カイロ オペラハウス

2016/03/31 - 2016/04/09

カイロのナイル川にあるゲジーラ島はオシャレなレストランやショップなどが並ぶザマーレク地区などがあるステキな場所。

ザマーレクと反対の端にオペラハウスがあります。1986年に日本のJICAの支援で建築されました。

エリア ギザ(エジプト)

近代性と伝統的なイスラーム建築を併せたような素敵なデザインです。

コンサートなどがあるのは夜ですが、子供達が見学に来ていました。

オペラハウスがある敷地内には他にもいくつか建物があります。

こちらは、ナイル川方面の入口から入って最初にある建物、Palace of Arts。

あれ、よく見ると・・・

なんか、「F」がズッコケてますけど！？　これはアート・・・アートなの！？　わざと！？

街中でも文字が曲がってたり英語のスペルを間違えてる愉快な看板をみかけますw

よくわかりませんが、どうやらここでは期間限定の個展などが行われているようです。

この時は現代美術的な壺が展示されていました。

他にもいくつか部屋があるのですが、見学できるのはここだけでした。

こちらはオペラハウスに向かって右手にある現代美術館。一時期閉まっていましたが、現在は1階のみオープンしています。

内部は写真撮影不可。絵画と彫刻が展示されています。名前の通り、現代美術作品ばかりですので、好みがわかれると思いますが、エジプトではなかなか絵画を観る機会がないので、久しぶりで楽しみました。

オペラハウスがある敷地内は公園のようになっていて、たくさんの木や花が植えられていてとてもきれいです。

この時も女子学生らしき子達が絵を描きに来ていました。

こちらはミュージックライブラリー。

開いていたので、何があるのかな？と中へ入ってキョロキョロしていたら、通りがかった掃除のおばさんが、

おばさん「何？」

私「何があるの？」

おばさん「何がしたいの？」

私「何があるの？」

おばさん「何もないよ、まだ開いてないから」

とのことでした・笑　またそのうち訪問してみます。

昼間の、花が咲き乱れる美しい公園とは変わり、

夜はちょっとロマンチックな雰囲気に。

カイロからバスで3時間ほどのシャルキーヤ県に住んでいる友達が、観たいコンサートがあると誘ってくれたので、一緒に行ってきました。

今回は野外ホールが会場でした。

カイロの夜は涼しくて気持ちいいので野外ホールいいですね。

昼間見た野外ホール。

狭く見えましたが、イスを並べると結構な人数を収容できます。

誘われるままに何のコンサートかも知らずに行ったのですが、ハープの演奏でした。

ハープ奏者のエジプト人女性が自らMCもしながら進行するコンサートはとってもアットホームな雰囲気。

演奏種目はエジプトや他のアラブの歌謡曲などが多かったようで、特に有名な曲だと、観客のエジプト人から歓声と拍手が沸き、歌を口ずさんだり、リズムに合わせて体を動かしたりと、盛り上がります。

私は主役のハープより、太鼓の方に魅せられました。特にアラブ音楽の太鼓のリズムは大好き♪

コンサートの途中、ドドーンと大きな打ち上げ花火が見えます。

エジプトでは結婚式で花火を上げるので、年がら年中、住宅地でもどこでも花火が上がりますが、普通はパーンと軽い音のする小さめの打ち上げ花火。

この時は日本の花火大会級の立派な打ち上げ花火がドドーンと何発も上がるので、随分金持ちの結婚式なんだなと思ったのですが、ふと、ちょうどサウジアラビア国王が来ていることを思い出しました。

オペラハウスはナイル川のすぐ横に建っているので、国王も近くのナイル沿いのホテルかどこかにいて、歓迎の花火を上げていたのだと思います。

22時前に終了。スタンディングオベーション。

この後はハープ奏者の女性との写真撮影大会が永延と。

また3時間かけてシャルキーヤに帰る友達が心配で、何度も「帰らなくていいの？」と聞いたのですが、もうお構いなしのようでした・笑　やっと順番待ちしてやっと一緒に写真を撮り、帰路へ。

オペラハウスでは名前の通り、オペラはもちろん、バレー、他ジャンルのコンサート、映画なども行われます。

スケジュールはHPでチェックできます。
http://www.cairoopera.org/?lan=En

日本では観られない貴重なイベントがあるかもしれませんよ！