこでUターンします。 -
☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
立矢川渓流でこの三筋滝を含め小さな滝が連なる渓流瀑を立矢乙女滝とも呼びます。
一つ一つの滝の落差は知れたものですが立矢乙女滝として全体をくくれば
落差は14mほどあります。 -
☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝
連年ならこの時期は雪解け水でもっと水量は多いのですが
暖冬少雪の影響でややしょぼい水量です。
ま、雪解けや梅雨のとき以外はこんなもんなので
全体的に優しい印象の滝です。 -
☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝
連なる立矢乙女滝の一番下の滝です。
落差はありませんが岩肌を覆う苔の緑が美しい滝です。 -
☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝
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☆立矢乙女滝 三筋の滝
連なる滝の中ほどにあるのが“三筋の滝”です。 -
☆立矢乙女滝 三筋の滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝 三筋の滝
“三筋の滝”を左岸真横から構図です。 -
☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝 亀甲小滝
一連の立矢乙女で一番上にあるのがで
その手前が静かな淵になっています。 -
☆立矢乙女滝 亀甲小滝
木々の緑が濃くなると淵に緑が映りこむので
深緑色の美しい淵になってきます。 -
☆立矢乙女滝 <2016,5/3>
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☆立矢乙女滝 亀甲小滝
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☆立矢乙女滝 亀甲小滝 <2016,5/3>
立矢川渓流はまだ続きますが、立矢乙女滝としては亀甲小滝が最上段です。
立矢川渓流は様々な山野草も見られましたが
旅行記が長くなりそうなので次回“福島・四季・彩々”で紹介しようと思います。
最後までご覧くださりありがとうございます。
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