2014/08/30 - 2014/08/30
142位(同エリア216件中)
スイーツの求道者あきあさん
- スイーツの求道者あきあさんTOP
- 旅行記11冊
- クチコミ1件
- Q&A回答1件
- 18,832アクセス
- フォロワー0人
庭が好きだ。
庭とは何か?
心理療法のひとつに箱庭療法というものがある。
セラピストの見守るなか、クライアントが、箱の中におもちゃを入れていくというもので、クライアントの内面の様子を箱庭という形で外部に取り出すことができる、という。
庭とは、心の表象。
あるいは心象風景とでもいおうか。
美術としての庭を考えるなら、庭は自己の理想を投影したもの、ということもできる。
今回紹介する庭は北海道のガーデンの中でも、とりわけ異彩を放つ個性的な庭だ。
何よりも目を引くのは、庭の至る所に出没する奇妙なオブジェ。
ここは魔獣や幻獣などの異類異形が跋扈する世界。
荒俣宏や京極夏彦が泣いて喜ぶような、実に奇っ怪な庭なのだ。
私の感性ともマッチする。
ということは、私の精神もどこか異常をきたしている、ということか?
ともあれ、ここは天国か、地獄か?
あまたの想像を喚起する珍奇な異界へとあなたを招待する。
-
まず、入り口を入っていきなり現れたのが、巨大なアナコンダ。
池にはトグロを巻いた大蛇のオブジェがお出ましだ。 -
別の池に目を移すと、今度はバカでかいカバが牙をむいてこちらを睨んでいる。
バカでかいバカではないから、念のため。
石でできているから恐怖こそ感じない。
もし、動き出したら……。
ディズニーランドのジャングルクルーズですね!(^^)!
さあ、庭園の奥へと歩を進めていくとするか。 -
見えてきたのは、かわいらしいツリーハウス。
誰が住んでいるのか。
妖精か、はたまた森の小人か? -
覗き込んでみると、中には籐椅子が置かれた机が。
-
好奇心をかきたてられた私は入り口に回って、部屋の中に入ってみることにした。
開かれた扉から中へ一歩踏み混んでみるとーー -
部屋の中には一台の古いタイプライターが。
むかし、このタイプライターを打って、誰かが幻想小説を書いた。
そのファンタジーの空想世界が、この庭園として現実のものとなった。 -
名作ゲームのMYSTを彷彿させた。
さあ、ファンタジーゲーム作者の脳の中を探検だ。 -
ツリーハウスを出ると、外はすっかり春の景色。
庭には野花が咲き、川にかけられた小さな青い橋がその先へと誘う。 -
池の小島にはクマがあたりの様子をうかがっている。
ここは野生動物たちが放し飼いにされている。
サファリパークか? -
もう一頭のヒグマと遭遇。
木が筋肉めいていて、進撃の巨人を連想させる。 -
前方の木の間に怪しげな宮殿の門が見えてきた。
古代遺跡然とした風情で静かにたたずんでいる。 -
階段の前までやってきた。
期待感に胸を膨らませて階段を昇る。 -
階段を登り切り、門をくぐる。
そこには、二頭の狛犬ならぬ二匹のドラゴンがお出迎えだ。 -
まさに古代遺跡めいている。
先ほどから気になったのだが、ほとんど人を見かけない。
観光客らしき者にまったく出会わないのだ。
ここは観光の穴場なのか、魔界に引きずり込まれるのを恐れて、誰も近づかない呪われた場所なのか? -
急に寒気を感じて、ここから逃げようとするが、赤茶けた門は固く門扉が閉ざされていて、脱出できない。
-
仕方なく、別の降り口から回り込むと、小さな十字路に出た。
ギイイイイイィーー!
突然、奇妙な鳥の鳴き声がする。
周囲を見回してみても、鳥の影すら見えない。
足元に目を移すと、鳴き声の正体が判明した。 -
これは何の鳥か?
スズメよりも大きい。
嘴を大きく開いてこちらを威嚇している。
すぐにその場を逃げるように離れた。 -
出口を探しながら木道をしばらく歩くと、今度は奇怪な建物群が現れた。
入り口をジャガーで象った藁ぶき屋根の建物。
何だろうか? -
建物の反対側に回ると、ライオンの絵が飾られている。
古代遺跡の時代から、一気に飛んで、アフリカのサバンナにある未知の原住民の村にやってきたようだ。
時間と空間が交錯している。
この庭園は、時空の迷路となって、来るものを当惑させている。 -
近づいてみるが、怖くなって入るのをあきらめた。
下へ下へとどんどん降りてゆくと、また遺跡のような場所を発見した。 -
小さな石塔が周囲を取り巻く広場のようだ。
広場の中に入ると、そこは洞窟の入り口になっていた。
長く暗い洞窟は、いったいどこに繋がっているのだろうか? -
遺跡広場を離れて、ようやくもと来た入り口の近くに帰ることができた。
-
ホッとして、周囲を散策していると、果樹園を見つけた。
中は、天井から果実が成る栽培ハウスであった。
赤い実は、リンゴではない。 -
ビニールハウスの中には1万3千個以上のトマトがぶらさがっている。
食べてみると、水分が多く甘い完熟トマトだった。
初めは奇妙なオブジェと建物に面くらったが、ここ銀河庭園はミーノータウロスの住む地獄の迷宮ではなく、禁断の果実が成るエデンであることがわかった。
トマトがとてもおいしかったので、お土産にトマトゼリーを買って帰りました。
って、最後は普通の旅行記になってるやん(笑)
庭園随想②銀河庭園~奇想の古代遺跡
おしまい。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
24